森かずとしのワイワイ談話室

平和・人権・地球・子育て・教育・くらし・そしてまちを語る

中央公園前でサイレントアピール

2009-04-05 23:17:08 | これでいいのか金沢・日本そして世界
 朝鮮民主主義人民共和国が予告通り5日11:30頃に人工衛星ロケットを打ち上げました。冷静さを欠き、不安と戦時体制を煽り立てるような政府、マスコミの過剰報道に対し、市民の小さな声を発信しようと、今日午後から、中央公園入口付近でアピールボードを背に、座り込みました。また行き交う人に声明を手配りしました。
 声明のテーマは「ソマリア沖から海上自衛隊は帰ってこい」そして「ロケット「迎撃命令」は撤回せよ」の二本です。いずれも、国際情勢に対し、憲法が禁じる軍事力による対応を強行している点で平和を求める市民に脅威を与えるものと考える有志が行動しました。
 好天の下、まちには多くの人が行き交い賑わいました。150枚用意していた声明ビラが結局260枚受け取られました。子どもたちには、平和の象徴としてNさんがつくる竹とんぼを配り、子どもたちの将来の平和に責任を持ちましょうと、保護者にチラシも手渡しました。
 「北朝鮮が攻めてくるがに、あんたらそんなことしたらだめや!」想定していたこんなことを言い残して行った男性が一人、後は立ち止まって、汚い手書きのメッセージをじっと読んでいく人、「北朝鮮にはお金をやって、かわいがっておけばこんなことにならんわいや」、「ソマリアは食べていけれんがやろ」と、本質を突く一言を発した高齢者もいました。
 知人にも何人も会いました。皆、ご苦労様とねぎらいながらビラを受け取ってくれました。
 10人の有志による小さな意思表示ですが、政治的茶番劇には、一言もの申しする。そんな見方がある。小さな継続を誓い合って17:00修了しました。

 私は、本当に世界の平和を願い、拉致問題の解決を実現しようとするなら、仮想敵国として排撃し、一方的な制裁・締め付けを強化するという方針は誤りだと考えています。この間の経過がそれを示しています。政治が全力を傾けるべきは国交の正常化交渉です。その障害を自らつくりだす日本政府の居丈高な対処は愚行です。
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7 コメント

韓国の情報から (森 かずとし)
2009-04-05 23:51:38
メールで以下の情報が寄せられました。転載します。ー以下転載ー

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は、本日4月5日午前11時30分、人工衛星を打ち上げました。
韓国政府当局者も、人工衛星打ち上げと確認しています。

これを口実として、日本政府は安保理の緊急招請を要請、4月13日に期限切れを迎える「対北朝鮮
制裁」の延長と「追加制裁」をおこなおうとしています。

私たちはこれに強く反対していく必要があると思います。
以下、聯合ニュースの速報です。
****************************************************************************

2009/04/05 12:05
政府当局者「北朝鮮ロケットは人工衛星と確認」(韓国・聯合ニュース)

【ソウル5日聯合ニュース】政府当局者が5日、北朝鮮が発射したロケットは衛星と確認されたと明らかにした。ロケットの軌跡から判断し、ミサイルではなく宇宙発射体だと把握されたと説明した。ただ、発射が成功したかどうかについてはまだ確認が必要だとした。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2009/04/05/0200000000AJP20090405001300882.HTML
ピースボートさんがまさか (平和市民)
2009-05-14 15:51:48
平和主義と信じていたピースボートさんが、
ソマリア沖で海上自衛艦に護衛を頼んだそうです。
そして、実際に護衛されたようです。

もうピースボートさんは信用出来なくなりました。

森さんも、今後は、ピースボートさんから距離を置くべきではないでしょうか。
どんな事情があろうとも、自衛艦のソマリア派遣による利益を受けることは許されない行為です。
確かに耳を疑うことですが (森 かずとし)
2009-05-16 12:48:43
 そうですね、旅行社による対応を追認という流れだったようですが、強い違和感を憶えます。ただ、ニュースソースを探して見ましたが、いまのところ、産経新聞発の情報と反平和運動団体とおもわれるサイトやブログでの情報しか引っかかってこないのです。これはどうしたことでしょうか。
Unknown (核武装論者)
2009-05-20 08:07:18
>これはどうしたことでしょうか。
ご自分で調査されたらどうです。貴方方の立ち位置の根幹に関わる大問題ですよ。武力武器兵器軍隊は要らない、対話で何でも解決を標榜されていながら、いの一番に我が帝国海軍に庇護を求める二枚舌。非常に不愉快なのは貴方も同じたと思いますが。
もとより (森 かずとし)
2009-05-21 00:55:15
もとより、強い関心をもっています。平和運動にかかわる関係団体と議論に参加することになるでしょう。
Unknown (核武装論者)
2009-05-21 08:48:57
>平和運動にかかわる関係団体と議論に参加することになるでしょう。

今、まさにソマリア海域を航行している船舶、紛争内戦地域で生きてる人々に議論してる時間など無いのですよ。一発の銃弾で終わりです。平和まみれの日本でアピールだのデモ行進だの九条信者の行為がいかに馬鹿馬鹿しいことか、日本で生活できることがどれほどの幸福か、護憲派の理屈が日本以外では全く通用しないことが図らずも、ソマリア派遣反対の、自衛隊軍隊不要論を訴えてきたピースボートによって周知されることになったという事は大きな一歩かも知れません。
ためにする論議 (森 かずとし)
2009-05-22 03:21:19
 関心を持っても、依然として関係情報が引っかかってこない。ネット上の論調は、ほとんどが同じようなためにする論議。議論するまでもないことと受け止められていることのようです。
 私も、違和感を憶えたと書きましたが、少々感覚的に過ぎたようです。
 改めて考えてみれば、海域通行する場合に、自衛艦が護衛するしくみを決めたのは、政治ですね。何が何でも自衛隊だと警察対象の強盗集団に国家の武装集団を差し向けた。護衛の状況を受け入れざるを得なかった。そう考えると、つくられた既成事実が追い込んだことに見えてきますよ。
 好戦的な勢力は、待ってましたと批判の揚げ足取りをする。常設の災害救助組織を育成せず、災害時に自衛隊を出動させる。自衛隊に反対している者が、自衛隊に救助されると、自己矛盾だと批判する。これとそっくりの論理です。よく使われてきた常套句。そう、イラクで人質となった青年たちに浴びせられた病的とも言える罵声をも思い出させます。
 いかなる考え方を持つ国民をも守る責務が政府にはある。その方法が悪いと言っているのです。
 ソマリアの貧困に手を貸してきた大国、資源権益を手に入れてきた大国、海を汚染して漁場を荒らした先進国が責任をとらないなら、日本が国際社会を先導して責任をとらせることに汗をかくことです。そうなれば、海賊の方が道を開けてくれるでしょう。
 現実現実とおっしゃるが、武力が問題を解決できたという現実などありません。 

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