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経済

JR北海道、学園都市線電化へ 桑園−あいの里公園 数年後めどに (05/14 07:34)

 JR北海道は本年度から、学園都市線(桑園−新十津川)の桑園−あいの里公園間の一五・一キロの電化に着手する。完成には数年かかる見通し。同線の札幌近郊区間は沿線人口増で利用者が増えており、電化により、列車の高速化や騒音低減を図る。

 同社などによると、総事業費は三十五億円で、うち七億円が国費、残りを同社と地元自治体で負担する。国費分は本年度の国の補正予算案に計上された。電化により、既存のディーゼル列車よりも加速性能が向上、燃料費や車両の補修費の低減も見込めるという。将来は、あいの里公園−北海道医療大学間(一三・八キロ)も電化を検討する。

 同線は全七六・五キロが非電化区間。近年の札幌近郊での人口増に伴い、札幌−石狩当別間の利用者は一日二万三千八百人(二〇〇八年度)と十年間で二割増加。通勤・通学ラッシュが深刻となったため、二〇〇〇年に八軒−あいの里教育大間を複線化し、列車運行本数を増やした。ただ、ディーゼル車の老朽化が著しく、騒音や排ガスの問題もあり、電化が課題となっていた。

 同社の電化率は全道で17・5%で、電化は〇三年の宗谷線の旭川−北旭川間の五・七キロ以来となる。

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