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宇宙人ピッピ

一言メッセージ：☆地球に平和を。☆

反戦

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反戦平和の手帖

傑作(0)

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タイトル：反戦平和の手帖　－あなたしかできない新しいこと
著者　　：喜納昌吉、Ｃ･ダグラス･ラミス
出版社　：集英社新書

　平和でいるためには武力は必要という前提の下、戦争を限定的に肯定する論理を「正戦論」という。この考え方が、各国の法制度や国際法の基盤となり、反戦平和を嘲笑う現実主義者たちの論拠ともなっている。しかし、彼らの常識は、ほんとうに「現実的」なのだろうか？
　本書では、沖縄の悲劇を直視し続ける音楽家と、元アメリカ海兵隊員の政治学者という異色コンビが、自らの来歴を振り返りながら、第二次世界大戦後のアメリカ、日本、沖縄における既存の運動のあり方を具体的に検証していく。着実に進行しつつある滅亡の現実に抵抗するための、一般常識としての反戦平和。

まえがき　Ｃ･ダグラス･ラミス
　序　章　「現実的な戦争」は存在するか？
第１部　戦後６０年を語る
　第１章　ハイサイおじさんと戦争の狂気　－喜納昌吉が見た戦後世界（～1972年、沖縄復帰まで）
　第２章　「戦争をしません」から「戦争は禁止されています」まで
　　　　　　　　　　　　　　　　－ダグラス･スミスが見た戦後世界（～1972年、沖縄復帰まで）
　第３章　２０世紀の社会運動を振り返る　－沖縄の本土復帰以後
第２部　私たちに何ができるか
　第４章　もう間に合っていない問題の解決策
　第５章　一般常識としての反戦平和
あとがきにかえて　喜納昌吉インタビュー

喜納昌吉
１９４７年、沖縄生まれ。音楽家、参議院議員。代表曲に「ハイサイおじさん」「花～すべての人の心に花を～」など。著書に『すべての武器を楽器に』ほか。

Ｃ･ダグラス･ラミス
１９３６年、サンフランシスコ生まれ。元海兵隊員。政治学者。元津田塾大学教授。著書に『憲法と戦争』『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』ほか。

　反戦平和。

　ヘビーな問題です。

　「へっ、理想主義のクソ野郎！」などと言われたりします。

　でも、私も、反戦平和を追い求めていきたいです。私にできること、私なりのやり方で。。。

　印象に残ったお二人の対話。

P138
喜納　原発は遠いところに、米軍基地も遠いところに。ではいったい誰にとって遠いところなのか。

ラミス　安保に賛成というなら、自分の住むところに米軍基地を誘致して下さい、というのと同じですよね。本当に賛成なら、原発も基地も自分の家の隣に置くべき。反対というなら、遠いところに置くんじゃなくてぜんぶなくすべき。どちらかです。

P186～187
ラミス　･････軍隊では、私の場合、米軍の海兵隊に在籍していたわけですが、過酷な訓練をさせられるんです。肉体的に過酷なのはもちろん、健全な考えができなくなるように、精神も徹底的に追い詰められる。なぜそうするかというと、人を平気で殺せるような人間を作るためなんです。

－キューブリックの映画『フルメタル･ジャケット』でも、新兵が意味なく罵倒されて、人格をボロボロにされていく過程が描かれています。

喜納　人間らしい感覚を破壊しないと、人は殺せないということでしょう。

ラミス　まったくそうですね。仕事と割り切れば、人殺しなんて簡単なんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、普通の人間に人は殺せないんです。だから、一度人格を殺す。バカにしたり、無意味な命令を遂行させたりするんです。

P199～200
ラミス　･････最前線で６０日間、毎日、毎日戦争したら、人間はどうなるか。泣き叫ぶ、手が震える、立てない、ゲーゲー吐く、原因もなく目が見えなくなる、声が出なくなる。いろんな症状があるんですが、ノイローゼですよね。９８パーセントの人間が、重いノイローゼになるんです。

喜納　ベトナム戦争から撤退してきて自殺した米兵の数は、戦死した米兵の数と同じくらいでしょう。せっかく体は生きて帰れても、魂は死んでしまったようなもの。生きるエネルギーを根こそぎ失ってしまったということ。

ラミス　自殺しなくても、ホームレスになったり。アメリカのホームレス、ベトナムのベテランが多いんです。もしくは麻薬産業にかかわって牢屋に入っていたり。１８、１９歳でベトナムへ行って１年間、人殺しと麻薬の売買ばっかりやっていた人は、帰ってきてからどうなる。それ以外のスキルは、ないわけですね。帰ってきても、それしか知らない。ベトナムのジャングルでやっていたことを、ロサンゼルスのジャングルでやり続けるわけです。
　もちろん侵略されたほうが苦しいんだけれども、侵略する側にも、そういった苦しみが隠されているんですね。映画なんかでは、人を殺すことがかっこいい、みたいなものもありますけれど、現実はそんなスマートなものじゃない。おかしくなるんです。

喜納　殺す側にも殺される側にも、トラウマができる。

－これだけ悲惨な境遇なのに、なぜ軍隊へ入る人間が後を絶たないのでしょうか。

ラミス　仕事のない黒人とヒスパニックの人々の比率が増加している。入隊するのは貧しいから、市民権がほしいからといった理由がほとんどです。

喜納　戦場へ行け、と命令する政治家の息子たちが、軍隊に入っても最前線では戦わない。日本でも戦争のときは、在日朝鮮人やアイヌが優先して最前線に送られました。同じですね。

　戦場、軍隊、自殺というキーワードで思い出すのは、自衛隊の自殺者のことです。

　たしか、2005年だったか、2006年だったか、比較的短期間のうちに、イラクから帰還した自衛隊員の自殺が７件、相次いで発生したと記憶しています。

　ちなみに、自衛隊全体では、毎年、年間６０人～８０人の自殺者が出ています。

　オソロシイ。。。

　喜納さんは、２００４年の参議院選挙で、民主党から立候補して当選されています。

　「なんで、民主党なんだぁ～、バカヤロウ」みたいな批判があったそうですが、巻末のインタビューのところで、そのあたりの事情が書かれています。

　本書のオススメ度 ★★★★☆

※　自衛隊における自殺事情については、↓『悩める自衛官　自殺者急増の内幕』(三宅勝久著、花伝社）が、オススメ。。。

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転載元: 風の「夢から覚めた夢」

コメント（1842）

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お久しぶりっこ＾＾。

種を残すのが、種の存在理由。

種を滅ぼすことは、できるはず無いよね。

自個とか、自我の領域などお呼びでない。

2007/9/7(金) 午後 3:12 [ kanshin59 ]

kanshinさん。おひさしぶりっこ。^^

種を残すのが、種の存在理由。

だとすれば、イギリスの産業革命を境にして、人間は他の動植物の種の保存について破壊行為の限りを尽くしてここに至った。
地球という惑星においてね。
経済活動が環境破壊に直結してしまい、この１００年で絶滅した種の数は地球に生命体が生まれてこのかた最大数になった。
絶滅種・絶滅危惧種の数のことです。
地球が誕生し何十億年が過ぎた。生物が誕生した、人間が誕生した。
そしてこのたった１００年の間に地球環境は人間という種の保存さえ危ういほどの壊滅的な速度で悪化している。
他の生物の生存に不適となった地球で人間という種はいつまで長らえることが出来るのでしょうか。

死は人間にとっても避けられない絶対的な事実だとすれば。
ながらえているうちはせめて平和に暮らしたいもの。平和に生きたいもの。戦争は誰をも幸福にすることはありません。

このごろそんなことを考えてしまうピッピです。

2007/9/7(金) 午後 5:14

こんばんわぴっぴさんアバター変えまくりでしたね。
今回のはいい線いってますよ。
ところで、私、英文のブログも開設潮ましたが、良くわかんない（爆笑）

話は合わないのですが、参議院の先生になった北海道出身の自衛隊の隊長は
おバカで政治のイロハも知らないやつですね。
イラクでは「いざというときは戦争に巻き込まれるつもりで作戦を立ってた」つまり、「武器を使用し、攻撃ができるような計画を持っていたんだ」、「それを恥じないし、処分されてもいいんだ」みたいなことを自慢げに言ってた。しかし問題にならないのはなぜ？
マスコミは静かだね。

2007/9/7(金) 午後 10:25

おはようございます。マナセさん。
ピッピは子供のころから着せ替え人形が大好きだったんです。
アバターで遊ぶのが面白い。
かつ、いまこのブログは☆お知らせ☆にもあるようにアラシのターゲット。記事は更新してないけど自分のブログを管理しているよっていう合図のつもりでもあります。

佐藤正久氏については、下記URLブログ記事を。☆～
http://blogs.yahoo.co.jp/tocka_jikkoi/50812038.html
http://ankoku-mirai.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_1791.html

ところで、天王のお祭りの件ですが、船越側から出る「蜘蛛舞い」に興味があります。「日本書紀」などでは、大和朝廷が地方の豪族等をやっつけたことを「土蜘蛛」をやっつけたという神話ストーリーにしているとか・・・。

2007/9/8(土) 午前 9:21

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ピッピさん、物事を解決せずにエントリを立てて話をなかった事にする気ですか？
2007/9/8(土) 午後 7:21 [ redpurge200l ]鍵

2007/9/8(土) 午後 8:24

何を言いたいのですか。
何の話をなかった事にするのですか。
内緒でコメ入れる必要なんてありませんよ。
この記事に対する意見があったら堂々と記述してください。

2007/9/8(土) 午後 8:26

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200ℓには議論の資格がないことが明らかになったので、今後は無視して結構ですよ。
http://blogs.yahoo.co.jp/jinne_lou/50754414.html

2007/9/8(土) 午後 9:09

「土蜘蛛」と「熊襲」は同時代少し下がって「蝦夷」というのも同系列の蔑視名称かも？

ただユダヤ人は違うユニークな見方をしています。
「土蜘蛛」＝トシュエイグモ
熊襲＝ケモシュ
蝦夷＝エブス
という記事が旧約聖書に出ていて、その背景も意味も結構似てるんです。
私も危うく、イスラエル十部族＝ヤマト民族になるところでした。
このことは私の記事にありますので後で見てね。
ところで、砂糖というやつは肩で風切ってあいていたというから、エリートで頭は良くても、人格が低そうだ。

2007/9/8(土) 午後 10:47

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記事を書いた後気がついたけど、アバターに５ぼう星（ダビデの星）が偶然にもあり、少しシンクロを感じました。

2007/9/8(土) 午後 10:52

ピッピさん、ごぶさたしています。反戦平和は間違っていませんよ。それに反戦は究極の現実主義ではないかと思います。
この２冊はぼちぼち読んでみようと思っています。自衛隊員の自殺者急増はおそらく海外派遣が本来任務になり、より「軍隊」に近いストレスの多い状況にさらされることが多くなってきたからではないかなと思いますが、その答えは本で見つけることにします。

2007/9/9(日) 午後 0:05 [ fuj*sa*_22*0 ]

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何故自殺するのだろう？
己の犯罪が露見するのを恐れて？

2007/9/9(日) 午後 0:36

実際の「戦争で人を殺した事がある人」にしか。《自己防衛の為の攻撃》の意味が分からない気がする。私はその「真実」がわからないので「防衛策」には疑問をもちます。【戦争経験者のみなさん】はみんな【反対】されているのが一番分かりやすい【答え】ではないでしょうか？（指導する人｛戦争で利益を得た人｝意外）◎戦争は人が人として生きれない状況と私は今のところ理解しています。

2007/9/9(日) 午後 4:29

『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』←この疑問は【衣服を身にせず電化製品も手にせず生きている民】に聞けば早いと思います。愛する人と友に生きる事それだけが生きる目的で幸せと感じているのであればおのずと《豊》の元がわかる気がします。《心の豊》を選ぶか《物質の豊》を選ぶかですよね？

2007/9/9(日) 午後 4:32

顔アイコン

そして。物質の豊と「エゴ」が重なると「戦争」？なのかなぁ？なんて＾＾

2007/9/9(日) 午後 4:33

Jinne lou さん。
いつもありがとうございます。m(_ _)m

2007/9/9(日) 午後 6:27

マナセさん。こんばんは。
ユダヤ１０部族の書庫を少し読ませていただきました。
世界の謎は深まるばかりですね。
でも、今後の解読が楽しみでもありますね。☆

2007/9/9(日) 午後 6:29

ふじさん。こんばんは。
今日、夕ご飯を食べているとき、ふとテレビの音が・・・
この冬、総選挙があるとか。
自民党政権に絶対にノー！とつきつけたいですね。
本はわたしも読んでみないと・・・ ^^

2007/9/9(日) 午後 6:32

SWさん。コメントありがとうございます。☆
何故でしょうね・・・
本を読んでみないとわかりませんが・・
イラクで自衛隊員にいったいどんなことがあったのでしょうか。
もしも、上官がすべて佐藤正久氏のような考えの人たちだったら、
隊員は自分の命を守ってはもらえないのですから・・不安やストレスからということも想像ですが考えられなくもないような気がしますが、まずは本を読んでからですね。

2007/9/9(日) 午後 6:36

yumiちゃん。いつもコメントをどうもありがとう。☆

【戦争経験者のみなさん】はみんな【反対】されているのが一番分かりやすい【答え】ではないでしょうか？

ほんとうにこのことが重要なことだと思います。

2007/9/9(日) 午後 6:39

「風」さんから来ました。
ファンぽちしました。
よろしく！！

2007/9/9(日) 午後 9:39

はじめまして。楽器屋さん。☆
ファンポチどうもありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。♪

2007/9/10(月) 午後 1:06

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出版社に本の転載許可はとりましたか？
無断引用は禁止されていませんか・・。

2007/9/14(金) 午後 2:52 [ gasodammk2 ]

gasodammk2さん。redpurge200lという別のニックネームを持っていませんか。
この記事は本のレビューという形で出来ています。
>印象に残ったお二人の対話。
以降の掲載は本の感想に含まれるものであり特に著作権を侵害している事例にはあたらないと思います。
それよりも、redpurge200lとsasodammk2とふたつのニックネームを持ちあたかも別人であるかのように見せかけてコメントを入れるネット上の迷惑行為のほうが問題視されていいのではないかと思います。

2007/9/15(土) 午後 1:26

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生姜湯作ってお飲み＾＾。

体を冷やさないようにね。

2007/9/15(土) 午後 7:11 [ kanshin59 ]