東京都健康安全研究センターは、女子高校生から採取した検体について、感染確認のための検査とは別に、さらに時間をかけてウイルスの遺伝子配列を詳しく調べる検査を行った。その結果、女子高校生が感染した新型インフルエンザのウイルスは、メキシコで流行しているものとは異なり、ニューヨークで流行しているものと遺伝子配列が非常に近いことが判明した。

　女子高校生は１８日までの１週間、ニューヨークで開催された「模擬国連」に参加するため現地に滞在しており、東京都は、女子高校生は帰国の際の機内や日本国内での感染ではないとの見方を強めている。