こんばんは。numlk01でございます。
朝鮮半島での海苔について調べ始めて早三ヶ月。
きっかけは次のHPやスレでした。
鍾路のり巻き
http://koreawatcher.at.infoseek.co.jp/docs/KimHistory.htm
* 全てのコピー元になるページ。ここから始まった。
長さに対して
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=pfood&nid=58482
* 8inni8の最初のスレ。鍾路のり巻きのページを元にしているが、根拠を追加してある。
で、一つ一つ文献を検証していくという方針で進めて参りましたが、
遺漏を防ぐために、ここでチェックリストを作成しておきます。
[海苔]
三國遺事 第一卷 1 紀異 延烏郎 細烏女
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102812
* 「藻」です。
『酉陽雑俎』段成式[撰]--->旁説話=金錐説話(パンソリ自体は朝鮮後期の作)
未調査
『慶尙道地理志』における「海衣」(1/2)
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=103987
『慶尙道地理志』における「海衣」(2/2)【参考:「海菜」の記述】
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=103989
* 「海衣」の初出とされている文献。地方の特産品として。海苔食、海苔養殖の記事なし。
「海衣」の記述 [世宗莊憲大王實錄十四冊 卷第四十五]
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=96796
新增東國輿地勝覽 第40卷 光陽縣
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=96737
* 「海衣」と「甘苔」とは別の産品として記録されている。
本草綱目 第16冊 第19巻 草部八 (草之八 水草類二十二種)
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102800
* 「海藻」の部分に「新羅國」についての記述がある。
許筠『屠門大嚼』 蔬菜之類
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=103008
* 「海衣」と「甘苔」は別個の食べ物とされている。また、その特徴から、アマノリに相当するのは「甘苔」である。
その結果、この時代の「海衣」は、海苔とは別個の海藻だということになる。
『東醫寶鑑』における「甘苔」他の記述
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=103916
* 「海衣」の記述がなく、「甘苔」の記述がある。
ただし、「海菜」の部分に、本草の記述の引用として「紫菜」の説明がある。
潛谷先生遺稿卷之六 請順湖南民情。速爲變通箚。 戊戌七月初十日
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102970
* 「海衣」と「海苔」が別の物として記されている。
[機械翻訳] 光陽海苔始殖址指定番号:全羅南道記念物第113号
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102761
光陽の朝鮮時代6 -事実を知り是非の判断の先駆者,金汝翼海苔養殖に成功する
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102760
* 「始殖海衣」の記述。現在墓標は残っていない。
莞島郡伝承
未調査
『物名攷』
未調査
* 「海衣 採海中石衣 作薄片如紙」の記述があるとされる。
丁若鏞 『經世遺表』 第14冊 均役事目追議 第1 藿税
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102973
* 「海苔」の初出とされていたが、より古い記述がある。現在の分類に直接関連している?
『萬機要覽』 財用編三 海稅
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=104083
全羅道光陽縣玉谷面太仁島海衣及津下面船所鎭浦市收稅冊
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102969
朝鮮総督府農商工部編纂『韓國水産誌』[第1冊]第1輯
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=103033
* 古老への聞き取り調査。
鄭文基「朝鮮海苔」(『朝鮮之水産』第百四十四號別刷)
未調査
* 上述の伝承などに関連する文献。
鄭文基 朴九秉 朴丞源 金仁培 저 「韓國近世科學技術 100年史 調査硏究 」
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=103034
[のり巻き]
「海衣裹」の記述
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=103910
* 『京都雜志』『洌陽歲時記』『東國歳時記』の調査。海衣で飯を包んだ料理は、『洌陽歲時記』以降。
また、『京都雜志』と『東國歳時記』との比較により、 「海衣裹」は、19世紀に入ってからの風俗だということが判明する。
[その他]
卷228_66 《春日江村五首》杜甫
「扶病垂朱紱,歸休步紫苔。」
http://www.xysa.com/quantangshi/t-228.htm
* 「紫苔」の記述。
靑苔錢にいう”靑苔”について調べてみた
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102348
* 「青苔」について調べた。韓国では現在、甘海苔と同じ言葉と説明されているが、中国語では「苔(moss)」でした。
朝鮮王朝實錄における”海苔””甘苔”の記述(国史編纂委員会様へのお手紙を含む)
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102885
朝鮮王朝實錄における”海衣”の記述(附、”海帯”の記述)
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102948
大和本草巻之八 草之四 瓜類、蔓艸、芳草類、水草類、海草類
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=102848
numlk01@作成中 ver.2008.04.23
numlk01|03-26 21:17
許浚『東醫寶鑑』が未調査なのは、奎章閣の原文ページが見られなくなったことによる。保存しておくべきだった。
→ xiaoke|03-26 21:22
ほんとですねぇ…奎章閣は有用なサイトだったのに。
erocup|03-26 21:28
ε(*@д@)^o/∩幾つか読んだことあるニダ
→ numlk01|03-26 21:30
ありがとうございます。とにかく昆布と若布がよく分類されていない時代のものなので、原文にあたって調べるしかないですw。
numlk01|03-26 21:29
邦訳文献はかなりあるので、原文に拘らなければ、残りは割とすぐに調べられるかもしれません。
→ numlk01|03-26 21:33
手許に大和本草のPDFがあるので、番外として、スレ化します。ある意味、本草綱目に対する当時の模範解答だと思います。貝原益軒って、やはりすごいと思いました。
numlk01|03-29 00:03
朝鮮海苔 /鄭文基 著京城(서울) : 朝鮮總督府, 昭和12[1937]朝鮮之水産第百四十四號別刷
→ numlk01|03-30 15:00
http://www.nas.go.kr/member/member_detail.asp?num=195
numlk01|03-30 03:56
'海苔'擬人化家電小説'海衣国史' http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2007/09/30/0200000000AKR20070928185800005.HTML
→ numlk01|03-30 03:57
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2007/09/30/0200000000AKR20070928178100005.HTML
→ numlk01|03-30 08:29
http://www.morningnews.or.kr/read.php3?no=1936&read_temp=20040210§ion=20
→ numlk01|03-30 08:53
http://gall.dcinside.com/list.php?id=history&no=133034
numlk01|03-30 06:03
http://e-kyujanggak.snu.ac.kr/GDS/GDS_EPJICHRR.jsp?ptype=list&subtype=ej&lclass=03&cn=GR33590_05&subtitlenum=5462
numlk01|04-20 13:06
「c.ホンブ歌ホンブ歌は本来新羅時代時から伝えて下った部屋異説化[旁説話]=今秋説話(金錐説話)とも言うこれを土台にして朝鮮後期高宗時パンソリで作われました.kimを意味する 甘苔と言うものが出ます ホンブ歌に傷に 甘苔を付けると出ます. パンギム(板海苔)の形態ではなくては絶対に不可能です」
→ numlk01|04-20 13:06
『酉陽雑俎』段成式[撰]に記載があるようです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%89%E9%99%BD%E9%9B%91%E4%BF%8E
→ numlk01|04-20 13:06
「バンイ説話【出場】唐の段成式が作った『酉陽雑俎』クォン1課『のんき御覧』クォン481 別名‘金錐説話’ともする。 “私の鼻が席子”ということわざも歯から起因したのだ。新羅時代にバンイ兄弟が生きたのに兄のバンイはとても貧しくて,もの乞いをしながら生きたし,弟(妹)は金持ちであった。ある年なのかバンイが弟(妹)に蚕と穀物種子をもの乞いしたのに意地悪が荒っぽくて暴悪な弟は蚕卵と種子をゆでて与えた。これを知らない兄は蚕を熱心に打って種もばら撒いて,よく育てた。卵中で蚕一匹が生じると牡牛ぐらい大きくなった。嫉妬が出た弟(妹)がきて,蚕を殺したが四方の蚕が皆集まって,糸をつけてくれて,兄は蚕王になった。また種子でも落ち穂が一つだけ私とした者が超えて育ったのにある日鳥一羽が飛んできて,落ち穂を噛んで逃げるやバンイは鳥をア山に入った。そこには夜をむかえたバンイは突然な子供たちが現れて,金棒を取り出して,石をたたくと望み次第食べ物があふれ出た。彼は隠れていて子供たちが別れた後置いて行った棒を拾って戻って,弟よりさらに大金持ちになった。意地悪が出た弟も兄のように行動して,鳥を坊や子供たちに会うことになった。しかし子供たちに金棒を盗み出した泥棒に集まって池を掘る罰を受けて象のように鼻を選ばれた後に戻った。家に戻って,彼は恥をこらえることができなくて気をもんで死んでしまった。(他の本によればほとんど死ぬことになった時,バンイがこの消息を聞いて駆け付けて,病気ク・ワンをして病気が治った。) そして棒は子孫に伝えられたのに,ある子孫が“このように便出せ。”で戯れたところ突然雷が打ちながらオディロンジ消えてしまった。新羅の人バンイに対する説話. 兄と弟(妹)の間の葛藤を通じて勧善懲悪を見せている。」http://www.kuyam.net/bbs/zboard.php?id=L0003& amp;page=1&sn1=&divpage=1&sn=off&ss=on&sc=on&select_arrange=headnum&desc=asc&no=78&PHPSESSID=2ae6d7c0bad7eb43828dd670695789a2....
→ numlk01|04-20 13:06
「酉陽雑俎(ゆうようざっそ)は、中国の唐代に荒唐無稽な怪異記事を集録した書物である。段成式(773年 - 863年)撰、20巻・続集10巻。860年(咸通元年)頃の成立である。」「テキストの伝世に関しては、不明な点が多く、後集10巻の中には、明代の遺文を蒐集した部分が少なからず含まれるとされる。」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%89%E9%99%BD %E9%9B%91%E4%BF%8E
numlk01|04-20 13:09
"キム・ヤンシク,日本より韓国が先立って‥事実上世界最初" http://news.empas.com/show.tsp/cp_cb/20080324n02007 "あえて見渡すとは…制が'海苔'である" http://jb.breaknews.com/sub_read.html?uid=2407
numlk01|04-23 09:29
http://www.hangeulmuseum.org/new/information/bookData/book_view.jsp?fileName=00172a00000aa000a&d_code=00172&g_class=&pg=0
numlk01|10-03 11:41
http://coldstar.egloos.com/2940119