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2007/08/25のBlog
[ 21:57 ]
[ 社会 ]
新人看護師に臨床研修、技術低下歯止め狙う…厚労省
いやはや、”本末転倒”の発想もここまで来ると驚きを超える。
この記事は、新人看護師の80%以上が、注射、止血など16項目について1人では無理、という統計データが出たというものである(これ自体も衝撃的だが、特に驚くことはない。とうの昔に私は「何が科学をつぶすのか?」の中で看護師の問題も取り上げたからである)。
それで、看護師の”レベル低下”に困ってしまった厚生労働省が、”新人”看護師のための研修を行うための”調査”のために、「来年度予算の概算要求に約2億5000万円を盛り込み、全国25か所で1か所につき60人程度の新人看護師の研修事業を2か月間実施」するというお話。
「看護力の低下は、医療ミスだけでなく、自信喪失による早期離職も招いており、同省では、研修制度を充実させることで、新人看護師の職場定着にもつなげたい考えだ」
というからさらに驚く。
何が間違っているかって?
そりゃー、一人立ちしていない看護師を”卒業”させることであろう。
この問題の解決策ほど”自明”なものはない。
卒業検定資格試験に「基礎的な看護技術80項目の全項目の実施」を入れて、すべてを1人で行えるもののみに看護師資格を与えればすむことである。
自動車の運転免許取得と同じで、実技、法規(学科)を課して、卒業認定すればいいことではないのだろうか。
出来の悪い看護士を卒業させ、そんな連中に看護師免許を与えること自体犯罪行為である。にもかかわらず、それを、わざわざ出来の悪い”新人”看護師のために税金を使って研修させるというのはあまりに馬鹿げている(新人でない看護師のための研修というのならまだ理屈は分かるが)。まったく本末転倒症候群もここまで来ると、犯罪的である。
まあ、そうやってまた新手の「天下り団体」を作りたいのだろうヨ。
ところで、私は10年前に「専門職のレベルと待遇の維持(日経サイエンス、 Letter&Opinion、1997年6月号、12(1997)」というものを書いていたが、専門職のレベルの問題は、そこで指摘したように、すでに答えは出ている。”専門職”というものは、基本的には、頭数で行くのではなく、少数精鋭方式でいかねばならないものなのである。ここを官僚も学者もたいていは間違う。底辺や裾野を広げれば、トップもレベルがあがると考えてしまうのである。
しかし、これは明らかなる間違いである。専門職の場合は、門戸を広げ過ぎると、「悪貨は良貨を駆逐する」というような現象が必ず起き、その部門の中で一番優秀な人の職がマジョリティーのレベルの低い人々によって奪われてしまうのである。
ブラウンレポートの偉大なところは、戦後すぐにもかかわらず、この点を見事に分析して発見したことである。
大学院問題やポスドク問題、看護師問題や医師問題、などすべては同じ問題を含んでいるが、前2つは文科省(旧文部省)の取った失敗、後者は厚生労働省(旧厚生省)の取った失敗なのである。
10年前にそれとなく私が言っていたことが真実であると、今となってみれば誰の目にも明らかなのですナ。
いやはや、”本末転倒”の発想もここまで来ると驚きを超える。
この記事は、新人看護師の80%以上が、注射、止血など16項目について1人では無理、という統計データが出たというものである(これ自体も衝撃的だが、特に驚くことはない。とうの昔に私は「何が科学をつぶすのか?」の中で看護師の問題も取り上げたからである)。
それで、看護師の”レベル低下”に困ってしまった厚生労働省が、”新人”看護師のための研修を行うための”調査”のために、「来年度予算の概算要求に約2億5000万円を盛り込み、全国25か所で1か所につき60人程度の新人看護師の研修事業を2か月間実施」するというお話。
「看護力の低下は、医療ミスだけでなく、自信喪失による早期離職も招いており、同省では、研修制度を充実させることで、新人看護師の職場定着にもつなげたい考えだ」
というからさらに驚く。
何が間違っているかって?
そりゃー、一人立ちしていない看護師を”卒業”させることであろう。
この問題の解決策ほど”自明”なものはない。
卒業検定資格試験に「基礎的な看護技術80項目の全項目の実施」を入れて、すべてを1人で行えるもののみに看護師資格を与えればすむことである。
自動車の運転免許取得と同じで、実技、法規(学科)を課して、卒業認定すればいいことではないのだろうか。
出来の悪い看護士を卒業させ、そんな連中に看護師免許を与えること自体犯罪行為である。にもかかわらず、それを、わざわざ出来の悪い”新人”看護師のために税金を使って研修させるというのはあまりに馬鹿げている(新人でない看護師のための研修というのならまだ理屈は分かるが)。まったく本末転倒症候群もここまで来ると、犯罪的である。
まあ、そうやってまた新手の「天下り団体」を作りたいのだろうヨ。
ところで、私は10年前に「専門職のレベルと待遇の維持(日経サイエンス、 Letter&Opinion、1997年6月号、12(1997)」というものを書いていたが、専門職のレベルの問題は、そこで指摘したように、すでに答えは出ている。”専門職”というものは、基本的には、頭数で行くのではなく、少数精鋭方式でいかねばならないものなのである。ここを官僚も学者もたいていは間違う。底辺や裾野を広げれば、トップもレベルがあがると考えてしまうのである。
しかし、これは明らかなる間違いである。専門職の場合は、門戸を広げ過ぎると、「悪貨は良貨を駆逐する」というような現象が必ず起き、その部門の中で一番優秀な人の職がマジョリティーのレベルの低い人々によって奪われてしまうのである。
ブラウンレポートの偉大なところは、戦後すぐにもかかわらず、この点を見事に分析して発見したことである。
大学院問題やポスドク問題、看護師問題や医師問題、などすべては同じ問題を含んでいるが、前2つは文科省(旧文部省)の取った失敗、後者は厚生労働省(旧厚生省)の取った失敗なのである。
10年前にそれとなく私が言っていたことが真実であると、今となってみれば誰の目にも明らかなのですナ。
[ 21:54 ]
[ 昔のエッセイ ]
以下は、日経サイエンス、 Letter&Opinion、1997年6月号、12(1997)の投稿欄に出した意見である。ここに参考のため再録しておいた。
【専門職のレベル低下を止めるには?:ブラウンレポートの重要性 (専門職のレベルと待遇の維持)】
皆さんといっしょに「ある専門職を異なるレベルの資格を持つものが奪いあう時、何が起こるか?」という専門職の待遇とレベルの維持に関する興味深い問題を考えてみたい。
まず看護婦の場合、正准看護婦2種類の資格と無資格の看護助手があり、専門性も給料もこの順で高くなる。准看護婦には働きながら資格試験を受けて正看護婦になれる道があるため、民間の病院はまず准看護婦の方を多く採用し、そのうち正看護婦になってもらおうとする。しかし一度准看護婦や看護助手の方が支配的になると、本来正看護婦は患者の看護が仕事であるが、患者の入浴、食事の世話や資料配達などの雑務まで次第に要求されるようになる。そして夜勤日勤の物理的な大変さと重なり、身体の不調を訴え辞めていく。その結果、正看護婦の数は減少し看護婦不足になる。常に需要に供給が追い付かない。
次に科学者の場合、専門性は学士、修士、博士の順で高く、当然年齢も給料もこの順で高くなる。修士は働きながら論文博士になれるため、企業は修士を求める。このようにして、企業にある博士のための職は減る。やがて修士も博士も研究者として同等とみなされ、博士は修士同様自分の専門を売り物にできなくなる。
以上でお分かりのように、
(1)ある専門職を異なるレベルの資格を持つものが奪いあうと、その中の最も専門性の高い人の職が奪われ、その結果として専門職全体のレベルが低下する。
さらに、
(2)一つの専門職の価値は需要と供給のバランスで決まる。
これが、ブラウン博士が「アメリカの看護教育とその実態」の調査に関して1948年に発表した、有名なブラウンレポートにある発見である[1]。彼女は「質の低い看護婦をたくさん世に送り出しても、看護婦不足の解消にはならず、むしろ看護婦の価値を下げる。逆に数は少なくとも優れた看護婦を世に送り出すことが看護婦不足を解消する」と言う。解決策として、この50年間にアメリカは看護学校を廃止し、大学に看護学部をつくり大学院を設置した。その結果すでにPh.D.を持つ看護婦まで出現している。
このように、専門レベルの統一と過剰供給しないことが専門職のレベルと待遇の維持に極めて大切である。文部省の意向に従い、大学院をどんどん作り大量の大学院生を入れ、科学者のあたま数だけを増やせば、ノーベル賞を取るような学者が育つかというとそうはならない。むしろ、論文博士制度や修士制度を廃止し、専門性を高めレベルを上げることが、研究者不足を解消することにつながるのである。アメリカがブラウン博士に従って成功した事実を忘れてはならないだろう。
[1] エスター.L.ブラウン、「これからの看護」、(日本看護協会出版会、1966)] 。
(1997年2月5日)
【専門職のレベル低下を止めるには?:ブラウンレポートの重要性 (専門職のレベルと待遇の維持)】
皆さんといっしょに「ある専門職を異なるレベルの資格を持つものが奪いあう時、何が起こるか?」という専門職の待遇とレベルの維持に関する興味深い問題を考えてみたい。
まず看護婦の場合、正准看護婦2種類の資格と無資格の看護助手があり、専門性も給料もこの順で高くなる。准看護婦には働きながら資格試験を受けて正看護婦になれる道があるため、民間の病院はまず准看護婦の方を多く採用し、そのうち正看護婦になってもらおうとする。しかし一度准看護婦や看護助手の方が支配的になると、本来正看護婦は患者の看護が仕事であるが、患者の入浴、食事の世話や資料配達などの雑務まで次第に要求されるようになる。そして夜勤日勤の物理的な大変さと重なり、身体の不調を訴え辞めていく。その結果、正看護婦の数は減少し看護婦不足になる。常に需要に供給が追い付かない。
次に科学者の場合、専門性は学士、修士、博士の順で高く、当然年齢も給料もこの順で高くなる。修士は働きながら論文博士になれるため、企業は修士を求める。このようにして、企業にある博士のための職は減る。やがて修士も博士も研究者として同等とみなされ、博士は修士同様自分の専門を売り物にできなくなる。
以上でお分かりのように、
(1)ある専門職を異なるレベルの資格を持つものが奪いあうと、その中の最も専門性の高い人の職が奪われ、その結果として専門職全体のレベルが低下する。
さらに、
(2)一つの専門職の価値は需要と供給のバランスで決まる。
これが、ブラウン博士が「アメリカの看護教育とその実態」の調査に関して1948年に発表した、有名なブラウンレポートにある発見である[1]。彼女は「質の低い看護婦をたくさん世に送り出しても、看護婦不足の解消にはならず、むしろ看護婦の価値を下げる。逆に数は少なくとも優れた看護婦を世に送り出すことが看護婦不足を解消する」と言う。解決策として、この50年間にアメリカは看護学校を廃止し、大学に看護学部をつくり大学院を設置した。その結果すでにPh.D.を持つ看護婦まで出現している。
このように、専門レベルの統一と過剰供給しないことが専門職のレベルと待遇の維持に極めて大切である。文部省の意向に従い、大学院をどんどん作り大量の大学院生を入れ、科学者のあたま数だけを増やせば、ノーベル賞を取るような学者が育つかというとそうはならない。むしろ、論文博士制度や修士制度を廃止し、専門性を高めレベルを上げることが、研究者不足を解消することにつながるのである。アメリカがブラウン博士に従って成功した事実を忘れてはならないだろう。
[1] エスター.L.ブラウン、「これからの看護」、(日本看護協会出版会、1966)] 。
(1997年2月5日)
2007/08/24のBlog
[ 18:02 ]
[ サッカー ]
カメルーンに2一0で勝つサッカー国際親善試合
キリン・チャレンジカップ(22日、大分・九州石油ドーム)vsアフリカの強豪カメルーンは、日本2一0カメルーン。
遠藤からのボールをトゥーリオのバックヘッドで1点。後半終了まぎわ、山瀬の見事なロングシュートで2点目。勝負あり。
私は、この試合は全部見たが、日本は相変わらず、アウェーに弱く、ホームには強いのだろうか。
強豪カメルーンに実に良い試合をしたと思う。
いずれにせよ、悪名高いフォワード陣を入れ替えたことが成功したようだ。
キリン・チャレンジカップ(22日、大分・九州石油ドーム)vsアフリカの強豪カメルーンは、日本2一0カメルーン。
遠藤からのボールをトゥーリオのバックヘッドで1点。後半終了まぎわ、山瀬の見事なロングシュートで2点目。勝負あり。
私は、この試合は全部見たが、日本は相変わらず、アウェーに弱く、ホームには強いのだろうか。
強豪カメルーンに実に良い試合をしたと思う。
いずれにせよ、悪名高いフォワード陣を入れ替えたことが成功したようだ。
日本はベトナムに辛勝五輪最終予選がスタート
U一22サッカー男子の北京五輪アジア最終予選初戦(22日東京・国立競技場)、C組の日本はベトナムに1一0で辛勝した。
『日本は圧倒的に攻めながら得点できない展開が続いたが、前半終了間際に柏木(広島)の右CKを青山直(清水)が頭で合わせて先制した。その後も惜しいチャンスが何度もあったが、追加点は奪えなかった。』
とあるように、平山の相変わらずの何とも言えないプレーでことごとくチャンスを潰した。いったい反町監督はいつまでこの平山を使い続けるのだろうか。平山よりずっと良いカレン・ロバートを落選させたことからも、何とも言えないものを感じていたが、どうもよく理解できない。
かなり格下のベトナム相手にU一20組の力を借りてやっと得点できたというお粗末さ。
私は、途中でBSの加山雄三の「アルプスの若大将」のほうにチャンネルを変えてしまった。こっちの方がよほど面白かったヨ。
はっきり言って、平山の才能はこんなものなのだから、あまり反町監督はかいかぶらない方が賢明だろう。平山の顔はあまり見たくないネ。
U一22サッカー男子の北京五輪アジア最終予選初戦(22日東京・国立競技場)、C組の日本はベトナムに1一0で辛勝した。
『日本は圧倒的に攻めながら得点できない展開が続いたが、前半終了間際に柏木(広島)の右CKを青山直(清水)が頭で合わせて先制した。その後も惜しいチャンスが何度もあったが、追加点は奪えなかった。』
とあるように、平山の相変わらずの何とも言えないプレーでことごとくチャンスを潰した。いったい反町監督はいつまでこの平山を使い続けるのだろうか。平山よりずっと良いカレン・ロバートを落選させたことからも、何とも言えないものを感じていたが、どうもよく理解できない。
かなり格下のベトナム相手にU一20組の力を借りてやっと得点できたというお粗末さ。
私は、途中でBSの加山雄三の「アルプスの若大将」のほうにチャンネルを変えてしまった。こっちの方がよほど面白かったヨ。
はっきり言って、平山の才能はこんなものなのだから、あまり反町監督はかいかぶらない方が賢明だろう。平山の顔はあまり見たくないネ。
日本は0一3で敗れるサッカーのU一17W杯
U一17W杯(22日)、1次リーグD組の日本は、ナイジェリアに0一3で完敗。1勝1敗。明日25日にフランス戦がある。
この試合は、ニュースのみで見たが、まあ、フィジカルに圧倒された観あり。
下のものでも見ることができる。
2007/08/22 U-17 WC 日本 vs ナイジェリア (U-17 Japan vs Nigeria) 2/2
2007/08/22 U-17 WC 日本 vs ナイジェリア (U-17 Japan vs Nigeria) 1/2
U一17W杯(22日)、1次リーグD組の日本は、ナイジェリアに0一3で完敗。1勝1敗。明日25日にフランス戦がある。
この試合は、ニュースのみで見たが、まあ、フィジカルに圧倒された観あり。
下のものでも見ることができる。
2007/08/22 U-17 WC 日本 vs ナイジェリア (U-17 Japan vs Nigeria) 2/2
2007/08/22 U-17 WC 日本 vs ナイジェリア (U-17 Japan vs Nigeria) 1/2
2007/08/22のBlog
[ 15:49 ]
[ スポーツ ]
佐賀北が夏の甲子園初優勝…副島の満塁弾で広陵を逆転
いやはや、”後味の悪い試合”だった。 甲子園の高校野球でここまで後味悪い試合というのも珍しい。めったにない。
佐賀北vs広陵の甲子園決勝戦。先攻の広陵、後攻の佐賀北。7回裏までほぼ完璧な試合はこびで、広陵が4一0でリード。広陵のエースは連続三振を取って絶好調だった。
次の8回裏の佐賀北の攻撃も簡単に終わると見えた。しかし、ここに”魔の手”が潜んでいた。
この回になって、これまでストライクだったボールがことごとくボールと判定された。フォアボールの連発。そしてついに満塁。4人目の打者にもまん中低めのストライクボールと思われたボールがボールの判定で押し出しの1点。
「えーー!!」
というピッチャーの顔。そして、次の、今回2ホームランをしているホームラン打者。この時もストライクゾーンは変わったまま、調整できないピッチャーは、ど真ん中へ投げた。これが
「カキーン」
とレフトスタンドにホームラン。絵に書いたような一瞬の出来事で試合は決着した。
最終回は、すでに気力を失った広陵に反撃の力はなかった。
ほぼ完璧に試合を進めていて、9割がた勝利を納めたチームが主審のストライクゾーン変更で泣いたのである。
こういう試合はよくプロ野球にはある。特に、巨人戦に多い。
巨人戦では、主審がボールをストライクにしたり、ストライクをボールにしたりして、何とかして巨人を勝たせようとする。そういう試合が毎年必ずある。ホームゲームでは特に多い。もちろん、似たようなものは、米大リーグでもあり、松坂選手もこれに惑わされている。
今回の決勝戦は、どうやら、例の高校野球の「特待生制問題」もあり、私立校ではなく、公立高の佐賀北を勝たせる、という暗黙の了解が審判関係者にあったのではないかと思う。
さもなくば、あそこまであからさまにストライクゾーンが突然変わるというのは普通はあり得ない。
7回までずっとストライクだったものが、8回になって突然全部ボールにするというのは酷だ。
まあ、審判を味方にしない限り試合に勝てないというのは、どのスポーツでもいっしょ。その点、佐賀北は公立高の見本となる好チームであったことが幸いした。がしかし、7回までまったく打てなかったチームが、8回になって突然押し出しで得点し、ホームランで逆転という、それまでのあまりに悪い試合展開からすれば、普通はあり得ない逆転試合であった。
本当に後味の悪い、ある意味、出来過ぎた、実に不自然な試合であった。
まあ、高野連の主催している高校野球のことだからどうでもいいのだが、これでは、日夜厳しい練習を積んで来た選手たちには気の毒な話であったナ。
いずれにせよ、”疑惑の8回裏”、”疑惑の判定”というところですナ。
いやはや、”後味の悪い試合”だった。 甲子園の高校野球でここまで後味悪い試合というのも珍しい。めったにない。
佐賀北vs広陵の甲子園決勝戦。先攻の広陵、後攻の佐賀北。7回裏までほぼ完璧な試合はこびで、広陵が4一0でリード。広陵のエースは連続三振を取って絶好調だった。
次の8回裏の佐賀北の攻撃も簡単に終わると見えた。しかし、ここに”魔の手”が潜んでいた。
この回になって、これまでストライクだったボールがことごとくボールと判定された。フォアボールの連発。そしてついに満塁。4人目の打者にもまん中低めのストライクボールと思われたボールがボールの判定で押し出しの1点。
「えーー!!」
というピッチャーの顔。そして、次の、今回2ホームランをしているホームラン打者。この時もストライクゾーンは変わったまま、調整できないピッチャーは、ど真ん中へ投げた。これが
「カキーン」
とレフトスタンドにホームラン。絵に書いたような一瞬の出来事で試合は決着した。
最終回は、すでに気力を失った広陵に反撃の力はなかった。
ほぼ完璧に試合を進めていて、9割がた勝利を納めたチームが主審のストライクゾーン変更で泣いたのである。
こういう試合はよくプロ野球にはある。特に、巨人戦に多い。
巨人戦では、主審がボールをストライクにしたり、ストライクをボールにしたりして、何とかして巨人を勝たせようとする。そういう試合が毎年必ずある。ホームゲームでは特に多い。もちろん、似たようなものは、米大リーグでもあり、松坂選手もこれに惑わされている。
今回の決勝戦は、どうやら、例の高校野球の「特待生制問題」もあり、私立校ではなく、公立高の佐賀北を勝たせる、という暗黙の了解が審判関係者にあったのではないかと思う。
さもなくば、あそこまであからさまにストライクゾーンが突然変わるというのは普通はあり得ない。
7回までずっとストライクだったものが、8回になって突然全部ボールにするというのは酷だ。
まあ、審判を味方にしない限り試合に勝てないというのは、どのスポーツでもいっしょ。その点、佐賀北は公立高の見本となる好チームであったことが幸いした。がしかし、7回までまったく打てなかったチームが、8回になって突然押し出しで得点し、ホームランで逆転という、それまでのあまりに悪い試合展開からすれば、普通はあり得ない逆転試合であった。
本当に後味の悪い、ある意味、出来過ぎた、実に不自然な試合であった。
まあ、高野連の主催している高校野球のことだからどうでもいいのだが、これでは、日夜厳しい練習を積んで来た選手たちには気の毒な話であったナ。
いずれにせよ、”疑惑の8回裏”、”疑惑の判定”というところですナ。
[ 10:46 ]
[ 科学 ]
写真:
7万5000気圧をかけたあと、水分を吸収して活動を再開したクマムシ(岡山大大学院の小野文久教授提供)
7.5万気圧に耐える生物がいた
『コケ類のすき間などに生息している体長1ミリ足らずの「クマムシ」が、体を乾燥させた状態だと7万5000気圧の超高圧に耐えられることが、岡山大大学院自然科学研究科の小野文久教授(極限物質物理学)、三枝誠行准教授(生物学)らの研究で明らかになった。クマムシはこれまで、6000気圧、20分間で死ななかったという研究があるが、今回の実験で10倍以上の高圧にも耐えられることが確認された。
クマムシは体長が0・6ミリ程度で、周囲に水分が多いときに活動し、乾燥したときは体を縮めて、たるのような形になって活動を休止する性質がある。乾燥した状態では、150度一零下250度、真空(0気圧)から6000気圧にも耐えられるという。
岡山大にある8万気圧までの超高圧をつくる装置を使い、大学周辺で集めたクマムシを乾燥、活動休止させたあと、地下180キロのマントル内と同じ圧力の7万5000気圧で実験した。20分間で試してみると20匹中18匹が生存していた。時間を延ばすと、6時間で全20匹生存だったが、12時間では5匹しか生存しておらず、24時間では全滅した。
3000気圧以上の高い圧力をかけると、生物の体内にあるたんぱく質などの分子構造が変化し始めると考えられるが、三枝准教授は「乾燥して体内に水分がほとんどなかったため、活性化した水分子による悪影響を受けなかったのでは」と指摘。小野教授は「生命をたんぱく質や遺伝子という視点とは違った、水分子がどう関与するかという視点から考えてもよいのでは」と話している。 』
この中の最後にある、
「生命をたんぱく質や遺伝子という視点とは違った、水分子がどう関与するかという視点から考えてもよいのでは」
というのは、私がここ数年ほどずっと考え続けている問題の1つである。
この観点は、中国系アメリカ人生物化学者のギルバート・N・リン博士が半世紀以上も主張し続けて来た観点そのものである。水なくしては、生物のみならず、普通の化学溶液反応すら起こらない。また、”普通の水”は、0度で凍るが、”生物細胞の中の水”は、零下50度でも凍らない。
この違いはどこから来るのか?
というのが、博士の長年の謎である。
土星の衛生タイタンにメタノールの海があり、そこにも生命がいるのではないか、とNASAの研究者達はうそぶく。そう言わないと研究費が取れず、自分達の存在意義がなくなってしまいかねないからだが、一般人の無知を良いことにして、いいかげんなことを言うのは困り者である。
しかし、私個人は、水なくして生命はあり得ないと思っている。水という、非常に特殊な物質の性質を実に見事に地球上の生命は使っているからである。
この1つが、この記事のあるような生命現象である。
多くの微少生命は、水が豊富にあると生命として生き続ける。しかし、水不足になると、我々高等生物とちがって、乾燥してマメのようになり、見かけの生命活動を停止して、その悪環境を凌ぐことができる。
植物のマメなどは、まさにそういう生命の特徴をむしろ良い方に使って、子孫を広げていくことのために発明したかのようにすら見える。マメは、植物種の種であると同時に、水のない悪環境下で生命活動を停止して、次の良い環境を待っている状態でもある。
高等生物でも、このマメの状態に似ているのが、”冬眠”状態と言えるかも知れない。この間、体温は下がり、飲まず食わずでも生き延びる。
恐らく、ほ乳類の大半にこの能力が備わっていたに違いない。さもなくば、長い氷河期を生き延びることはまず不可能だったのではないかとすら思える。
それゆえ、我々人類にも遺伝子のどこかにこの機能が冬眠しているのかも知れない。きっと、次の氷河期が来ると、この機能が何らかの拍子に発現し、人類はその氷河期を生き延びるに違いない。
こういう意味で、水と生命との摩訶不思議な関係こそ真に研究に値するテーマであると私は考えているというわけですナ。
7万5000気圧をかけたあと、水分を吸収して活動を再開したクマムシ(岡山大大学院の小野文久教授提供)
7.5万気圧に耐える生物がいた
『コケ類のすき間などに生息している体長1ミリ足らずの「クマムシ」が、体を乾燥させた状態だと7万5000気圧の超高圧に耐えられることが、岡山大大学院自然科学研究科の小野文久教授(極限物質物理学)、三枝誠行准教授(生物学)らの研究で明らかになった。クマムシはこれまで、6000気圧、20分間で死ななかったという研究があるが、今回の実験で10倍以上の高圧にも耐えられることが確認された。
クマムシは体長が0・6ミリ程度で、周囲に水分が多いときに活動し、乾燥したときは体を縮めて、たるのような形になって活動を休止する性質がある。乾燥した状態では、150度一零下250度、真空(0気圧)から6000気圧にも耐えられるという。
岡山大にある8万気圧までの超高圧をつくる装置を使い、大学周辺で集めたクマムシを乾燥、活動休止させたあと、地下180キロのマントル内と同じ圧力の7万5000気圧で実験した。20分間で試してみると20匹中18匹が生存していた。時間を延ばすと、6時間で全20匹生存だったが、12時間では5匹しか生存しておらず、24時間では全滅した。
3000気圧以上の高い圧力をかけると、生物の体内にあるたんぱく質などの分子構造が変化し始めると考えられるが、三枝准教授は「乾燥して体内に水分がほとんどなかったため、活性化した水分子による悪影響を受けなかったのでは」と指摘。小野教授は「生命をたんぱく質や遺伝子という視点とは違った、水分子がどう関与するかという視点から考えてもよいのでは」と話している。 』
この中の最後にある、
「生命をたんぱく質や遺伝子という視点とは違った、水分子がどう関与するかという視点から考えてもよいのでは」
というのは、私がここ数年ほどずっと考え続けている問題の1つである。
この観点は、中国系アメリカ人生物化学者のギルバート・N・リン博士が半世紀以上も主張し続けて来た観点そのものである。水なくしては、生物のみならず、普通の化学溶液反応すら起こらない。また、”普通の水”は、0度で凍るが、”生物細胞の中の水”は、零下50度でも凍らない。
この違いはどこから来るのか?
というのが、博士の長年の謎である。
土星の衛生タイタンにメタノールの海があり、そこにも生命がいるのではないか、とNASAの研究者達はうそぶく。そう言わないと研究費が取れず、自分達の存在意義がなくなってしまいかねないからだが、一般人の無知を良いことにして、いいかげんなことを言うのは困り者である。
しかし、私個人は、水なくして生命はあり得ないと思っている。水という、非常に特殊な物質の性質を実に見事に地球上の生命は使っているからである。
この1つが、この記事のあるような生命現象である。
多くの微少生命は、水が豊富にあると生命として生き続ける。しかし、水不足になると、我々高等生物とちがって、乾燥してマメのようになり、見かけの生命活動を停止して、その悪環境を凌ぐことができる。
植物のマメなどは、まさにそういう生命の特徴をむしろ良い方に使って、子孫を広げていくことのために発明したかのようにすら見える。マメは、植物種の種であると同時に、水のない悪環境下で生命活動を停止して、次の良い環境を待っている状態でもある。
高等生物でも、このマメの状態に似ているのが、”冬眠”状態と言えるかも知れない。この間、体温は下がり、飲まず食わずでも生き延びる。
恐らく、ほ乳類の大半にこの能力が備わっていたに違いない。さもなくば、長い氷河期を生き延びることはまず不可能だったのではないかとすら思える。
それゆえ、我々人類にも遺伝子のどこかにこの機能が冬眠しているのかも知れない。きっと、次の氷河期が来ると、この機能が何らかの拍子に発現し、人類はその氷河期を生き延びるに違いない。
こういう意味で、水と生命との摩訶不思議な関係こそ真に研究に値するテーマであると私は考えているというわけですナ。
2007/08/18のBlog
[ 22:20 ]
[ 訃報・追悼 ]
A・セルバーグ氏死去米数学者
「セルバーグのトレース公式」で知られる、アメリカの数学者A・セルバーグ氏が死去。享年90歳。
「1917年、ノルウェー生まれ。若いころから天才的な数学者として知られていたが、40年代、素数定理の初等的な証明を発表したことで世界的に知られるようになり、50年に数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞した。その後、米研究機関で研究を続けていた。」
数学の世界でセルバーグの名前が付いたものは多い。
The Selberg Trace Formula,
The Selberg Sieve,
The Selberg Integral,
The Selberg Class,
The Rankin-Selberg L-Function,
The Selberg Eigenvalue Conjecture,
and
The Selberg Zeta Function.
どれもこれも数論分野では重要な代物らしい。
私がその昔に聞いたエピソードでは、”放浪の数学者”ポール・エルディッシュと素数定理の証明で競争となり、セルバーグに先を越されたエルディッシュがひどく残念がった、というものがある。それが切っ掛けでエルディッシュは数論を離れ、組み合わせ論に移ったのではないかとすら思われる。こういう反発しあう関係は、”負のエルディッシュ数”と呼ぶべきかもしれない。セルバーグは、エルディッシュ数-1ですナ。
数論は現在数理物理学や素粒子物理学やカオス理論で必須知識となっている。だから、セルバーグは物理学でも超有名である。
御冥福を祈りたい。
参考:
Obituaries Atle Selberg
「セルバーグのトレース公式」で知られる、アメリカの数学者A・セルバーグ氏が死去。享年90歳。
「1917年、ノルウェー生まれ。若いころから天才的な数学者として知られていたが、40年代、素数定理の初等的な証明を発表したことで世界的に知られるようになり、50年に数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞した。その後、米研究機関で研究を続けていた。」
数学の世界でセルバーグの名前が付いたものは多い。
The Selberg Trace Formula,
The Selberg Sieve,
The Selberg Integral,
The Selberg Class,
The Rankin-Selberg L-Function,
The Selberg Eigenvalue Conjecture,
and
The Selberg Zeta Function.
どれもこれも数論分野では重要な代物らしい。
私がその昔に聞いたエピソードでは、”放浪の数学者”ポール・エルディッシュと素数定理の証明で競争となり、セルバーグに先を越されたエルディッシュがひどく残念がった、というものがある。それが切っ掛けでエルディッシュは数論を離れ、組み合わせ論に移ったのではないかとすら思われる。こういう反発しあう関係は、”負のエルディッシュ数”と呼ぶべきかもしれない。セルバーグは、エルディッシュ数-1ですナ。
数論は現在数理物理学や素粒子物理学やカオス理論で必須知識となっている。だから、セルバーグは物理学でも超有名である。
御冥福を祈りたい。
参考:
Obituaries Atle Selberg
[ 17:47 ]
[ ジョーク ]
2人の日本人が”中国の大発明”について議論していた。
「昔の中国人はどうだ。たいしたものだ」
「君は”中国の3大発明”を知っているかい?」
「羅針盤、紙、火薬だろ」
「他にも印刷術、セトモノがある」
「じゃ、最近の”中国人の3大発明”を知っているかい?」
「石景山遊楽園、段ボール入り肉まん、人工卵だろ」
「ちゃんと昔の大発明が見事に使われている」
「いまニセモノ事件で大問題になっているものだね。確かに中国人の発明だが」
話は中国のニセモノ発明の才に及んだ。
「でも、アメリカにだって、ニセモノはあるじゃないか。
リトルトウキョウ、ニューヨーク、リトルサイゴン、ニューイングランド。
リトルなんとか、ニューなんとか、というような都市はみんなニセモノだぞ」
「アメリカの自動車、飛行機、ロケット。全部ドイツのニセモノだ」
「日本だって、ラーメン、マーボ豆腐を見てみろよ。大半は中国のニセモノだし。
おまけに、人工イクラ、カニかまぼこ、魚肉ソーセージ、ニセキャビア。全部ニセモノじゃないか」
「だいたい日本という国もアメリカのニセモノのようなものじゃないのか」
「日本女性や韓国女性の二重の大半もニセモノさ」
「日本語の漢字だって中国のニセモノだよ」
「でも、どうして中国だけ問題にするんだろうな?」
「どうして同じことを中国人がやったらいけないんだろうな」
「そりゃー、特許使用料やローヤリティーを払わないからさ」
「なるほど、やっと分かったよ。中国人が平気で真似する理由がさ」
「それは、昔の中国の5大発明に対する復讐なんだよ」
「日本や欧米が特許使用料やローヤリティーを払わなかったからな」
「発明の大きさからすれば、中国人は永遠に何を真似したっておつりが来るさ」
2人はなんとなく納得したようだ。
「昔の中国人はどうだ。たいしたものだ」
「君は”中国の3大発明”を知っているかい?」
「羅針盤、紙、火薬だろ」
「他にも印刷術、セトモノがある」
「じゃ、最近の”中国人の3大発明”を知っているかい?」
「石景山遊楽園、段ボール入り肉まん、人工卵だろ」
「ちゃんと昔の大発明が見事に使われている」
「いまニセモノ事件で大問題になっているものだね。確かに中国人の発明だが」
話は中国のニセモノ発明の才に及んだ。
「でも、アメリカにだって、ニセモノはあるじゃないか。
リトルトウキョウ、ニューヨーク、リトルサイゴン、ニューイングランド。
リトルなんとか、ニューなんとか、というような都市はみんなニセモノだぞ」
「アメリカの自動車、飛行機、ロケット。全部ドイツのニセモノだ」
「日本だって、ラーメン、マーボ豆腐を見てみろよ。大半は中国のニセモノだし。
おまけに、人工イクラ、カニかまぼこ、魚肉ソーセージ、ニセキャビア。全部ニセモノじゃないか」
「だいたい日本という国もアメリカのニセモノのようなものじゃないのか」
「日本女性や韓国女性の二重の大半もニセモノさ」
「日本語の漢字だって中国のニセモノだよ」
「でも、どうして中国だけ問題にするんだろうな?」
「どうして同じことを中国人がやったらいけないんだろうな」
「そりゃー、特許使用料やローヤリティーを払わないからさ」
「なるほど、やっと分かったよ。中国人が平気で真似する理由がさ」
「それは、昔の中国の5大発明に対する復讐なんだよ」
「日本や欧米が特許使用料やローヤリティーを払わなかったからな」
「発明の大きさからすれば、中国人は永遠に何を真似したっておつりが来るさ」
2人はなんとなく納得したようだ。
2007/08/16のBlog
[ 20:12 ]
[ 徳島 ]
8月12日に開幕した、徳島の”阿波踊り”も無事に閉幕した。今年は、映画「眉山」の影響と好天に恵まれたせいもあり、例年より人出が多かった。大盛況のにぎわいだった。我が家も昨夜新町橋近辺を見て回った。
そんな中、有名な「えびす連」は結成60周年を数えたという。
あでやか 流し踊り 「ゑびす連」結成60年を記念
”一九四八年に結成されたゑびす連(鶴瀬幸子連長)が、今年で六十年目を迎えたのを記念し、徳島市内の徳島中央公園であでやかな流し踊りを繰り広げた。”
そんな中、有名な「えびす連」は結成60周年を数えたという。
あでやか 流し踊り 「ゑびす連」結成60年を記念
”一九四八年に結成されたゑびす連(鶴瀬幸子連長)が、今年で六十年目を迎えたのを記念し、徳島市内の徳島中央公園であでやかな流し踊りを繰り広げた。”
最終日の最後の時間になると、もはや観客も踊子もない。「カオス」である。しかし、ぞめきのリズムにのったカオスである。統一あるカオス、というやつだ。物理にはないタイプ。
感動、次代へ 徳島市の阿波踊りフィナーレ
”「踊りたい」思いは尽きず、宴(うたげ)いつまでも。街を沸騰させた徳島市の阿波踊り(市観光協会、徳島新聞社主催)は十五日、熱気冷めやらぬまま四日間の幕を閉じた。”
感動、次代へ 徳島市の阿波踊りフィナーレ
”「踊りたい」思いは尽きず、宴(うたげ)いつまでも。街を沸騰させた徳島市の阿波踊り(市観光協会、徳島新聞社主催)は十五日、熱気冷めやらぬまま四日間の幕を閉じた。”
2007/08/15のBlog
[ 09:17 ]
[ テクノロジー ]
写真:遠隔操作できるようバギー車に取り付けた地雷探知機(科学技術振興機構提供)
半年程前に「”バックスキャッター”:「トータルリコール作戦」 」で私はこう書いていた。
”こういうのも良いが、ボードで透かせば、地雷の場所が全部見えるというような発明の方がはるかに平和的だと思うが、こういうのはなかなか発明されないものである。”
今朝の朝日新聞のニュース
「爆薬探知する地雷センサー開発 阪大、名大、京大など」
によれば、どうやらそういった地雷検知器が、大阪大、名古屋大、京都大を中心とする研究チーム
によって開発されたようである。
金属探知機や地中レーダーと違う、
空き缶や石などと地雷を明確に区別できる、
効率的な地雷除去に貢献できる、
という。
【原理】
3種類のセンサー → 爆薬に含まれている窒素を検知。
阪大のセンサー → 窒素が特定の電磁波に共鳴して電磁波を発信する性質を利用し、共鳴電磁波を測って地雷を探知する。
名大と京大のセンサー → 中性子を当てると窒素からガンマ線が放出される性質を利用。
公開実験が、9月7日に名大で行われるらしい。
さて、爆薬物質に含まれる窒素が特定の電磁波に共鳴するという。もしそうであれば、その電磁波を非常に強くするとどうなるのだろうか? 爆発するのだろうか?
ここが面白いところだろう。
もし強烈な共鳴電磁波で爆発するのであれば、その電磁波の増幅器を作れば、爆薬そのものを爆発できると考えられる。この場合には、電磁波を照射しているある領域全部の地雷を一気に爆発できるのかもしれない。
また、共鳴電磁波のレーザーを作れば、レーザー銃のようなもので、遠目から電磁波を照射して爆発させることができる。
果たしてこんな感じのことが実現できるだろうか?
もしできれば、多くの人々が喜ぶことだろう。また、地雷の価値がなくなり、無意味化できるかも知れないですナ。
半年程前に「”バックスキャッター”:「トータルリコール作戦」 」で私はこう書いていた。
”こういうのも良いが、ボードで透かせば、地雷の場所が全部見えるというような発明の方がはるかに平和的だと思うが、こういうのはなかなか発明されないものである。”
今朝の朝日新聞のニュース
「爆薬探知する地雷センサー開発 阪大、名大、京大など」
によれば、どうやらそういった地雷検知器が、大阪大、名古屋大、京都大を中心とする研究チーム
によって開発されたようである。
金属探知機や地中レーダーと違う、
空き缶や石などと地雷を明確に区別できる、
効率的な地雷除去に貢献できる、
という。
【原理】
3種類のセンサー → 爆薬に含まれている窒素を検知。
阪大のセンサー → 窒素が特定の電磁波に共鳴して電磁波を発信する性質を利用し、共鳴電磁波を測って地雷を探知する。
名大と京大のセンサー → 中性子を当てると窒素からガンマ線が放出される性質を利用。
公開実験が、9月7日に名大で行われるらしい。
さて、爆薬物質に含まれる窒素が特定の電磁波に共鳴するという。もしそうであれば、その電磁波を非常に強くするとどうなるのだろうか? 爆発するのだろうか?
ここが面白いところだろう。
もし強烈な共鳴電磁波で爆発するのであれば、その電磁波の増幅器を作れば、爆薬そのものを爆発できると考えられる。この場合には、電磁波を照射しているある領域全部の地雷を一気に爆発できるのかもしれない。
また、共鳴電磁波のレーザーを作れば、レーザー銃のようなもので、遠目から電磁波を照射して爆発させることができる。
果たしてこんな感じのことが実現できるだろうか?
もしできれば、多くの人々が喜ぶことだろう。また、地雷の価値がなくなり、無意味化できるかも知れないですナ。
2007/08/14のBlog
[ 15:33 ]
[ ジョーク ]
笑いは百薬之長。笑う角には福きたる。以下はジョーク。信じないことだヨ。
リプトン教授のアクターズ・スタジオ・インタビューには、
フランスの名司会者、B・ピポーが作成したという、
「恒例の10の質 問」というものがある。それは、以下のものである。
○ 好きな言葉は?
○ 嫌いな言葉は?
○ 元気のもとは?
○ めいるのは?
○ 好きな音は?
○ 嫌いな音は?
○ 好きな悪態は?
○ 俳優以外で挑戦してみたい職業は?
○ 絶対にご免という職業は?
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか?
リプトン教授は、いつもアクターズ・スタジオ・インタビューの最後に
名優たちにこれをぶちかます。そういう恒例となっている。
さて、リプトン教授は、アクターズ・スタジオの長い夏休み。
こっそりハワイに来ていた。
あまりに暇なもので、ワイキキで暇を余していた。
そこで、ハワイに休暇に来ているさまざまな分野の人、それも
俳優以外の人々に、アクターズ・スタジオ・インタビューの練習や復習も
兼ねて恒例の10の質問をしてみることにした。
その結果を以下に紹介してくれた。
【理論物理学者の場合】
○ 好きな言葉は? → クォンタム
○ 嫌いな言葉は? → ノーサプライズ
○ 元気のもとは? → 睡眠
○ めいるのは? → 実験させられること
○ 好きな音は? → パソコンをたたく音
○ 嫌いな音は? → 学生のあくび
○ 好きな悪態は? → 地獄へ落ちろ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 数学者
○ 絶対にご免という職業は? → 映画俳優
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → アインシュタインに会わせるよ
【実験物理学者の場合】
○ 好きな言葉は? → 新発見
○ 嫌いな言葉は? → 既知
○ 元気のもとは? → 実験
○ めいるのは? → 実験できない時
○ 好きな音は? → 実験装置の音
○ 嫌いな音は? → 実験装置の壊れる音
○ 好きな悪態は? → ぶっこわすぞ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 生物学者
○ 絶対にご免という職業は? → 数学者
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → ファラデーに会わせるよ
【数学者の場合】
○ 好きな言葉は? → 完璧
○ 嫌いな言葉は? → ノープルーフ
○ 元気のもとは? → ひとりでいる時
○ めいるのは? → 自分が人と同じだと分かった時
○ 好きな音は? → 紙に鉛筆を走らせる音
○ 嫌いな音は? → 外の工事の音
○ 好きな悪態は? → 病院へ行け!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 経済学者
○ 絶対にご免という職業は? → 銀行員
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → リーマンに会わせるよ
【生物学者の場合】
○ 好きな言葉は? → ライフ
○ 嫌いな言葉は? → 平衡状態
○ 元気のもとは? → 自分の飼っている実験生物が元気なこと
○ めいるのは? → 研究費が取れない時
○ 好きな音は? → 遠心分離器の音
○ 嫌いな音は? → 放射性物質の警報音
○ 好きな悪態は? → 死ね!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 寿司職人
○ 絶対にご免という職業は? → 考古学者
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → メンデルに会わせるよ
【経済学者の場合】
○ 好きな言葉は? → 売買
○ 嫌いな言葉は? → 破たん
○ 元気のもとは? → 自分の持ち株が上がること
○ めいるのは? → 自分の株が下がること
○ 好きな音は? → 株価ニュース
○ 嫌いな音は? → 株式市場が閉じる音
○ 好きな悪態は? → この売春婦!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 経営者
○ 絶対にご免という職業は? → 牧師
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → アダムスミスに会わせるよ
【サッカー選手の場合】
○ 好きな言葉は? → ファンタジスタ
○ 嫌いな言葉は? → 1発レッド
○ 元気のもとは? → 妻子供とのふれあい
○ めいるのは? → 走れない時
○ 好きな音は? → ゴーーールという歓声
○ 嫌いな音は? → オフサイドの笛
○ 好きな悪態は? → へたくそ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 芸人
○ 絶対にご免という職業は? → 歌手
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → ナイスゴール!
【野球選手の場合】
○ 好きな言葉は? → メジャー
○ 嫌いな言葉は? → トレード
○ 元気のもとは? → 女優との合コン
○ めいるのは? → 成績不振
○ 好きな音は? → 球場の大歓声
○ 嫌いな音は? → 観客の罵声
○ 好きな悪態は? → このデブ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 歌手
○ 絶対にご免という職業は? → 関取
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → ナイスゲーム!
【俺の場合】
○ 好きな言葉は? → 自由人
○ 嫌いな言葉は? → 職業
○ 元気のもとは? → サッカーがうまいこと
○ めいるのは? → どのテレビ番組にもお笑い芸人がいること
○ 好きな音は? → 虫の鳴き声
○ 嫌いな音は? → お笑い芸人の笑い声
○ 好きな悪態は? → ファックユー!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → テノール歌手
○ 絶対にご免という職業は? → 吉本芸人
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → もう一度やり直すかい!
まあ、御自分でやってみてくださいナ。
リプトン教授のアクターズ・スタジオ・インタビューには、
フランスの名司会者、B・ピポーが作成したという、
「恒例の10の質 問」というものがある。それは、以下のものである。
○ 好きな言葉は?
○ 嫌いな言葉は?
○ 元気のもとは?
○ めいるのは?
○ 好きな音は?
○ 嫌いな音は?
○ 好きな悪態は?
○ 俳優以外で挑戦してみたい職業は?
○ 絶対にご免という職業は?
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか?
リプトン教授は、いつもアクターズ・スタジオ・インタビューの最後に
名優たちにこれをぶちかます。そういう恒例となっている。
さて、リプトン教授は、アクターズ・スタジオの長い夏休み。
こっそりハワイに来ていた。
あまりに暇なもので、ワイキキで暇を余していた。
そこで、ハワイに休暇に来ているさまざまな分野の人、それも
俳優以外の人々に、アクターズ・スタジオ・インタビューの練習や復習も
兼ねて恒例の10の質問をしてみることにした。
その結果を以下に紹介してくれた。
【理論物理学者の場合】
○ 好きな言葉は? → クォンタム
○ 嫌いな言葉は? → ノーサプライズ
○ 元気のもとは? → 睡眠
○ めいるのは? → 実験させられること
○ 好きな音は? → パソコンをたたく音
○ 嫌いな音は? → 学生のあくび
○ 好きな悪態は? → 地獄へ落ちろ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 数学者
○ 絶対にご免という職業は? → 映画俳優
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → アインシュタインに会わせるよ
【実験物理学者の場合】
○ 好きな言葉は? → 新発見
○ 嫌いな言葉は? → 既知
○ 元気のもとは? → 実験
○ めいるのは? → 実験できない時
○ 好きな音は? → 実験装置の音
○ 嫌いな音は? → 実験装置の壊れる音
○ 好きな悪態は? → ぶっこわすぞ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 生物学者
○ 絶対にご免という職業は? → 数学者
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → ファラデーに会わせるよ
【数学者の場合】
○ 好きな言葉は? → 完璧
○ 嫌いな言葉は? → ノープルーフ
○ 元気のもとは? → ひとりでいる時
○ めいるのは? → 自分が人と同じだと分かった時
○ 好きな音は? → 紙に鉛筆を走らせる音
○ 嫌いな音は? → 外の工事の音
○ 好きな悪態は? → 病院へ行け!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 経済学者
○ 絶対にご免という職業は? → 銀行員
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → リーマンに会わせるよ
【生物学者の場合】
○ 好きな言葉は? → ライフ
○ 嫌いな言葉は? → 平衡状態
○ 元気のもとは? → 自分の飼っている実験生物が元気なこと
○ めいるのは? → 研究費が取れない時
○ 好きな音は? → 遠心分離器の音
○ 嫌いな音は? → 放射性物質の警報音
○ 好きな悪態は? → 死ね!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 寿司職人
○ 絶対にご免という職業は? → 考古学者
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → メンデルに会わせるよ
【経済学者の場合】
○ 好きな言葉は? → 売買
○ 嫌いな言葉は? → 破たん
○ 元気のもとは? → 自分の持ち株が上がること
○ めいるのは? → 自分の株が下がること
○ 好きな音は? → 株価ニュース
○ 嫌いな音は? → 株式市場が閉じる音
○ 好きな悪態は? → この売春婦!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 経営者
○ 絶対にご免という職業は? → 牧師
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → アダムスミスに会わせるよ
【サッカー選手の場合】
○ 好きな言葉は? → ファンタジスタ
○ 嫌いな言葉は? → 1発レッド
○ 元気のもとは? → 妻子供とのふれあい
○ めいるのは? → 走れない時
○ 好きな音は? → ゴーーールという歓声
○ 嫌いな音は? → オフサイドの笛
○ 好きな悪態は? → へたくそ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 芸人
○ 絶対にご免という職業は? → 歌手
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → ナイスゴール!
【野球選手の場合】
○ 好きな言葉は? → メジャー
○ 嫌いな言葉は? → トレード
○ 元気のもとは? → 女優との合コン
○ めいるのは? → 成績不振
○ 好きな音は? → 球場の大歓声
○ 嫌いな音は? → 観客の罵声
○ 好きな悪態は? → このデブ!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → 歌手
○ 絶対にご免という職業は? → 関取
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → ナイスゲーム!
【俺の場合】
○ 好きな言葉は? → 自由人
○ 嫌いな言葉は? → 職業
○ 元気のもとは? → サッカーがうまいこと
○ めいるのは? → どのテレビ番組にもお笑い芸人がいること
○ 好きな音は? → 虫の鳴き声
○ 嫌いな音は? → お笑い芸人の笑い声
○ 好きな悪態は? → ファックユー!
○ 今の職業以外で挑戦してみたい職業は? → テノール歌手
○ 絶対にご免という職業は? → 吉本芸人
○ 天国に着いた時、神に何と言われたいですか? → もう一度やり直すかい!
まあ、御自分でやってみてくださいナ。
2007/08/13のBlog
[ 20:29 ]
[ ジョーク ]
同じ意味でも異なる表現ができる。つまり、同じことを意味するにもまったく異なる感性というものがある。日米の場合がそれである。以下にいくつか例をまとめた。
【野球場】
日本:「ファールボールには十分にご注意ください」
米国:「ファールボールはご自由に持ち帰りください」
【コップ半分の水】
日本:「もう半分しかない」
米国:「まだ半分もある」
【政治】
日本:「官僚の官僚による官僚のための政治」
米国:「人民の人民による人民のための政治」
【政治家】
日本:「美しい国が好き」
米国:「強い国が好き」
【国家公務員】
日本:「人民は国家公務員のためにある」
米国:「国家公務員は人民のためにある」
【教育】
日本:「文科省がある」「国は教育を指図しなくてはならない」
米国:「文科省がない」「国は教育を指図してはならない」
【博士号】
日本:「博士号は功労証」
米国:「博士号は通行証」
【学歴】
日本:「学歴は人を差別する」
米国:「学歴は人を区別する」
【学閥】
日本:「学閥は出身家系」
米国:「学閥は出身大学」
【野球場】
日本:「ファールボールには十分にご注意ください」
米国:「ファールボールはご自由に持ち帰りください」
【コップ半分の水】
日本:「もう半分しかない」
米国:「まだ半分もある」
【政治】
日本:「官僚の官僚による官僚のための政治」
米国:「人民の人民による人民のための政治」
【政治家】
日本:「美しい国が好き」
米国:「強い国が好き」
【国家公務員】
日本:「人民は国家公務員のためにある」
米国:「国家公務員は人民のためにある」
【教育】
日本:「文科省がある」「国は教育を指図しなくてはならない」
米国:「文科省がない」「国は教育を指図してはならない」
【博士号】
日本:「博士号は功労証」
米国:「博士号は通行証」
【学歴】
日本:「学歴は人を差別する」
米国:「学歴は人を区別する」
【学閥】
日本:「学閥は出身家系」
米国:「学閥は出身大学」
【交通ルール】
日本:「交通ルールは警察官のため」
米国:「交通ルールは運転者のため」
【ハイウェイ】
日本:「ハイウェイは役人のもの」「有料道路」
米国:「ハイウェイは人民のもの」「無料道路」
【交通事故】
日本:「被害を少めに見積もる」
米国:「被害を多めに見積もる」
【人に尋ねる時】
日本:「すみません」
米国:「エクスキューズミー(言い訳させて)」
【あいさつ】
日本:「お早うございます」
米国:「グッモーニング(好い朝ですね)」
【隣人】
日本:「隣人に気をつけろ」
米国:「隣人を愛せよ」
【PK戦】
日本:「これは負けるぞ」「もうだめだ」
米国:「これは勝てるぞ」「まだいける」
【禁止薬物】
日本:「使ったら最後」
米国:「使ったもの勝ち」
【セックス】
日本:「淫行」
米国:「神の贈り物」
【ファッション】
日本:「かっこ悪さが気になる」「ダサイ」
米国:「かっこ良さが気になる」「クール」
【匂い】
日本:「自分は匂いが臭い」「臭い匂いが気になる」
米国:「自分は匂いが好い」「好い匂いが気になる」
【プロポーズ】
日本:「僕と結婚して下さい(僕は君と結婚したい)」
米国:「ユーマリーミー(君は僕と結婚したい)」
などなど。探せばきりがない。
それにしても、日本人と米国人は何から何まで正反対ですナ。これで「あなたの隣人を愛せる」のかネ。
日本:「交通ルールは警察官のため」
米国:「交通ルールは運転者のため」
【ハイウェイ】
日本:「ハイウェイは役人のもの」「有料道路」
米国:「ハイウェイは人民のもの」「無料道路」
【交通事故】
日本:「被害を少めに見積もる」
米国:「被害を多めに見積もる」
【人に尋ねる時】
日本:「すみません」
米国:「エクスキューズミー(言い訳させて)」
【あいさつ】
日本:「お早うございます」
米国:「グッモーニング(好い朝ですね)」
【隣人】
日本:「隣人に気をつけろ」
米国:「隣人を愛せよ」
【PK戦】
日本:「これは負けるぞ」「もうだめだ」
米国:「これは勝てるぞ」「まだいける」
【禁止薬物】
日本:「使ったら最後」
米国:「使ったもの勝ち」
【セックス】
日本:「淫行」
米国:「神の贈り物」
【ファッション】
日本:「かっこ悪さが気になる」「ダサイ」
米国:「かっこ良さが気になる」「クール」
【匂い】
日本:「自分は匂いが臭い」「臭い匂いが気になる」
米国:「自分は匂いが好い」「好い匂いが気になる」
【プロポーズ】
日本:「僕と結婚して下さい(僕は君と結婚したい)」
米国:「ユーマリーミー(君は僕と結婚したい)」
などなど。探せばきりがない。
それにしても、日本人と米国人は何から何まで正反対ですナ。これで「あなたの隣人を愛せる」のかネ。
[ 15:48 ]
[ 社会 ]
”カナダからの手紙”:それは中国人犯罪者からだった
先月、こんな事件があったばかりだが、今度は大阪でも同じような事件が起こったようだ。
覚せい剤など640kg押収、中国人4人逮捕…大阪南港
「カナダ・バンクーバーから入港した貨物船から陸揚げされた住宅用木材の内部に隠された
覚せい剤約155キロ(末端価格93億円)
大麻約280キロ(同11億2000万円)
合成麻薬「MDMA」錠剤約205キロ
などの違法薬物を押収」
今回、府警は「コントロールド・デリバリー(泳がせ捜査)」を実施したという。まあ、ちょっと気付かない振りをして犯人を泳がせるという方法だろう。
同港に荷を引き取りに来た30一50歳代の中国人4人が、トラックで堺市内の倉庫に運び込んだのを確認し逮捕した。
調べに対し、4人はこういったという。
「荷受けや運び役を頼まれただけで中身は知らなかった」
貿易代行業者は
「別の貿易業者に頼まれた」
と言っているという。
しかし、これは、しばらく前にテレビでも放送があった中国人・韓国人マフィアの典型的なやり方である。その番組によれば、韓国では、「聞くな団」という面白い名前までついているとか。
これは、次のような理由による。
犯罪は日本の暴力団が資金面で手引きする。これが元締めとなり、中国人韓国人など東洋人の犯罪組織に仕事を依頼する。依頼された犯罪組織は、犯罪の”実行犯”数人を個別に雇い入れる。そのグループが実際の犯罪を実行するが、仕事の際、お互いの素性をお互いに”聞くな”、”話すな”と約束させる。なぜなら、それを知っていると、捕まった場合にお互いの素性をばらして、元締めまでイモづる式にばれてしまうからだ。だから、「聞くな団」という犯行グループ名がついたというのである。実行犯は、仕事が終わると、物を組織に渡して金をもらい次の仕事を待つ。組織はそれを日本人マフィアに渡して金を取る。そして、次の仕事を請け負う。
要するに、
暴力団 <一> 中国人マフィア <一> 実行犯(「聞くな団」、主に中国人韓国人犯罪者)
という”システム”が存在しているという話であった。
というわけで、日本の警察など日本人は、「荷受けや運び役を頼まれただけで中身は知らなかった」、「別の貿易業者に頼まれた」と聞けば、こういう連中は”下っ端”でたいしたことのない無関係な連中と思うかも知れないが、実はそうではない。連中は、「ルール上そう言え」と約束された正真正銘のプロ中のプロの犯罪実行犯なのである。
それゆえ、絶対にこういう実行犯を見のがしてはならない。
なぜなら、こういった”犯罪実行犯”は、殺人強盗、銀行強盗、麻薬の持ち込みなど、何でもござれのプロ、「必殺仕事人」だからである。こういう連中を捕まえなくては、また別の犯罪を請け負って別の凶悪事件を引き起こすからである。連中をマメに捕まえていく内に、元締めまで進んでいくのである。
いずれにせよ、カナダ人の”偽善者”振りにも困ったものですナ。カナダ・バンクーバー港やカナダ・バンクーバー空港で未然に防げば、何も問題ないはずだからナ。
最近、カナダと聞けば、死刑廃止国、外人犯罪援護国、という印象を持ってしまい、良いイメージがない。
先月、こんな事件があったばかりだが、今度は大阪でも同じような事件が起こったようだ。
覚せい剤など640kg押収、中国人4人逮捕…大阪南港
「カナダ・バンクーバーから入港した貨物船から陸揚げされた住宅用木材の内部に隠された
覚せい剤約155キロ(末端価格93億円)
大麻約280キロ(同11億2000万円)
合成麻薬「MDMA」錠剤約205キロ
などの違法薬物を押収」
今回、府警は「コントロールド・デリバリー(泳がせ捜査)」を実施したという。まあ、ちょっと気付かない振りをして犯人を泳がせるという方法だろう。
同港に荷を引き取りに来た30一50歳代の中国人4人が、トラックで堺市内の倉庫に運び込んだのを確認し逮捕した。
調べに対し、4人はこういったという。
「荷受けや運び役を頼まれただけで中身は知らなかった」
貿易代行業者は
「別の貿易業者に頼まれた」
と言っているという。
しかし、これは、しばらく前にテレビでも放送があった中国人・韓国人マフィアの典型的なやり方である。その番組によれば、韓国では、「聞くな団」という面白い名前までついているとか。
これは、次のような理由による。
犯罪は日本の暴力団が資金面で手引きする。これが元締めとなり、中国人韓国人など東洋人の犯罪組織に仕事を依頼する。依頼された犯罪組織は、犯罪の”実行犯”数人を個別に雇い入れる。そのグループが実際の犯罪を実行するが、仕事の際、お互いの素性をお互いに”聞くな”、”話すな”と約束させる。なぜなら、それを知っていると、捕まった場合にお互いの素性をばらして、元締めまでイモづる式にばれてしまうからだ。だから、「聞くな団」という犯行グループ名がついたというのである。実行犯は、仕事が終わると、物を組織に渡して金をもらい次の仕事を待つ。組織はそれを日本人マフィアに渡して金を取る。そして、次の仕事を請け負う。
要するに、
暴力団 <一> 中国人マフィア <一> 実行犯(「聞くな団」、主に中国人韓国人犯罪者)
という”システム”が存在しているという話であった。
というわけで、日本の警察など日本人は、「荷受けや運び役を頼まれただけで中身は知らなかった」、「別の貿易業者に頼まれた」と聞けば、こういう連中は”下っ端”でたいしたことのない無関係な連中と思うかも知れないが、実はそうではない。連中は、「ルール上そう言え」と約束された正真正銘のプロ中のプロの犯罪実行犯なのである。
それゆえ、絶対にこういう実行犯を見のがしてはならない。
なぜなら、こういった”犯罪実行犯”は、殺人強盗、銀行強盗、麻薬の持ち込みなど、何でもござれのプロ、「必殺仕事人」だからである。こういう連中を捕まえなくては、また別の犯罪を請け負って別の凶悪事件を引き起こすからである。連中をマメに捕まえていく内に、元締めまで進んでいくのである。
いずれにせよ、カナダ人の”偽善者”振りにも困ったものですナ。カナダ・バンクーバー港やカナダ・バンクーバー空港で未然に防げば、何も問題ないはずだからナ。
最近、カナダと聞けば、死刑廃止国、外人犯罪援護国、という印象を持ってしまい、良いイメージがない。
[ 10:31 ]
[ ドラマ・映画 ]
昨日、韓国俳優の名演技の”ルーツ”は、役者が大学の映画演劇学科卒であることにあり、その原因は、そこで学ぶスタニスラフスキーの「メソッド」にあるのではないか、という私の”仮説”について紹介した。この「メソッド」についてその息吹きを理解するのにちょうど良いものを見つけたので、ついでに紹介しておこう。
『ジーン・ハックマン自らを語る』
これは、アクターズ・スタジオのリプトン教授とジーン・ハックマンのインタビューである。
Inside the Actors Studio: Interviews with Hollywood Celebrities
この最後の部分に「メソッド」のことが語られている。
”俳優志望・女性
Q:去年、初めて自主製作映画に出演したのですが、現場で孤立感を覚えました。
メソードに基づいた役作りをしていたのですが、周囲が皆、メソード演技をバカにしていたの で・・・。
GH:僕も経験あるよ。 状況は少し違うが。
女性:大物ですものね(笑)、追いつきますよ!
GH:さすが皆、あからさまには僕をバカにしない(笑)。
でも、メソード演技は常にそういう扱いを受けてきた。
初めてカリフォルニアに行った時、僕がニューヨークから来たと知って、ある男がこう言っ た。
"あんたもスタニスラフ族か?" 昆虫か何かみたいにね。
こう言ってやるんだ。 "これが私のやり方です"。
タフにならなきゃダメだ。つらい時もあるだろう、でもやるべきことをきちんとやっていれ ば、必ず結果はついてくる。自分の信じるやり方に従えばいい。
笑われても気にするな、聞き流すんだ。 自分のやり方を信じて進むこと。
未来はこれからだ。 ・・・うらやましいよ。”
ちなみに、ジェラルディン・ペイジ、マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト、ポール・ニューマンなどは、みんなこのアクターズ・スタジオ出身であるという。
ちなみに、私が検索した範囲では、まだ日本には、『アクターズ・スタジオ・ジャパン(ASJ)』は存在しないようであるナ。
『ジーン・ハックマン自らを語る』
これは、アクターズ・スタジオのリプトン教授とジーン・ハックマンのインタビューである。
Inside the Actors Studio: Interviews with Hollywood Celebrities
この最後の部分に「メソッド」のことが語られている。
”俳優志望・女性
Q:去年、初めて自主製作映画に出演したのですが、現場で孤立感を覚えました。
メソードに基づいた役作りをしていたのですが、周囲が皆、メソード演技をバカにしていたの で・・・。
GH:僕も経験あるよ。 状況は少し違うが。
女性:大物ですものね(笑)、追いつきますよ!
GH:さすが皆、あからさまには僕をバカにしない(笑)。
でも、メソード演技は常にそういう扱いを受けてきた。
初めてカリフォルニアに行った時、僕がニューヨークから来たと知って、ある男がこう言っ た。
"あんたもスタニスラフ族か?" 昆虫か何かみたいにね。
こう言ってやるんだ。 "これが私のやり方です"。
タフにならなきゃダメだ。つらい時もあるだろう、でもやるべきことをきちんとやっていれ ば、必ず結果はついてくる。自分の信じるやり方に従えばいい。
笑われても気にするな、聞き流すんだ。 自分のやり方を信じて進むこと。
未来はこれからだ。 ・・・うらやましいよ。”
ちなみに、ジェラルディン・ペイジ、マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト、ポール・ニューマンなどは、みんなこのアクターズ・スタジオ出身であるという。
ちなみに、私が検索した範囲では、まだ日本には、『アクターズ・スタジオ・ジャパン(ASJ)』は存在しないようであるナ。
2007/08/12のBlog
[ 13:56 ]
[ ドラマ・映画 ]
写真:ミスユニバース世界大会で優勝した日本女性
2、3年前に以下のものに、どうして韓国人俳優の”演技がうまい”かという話を紹介した。
「「チャングムの誓い」再放送! 」
「’韓流’現象の本質とは?2:険のない顔」
「’韓流’現象の本質とは? 」
「チェ・ジュウとぺ・ヨンジュンとイチローの辞退の意味 」
今日、ネットサーフィンで偶然みつけたmangosteenさんのブログにこの問題の”ヒント”になりそうなものがあったので、ここで紹介させてもらおう。
2、3年前に以下のものに、どうして韓国人俳優の”演技がうまい”かという話を紹介した。
「「チャングムの誓い」再放送! 」
「’韓流’現象の本質とは?2:険のない顔」
「’韓流’現象の本質とは? 」
「チェ・ジュウとぺ・ヨンジュンとイチローの辞退の意味 」
今日、ネットサーフィンで偶然みつけたmangosteenさんのブログにこの問題の”ヒント”になりそうなものがあったので、ここで紹介させてもらおう。
(あ)「韓国俳優、女優の出身(在学)大学ランキング 」
(い)「韓国俳優、女優について」
まずは(あ)の韓国人俳優の”学歴”であるが、大半は4年生の大学を卒業している。したがって、学歴は大卒ということとなる。その出身大学は以下のものだという。勝手に引用させてもらおう。
1・ソウル大学 (日本で言うと東京大学らしい )
キム・テヒ(”天国の階段”のユリ役)
2・延世大学 (日本で言うと慶応大学らしい)
ハン・ジェソク(”イブのすべて”のチェリムのオッパ役(ウジン)、”ガラスの靴”)
シン・ヒョンジョン(”天国の階段”のテファ役)
3・高麗大学 (日本で言うと早稲田大学らしい)
チェ・スジョン(”初恋”のヨン様の兄役)
4・梨花女子大 (日本で言うと、御茶ノ水+聖心女子大+学習院のようなもの)
芸能人発見できず
5・漢陽大学
イ・ビョンホン(ビョン様) イ・ヨンエ(宮廷女官チャングムの誓い・PAPA、ドクターズ)
イ・ドンゴン(パリの恋人、学校へ行こう、ガラスの華)
カン・ドンウォン(狼の誘惑、若手イケメンです)
チェ・ジウ(”冬ソナ”のユジン役、”美しき日々”のヨンス役 最近除籍になったらしいが。)
ソン・ユナ(”ホテリアー”のペ様のお相手役だった方)
6・成均館大学
ペ・ヨンジュン(ヨン様)
7・西江大学
ムン・ソングン(誰??韓国俳優らしい。。。)
8・弘益大学
ソン・ジチャン(”真実”のパク・スンジェ役)
9・東国大学
リュ・シウォン(美しき日々、真実、プロポーズ、この世の果てまで) 演劇映画科
ハン・ソッキュ(シュリ、八月のクリスマス)
チョン・ジヒョン(”猟奇的な彼女”のヒロイン、僕の彼女を紹介します)
イ・ミヨン(純愛中毒、黒水仙) キム・ソヨン(”イブのすべて”のヨンミ、”その陽射が私に。。。”)
チョ・インソン(バリでの出来事、ラブストーリー)
10・明知大学
ムン・ソングン(韓国歌手らしい)
他のランキング表によると
1・ソウル大
2・延世大
3・高麗大
4・西江大
5・梨花女子大
6・成均館大
7・漢陽大
8・淑明女子大
芸能人発見できず
9・韓国外国語大
イ・スンファン(チェ・リムの夫) ユ・ヨル(”冬ソナ”のサンヒョクの職場での先輩役)
10・中央大
イ・ヨンエ(大学院) パク・ヨンハ(”冬ソナ”のサンヒョク)
キム・ヒソン(”悲しき恋歌”、”プロポーズ”のユラ役、”グッバイマイラブ”のヨンジュ役)
チャン・ナラ(”マイラブ・パッチ”で、ジェウォン君と共演)
コ・ソヨン(”裸足の青春”のペ様のお相手、”連風恋歌”のチャンドンゴン様のお相手、二重スパイ)
この他に以下のものもあるという。
壇国大学
ソウル芸術大学
ちなみに韓国の学校制度は(順調に行けば)
6一11才 小学校 普通教育
12一14才 中学校・技術学校 中等教育
15一17才 高等学校・高等技術学校
18一22才 大学・各種学校 高等教育
23一25才 大学院
であり、小学校に日本より1年早く入り、大学に1年早く入るために、日本より2歳若く大学に入ることが可能。そして、大学が5年制で大学院が3年制のため、大学院卒業時に日本より2歳若い。面白いシステムだ。25歳で博士になれるというのは、イギリス型とも言えるかも知れない。
----------------
こんなふうに、韓国は日本の俳優と違って”学歴が高い”。言い換えれば、”教養がある”ということとなる。このあたりに、日本の俳優と比べて韓国俳優が深みのある演技をする理由の1つだろう。
日本の芸能界の場合は、中卒の家出娘、元ヤンキー、元暴走族でも芸能人になれる。よくて高卒や大学中退。それでも芸能プロダクションに入り、一種の商品として取り扱われてしまう。だから、吉永小百合とか特別の人を除けば、大卒の学歴を持つ俳優は非常に少ない。
(い)「韓国俳優、女優について」
まずは(あ)の韓国人俳優の”学歴”であるが、大半は4年生の大学を卒業している。したがって、学歴は大卒ということとなる。その出身大学は以下のものだという。勝手に引用させてもらおう。
1・ソウル大学 (日本で言うと東京大学らしい )
キム・テヒ(”天国の階段”のユリ役)
2・延世大学 (日本で言うと慶応大学らしい)
ハン・ジェソク(”イブのすべて”のチェリムのオッパ役(ウジン)、”ガラスの靴”)
シン・ヒョンジョン(”天国の階段”のテファ役)
3・高麗大学 (日本で言うと早稲田大学らしい)
チェ・スジョン(”初恋”のヨン様の兄役)
4・梨花女子大 (日本で言うと、御茶ノ水+聖心女子大+学習院のようなもの)
芸能人発見できず
5・漢陽大学
イ・ビョンホン(ビョン様) イ・ヨンエ(宮廷女官チャングムの誓い・PAPA、ドクターズ)
イ・ドンゴン(パリの恋人、学校へ行こう、ガラスの華)
カン・ドンウォン(狼の誘惑、若手イケメンです)
チェ・ジウ(”冬ソナ”のユジン役、”美しき日々”のヨンス役 最近除籍になったらしいが。)
ソン・ユナ(”ホテリアー”のペ様のお相手役だった方)
6・成均館大学
ペ・ヨンジュン(ヨン様)
7・西江大学
ムン・ソングン(誰??韓国俳優らしい。。。)
8・弘益大学
ソン・ジチャン(”真実”のパク・スンジェ役)
9・東国大学
リュ・シウォン(美しき日々、真実、プロポーズ、この世の果てまで) 演劇映画科
ハン・ソッキュ(シュリ、八月のクリスマス)
チョン・ジヒョン(”猟奇的な彼女”のヒロイン、僕の彼女を紹介します)
イ・ミヨン(純愛中毒、黒水仙) キム・ソヨン(”イブのすべて”のヨンミ、”その陽射が私に。。。”)
チョ・インソン(バリでの出来事、ラブストーリー)
10・明知大学
ムン・ソングン(韓国歌手らしい)
他のランキング表によると
1・ソウル大
2・延世大
3・高麗大
4・西江大
5・梨花女子大
6・成均館大
7・漢陽大
8・淑明女子大
芸能人発見できず
9・韓国外国語大
イ・スンファン(チェ・リムの夫) ユ・ヨル(”冬ソナ”のサンヒョクの職場での先輩役)
10・中央大
イ・ヨンエ(大学院) パク・ヨンハ(”冬ソナ”のサンヒョク)
キム・ヒソン(”悲しき恋歌”、”プロポーズ”のユラ役、”グッバイマイラブ”のヨンジュ役)
チャン・ナラ(”マイラブ・パッチ”で、ジェウォン君と共演)
コ・ソヨン(”裸足の青春”のペ様のお相手、”連風恋歌”のチャンドンゴン様のお相手、二重スパイ)
この他に以下のものもあるという。
壇国大学
ソウル芸術大学
ちなみに韓国の学校制度は(順調に行けば)
6一11才 小学校 普通教育
12一14才 中学校・技術学校 中等教育
15一17才 高等学校・高等技術学校
18一22才 大学・各種学校 高等教育
23一25才 大学院
であり、小学校に日本より1年早く入り、大学に1年早く入るために、日本より2歳若く大学に入ることが可能。そして、大学が5年制で大学院が3年制のため、大学院卒業時に日本より2歳若い。面白いシステムだ。25歳で博士になれるというのは、イギリス型とも言えるかも知れない。
----------------
こんなふうに、韓国は日本の俳優と違って”学歴が高い”。言い換えれば、”教養がある”ということとなる。このあたりに、日本の俳優と比べて韓国俳優が深みのある演技をする理由の1つだろう。
日本の芸能界の場合は、中卒の家出娘、元ヤンキー、元暴走族でも芸能人になれる。よくて高卒や大学中退。それでも芸能プロダクションに入り、一種の商品として取り扱われてしまう。だから、吉永小百合とか特別の人を除けば、大卒の学歴を持つ俳優は非常に少ない。
さて、今度は(い)。これは韓国人俳優の備えるべき”条件”というものがあるという話。その条件とは以下のものである。
1・まず、俳優は、背が高くなければいけない。
2・高学歴でなくてはならない。
1は、以下の通り。
主要イケメン(私の独断と偏見)をあげてみよう。
男だと、175cm以上。(178cm以上ぐらいが普通かな)
ぺ・ヨンジュン 180cm(冬ソナ、ホテリアー、初恋、裸足の青春)
イ・ビョンホン 178cm(美しき日々、All In、誰にでも秘密がある(もうすぐ!!))
チャン・ドンゴン 180cm(イブのすべて、ブラザーフッド、サラン、ドクターズ)
ウォンビン 178cm(ブラザーフッド、フレンズ、秋の童話)
キム・ジェウォン 182cm(マイラブ・パッチ、ロマンス)
リュ・シウォン 180cm(美しき日々、秘密、真実、その陽射しが私に。。。)
クォン・サンウ 183cm(天国の階段、火山高)
ホン・スンホン 179cm(秋の童話、夏の香り)
ビョン様は、背が低目といわれているらしい。
主要女優
チェ・ジウ 174cm(冬ソナ、天国の階段、美しき日々、サラン)
パク・ソルミ 174cm(冬ソナのライバル役、All In)
チャン・ナラ 163cm(マイラブパッチ、歌手らしい)
チェ・リム 168cm(イブのすべて)
キム・ソヨン 167cm(イブのすべてライバル役、その陽射しが私に。。。)
ユン・ソナ 165cm(愛の群像、日本でもおなじみ)
ソン・ヘギョ 161cm(秋の童話、All In)
イ・ヨンエ 165cm(宮廷女官チャングムの誓い、JSA,ドクターズ)
と、女性も、大きめだ。160cm以上が基本的??
2は、上のものと同じだが、今度のものには大学の所属学部が載っていたので以下に紹介させてもらおう。
ぺ・ヨンジュン 成均館大学映像学科
イ・ビョンホン 漢陽大学(仏語仏文学科卒業)
チャン・ドンゴン 韓国芸術総合学校演劇科3年中退
ウォンビン ペクジェ芸術大学放送演芸学科 在学中
キム・ジェウォン 尚明(サンミョン)大学演劇科在学中
リュ・シウォン シング専門大産業デザイン科卒業
クォン・サンウ ハンナム大学美術教育学科休学中
ホン・スンホン アンソン産業大学
チェ・ジウ 漢陽大学演劇映画科
パク・ソルミ 大学不明(演劇映画学科)
チャン・ナラ 中央大学演劇学科
チェ・リム ソウル芸術専門大学放送芸能科
キム・ソヨン 東国大学演劇映像学部
ユン・ソナ ペクジェ芸術大学 演劇映画学科卒
ソン・ヘギョ 世宗大学映画芸術在学中
イ・ヨンエ 漢陽大学ドイツ語独文科、中央大学新聞放送大学院演劇映画科
------------------------
こんなふうに、韓国人俳優は「大学で演劇を学んでいる」という”構造”が理解できる。これは、「アメリカ型」ということができるだろう。なぜなら、アメリカ人俳優も演劇や映画は大学の演劇学科や映画学科で学んでいるからである。
ところが、日本の大学で、人文科目分野として演劇学科や映画学科が存在する大学は非常にわずかである。日本の国立大学や有名私立大学にはほとんどない。そのため、演劇や映画やドラマを学ぶためには、どこかの劇団やあるいはどこかの映画会社、あるいはどこかのテレビ局に入って学ばなくてはならない。
この韓国と日本の”差”が両国の俳優の実力の差となっているのは明白だろう。
ここで問題となるのは、韓国では「演劇映画学科」というものが大学に存在し、アメリカ型の教育を行っているらしいということとなれば、これこそ「リプトン教授のアクターズ・スタジオ・インタビュー」でよく話題に出る「メソッド」(=スタニスラフスキーメソッド)を韓国人俳優も身につけているということとなる。
「メソッド」とは、ソ連の天才演出家スタニスラフスキーが考案した演劇教育法で、その後アメリカに伝わり、リー・ストラスバーグやマイズナーが受け継ぎ、リプトン教授のいるアクターズ・スタジオ(俳優学校)などを作ったと言われている。
だから、なぜか韓国人俳優の演技がハリウッド俳優と非常に似た雰囲気の演技をするように見えるのだろうと思う。一言で言えば、”自然な演技”というものである。これは、日本のマンガチックな演技や歌舞伎や能的な表現法とは発想が異なっている。
今回のNHKの「風林火山」にしても、武田信玄の歌舞伎調のウソ臭い演技がいつも気になるが、現代的な演劇法を身につけた俳優とそうでないものの違いが出ていると言えるだろう。
日本にもこうした方法を学ぶことができるように、大学に「演劇映画学科」というものが誕生すると良いと思う。しかし、”世界知らず”の文科省ではおそらく話にならないだろうナ。
1・まず、俳優は、背が高くなければいけない。
2・高学歴でなくてはならない。
1は、以下の通り。
主要イケメン(私の独断と偏見)をあげてみよう。
男だと、175cm以上。(178cm以上ぐらいが普通かな)
ぺ・ヨンジュン 180cm(冬ソナ、ホテリアー、初恋、裸足の青春)
イ・ビョンホン 178cm(美しき日々、All In、誰にでも秘密がある(もうすぐ!!))
チャン・ドンゴン 180cm(イブのすべて、ブラザーフッド、サラン、ドクターズ)
ウォンビン 178cm(ブラザーフッド、フレンズ、秋の童話)
キム・ジェウォン 182cm(マイラブ・パッチ、ロマンス)
リュ・シウォン 180cm(美しき日々、秘密、真実、その陽射しが私に。。。)
クォン・サンウ 183cm(天国の階段、火山高)
ホン・スンホン 179cm(秋の童話、夏の香り)
ビョン様は、背が低目といわれているらしい。
主要女優
チェ・ジウ 174cm(冬ソナ、天国の階段、美しき日々、サラン)
パク・ソルミ 174cm(冬ソナのライバル役、All In)
チャン・ナラ 163cm(マイラブパッチ、歌手らしい)
チェ・リム 168cm(イブのすべて)
キム・ソヨン 167cm(イブのすべてライバル役、その陽射しが私に。。。)
ユン・ソナ 165cm(愛の群像、日本でもおなじみ)
ソン・ヘギョ 161cm(秋の童話、All In)
イ・ヨンエ 165cm(宮廷女官チャングムの誓い、JSA,ドクターズ)
と、女性も、大きめだ。160cm以上が基本的??
2は、上のものと同じだが、今度のものには大学の所属学部が載っていたので以下に紹介させてもらおう。
ぺ・ヨンジュン 成均館大学映像学科
イ・ビョンホン 漢陽大学(仏語仏文学科卒業)
チャン・ドンゴン 韓国芸術総合学校演劇科3年中退
ウォンビン ペクジェ芸術大学放送演芸学科 在学中
キム・ジェウォン 尚明(サンミョン)大学演劇科在学中
リュ・シウォン シング専門大産業デザイン科卒業
クォン・サンウ ハンナム大学美術教育学科休学中
ホン・スンホン アンソン産業大学
チェ・ジウ 漢陽大学演劇映画科
パク・ソルミ 大学不明(演劇映画学科)
チャン・ナラ 中央大学演劇学科
チェ・リム ソウル芸術専門大学放送芸能科
キム・ソヨン 東国大学演劇映像学部
ユン・ソナ ペクジェ芸術大学 演劇映画学科卒
ソン・ヘギョ 世宗大学映画芸術在学中
イ・ヨンエ 漢陽大学ドイツ語独文科、中央大学新聞放送大学院演劇映画科
------------------------
こんなふうに、韓国人俳優は「大学で演劇を学んでいる」という”構造”が理解できる。これは、「アメリカ型」ということができるだろう。なぜなら、アメリカ人俳優も演劇や映画は大学の演劇学科や映画学科で学んでいるからである。
ところが、日本の大学で、人文科目分野として演劇学科や映画学科が存在する大学は非常にわずかである。日本の国立大学や有名私立大学にはほとんどない。そのため、演劇や映画やドラマを学ぶためには、どこかの劇団やあるいはどこかの映画会社、あるいはどこかのテレビ局に入って学ばなくてはならない。
この韓国と日本の”差”が両国の俳優の実力の差となっているのは明白だろう。
ここで問題となるのは、韓国では「演劇映画学科」というものが大学に存在し、アメリカ型の教育を行っているらしいということとなれば、これこそ「リプトン教授のアクターズ・スタジオ・インタビュー」でよく話題に出る「メソッド」(=スタニスラフスキーメソッド)を韓国人俳優も身につけているということとなる。
「メソッド」とは、ソ連の天才演出家スタニスラフスキーが考案した演劇教育法で、その後アメリカに伝わり、リー・ストラスバーグやマイズナーが受け継ぎ、リプトン教授のいるアクターズ・スタジオ(俳優学校)などを作ったと言われている。
だから、なぜか韓国人俳優の演技がハリウッド俳優と非常に似た雰囲気の演技をするように見えるのだろうと思う。一言で言えば、”自然な演技”というものである。これは、日本のマンガチックな演技や歌舞伎や能的な表現法とは発想が異なっている。
今回のNHKの「風林火山」にしても、武田信玄の歌舞伎調のウソ臭い演技がいつも気になるが、現代的な演劇法を身につけた俳優とそうでないものの違いが出ていると言えるだろう。
日本にもこうした方法を学ぶことができるように、大学に「演劇映画学科」というものが誕生すると良いと思う。しかし、”世界知らず”の文科省ではおそらく話にならないだろうナ。
2007/08/09のBlog
[ 22:37 ]
[ 大学・大学院 ]
大学・短大進学率、初の5割台に…大学全入時代には至らず
文部科学省の学校基本調査(速報)によれば、今春の高校卒業生の大学・短大の進学率が51・2%ととなって、初めて5割を超えた。しかし、文科省は
「”大学全入時代”が今春から到来する」
と予測していたが、”間違い”であった、というニュース。これについては、
「全入時代がいつ始まるのかは予測出来ない」
と文科省のお役人は”言い訳”しているとか。
【進学率】
今春の高卒数=114万7984人。
大学や短大などの進学者=58万7497人
”進学率”=進学者/高卒数=51・2(昨春の49・3%より1・9ポイント上昇)。
男子=49・9%、女子=52・5%。
都道府県別
1位:京都府=63・0%
2位:東京都=61・4%
【入学率】
2005年に中央教育審議会は、今春の場合、志願者=入学者(=進学者)=67万4000人。したがって、”入学率”=入学者/志願者=100%(=全入)と計算。しかし、実際には、志願者=77万1660人、入学者=69万8215人。したがって、入学率=90・5%。
しかし、どうも私にはこの計算が理解できない。何かインチキくさい。というのは、次のような理由からである。
今現在、日本の3割の世帯には、これといった預貯金がない(二極化する日本人 )と分かっている。ならば、少なく見積もっても、最低3割の家庭は、子供を進学さられるお金がなく、進学できないはずである。したがって、進学率=70%がマキシマムのはずである。それゆえ、多少預貯金があっても子供の進学には回す程余裕のない家庭もあるわけだから、50%前後の進学率というのは、まあ納得できる。
一方、入学率=90・5%というは、おかしな話に聞こえる。この統計には、何か不自然なところがある。最近、分かったことに、高校から大学への進学率を高めるために、いくつかの高校で、1人で何十校も大学受験させて合格させたというニュースがあった。このことから、実際には、志願しないにもかかわらず統計上は志願者となって数えられてしまうという場合がかなりある、ということではないかと見えるからである。
この意味では、”実質上”「大学全入時代」はすでに到来している、というべきかも知れないナ。
それにしても、分かりにくい学校基本調査ですナ。
文部科学省の学校基本調査(速報)によれば、今春の高校卒業生の大学・短大の進学率が51・2%ととなって、初めて5割を超えた。しかし、文科省は
「”大学全入時代”が今春から到来する」
と予測していたが、”間違い”であった、というニュース。これについては、
「全入時代がいつ始まるのかは予測出来ない」
と文科省のお役人は”言い訳”しているとか。
【進学率】
今春の高卒数=114万7984人。
大学や短大などの進学者=58万7497人
”進学率”=進学者/高卒数=51・2(昨春の49・3%より1・9ポイント上昇)。
男子=49・9%、女子=52・5%。
都道府県別
1位:京都府=63・0%
2位:東京都=61・4%
【入学率】
2005年に中央教育審議会は、今春の場合、志願者=入学者(=進学者)=67万4000人。したがって、”入学率”=入学者/志願者=100%(=全入)と計算。しかし、実際には、志願者=77万1660人、入学者=69万8215人。したがって、入学率=90・5%。
しかし、どうも私にはこの計算が理解できない。何かインチキくさい。というのは、次のような理由からである。
今現在、日本の3割の世帯には、これといった預貯金がない(二極化する日本人 )と分かっている。ならば、少なく見積もっても、最低3割の家庭は、子供を進学さられるお金がなく、進学できないはずである。したがって、進学率=70%がマキシマムのはずである。それゆえ、多少預貯金があっても子供の進学には回す程余裕のない家庭もあるわけだから、50%前後の進学率というのは、まあ納得できる。
一方、入学率=90・5%というは、おかしな話に聞こえる。この統計には、何か不自然なところがある。最近、分かったことに、高校から大学への進学率を高めるために、いくつかの高校で、1人で何十校も大学受験させて合格させたというニュースがあった。このことから、実際には、志願しないにもかかわらず統計上は志願者となって数えられてしまうという場合がかなりある、ということではないかと見えるからである。
この意味では、”実質上”「大学全入時代」はすでに到来している、というべきかも知れないナ。
それにしても、分かりにくい学校基本調査ですナ。
2007/08/08のBlog
[ 09:23 ]
[ ジョーク ]
「ビリー隊長」日本でミリオンセラー 年内にも第2弾
決死の体験入隊 ビリー隊長は強かった
【「ビリー隊長」日本に住めば痩せるゾ】
今や日本でも”伝説”となりつつある「ビリー隊長」。
ビリーの方法は良く痩せられると日本でも大評判。
とうとう100万セラーの超ヒットとなった。
それを知った、もう日本の2年住むという、とあるアメリカ人男性が言った。
「ビリー、君は知らないだろうが、
僕はアメリカにいた時は100kgを超えていた。
それがどうだ。
もう僕は日本に2年住むが、たった2年住んだだけで
今や僕は78kgのスリム体型さ」
「この意味が分かるかい、ビリー。
日本ではそんなダイエットプログラムは必要無いのさ。
なぜなら、この物価の高さ、家賃の高さ、電気代の高さ、交通費の高さ。
日本で生き残るには、1日2食、3日に1度の銭湯、
交通機関は自転車、冷暖房は使用せず」
「これで自動的に激やせするのさ」
【「ビリー隊長」のおかげで徴兵制復活】
ところで、「ブートキャンプ」とは、”新兵訓練所”の意味。
「ビリー隊長、ブートキャンプ」のメガヒットに目がくらんだ
自民党のお偉方はこう考えた。
「そんなに”軍隊式”が好きなら、こうしてやる」
「来年から日本人全員徴兵制だ!」
「軍隊でみっちりしごき、痩せさせてやるさ」
決死の体験入隊 ビリー隊長は強かった
【「ビリー隊長」日本に住めば痩せるゾ】
今や日本でも”伝説”となりつつある「ビリー隊長」。
ビリーの方法は良く痩せられると日本でも大評判。
とうとう100万セラーの超ヒットとなった。
それを知った、もう日本の2年住むという、とあるアメリカ人男性が言った。
「ビリー、君は知らないだろうが、
僕はアメリカにいた時は100kgを超えていた。
それがどうだ。
もう僕は日本に2年住むが、たった2年住んだだけで
今や僕は78kgのスリム体型さ」
「この意味が分かるかい、ビリー。
日本ではそんなダイエットプログラムは必要無いのさ。
なぜなら、この物価の高さ、家賃の高さ、電気代の高さ、交通費の高さ。
日本で生き残るには、1日2食、3日に1度の銭湯、
交通機関は自転車、冷暖房は使用せず」
「これで自動的に激やせするのさ」
【「ビリー隊長」のおかげで徴兵制復活】
ところで、「ブートキャンプ」とは、”新兵訓練所”の意味。
「ビリー隊長、ブートキャンプ」のメガヒットに目がくらんだ
自民党のお偉方はこう考えた。
「そんなに”軍隊式”が好きなら、こうしてやる」
「来年から日本人全員徴兵制だ!」
「軍隊でみっちりしごき、痩せさせてやるさ」
[ 09:09 ]
[ サッカーJリーグ ]
2日前、私は「オシム体制崩壊か?:反町ジャパンサッカーにならず 」にこう書いていた。
”この期に及んで、川淵さんもやっと気付いたようだが、”オシムの傀儡政権”として”調子をこいている”反町監督には通じないだろう。もはや手後れの観あり。反町が平山に固執する理由は、恐らくサッカー以外のもっと別の理由だろうと私は見ている。”
U22代表の反町監督と川淵協会会長が協議
「日本サッカー協会の川淵三郎会長は7日、U22(22歳以下)日本代表の反町監督と協議し、22日の北京五輪最終予選初戦、ベトナム戦(国立)の合宿期間が短く、J1・第21節(18、19日)以前に招集出来るよう配慮すると打診したが、反町監督はJの日程を尊重し、断った。」
日本のヤングジャパンの将来を考えて、せっかく川淵三郎会長が反町に”良い提案”をしたにもかかわらず、反町はそれをにべもなく拒否。
「反町監督はJの日程を尊重し、断った」というが、要するに、予選敗退した時のための”言い訳”を用意しておいたわけだ。実に、”国家公務員的”な(まあ、官僚的と言ってもいい)ご答弁であった。合宿期間を長くして、それでも負けたら、それは指揮官のせい。全部自分の責任となるからナ。しかし、Jチームの都合で練習不足だったということであれば、責任は逃れられる。
こういう人物には早急にお引き取り願った方がいいだろうナ。
”この期に及んで、川淵さんもやっと気付いたようだが、”オシムの傀儡政権”として”調子をこいている”反町監督には通じないだろう。もはや手後れの観あり。反町が平山に固執する理由は、恐らくサッカー以外のもっと別の理由だろうと私は見ている。”
U22代表の反町監督と川淵協会会長が協議
「日本サッカー協会の川淵三郎会長は7日、U22(22歳以下)日本代表の反町監督と協議し、22日の北京五輪最終予選初戦、ベトナム戦(国立)の合宿期間が短く、J1・第21節(18、19日)以前に招集出来るよう配慮すると打診したが、反町監督はJの日程を尊重し、断った。」
日本のヤングジャパンの将来を考えて、せっかく川淵三郎会長が反町に”良い提案”をしたにもかかわらず、反町はそれをにべもなく拒否。
「反町監督はJの日程を尊重し、断った」というが、要するに、予選敗退した時のための”言い訳”を用意しておいたわけだ。実に、”国家公務員的”な(まあ、官僚的と言ってもいい)ご答弁であった。合宿期間を長くして、それでも負けたら、それは指揮官のせい。全部自分の責任となるからナ。しかし、Jチームの都合で練習不足だったということであれば、責任は逃れられる。
こういう人物には早急にお引き取り願った方がいいだろうナ。
さて、ところで、私は監督依頼する場合にちょっと分からないことがある。それは、日本の代表監督を選ぶ場合、
「どうしてたった1回の好成績で代表チームの監督を選ぶのか」
例えば、この反町監督が選ばれた時は、アルビレックス新潟が大躍進をして好成績をおさめたからだ。そこで、日本サッカー協会は、この反町監督に飛びついた。
しかし、私の記憶では、その時の新潟の”大躍進”の原因を作ったのは、新潟の掘越(だったか?)などの強力フォワードのおかげであった。ところが、こういう選手達は、大活躍したのに、日本代表とか何か特別のオファーを得ることはなかった。代わりに、まるで監督がこの大躍進を引き起こしたかのように解釈されて、反町監督が抜てきされることとなった。
私の疑問とは、
果たしてこんなやり方で本当に良い監督を選べるのか?
ということである。
実際、U一22の代表選手の多くは、反町監督とは直接の関係のない選手たちである。
「どうしてたった1回の好成績で代表チームの監督を選ぶのか」
例えば、この反町監督が選ばれた時は、アルビレックス新潟が大躍進をして好成績をおさめたからだ。そこで、日本サッカー協会は、この反町監督に飛びついた。
しかし、私の記憶では、その時の新潟の”大躍進”の原因を作ったのは、新潟の掘越(だったか?)などの強力フォワードのおかげであった。ところが、こういう選手達は、大活躍したのに、日本代表とか何か特別のオファーを得ることはなかった。代わりに、まるで監督がこの大躍進を引き起こしたかのように解釈されて、反町監督が抜てきされることとなった。
私の疑問とは、
果たしてこんなやり方で本当に良い監督を選べるのか?
ということである。
実際、U一22の代表選手の多くは、反町監督とは直接の関係のない選手たちである。
話は変わるが、その昔、仙台がJ1に昇格した時、その立て役者、それも最後の試合の根性の決勝ゴールを上げたのは、若いころ、U一17で中田英寿、宮本たちを指揮していた財前であった。この天才財前は、地味な性格もあって(私同様、あまり”欲のない”性格。私個人はこういう選手が好きだ)、Jリーグの機構の中で”渡り鳥”となり、その偉大な才能を伸ばせずに終わってしまった。一方で、比較的”調子のいい”、”押しの強い”(まあ、欲の強い)中田英寿や宮本はどんどん出世したというわけだ。
この”差”がいったいどこから来るのか?
前からずっと私は気になっていたのだが、どうやら日本サッカー界には、まだまだ前近代的な”人情人事”、”情実人事”、あるいは”好き嫌い人事”の類が残っているように感じる。要するに、協会のお偉方や監督たちからの”受け”が良い選手だけが、代表に選ばれるのである。
実は、最近日本に定着しつつある、日本サッカー協会の各地方支部で行っている「県トレーニングセンター(県トレセン)」方式にも、これと同じような問題が生じているのである。要するに地方自治体にある県サッカー協会のお偉方の”受け”の良い選手だけが、県トレセン代表として選出されるのである。
もちろん、ここでいう”受け”がいいというのは、有名高校や有名クラブやJリーグ下部のユースなど、”県サッカー協会から良く認知されている”という意味である。それ以外は、ほぼないに等しい。英語でいう”インビジブル”(見えない)である。
これと同じことが、日本代表でも存在するということである。有名クラブの選手以外は、サッカー協会にはまったく”見えていない”。こういうやり方が、日本代表を悪くする根源であると私は見ている。
この点では、アメリカ大リーグや日本のプロ野球の方がさすがに「スカウト」の歴史が長いだけ抜きん出ている。彼等は、「良い選手がいると聞けば、どんな田舎でも出向いて調べに行く」。Jリーグもこれに見習うべきである。
さて、監督の話に戻れば、今度は監督の場合、逆にたった1回や2回の好成績で選ぶべきではない。偶然良かっただけということがあるからである。やはり何度か異なるチームを成功に導いたというような監督を代表監督に選ぶべきだろう。
私はそう思うヨ。
この”差”がいったいどこから来るのか?
前からずっと私は気になっていたのだが、どうやら日本サッカー界には、まだまだ前近代的な”人情人事”、”情実人事”、あるいは”好き嫌い人事”の類が残っているように感じる。要するに、協会のお偉方や監督たちからの”受け”が良い選手だけが、代表に選ばれるのである。
実は、最近日本に定着しつつある、日本サッカー協会の各地方支部で行っている「県トレーニングセンター(県トレセン)」方式にも、これと同じような問題が生じているのである。要するに地方自治体にある県サッカー協会のお偉方の”受け”の良い選手だけが、県トレセン代表として選出されるのである。
もちろん、ここでいう”受け”がいいというのは、有名高校や有名クラブやJリーグ下部のユースなど、”県サッカー協会から良く認知されている”という意味である。それ以外は、ほぼないに等しい。英語でいう”インビジブル”(見えない)である。
これと同じことが、日本代表でも存在するということである。有名クラブの選手以外は、サッカー協会にはまったく”見えていない”。こういうやり方が、日本代表を悪くする根源であると私は見ている。
この点では、アメリカ大リーグや日本のプロ野球の方がさすがに「スカウト」の歴史が長いだけ抜きん出ている。彼等は、「良い選手がいると聞けば、どんな田舎でも出向いて調べに行く」。Jリーグもこれに見習うべきである。
さて、監督の話に戻れば、今度は監督の場合、逆にたった1回や2回の好成績で選ぶべきではない。偶然良かっただけということがあるからである。やはり何度か異なるチームを成功に導いたというような監督を代表監督に選ぶべきだろう。
私はそう思うヨ。
2007/08/06のBlog
[ 20:45 ]
[ オシムの言葉 ]
U22日本代表、ボツワナに敗れる 4カ国対抗サッカー
U一22代表による4カ国対抗戦、日本はボツワナに0一1で敗れた。日本は1勝1分1敗で、得失点差で3位。優勝はボツワナ、準優勝は北朝鮮。4位は中国。
これに対して、”温厚”で知られる、日本サッカー協会の川淵会長が、怒り心頭。
「見切りをつけないと」U22代表に怒りの川淵会長
「ここまできたら見切りをつけないと」
「ぴちぴち感がない」
「発破をかけようと厳しいことを言ってきたが、それがいい方向にいっていない」
カナダであったU一20W杯で活躍した選手の大量起用にも言及。さらにJリーグの各クラブの了承を得て緊急合宿を張る必要性を口にしたという。
U一22代表による4カ国対抗戦、日本はボツワナに0一1で敗れた。日本は1勝1分1敗で、得失点差で3位。優勝はボツワナ、準優勝は北朝鮮。4位は中国。
これに対して、”温厚”で知られる、日本サッカー協会の川淵会長が、怒り心頭。
「見切りをつけないと」U22代表に怒りの川淵会長
「ここまできたら見切りをつけないと」
「ぴちぴち感がない」
「発破をかけようと厳しいことを言ってきたが、それがいい方向にいっていない」
カナダであったU一20W杯で活躍した選手の大量起用にも言及。さらにJリーグの各クラブの了承を得て緊急合宿を張る必要性を口にしたという。
しかし、そんなことはずっと前から私がここで言ってきたことである。ずっとこれまでの試合を欠かさず見ればだれでも理解できることだからだ。
例えば、以下のようなことを書いていた。
反町ジャパン:「汗かき王子」はいたか?
”しかし、何とも言えない、いつもの日本サッカーに戻ってしまったようだ。要するに、「自分達のサッカー」という独自のスタイルがないというスタイルになってしまったということである。「スタイルがないのがスタイル」といえばそれまでだが、いつまでたっても一貫したサッカースタイルができないというのは困り者である。”
U-22香港戦:あまりにひどすぎる!
”平山の1点目は、明らかに”オフサイド”。完全に飛び出していた。3点目も強豪国相手ならオフサイド。厳しい審判であれば、日本は点は入らなかっただろう。
反町監督は、どういうサッカーを目指すのか? この部分がはっきりしない。オシム監督の傀儡(かいらい)政権で行くにしても、「走るサッカー」もできていない。”知性”もゼロ。技もゼロ。これでは困る。ワンパターンでも良いから自分達の形を作るべきだろう。”
サッカーの”厄病神”
”こういう選手をサッカーでは”厄病神”という。こういう選手はどういうわけかわからないが、何をやってもうまく行かない。シュートすればはずす。ヘッドはバーやポストに嫌われ、いいシュートもキーパー正面。こうやってチャンスを潰す。下手にチャンスが来るからなおさらまずい。
普通、トップの決定的チャンスは1試合に3回くらいである。だから、たった3回のシュートで1回得点するという3割打者のような確率が一流選手の証しなのである。しかし、それを平山は3回以上もチャンスをもらうのに、一発も決められない。これでは逆に、チームは危機に陥る。こういうことをここずっと平山はくり返してきたのである。ただ普通の日本人にはない長身があるというだけである。
平山を使っているうちは日本に勝機はない。
それゆえ、平山にこだわり続ける反町監督にも”つき”は来ないだろう。もっと良い選手が他にもいるだけに残念であると私は思う。”
「いやー、ひどかった反町ジャパン!アジア杯予選敗退 」
”いやーこれは”痛い”。日本は、”優勝”を請負されたアジア大会でベストエイトにも入れなかった。これでは先が思い遣られる。
反町ジャパン、平山選手と心中。という、趣きの大会だった。”
「サムライジャパンvsなでしこジャパン:どっちが強い? 」
”とにかく平山選手はことごとくチャンスをミスショットでつぶしてしまった。全くゴール枠を捕らえられない。そうしているうちに日本のリズムが悪くなり、2失点して、最後はワンサイドで攻め込まれてしまったのである。平山は途中交代したが、交代した選手の方がはるかにシャープな動きであった。
いずれにせよ、どうして反町監督はこれほど”凡庸な”平山を代表に使うのか、この辺が理解できない。交代した平山の背中をまるで「よくやったぞ」というふうに叩く監督やコーチの姿に私は非常に違和感を感じた。この試合では”無視”するか、”怒る”べきであった。”
「U-20準優勝:日本サッカーに何が足りないか? 」
”反町監督は、「我々には何かが足りなかった」とドゥンガのような言葉を吐いた。がしかし、その”何か”は明白だった。「シュートの決定力」、「シュート力」である。”
「オシム監督の講議と若手の将来 」
”一方、オシム監督の下で”オシム流”の指導を受けたU-21の反町監督はこういう。
「課題はたくさんある。戦術を含め、すべての面でたくましくならないといけない」”
--------------------
例えば、以下のようなことを書いていた。
反町ジャパン:「汗かき王子」はいたか?
”しかし、何とも言えない、いつもの日本サッカーに戻ってしまったようだ。要するに、「自分達のサッカー」という独自のスタイルがないというスタイルになってしまったということである。「スタイルがないのがスタイル」といえばそれまでだが、いつまでたっても一貫したサッカースタイルができないというのは困り者である。”
U-22香港戦:あまりにひどすぎる!
”平山の1点目は、明らかに”オフサイド”。完全に飛び出していた。3点目も強豪国相手ならオフサイド。厳しい審判であれば、日本は点は入らなかっただろう。
反町監督は、どういうサッカーを目指すのか? この部分がはっきりしない。オシム監督の傀儡(かいらい)政権で行くにしても、「走るサッカー」もできていない。”知性”もゼロ。技もゼロ。これでは困る。ワンパターンでも良いから自分達の形を作るべきだろう。”
サッカーの”厄病神”
”こういう選手をサッカーでは”厄病神”という。こういう選手はどういうわけかわからないが、何をやってもうまく行かない。シュートすればはずす。ヘッドはバーやポストに嫌われ、いいシュートもキーパー正面。こうやってチャンスを潰す。下手にチャンスが来るからなおさらまずい。
普通、トップの決定的チャンスは1試合に3回くらいである。だから、たった3回のシュートで1回得点するという3割打者のような確率が一流選手の証しなのである。しかし、それを平山は3回以上もチャンスをもらうのに、一発も決められない。これでは逆に、チームは危機に陥る。こういうことをここずっと平山はくり返してきたのである。ただ普通の日本人にはない長身があるというだけである。
平山を使っているうちは日本に勝機はない。
それゆえ、平山にこだわり続ける反町監督にも”つき”は来ないだろう。もっと良い選手が他にもいるだけに残念であると私は思う。”
「いやー、ひどかった反町ジャパン!アジア杯予選敗退 」
”いやーこれは”痛い”。日本は、”優勝”を請負されたアジア大会でベストエイトにも入れなかった。これでは先が思い遣られる。
反町ジャパン、平山選手と心中。という、趣きの大会だった。”
「サムライジャパンvsなでしこジャパン:どっちが強い? 」
”とにかく平山選手はことごとくチャンスをミスショットでつぶしてしまった。全くゴール枠を捕らえられない。そうしているうちに日本のリズムが悪くなり、2失点して、最後はワンサイドで攻め込まれてしまったのである。平山は途中交代したが、交代した選手の方がはるかにシャープな動きであった。
いずれにせよ、どうして反町監督はこれほど”凡庸な”平山を代表に使うのか、この辺が理解できない。交代した平山の背中をまるで「よくやったぞ」というふうに叩く監督やコーチの姿に私は非常に違和感を感じた。この試合では”無視”するか、”怒る”べきであった。”
「U-20準優勝:日本サッカーに何が足りないか? 」
”反町監督は、「我々には何かが足りなかった」とドゥンガのような言葉を吐いた。がしかし、その”何か”は明白だった。「シュートの決定力」、「シュート力」である。”
「オシム監督の講議と若手の将来 」
”一方、オシム監督の下で”オシム流”の指導を受けたU-21の反町監督はこういう。
「課題はたくさんある。戦術を含め、すべての面でたくましくならないといけない」”
--------------------
この期に及んで、川淵さんもやっと気付いたようだが、”オシムの傀儡政権”として”調子をこいている”反町監督には通じないだろう。もはや手後れの観あり。反町が平山に固執する理由は、恐らくサッカー以外のもっと別の理由だろうと私は見ている。
なぜなら、大久保や平山など長崎国見高校出身の選手達はみな似たような選手に育っているが、その元締めである国見の小峰監督は、まずは校長となり、今度は政治家になろうと今回の参議院選挙に出馬したからである。もはや一介のサッカー監督以上の存在なのである。何らかの政治的取り引きが裏にあるのではないかと私は感じるからである。
この際、オシム同様、反町にも責任を取ってもらい、解任するすべきだろうヨ。
いくら選手が良くても、監督がめちゃくちゃな選手交代すれば、試合がめちゃくちゃになってしまうのは、ジーコで証明済みのことである。同じことを”くり返す”オシムや反町は、監督の器ではないということである。むしろ、コーチングスタッフにすべきだろう。
現段階では、ガンバ大阪の西野監督がここ数年でもっとも監督らしく成長したのではないか、と私は見ている。そろそろ日本人監督という方向も考えてみる時期なのかも知れないナ。
いずれにせよ、ドイツワールドカップで96kgまで太ったロナウドに固執して失敗した、ブラジルのパレイラ監督のように、特定の選手に入れ込んでしまうタイプの監督は非常に良くない。オシムもJリーガーの中ではもっとも下手な部類に入る巻や、ディフェンスが大嫌いのディフェンダーの阿部、ゴールのまん中にしかシュートできない羽生、こういう選手達に入れ込んで、何度も何度も大会で敗退しているわけだから、もう限界だろう。
私はそう思うヨ。
ついでに言えば、一度、このU一22日本代表反町ジャパンとなでしこジャパンで練習試合をしてみたら良いと思う。きっと私の言っている意味が、誰の目にも明白となるだろうヨ。
なぜなら、大久保や平山など長崎国見高校出身の選手達はみな似たような選手に育っているが、その元締めである国見の小峰監督は、まずは校長となり、今度は政治家になろうと今回の参議院選挙に出馬したからである。もはや一介のサッカー監督以上の存在なのである。何らかの政治的取り引きが裏にあるのではないかと私は感じるからである。
この際、オシム同様、反町にも責任を取ってもらい、解任するすべきだろうヨ。
いくら選手が良くても、監督がめちゃくちゃな選手交代すれば、試合がめちゃくちゃになってしまうのは、ジーコで証明済みのことである。同じことを”くり返す”オシムや反町は、監督の器ではないということである。むしろ、コーチングスタッフにすべきだろう。
現段階では、ガンバ大阪の西野監督がここ数年でもっとも監督らしく成長したのではないか、と私は見ている。そろそろ日本人監督という方向も考えてみる時期なのかも知れないナ。
いずれにせよ、ドイツワールドカップで96kgまで太ったロナウドに固執して失敗した、ブラジルのパレイラ監督のように、特定の選手に入れ込んでしまうタイプの監督は非常に良くない。オシムもJリーガーの中ではもっとも下手な部類に入る巻や、ディフェンスが大嫌いのディフェンダーの阿部、ゴールのまん中にしかシュートできない羽生、こういう選手達に入れ込んで、何度も何度も大会で敗退しているわけだから、もう限界だろう。
私はそう思うヨ。
ついでに言えば、一度、このU一22日本代表反町ジャパンとなでしこジャパンで練習試合をしてみたら良いと思う。きっと私の言っている意味が、誰の目にも明白となるだろうヨ。
2007/08/05のBlog
[ 18:13 ]
[ 阿南市 ]
筑波大准教授が痴漢 JR牟岐線列車内、女性の足や胸触る
JR牟岐線の列車内で県南の専門学校生の女性(21)に卑わいな言葉を掛け、服の上から足や胸を触った疑いで、徳島県警が、首都圏の超一流大学である筑波大学の数学准教授、増田哲也容疑者(50)を逮捕した。高知から徳島への講演旅行の移動間の出来事で、約50分に渡る執拗な痴漢行為だったとか。
この痴漢事件の背後には、
「大都市や一流大学の”大学者”なら、田舎のおねーちゃんに何をやっても許される。
なぜなら、俺は頭良いんだからナ」
そんな”ごう慢な”態度が潜んでいそうだナ。
国立大学の数学者のこういった態度、奢り、高ぶりは、どこからくるのだろうか?
調べてみれば、この准教授、年令は私とほぼ同じだが、たったの14本しか公表論文がない。
この程度でどうやれば、そこまで”偉そうに”自分自身を信じることができるのだろうか?
実に不思議である。
まあ、1つの考え方としては、日本の数学者の中に(全部とは言わないが)、自分達は(俗世間の馬鹿な人間達が全く理解できないことを理解できる)”数学者”なのだから、自分達は国から援助してもらうべき”高級人種”なのだ、というような意識構造がある、ということである。
例えば、
「新首都圏ネットワーク 横浜市立大学の改革案に反対する数学者の声明」
などを見れば、日本の数学者たちの”精神構造”の一端が分かるかも知れない。
この論説の最後はこう飾っている。
”あらゆる学問研究が精神の集中を必要とすることは言うまでもありませんが、
とりわけ、数学研究のように頭脳を研究に集中させ、それを持続し続けること
によってしか研究成果を得ることが出来ない学問分野にあっては、自分の待遇
や任期について神経を取られることは研究にとって致命的な障害となり得るも
のです。流動性を確保するために、一部の限られたポストに任期制や年俸制を
導入することは、大学教員の任期法の趣旨にも合致し意味のあるものですが、
全教員を対象として任期制を採用することは、上に述べた理由に加え、継続的
な大学運営に責任を持つ体制がとれない恐れもあり、大変乱暴な構想であると
言わざるを得ません。このように教員の身分を不安定化することは,非専門家
による人事とあいまって,行政による大学支配が現実のものとなる恐れが強く
懸念されます。”
この中に
「数学研究のように頭脳を研究に集中させ、それを持続し続けること
によってしか研究成果を得ることが出来ない学問分野にあっては、自分の待遇
や任期について神経を取られることは研究にとって致命的な障害となり得るも
のです。」
とあるが、この賛同者の1人のこの増田博士のように、たったの14本しか論文かけずに、いったいどうやってこの主張が正しいと、数学者は証明できるのだろうか?
「自分の待遇や任期について神経を取られる」まさにフリーの研究者の私でもすでにもう63本は出しているよ。
どうも日本の数学者は、数学の証明はうまいのかも知れないが、社会における証明は苦手なようですナ。
「俺様は、毎日数学研究で頭脳を研究に集中させ、擦り切らせているのだから、阿南の田舎のおねーちゃんの胸ぐらいさわらせろ。俺様が、頭の良い種仕込んでやるよ」
というような考え方があるような気がするヨ。まあ、日本の数学者の”クズ”だナ。
さて、最近「”数学パワー”を正の方向に生かせる社会が必須だ! 」に紹介したように、「数学オリンピック」で入賞するほどの”逸材”が、数学の道を諦めて、普通の社会人となってしまうという問題がある。
この事件を見れば、その理由がなぜかということが分かるだろう。
要するに、”出来の悪い”数学者の一群が日本の大学内に永久職という形で退官まで”居座っている”ということだ。こういう連中は、数学者というプライドだけは高いために、なおさら社会にはデメリットをもたらす。私のように、若者の職場を奪うつもりはさらさらない、というような人物は皆無である。
まあ、一般人は知らないだろうが、研究者の中にも「サムライ」的な種族と「お公家さん」的な種族の2種類ある。前者は、困難を顧みず、真にオリジナルな研究を目指す。後者は、海外の著名人のところへ留学してその”ご利益”をもらい、国内でその筋の第一人者気取りをして一生を送る。だから、後者は非常に”たちが悪い”。しかし、数は10倍多い。大学にいつまでも居残るのはこっちの方なのだ。
というわけで、日本の数学者社会、科学者社会の何が問題かもこうした事件からそれなりに考察できるから面白い。
だめな研究者はどんどん大学から引退させ、優秀な若者にどんどん職を与え、挑戦させる。だめなら、高校の先生になってもらう。というような、やり方が必要だろう。
かつて「物理学界はJリーグに学べ!」という主張を日経サイエンスのコラムに出したことがあったが、今やそれが100%真実であったことが誰の目にも明らかだろう。これは、11年前のことだ。
そして今や「数学界はJリーグに学べ!」が言えるということですナ。
まあ、もっとも、日本の大学をいじくっているのは、文部科学省の「お公家さん」官僚だから、数学者もお公家さんばかりとなるのは明白だがネ。
万葉時代のお公家さんのたしなみは、和歌だったというが、それが今のお公家さんのたしなみが数学に変わったというようなものだろうヨ。それゆえ、「数学のたしなみ」なんぞという言葉もできるわけだろうヨ。
ほんと、世も末ですナ。
JR牟岐線の列車内で県南の専門学校生の女性(21)に卑わいな言葉を掛け、服の上から足や胸を触った疑いで、徳島県警が、首都圏の超一流大学である筑波大学の数学准教授、増田哲也容疑者(50)を逮捕した。高知から徳島への講演旅行の移動間の出来事で、約50分に渡る執拗な痴漢行為だったとか。
この痴漢事件の背後には、
「大都市や一流大学の”大学者”なら、田舎のおねーちゃんに何をやっても許される。
なぜなら、俺は頭良いんだからナ」
そんな”ごう慢な”態度が潜んでいそうだナ。
国立大学の数学者のこういった態度、奢り、高ぶりは、どこからくるのだろうか?
調べてみれば、この准教授、年令は私とほぼ同じだが、たったの14本しか公表論文がない。
この程度でどうやれば、そこまで”偉そうに”自分自身を信じることができるのだろうか?
実に不思議である。
まあ、1つの考え方としては、日本の数学者の中に(全部とは言わないが)、自分達は(俗世間の馬鹿な人間達が全く理解できないことを理解できる)”数学者”なのだから、自分達は国から援助してもらうべき”高級人種”なのだ、というような意識構造がある、ということである。
例えば、
「新首都圏ネットワーク 横浜市立大学の改革案に反対する数学者の声明」
などを見れば、日本の数学者たちの”精神構造”の一端が分かるかも知れない。
この論説の最後はこう飾っている。
”あらゆる学問研究が精神の集中を必要とすることは言うまでもありませんが、
とりわけ、数学研究のように頭脳を研究に集中させ、それを持続し続けること
によってしか研究成果を得ることが出来ない学問分野にあっては、自分の待遇
や任期について神経を取られることは研究にとって致命的な障害となり得るも
のです。流動性を確保するために、一部の限られたポストに任期制や年俸制を
導入することは、大学教員の任期法の趣旨にも合致し意味のあるものですが、
全教員を対象として任期制を採用することは、上に述べた理由に加え、継続的
な大学運営に責任を持つ体制がとれない恐れもあり、大変乱暴な構想であると
言わざるを得ません。このように教員の身分を不安定化することは,非専門家
による人事とあいまって,行政による大学支配が現実のものとなる恐れが強く
懸念されます。”
この中に
「数学研究のように頭脳を研究に集中させ、それを持続し続けること
によってしか研究成果を得ることが出来ない学問分野にあっては、自分の待遇
や任期について神経を取られることは研究にとって致命的な障害となり得るも
のです。」
とあるが、この賛同者の1人のこの増田博士のように、たったの14本しか論文かけずに、いったいどうやってこの主張が正しいと、数学者は証明できるのだろうか?
「自分の待遇や任期について神経を取られる」まさにフリーの研究者の私でもすでにもう63本は出しているよ。
どうも日本の数学者は、数学の証明はうまいのかも知れないが、社会における証明は苦手なようですナ。
「俺様は、毎日数学研究で頭脳を研究に集中させ、擦り切らせているのだから、阿南の田舎のおねーちゃんの胸ぐらいさわらせろ。俺様が、頭の良い種仕込んでやるよ」
というような考え方があるような気がするヨ。まあ、日本の数学者の”クズ”だナ。
さて、最近「”数学パワー”を正の方向に生かせる社会が必須だ! 」に紹介したように、「数学オリンピック」で入賞するほどの”逸材”が、数学の道を諦めて、普通の社会人となってしまうという問題がある。
この事件を見れば、その理由がなぜかということが分かるだろう。
要するに、”出来の悪い”数学者の一群が日本の大学内に永久職という形で退官まで”居座っている”ということだ。こういう連中は、数学者というプライドだけは高いために、なおさら社会にはデメリットをもたらす。私のように、若者の職場を奪うつもりはさらさらない、というような人物は皆無である。
まあ、一般人は知らないだろうが、研究者の中にも「サムライ」的な種族と「お公家さん」的な種族の2種類ある。前者は、困難を顧みず、真にオリジナルな研究を目指す。後者は、海外の著名人のところへ留学してその”ご利益”をもらい、国内でその筋の第一人者気取りをして一生を送る。だから、後者は非常に”たちが悪い”。しかし、数は10倍多い。大学にいつまでも居残るのはこっちの方なのだ。
というわけで、日本の数学者社会、科学者社会の何が問題かもこうした事件からそれなりに考察できるから面白い。
だめな研究者はどんどん大学から引退させ、優秀な若者にどんどん職を与え、挑戦させる。だめなら、高校の先生になってもらう。というような、やり方が必要だろう。
かつて「物理学界はJリーグに学べ!」という主張を日経サイエンスのコラムに出したことがあったが、今やそれが100%真実であったことが誰の目にも明らかだろう。これは、11年前のことだ。
そして今や「数学界はJリーグに学べ!」が言えるということですナ。
まあ、もっとも、日本の大学をいじくっているのは、文部科学省の「お公家さん」官僚だから、数学者もお公家さんばかりとなるのは明白だがネ。
万葉時代のお公家さんのたしなみは、和歌だったというが、それが今のお公家さんのたしなみが数学に変わったというようなものだろうヨ。それゆえ、「数学のたしなみ」なんぞという言葉もできるわけだろうヨ。
ほんと、世も末ですナ。
[ 11:31 ]
[ なでしこジャパン ]
なでしこジャパン、ベトナムに大勝・北京五輪出場決める
おめでとう。”なでしこジャパン”!
男子アジア・カップ同様、暑いベトナムでの一戦。8一0の大勝で、男子より人足早く、2大会連続3度目のオリンピック出場を決める。日本の女子サッカーの順調な仕上がりと成長をうかがわせるものである。
おめでとう。”なでしこジャパン”!
男子アジア・カップ同様、暑いベトナムでの一戦。8一0の大勝で、男子より人足早く、2大会連続3度目のオリンピック出場を決める。日本の女子サッカーの順調な仕上がりと成長をうかがわせるものである。
ところで、最近、私はつくづく思うのだが、日本のサッカー界には何か不思議な問題があるように見える。
サッカー界には、今や男子サッカーと女子サッカーの2つがあるのだが、どうやら”順調に成長している”女子サッカーとオシム・ジャパンに代表するように”かなり停滞ぎみ”の男子サッカーという側面があるように感じるのである。
女子サッカーは、先進国がやはりサッカー環境が良く、発展途上国では不利な事情が働き、サッカーのレベルにもどうしても差が出るというのはしかたない。その結果、日本の女子サッカーが”相対的”に強く見えるのだ。
しかし、男子の場合は、裾野が広く、歴史的にも事情が異なる。だから男子サッカーでは競争が激しい。結果、日本の男子サッカーの方が不利な状況にある。
まあ、そういう見方もできる。
しかしながら、私がここ2、3年自分の息子たちがやっている中学校サッカーや私が2年程指導した阿南高専など高校サッカーを観察していると、どうやらそういう問題とは全く異なる問題が存在するように感じるのである。
まあ、日本のサッカー事情を知らない人は全く何のことか分からないだろうが、私個人はこの問題を非常に心配しているのである。
サッカー界には、今や男子サッカーと女子サッカーの2つがあるのだが、どうやら”順調に成長している”女子サッカーとオシム・ジャパンに代表するように”かなり停滞ぎみ”の男子サッカーという側面があるように感じるのである。
女子サッカーは、先進国がやはりサッカー環境が良く、発展途上国では不利な事情が働き、サッカーのレベルにもどうしても差が出るというのはしかたない。その結果、日本の女子サッカーが”相対的”に強く見えるのだ。
しかし、男子の場合は、裾野が広く、歴史的にも事情が異なる。だから男子サッカーでは競争が激しい。結果、日本の男子サッカーの方が不利な状況にある。
まあ、そういう見方もできる。
しかしながら、私がここ2、3年自分の息子たちがやっている中学校サッカーや私が2年程指導した阿南高専など高校サッカーを観察していると、どうやらそういう問題とは全く異なる問題が存在するように感じるのである。
まあ、日本のサッカー事情を知らない人は全く何のことか分からないだろうが、私個人はこの問題を非常に心配しているのである。
具体的に言えば、まあ、こんなことである。
今の日本のサッカー界では、女子選手は本人が望めば、男子のサッカー部にも所属できる。そういうシステムができている。もちろん、女子だけの女子サッカーチームにも所属できる。
したがって、小学校で女子だけのチームができるほど女子サッカー人口のない学校では、サッカーをやりたい女子選手は男子たちといっしょに練習する。そして、サッカーで男子と遜色なければレギュラーとして公式戦にも参加できる。これは、小学校、中学校、高校でもそうである。
さすがに、高校レベルとなると、身体能力の男女差が大きくなるので、高校サッカーの男子チームの一員として出場する女子はほとんどいなくなる。一方で、女子チームに参加することとなる。しかし、中学校くらいまでなら、ここ徳島でもしばしば女子選手を見かける。
そんな中、何が私の言わんとする問題かというと、そういった女子選手が実に”サッカーがうまい”ということである。確かに身体能力では、男子より筋力やスピードで落ちるのだが、本来女性の方が先に第二次成長が来る分、中学くらいまでなら、むしろ女子の方が身体能力で勝る場合も多いのである。
そういう状況で、中学の女子サッカーチームといっぱしの中学校の男子サッカーチームが練習試合を行うと、驚くべきことに、女子サッカーチームの方が強いというようなことが起こっているのである。あるいは、勝負では負けたとしても、やろうとしているサッカーでは勝っているというようなことが起こっているのである。実は、私も実際にこの目で試合を見るまでは信じがたいことであった。しかし、現実にそういうことがある。
徳島では、鳴門ポラリスという全員女子の女子サッカーチームがある。小中生の女子サッカーチームである。
このチームと私の息子が所属する中学校サッカーチームと練習試合をしたところ、圧倒的にゲームを支配したのは鳴門ポラリスであった。
試合の作り方も、後方から丁寧にパスをつなぎ、中盤で左右に散らし、サイド攻撃して中央からシュートを狙うというオシム・ジャパンと同じようなスタイルの実に素晴らしいチームであった。
一方、中学校チームは、私が言うところの「ラグビーサッカー」というやつで、とにかく前にクリアするだけ、後はダッシュしてボールを狙うというバカサッカーであった。
結果は、たまたま身体能力のある男子の個人技で突破して得点した、中学生男子のAチームが勝ったが、1、2年生主体のBチームは大人と子供のようなサッカーの質の違いで圧倒されて負けてしまったのである。
私が想像するに、おそらくこれと似たようなことは、日本全国で起こっているのではないか、と思う。
要するに、一言で言えば、現在では、身体能力の男女差は別として、”サッカーの質”、”サッカーのレベル”で言えば、女子サッカーの方が上ではないのか、ということなのである。
そこで問題は、
この差がどこから生まれているのか?
ということである。
指導者の差なのか。あるいは、指導法の差なのか。あるいは、サッカーの教育システムに何か違いがあるのか。あるいは、日本女性に何か特有のものがあるのか。
果たして何が理由でこういう現象が起きているのだろうか。
こういう問題があるのである。
今や、一昔前と違って、「女子サッカー」といって馬鹿にできない。技術的にも、体力的にも、肉体的にも、女子サッカーは非常に進歩している。
私が言っていることを証明したければ、一度、オシム・ジャパンVSなでしこジャパンで試合をしてみたらいいと思う。
おそらく、あなたは、日本女子サッカーがこれほどうまいと知って、非常に驚くだろう。衝撃を受けるに違いない。
まあ、個人的には、一応答えも持っている。それは、ご自分で発見することを期待する。だから、ここではまたいつかにしておこう。
いずれにせよ、男子サッカーは、女子サッカーを見習わなくてはならないだろうヨ。
今の日本のサッカー界では、女子選手は本人が望めば、男子のサッカー部にも所属できる。そういうシステムができている。もちろん、女子だけの女子サッカーチームにも所属できる。
したがって、小学校で女子だけのチームができるほど女子サッカー人口のない学校では、サッカーをやりたい女子選手は男子たちといっしょに練習する。そして、サッカーで男子と遜色なければレギュラーとして公式戦にも参加できる。これは、小学校、中学校、高校でもそうである。
さすがに、高校レベルとなると、身体能力の男女差が大きくなるので、高校サッカーの男子チームの一員として出場する女子はほとんどいなくなる。一方で、女子チームに参加することとなる。しかし、中学校くらいまでなら、ここ徳島でもしばしば女子選手を見かける。
そんな中、何が私の言わんとする問題かというと、そういった女子選手が実に”サッカーがうまい”ということである。確かに身体能力では、男子より筋力やスピードで落ちるのだが、本来女性の方が先に第二次成長が来る分、中学くらいまでなら、むしろ女子の方が身体能力で勝る場合も多いのである。
そういう状況で、中学の女子サッカーチームといっぱしの中学校の男子サッカーチームが練習試合を行うと、驚くべきことに、女子サッカーチームの方が強いというようなことが起こっているのである。あるいは、勝負では負けたとしても、やろうとしているサッカーでは勝っているというようなことが起こっているのである。実は、私も実際にこの目で試合を見るまでは信じがたいことであった。しかし、現実にそういうことがある。
徳島では、鳴門ポラリスという全員女子の女子サッカーチームがある。小中生の女子サッカーチームである。
このチームと私の息子が所属する中学校サッカーチームと練習試合をしたところ、圧倒的にゲームを支配したのは鳴門ポラリスであった。
試合の作り方も、後方から丁寧にパスをつなぎ、中盤で左右に散らし、サイド攻撃して中央からシュートを狙うというオシム・ジャパンと同じようなスタイルの実に素晴らしいチームであった。
一方、中学校チームは、私が言うところの「ラグビーサッカー」というやつで、とにかく前にクリアするだけ、後はダッシュしてボールを狙うというバカサッカーであった。
結果は、たまたま身体能力のある男子の個人技で突破して得点した、中学生男子のAチームが勝ったが、1、2年生主体のBチームは大人と子供のようなサッカーの質の違いで圧倒されて負けてしまったのである。
私が想像するに、おそらくこれと似たようなことは、日本全国で起こっているのではないか、と思う。
要するに、一言で言えば、現在では、身体能力の男女差は別として、”サッカーの質”、”サッカーのレベル”で言えば、女子サッカーの方が上ではないのか、ということなのである。
そこで問題は、
この差がどこから生まれているのか?
ということである。
指導者の差なのか。あるいは、指導法の差なのか。あるいは、サッカーの教育システムに何か違いがあるのか。あるいは、日本女性に何か特有のものがあるのか。
果たして何が理由でこういう現象が起きているのだろうか。
こういう問題があるのである。
今や、一昔前と違って、「女子サッカー」といって馬鹿にできない。技術的にも、体力的にも、肉体的にも、女子サッカーは非常に進歩している。
私が言っていることを証明したければ、一度、オシム・ジャパンVSなでしこジャパンで試合をしてみたらいいと思う。
おそらく、あなたは、日本女子サッカーがこれほどうまいと知って、非常に驚くだろう。衝撃を受けるに違いない。
まあ、個人的には、一応答えも持っている。それは、ご自分で発見することを期待する。だから、ここではまたいつかにしておこう。
いずれにせよ、男子サッカーは、女子サッカーを見習わなくてはならないだろうヨ。
2007/08/03のBlog
[ 13:11 ]
[ 政治・経済 ]
さて、今回は、今日ネットサーフィンで偶然見つけた「二世三世議員」に関するエッセイを2つほど紹介しておこう。
1つ目は、東大出身の数学者でフリーランスの作家となったという本田成親さんの2001年のエッセイ。
(1)インタビュー やっぱりあなたも地図が好き 第4回*** ゲスト 科学・紀行作家・本田成親(ほんだしげちか)さん ***
本田成親「Mathematics Odyssey(マセマティック放浪記)」総目次
世襲議員の品性はどこに?(2001年11月14日)
2つ目は、青山貞一という学者のブログにある2005年のエッセイである。
(2)末期的症状を呈する自民 「二世」、「三世」議員の巣窟(掲載日2005.8.14)
ともに、日本の政治家(というより、もはや政治屋だが)における「二世三世議員」についての論説である。非常に良い意見であるのでここにメモさせてもらおう。(2)はよくぞここまで調べたものだという感じがする。
1つ目は、東大出身の数学者でフリーランスの作家となったという本田成親さんの2001年のエッセイ。
(1)インタビュー やっぱりあなたも地図が好き 第4回*** ゲスト 科学・紀行作家・本田成親(ほんだしげちか)さん ***
本田成親「Mathematics Odyssey(マセマティック放浪記)」総目次
世襲議員の品性はどこに?(2001年11月14日)
2つ目は、青山貞一という学者のブログにある2005年のエッセイである。
(2)末期的症状を呈する自民 「二世」、「三世」議員の巣窟(掲載日2005.8.14)
ともに、日本の政治家(というより、もはや政治屋だが)における「二世三世議員」についての論説である。非常に良い意見であるのでここにメモさせてもらおう。(2)はよくぞここまで調べたものだという感じがする。
(1)インタビュー やっぱりあなたも地図が好き 第4回*** ゲスト 科学・紀行作家・本田成親(ほんだしげちか)さん ***
【プロフィール】
1942年横浜に生まれ、鹿児島県甑島で育つ。
1970年東京大学大学院博士課程修了。位相幾何学、基礎論理学専攻。大学教官を経てフリーランスとなり、科学哲学や科学理論、コンピュータサイエンスなどの分野を中心とする著述活動に携わる。
1996年に「星闇の旅路」(自由国民社)収録の「佐分利谷の奇遇」で第2回奥の細道文学賞受賞。その後文芸領域に執筆活動の領域を広げる。アサヒ・コムのAICで「本田成親のマセマティック放浪記」の連載を担当。近著には、「創造の魔術師たち」、「確率の悪魔」、「宇宙科学発展史」(以上工学図書)、「宇宙の不思議がわかる本」(三笠書房)、「甑島再見紀行」(南勢出版)など。
「世襲議員の品性はどこに?」(2001年11月14日)
この中にこんな部分がある。
”それはそれでよいのだが、困ったことに、このところの二世、三世の国会議員全体を一瞥するかぎり、その人となりに真の意味での育ちのよさや気品といったものをそなえた人物が驚くほどに少ないのだ。例外がまったくないとは言わないが、表向きの鄭重さとは裏腹の傲慢さ、アクの強さ、自信過剰さ、さらには冷笑的態度といったようなものだけがあまりにも目につきすぎる。「庶民なんて所詮アホな存在にすぎないのさ!」という言葉にならない言葉が彼らの胸中から聞こえてくるように感じるのは私だけではないだろう。おなじ二世、三世の世襲でも、人格者がすくなくない実業界の継承者たちと比べ、なぜこれほどに違うのだろう。”
”だが、それにしてもなお、当今の世襲議員の理念なき言動や羞恥心のかけらもない自己保身ぶりは目に余るものがある。今回の小泉内閣の世襲議員にかぎって言えば、首相を筆頭にしてまだしもましなほうなのかもしれないが、国会全体における世襲議員の姿となるとどうにもいただけたものではない。いつの時代も政治に非情さや怜悧さはつきものだとはいっても、その言動が誰の目にも醜悪に映るとなると話はまたべつである。辛酸の極みを経、善くも悪しくも自らの力で議員になった者ならともかく、そうではない二世、三世議員のこととなるとやはり問題だと言わざるをえない。”
”常に地元への利益誘導のみを議員に求め、国家全体のことを考えようとしない選挙民にも責任の一端はあるのだろう。地元への利益誘導に対する選挙民の過度の期待と欲求が、せっかくの育ちのよさとそのゆえの気品とを世襲議員から次々に奪い取り、人間として成熟し、真の政治家として大成することを阻害しているのは間違いない。”
”いっぽうの二世、三世の議員は議員で、支持母体となっている地元選挙民や支援団体から何をやっても無批判で祭り上げられるのをよいことに、いつしかおのれの未熟さを忘れて精進を怠り、ついには、「国会議員として現在の地位を得たのは自らの実力のゆえにほかならない」と錯覚するにいたるのであろう。こうなるともう、政治的駆け引きのみが身上のいわゆる「政治屋顔」になってしまい、よい意味での育ちのよさなどどこかへ吹き飛んでしまうのだ。”
”おのれの保身など考えず、無心かつ無欲で果敢に政治の難局に挑み、党利党略を超えて真の国政に貢献することこそが、育ちのよい二世、三世議員に本来望まれることなのだが、そういう姿の世襲議員がほとんど見られなくなってきたことはなんとも悲しいかぎりである。”
”前回の国政選挙で国民の多くが小泉首相を支持したのは、その真贋はともかく、首相の姿や人となりに近年珍しい育ちのよさと、党利党略や自己保身といった世俗的しがらみに捉われぬ品性を感じたからだろう。首相の選挙地盤が横須賀一帯という文化的歴史的にも常に時代の先端にあった地域であることも幾分関係あるのかもしれない。いずれにしろ、その真贋のほどが試される日は遠くない。むろん、個人的には首相の育ちのよさとその品格が本物であることを願ってやまない次第である。”
まったくその通りですナ。
今の安倍さんにそのまま100%通じる話である。
【プロフィール】
1942年横浜に生まれ、鹿児島県甑島で育つ。
1970年東京大学大学院博士課程修了。位相幾何学、基礎論理学専攻。大学教官を経てフリーランスとなり、科学哲学や科学理論、コンピュータサイエンスなどの分野を中心とする著述活動に携わる。
1996年に「星闇の旅路」(自由国民社)収録の「佐分利谷の奇遇」で第2回奥の細道文学賞受賞。その後文芸領域に執筆活動の領域を広げる。アサヒ・コムのAICで「本田成親のマセマティック放浪記」の連載を担当。近著には、「創造の魔術師たち」、「確率の悪魔」、「宇宙科学発展史」(以上工学図書)、「宇宙の不思議がわかる本」(三笠書房)、「甑島再見紀行」(南勢出版)など。
「世襲議員の品性はどこに?」(2001年11月14日)
この中にこんな部分がある。
”それはそれでよいのだが、困ったことに、このところの二世、三世の国会議員全体を一瞥するかぎり、その人となりに真の意味での育ちのよさや気品といったものをそなえた人物が驚くほどに少ないのだ。例外がまったくないとは言わないが、表向きの鄭重さとは裏腹の傲慢さ、アクの強さ、自信過剰さ、さらには冷笑的態度といったようなものだけがあまりにも目につきすぎる。「庶民なんて所詮アホな存在にすぎないのさ!」という言葉にならない言葉が彼らの胸中から聞こえてくるように感じるのは私だけではないだろう。おなじ二世、三世の世襲でも、人格者がすくなくない実業界の継承者たちと比べ、なぜこれほどに違うのだろう。”
”だが、それにしてもなお、当今の世襲議員の理念なき言動や羞恥心のかけらもない自己保身ぶりは目に余るものがある。今回の小泉内閣の世襲議員にかぎって言えば、首相を筆頭にしてまだしもましなほうなのかもしれないが、国会全体における世襲議員の姿となるとどうにもいただけたものではない。いつの時代も政治に非情さや怜悧さはつきものだとはいっても、その言動が誰の目にも醜悪に映るとなると話はまたべつである。辛酸の極みを経、善くも悪しくも自らの力で議員になった者ならともかく、そうではない二世、三世議員のこととなるとやはり問題だと言わざるをえない。”
”常に地元への利益誘導のみを議員に求め、国家全体のことを考えようとしない選挙民にも責任の一端はあるのだろう。地元への利益誘導に対する選挙民の過度の期待と欲求が、せっかくの育ちのよさとそのゆえの気品とを世襲議員から次々に奪い取り、人間として成熟し、真の政治家として大成することを阻害しているのは間違いない。”
”いっぽうの二世、三世の議員は議員で、支持母体となっている地元選挙民や支援団体から何をやっても無批判で祭り上げられるのをよいことに、いつしかおのれの未熟さを忘れて精進を怠り、ついには、「国会議員として現在の地位を得たのは自らの実力のゆえにほかならない」と錯覚するにいたるのであろう。こうなるともう、政治的駆け引きのみが身上のいわゆる「政治屋顔」になってしまい、よい意味での育ちのよさなどどこかへ吹き飛んでしまうのだ。”
”おのれの保身など考えず、無心かつ無欲で果敢に政治の難局に挑み、党利党略を超えて真の国政に貢献することこそが、育ちのよい二世、三世議員に本来望まれることなのだが、そういう姿の世襲議員がほとんど見られなくなってきたことはなんとも悲しいかぎりである。”
”前回の国政選挙で国民の多くが小泉首相を支持したのは、その真贋はともかく、首相の姿や人となりに近年珍しい育ちのよさと、党利党略や自己保身といった世俗的しがらみに捉われぬ品性を感じたからだろう。首相の選挙地盤が横須賀一帯という文化的歴史的にも常に時代の先端にあった地域であることも幾分関係あるのかもしれない。いずれにしろ、その真贋のほどが試される日は遠くない。むろん、個人的には首相の育ちのよさとその品格が本物であることを願ってやまない次第である。”
まったくその通りですナ。
今の安倍さんにそのまま100%通じる話である。
では、いったいどのくらいの「二世三世議員」が自民党などの国会議員にいるのだろうか?
この点をしらみつぶしに調べたのが、青山貞一さんの以下のものらしい。
主な経歴:
1946年生まれ、60歳。東京都品川区在住。
1970年電気通信大学通信工学科卒。以降、アジア経済研究所関連機関、国際的NGO・ローマクラブ日本事務局、月刊誌「技術と経済」編集長、フジテレビ系シンクタンク所長を経て、1986年7月同僚の池田こみち氏と(株)環境総合研究所を設立、代表取締役CEO(現職)。2003年4月より武蔵工業大学環境情報学部、同大学院教授(現職)、長野県環境保全研究所長(2004.4-2005.3)、長野県政策アドバイザー(2005.6.15-2006.3)、長野県環境審議会委員(2006.8)、長野県公共事業監視評価委員会委員(2006.8)
(2)末期的症状を呈する自民 「二世」、「三世」議員の巣窟(掲載日2005.8.14)
長期に政権、権力に居座ることの一つの大きな弊害は、官僚出身議員とともに、二世、三世議員が増えることである。これは特に政権政党である自民党において顕著である。
本来、より多様で多彩な人材が国政に行くべきだが、安易な世襲によって多くの二世、三世議員が誕生している現実を直視するば、まともな人材が二の足を踏むのも分かるというものである。
事実、給与以外に政務調査費、旅費交通費などを含めると年間一人当たり3000万円近くの税金が政権野党の世襲議員に払われることになる。世襲そのものが一種の利権構造を生み出す土壌を醸成していると言ってもよい。
以下、あいうえお順に、自民党の二世、三世議員をリスト化した。リストの見方は、左端から右端に向か曽祖父・曽祖母祖父・祖母─父・母─息子・娘の順となる。
自民党(衆院、参院)の二世、三世議員リスト
逢沢寛 → 逢沢英雄 → 逢沢一郎
愛知揆一 → 愛知和男 (養子) → 愛知治郎
赤城宗徳 → 赤城徳彦(孫)
麻生太賀吉 → 麻生太郎
安倍寛 → 安倍晋太郎 → 安倍晋三
甘利正 → 甘利明
池田勇人 → 池田行彦(娘婿)
石原慎太郎 → 石原伸晃
石破二朗 → 石破茂
伊藤宗一郎 → 伊藤信太郎
稲葉修 → 稲葉大和
臼井尚一 → 臼井日出男
宇野宗佑 → 宇野治(娘婿)
浦野幸男 → 浦野休興
江崎真澄 → 江崎鉄磨 ・江崎洋一郎
江藤隆美 → 江藤拓
大石八治 → 大石千八 → 大石秀政
大野伴睦 → 大野明・大野つや子(明の嫁)
小此木彦三郎 → 小此木八郎
小渕光平 → 小渕恵三 → 小渕優子
奥野誠亮 → 奥野信亮
梶山静六 → 梶山弘志
加藤精三 → 加藤紘一
加藤高蔵 → 狩野昭男(娘婿)・狩野安
金子一平 → 金子一義
亀井善彰 → 亀井善之
唐沢俊樹 → 唐沢俊二郎
川崎克 → 川崎秀二 → 川崎二郎
岸信介 → 安倍晋太郎 (娘婿) →岸信夫 (安倍家から岸家へ養子入り)
岸田正記 → 岸田文武 → 岸田文雄
北川石松 → 北川知克
北村義和 → 北村直人
木村文男 → 木村守男 → 木村太郎
倉成正 → 倉成正和
小泉又次郎 → 小泉純也 → 小泉純一郎
河野一郎 ・河野謙三 → 河野洋平 → 河野太郎
河本敏夫 → 河本三郎
久野忠治 → 久野統一郎
高村坂彦 → 高村正彦
小坂善之助 → 小坂順造 → 小坂善太郎・小坂徳三郎 → 小坂憲次
後藤田正晴 → 後藤田正純(正晴の甥の子)
近藤元次 → 近藤基彦
桜内幸雄 → 桜内義雄
左藤義詮 → 左藤恵 → 左藤章
佐藤栄作 → 佐藤信二
斉藤滋与史→ 斉藤斗志二
斎藤昇 → 斎藤十朗
塩崎潤 → 塩崎恭久
塩谷一夫 → 塩谷立
島村一郎 → 島村宜伸
鈴木善幸 → 鈴木俊一
砂田重政 → 砂田重民 → 砂田圭佑(重民の甥)
住栄作 → 住博司
関谷勝利 → 関谷勝嗣
世耕弘一 → 世耕政隆 → 世耕弘成(政隆の甥)
園田直 → 園田博之
竹下登 → 竹下亘(弟)
谷川昇 → 谷川和穂
塚原俊郎 → 塚原俊平
田中角栄 → 田中直紀 (娘婿)
谷垣専一 → 谷垣禎一
田村元一 → 田村憲久(甥)
土屋義彦 → 土屋品子
戸井田三郎 → 戸井田徹
渡海元三郎 → 渡海紀三朗
中川一郎 → 中川昭一
中川俊思 → 中川秀直 (娘婿)
中島知久平→ 中島源太郎 → 中島洋次郎
中曽根康弘→ 中曽根弘文
中村庸一郎→ 中村正三郎
中山榮一 → 中山利生
中山福蔵・中山マサ → 中山太郎 ・中山正暉 → 中山泰秀
西銘順治 → 西銘順志郎・西銘恒三郎
丹羽喬四郎→ 丹羽雄哉
野田武夫 → 野田毅 (娘婿)
野田卯一 → 野田聖子 (孫)
橋本龍伍 → 橋本龍太郎
初村滝一郎→ 初村謙一郎
服部安司 → 服部三南雄
葉梨新五郎→ 葉梨信行 → 葉梨康弘
鳩山和夫 → 鳩山一郎 → 鳩山威一郎 →鳩山由紀夫 ・鳩山邦夫
浜田幸一 → 浜田靖一
林大幹一 → 林幹雄
林平四郎 → 林佳介 → 林義郎 → 林芳正
原田昇左右→ 原田令嗣
平井太郎 → 平井卓志 → 平井卓也
平沼騏一郎→ 平沼赳夫 (兄の曾孫→養子)
福田赳夫 ・福田宏一 → 福田康夫
福永健司 → 福永信彦
藤井丙午 → 藤井孝男
元田肇 → 船田中 ・船田享二 ・藤枝泉介 → 船田譲 →船田元
藤本捨助 → 藤本孝雄
古屋善造 → 古屋慶隆 → 古屋亨 →古屋圭司
細田吉蔵 → 細田博之
保利茂 → 保利耕輔
堀内光雄 → 堀内一雄 → 堀内光雄
松永東 → 松永光(東の養子)
町村金五 → 町村信孝
水野清 → 水野賢一(中尾栄一 の息子→養子)
三ツ林幸三 → 三ツ林弥太郎 → 三ツ林隆志
三原朝雄 → 三原朝彦
御法川英文 → 御法川信英
宮沢裕 → 宮沢喜一 ・宮沢弘 → 宮沢洋一
宮下創平 → 宮下一郎
武藤嘉門 → 武藤嘉一 → 武藤嘉文
森矗昶 ・岩瀬亮 → 森曉・森清・森美秀 →森英介
大平正芳 → 森田一(娘婿)
保岡武久 → 保岡興治
山下元利 → 山下英利
山本富雄 → 山本一太
渡辺美智雄→ 渡辺喜美
綿貫佐民 → 綿貫民輔
-------------------------
この点をしらみつぶしに調べたのが、青山貞一さんの以下のものらしい。
主な経歴:
1946年生まれ、60歳。東京都品川区在住。
1970年電気通信大学通信工学科卒。以降、アジア経済研究所関連機関、国際的NGO・ローマクラブ日本事務局、月刊誌「技術と経済」編集長、フジテレビ系シンクタンク所長を経て、1986年7月同僚の池田こみち氏と(株)環境総合研究所を設立、代表取締役CEO(現職)。2003年4月より武蔵工業大学環境情報学部、同大学院教授(現職)、長野県環境保全研究所長(2004.4-2005.3)、長野県政策アドバイザー(2005.6.15-2006.3)、長野県環境審議会委員(2006.8)、長野県公共事業監視評価委員会委員(2006.8)
(2)末期的症状を呈する自民 「二世」、「三世」議員の巣窟(掲載日2005.8.14)
長期に政権、権力に居座ることの一つの大きな弊害は、官僚出身議員とともに、二世、三世議員が増えることである。これは特に政権政党である自民党において顕著である。
本来、より多様で多彩な人材が国政に行くべきだが、安易な世襲によって多くの二世、三世議員が誕生している現実を直視するば、まともな人材が二の足を踏むのも分かるというものである。
事実、給与以外に政務調査費、旅費交通費などを含めると年間一人当たり3000万円近くの税金が政権野党の世襲議員に払われることになる。世襲そのものが一種の利権構造を生み出す土壌を醸成していると言ってもよい。
以下、あいうえお順に、自民党の二世、三世議員をリスト化した。リストの見方は、左端から右端に向か曽祖父・曽祖母祖父・祖母─父・母─息子・娘の順となる。
自民党(衆院、参院)の二世、三世議員リスト
逢沢寛 → 逢沢英雄 → 逢沢一郎
愛知揆一 → 愛知和男 (養子) → 愛知治郎
赤城宗徳 → 赤城徳彦(孫)
麻生太賀吉 → 麻生太郎
安倍寛 → 安倍晋太郎 → 安倍晋三
甘利正 → 甘利明
池田勇人 → 池田行彦(娘婿)
石原慎太郎 → 石原伸晃
石破二朗 → 石破茂
伊藤宗一郎 → 伊藤信太郎
稲葉修 → 稲葉大和
臼井尚一 → 臼井日出男
宇野宗佑 → 宇野治(娘婿)
浦野幸男 → 浦野休興
江崎真澄 → 江崎鉄磨 ・江崎洋一郎
江藤隆美 → 江藤拓
大石八治 → 大石千八 → 大石秀政
大野伴睦 → 大野明・大野つや子(明の嫁)
小此木彦三郎 → 小此木八郎
小渕光平 → 小渕恵三 → 小渕優子
奥野誠亮 → 奥野信亮
梶山静六 → 梶山弘志
加藤精三 → 加藤紘一
加藤高蔵 → 狩野昭男(娘婿)・狩野安
金子一平 → 金子一義
亀井善彰 → 亀井善之
唐沢俊樹 → 唐沢俊二郎
川崎克 → 川崎秀二 → 川崎二郎
岸信介 → 安倍晋太郎 (娘婿) →岸信夫 (安倍家から岸家へ養子入り)
岸田正記 → 岸田文武 → 岸田文雄
北川石松 → 北川知克
北村義和 → 北村直人
木村文男 → 木村守男 → 木村太郎
倉成正 → 倉成正和
小泉又次郎 → 小泉純也 → 小泉純一郎
河野一郎 ・河野謙三 → 河野洋平 → 河野太郎
河本敏夫 → 河本三郎
久野忠治 → 久野統一郎
高村坂彦 → 高村正彦
小坂善之助 → 小坂順造 → 小坂善太郎・小坂徳三郎 → 小坂憲次
後藤田正晴 → 後藤田正純(正晴の甥の子)
近藤元次 → 近藤基彦
桜内幸雄 → 桜内義雄
左藤義詮 → 左藤恵 → 左藤章
佐藤栄作 → 佐藤信二
斉藤滋与史→ 斉藤斗志二
斎藤昇 → 斎藤十朗
塩崎潤 → 塩崎恭久
塩谷一夫 → 塩谷立
島村一郎 → 島村宜伸
鈴木善幸 → 鈴木俊一
砂田重政 → 砂田重民 → 砂田圭佑(重民の甥)
住栄作 → 住博司
関谷勝利 → 関谷勝嗣
世耕弘一 → 世耕政隆 → 世耕弘成(政隆の甥)
園田直 → 園田博之
竹下登 → 竹下亘(弟)
谷川昇 → 谷川和穂
塚原俊郎 → 塚原俊平
田中角栄 → 田中直紀 (娘婿)
谷垣専一 → 谷垣禎一
田村元一 → 田村憲久(甥)
土屋義彦 → 土屋品子
戸井田三郎 → 戸井田徹
渡海元三郎 → 渡海紀三朗
中川一郎 → 中川昭一
中川俊思 → 中川秀直 (娘婿)
中島知久平→ 中島源太郎 → 中島洋次郎
中曽根康弘→ 中曽根弘文
中村庸一郎→ 中村正三郎
中山榮一 → 中山利生
中山福蔵・中山マサ → 中山太郎 ・中山正暉 → 中山泰秀
西銘順治 → 西銘順志郎・西銘恒三郎
丹羽喬四郎→ 丹羽雄哉
野田武夫 → 野田毅 (娘婿)
野田卯一 → 野田聖子 (孫)
橋本龍伍 → 橋本龍太郎
初村滝一郎→ 初村謙一郎
服部安司 → 服部三南雄
葉梨新五郎→ 葉梨信行 → 葉梨康弘
鳩山和夫 → 鳩山一郎 → 鳩山威一郎 →鳩山由紀夫 ・鳩山邦夫
浜田幸一 → 浜田靖一
林大幹一 → 林幹雄
林平四郎 → 林佳介 → 林義郎 → 林芳正
原田昇左右→ 原田令嗣
平井太郎 → 平井卓志 → 平井卓也
平沼騏一郎→ 平沼赳夫 (兄の曾孫→養子)
福田赳夫 ・福田宏一 → 福田康夫
福永健司 → 福永信彦
藤井丙午 → 藤井孝男
元田肇 → 船田中 ・船田享二 ・藤枝泉介 → 船田譲 →船田元
藤本捨助 → 藤本孝雄
古屋善造 → 古屋慶隆 → 古屋亨 →古屋圭司
細田吉蔵 → 細田博之
保利茂 → 保利耕輔
堀内光雄 → 堀内一雄 → 堀内光雄
松永東 → 松永光(東の養子)
町村金五 → 町村信孝
水野清 → 水野賢一(中尾栄一 の息子→養子)
三ツ林幸三 → 三ツ林弥太郎 → 三ツ林隆志
三原朝雄 → 三原朝彦
御法川英文 → 御法川信英
宮沢裕 → 宮沢喜一 ・宮沢弘 → 宮沢洋一
宮下創平 → 宮下一郎
武藤嘉門 → 武藤嘉一 → 武藤嘉文
森矗昶 ・岩瀬亮 → 森曉・森清・森美秀 →森英介
大平正芳 → 森田一(娘婿)
保岡武久 → 保岡興治
山下元利 → 山下英利
山本富雄 → 山本一太
渡辺美智雄→ 渡辺喜美
綿貫佐民 → 綿貫民輔
-------------------------
いやはや、もはや”ご学友”ではないが、「赤信号みんなで渡れば恐くない」式の大政翼賛会方式の”ご政友”のようである。
マスコミが”芸能界”という特権階級に牛耳られて久しいように、いつの間にか、日本の政治は、一部の政治屋家系に牛耳られてしまったということらしいナ。
政治家はそれ自身では何も生産しない。それゆえ、人件費も含めて必要経費は全部国の大赤字の根源となる。それにもかかわらず、議員を一部の家系で世襲していれば、国の大赤字として計上される大借金はその一部の家系だけに蓄積され、その分の大赤字は他の罪もない、貧しい国民たちに回される。そういうこととなる。結果、社会に政治屋一家と貧しい国民という2極分極するというわけだ。
まあ、これが「格差社会」の根源の1つ、ということとなる。要するに、連中は、国民の”生き血”(税金)を吸う、社会の”ダニ”(吸血鬼)ということだろう。
これは、政治家に限ったことではない。実業家もそう、芸能人もそう、官僚もそう、大学教授もそう、学校の先生もそう、医者も同じこと。しかし、どこもかしこも「世襲制」に動いている。これが、今の日本の”窮屈さ”や”危うさ”の原因なのである。(”日本の学閥” )
したがって、この際、「知事の3選禁止法」のように、「国会議員の二世三世禁止法」を作る必要があるのだろうヨ。
いやはや、世も末ですナ。
マスコミが”芸能界”という特権階級に牛耳られて久しいように、いつの間にか、日本の政治は、一部の政治屋家系に牛耳られてしまったということらしいナ。
政治家はそれ自身では何も生産しない。それゆえ、人件費も含めて必要経費は全部国の大赤字の根源となる。それにもかかわらず、議員を一部の家系で世襲していれば、国の大赤字として計上される大借金はその一部の家系だけに蓄積され、その分の大赤字は他の罪もない、貧しい国民たちに回される。そういうこととなる。結果、社会に政治屋一家と貧しい国民という2極分極するというわけだ。
まあ、これが「格差社会」の根源の1つ、ということとなる。要するに、連中は、国民の”生き血”(税金)を吸う、社会の”ダニ”(吸血鬼)ということだろう。
これは、政治家に限ったことではない。実業家もそう、芸能人もそう、官僚もそう、大学教授もそう、学校の先生もそう、医者も同じこと。しかし、どこもかしこも「世襲制」に動いている。これが、今の日本の”窮屈さ”や”危うさ”の原因なのである。(”日本の学閥” )
したがって、この際、「知事の3選禁止法」のように、「国会議員の二世三世禁止法」を作る必要があるのだろうヨ。
いやはや、世も末ですナ。
2007/08/02のBlog
[ 17:05 ]
[ 政治・経済 ]
”プレーが軽い”
安倍首相の「恥ずかしい国」日本:”厄病神”国家
[デンソー事件]:読売も社説出す
参院選挙の結果が分かったが、これを見れば、ちょっと前までに私が書いておいたことが”真実”であったと良く分かるだろう。
最近まで私が書いた上の記事の最後のものに次のように書いていた。
”ところで、国会答弁を見ていても分かるが、やはり安倍首相はリーダーの資質はないように見える。東大官僚出身ではないが、実に”官僚的”な性格を持っているようだ。
中略
ついでに付け加えると、関西テレビのとあるコメンテーターが言っていたが、安倍さんの先祖は900年の歴史があるという。しかし、その歴史は”敗北の歴史”だったというのである。壇の浦で負けて命からがら山口の山奥に潜んでいて、江戸末期、明治期に再び復興を遂げたのだという話であった。
これが本当の話かどうか知らないが、”何となく分かる”ような話であった。”
ここにある、900百年に及ぶ「敗北の歴史」が、安倍家の特質なのである。まあ、一言で言えば、”運命”である。(確か、この話は、民放の政治コメンテーターの青山さんという人が言っていたと思う)
安倍首相の「恥ずかしい国」日本:”厄病神”国家
[デンソー事件]:読売も社説出す
参院選挙の結果が分かったが、これを見れば、ちょっと前までに私が書いておいたことが”真実”であったと良く分かるだろう。
最近まで私が書いた上の記事の最後のものに次のように書いていた。
”ところで、国会答弁を見ていても分かるが、やはり安倍首相はリーダーの資質はないように見える。東大官僚出身ではないが、実に”官僚的”な性格を持っているようだ。
中略
ついでに付け加えると、関西テレビのとあるコメンテーターが言っていたが、安倍さんの先祖は900年の歴史があるという。しかし、その歴史は”敗北の歴史”だったというのである。壇の浦で負けて命からがら山口の山奥に潜んでいて、江戸末期、明治期に再び復興を遂げたのだという話であった。
これが本当の話かどうか知らないが、”何となく分かる”ような話であった。”
ここにある、900百年に及ぶ「敗北の歴史」が、安倍家の特質なのである。まあ、一言で言えば、”運命”である。(確か、この話は、民放の政治コメンテーターの青山さんという人が言っていたと思う)
今日の鳥越一美輪明宏のテレビ対談で、美輪明宏氏が面白いことを言っていた。
「安倍さんのご先祖は、右派の岸家と左派の安倍家。岸家は戦争推進派。大政翼賛会。一方の安倍家は大政翼賛会に大反対したのよ。それが結婚して中道となったのが安倍家」
「だから、本当は中道をとらないといけないのよ。それを一方の右派ばかり取るから、問題が起こるのよ」
「安倍さんの政権でスキャンダルばかりになるのも、先祖の”祟り”なのよ」
「だってそうでしょ。あれだけたくさんの素晴らしい政治家がおられる中、見事に問題ある人ばかりご自分で選ぶんだから」
というような話だった。
美輪さんは「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」の日蓮宗らしいが、毎日これを唱えるのが健康法という。まあ、宗教は個人の自由。何を信じても良い。しかし、日蓮宗の信者、創価学会だからという理由でその人物の主張も間違っているというふうに受け取るとすれば、それこそ間違いである。
私が思うに、その発想のルーツが宗教的なもの、日蓮宗的なものであったとしても、言っていること、あるいは、言わんとすること、は極めて常識的で、真っ当なもの、正当なものであるからである。
安倍自民党政権に関して(それだけではないが)の美輪氏の主張は非常に正しく、もっともなものである。
「安倍さんのご先祖は、右派の岸家と左派の安倍家。岸家は戦争推進派。大政翼賛会。一方の安倍家は大政翼賛会に大反対したのよ。それが結婚して中道となったのが安倍家」
「だから、本当は中道をとらないといけないのよ。それを一方の右派ばかり取るから、問題が起こるのよ」
「安倍さんの政権でスキャンダルばかりになるのも、先祖の”祟り”なのよ」
「だってそうでしょ。あれだけたくさんの素晴らしい政治家がおられる中、見事に問題ある人ばかりご自分で選ぶんだから」
というような話だった。
美輪さんは「南無妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」の日蓮宗らしいが、毎日これを唱えるのが健康法という。まあ、宗教は個人の自由。何を信じても良い。しかし、日蓮宗の信者、創価学会だからという理由でその人物の主張も間違っているというふうに受け取るとすれば、それこそ間違いである。
私が思うに、その発想のルーツが宗教的なもの、日蓮宗的なものであったとしても、言っていること、あるいは、言わんとすること、は極めて常識的で、真っ当なもの、正当なものであるからである。
安倍自民党政権に関して(それだけではないが)の美輪氏の主張は非常に正しく、もっともなものである。
ところで、1年前の耐震偽装事件に関して私はこんなことを書いていた。
「小嶋社長喚問:小嶋の”挑戦状” 」
この中で、「お公家さん」の特徴を明記しておいた。
日本人の中で、世界に”災い”をもたらす種族と世界に”幸せ”をもたらす種族がいるが、前者は「お公家さん」タイプ、後者は「サムライ」タイプであると私は個人的に考えている。
この「お公家さん」タイプは、東大や名門を求め、社会の上層部に住みたがる。そして、その特徴は、
GK: ”非情”
DF: ”卑怯” ”狡猾” ”虚弱” ”虚栄”
MF: ”無責任” ”無感動” ”無表情”
FW: ”嫉妬” ”残忍” ”贅沢”
サッカーチームを組めるほどである。しっかり4一3一3のフォーメーションができている。
小泉純一郎にもこれらの大半が当てはまる。同様に、安倍さんにもほとんどすべてが当てはまる。面白いことに、「耐震強度偽装」の小嶋社長ら、「列車脱線事故」のJR西日本の社長、「タイヤ脱落事故」の三菱自動車の社長、「粉飾決済」のtotoの天下り官僚理事など、すべてにこの”特質”が見事に当てはまる。
こういう連中は、1人では何も出来ないので、徒党を組んで”悪さ”をする。無知や無教養のせいで間違いばかりして人々を大混乱に押しやる。失敗しても厚顔無恥なので、責任を取らないで居座る。それが、戦前の大政翼賛会であり、今の自民党の安倍政権である。
まあ、美輪明宏さんも私と似たような意見であったヨ。
いずれにせよ、「お公家さん」がどこからやって来たのか知らないが、日本の長い長い歴史の中で「お公家さん」がトップについた時に世は乱れ、飢饉に見舞われ、人々は不幸のどん底にあえぐ。そういう歴史的事実がある。
こういうことを学ぶ、同じことをくり返さないようにすることが、「本当に歴史を学ぶこと」であると私は思うヨ。まあ、そんな「お公家さん」が国家公務員となっているのだから、難しいのだろうナ。
参考:
官僚と公家
”嘘つきは泥棒の始まり”
小嶋社長喚問:小嶋の”挑戦状”
三菱自動車とJR西日本、共通するものは何?
現在の”公家”と”サムライ”
強度偽装に集った”お公家さん”たち
totoの”扮飾決済”の根源とは?
「小嶋社長喚問:小嶋の”挑戦状” 」
この中で、「お公家さん」の特徴を明記しておいた。
日本人の中で、世界に”災い”をもたらす種族と世界に”幸せ”をもたらす種族がいるが、前者は「お公家さん」タイプ、後者は「サムライ」タイプであると私は個人的に考えている。
この「お公家さん」タイプは、東大や名門を求め、社会の上層部に住みたがる。そして、その特徴は、
GK: ”非情”
DF: ”卑怯” ”狡猾” ”虚弱” ”虚栄”
MF: ”無責任” ”無感動” ”無表情”
FW: ”嫉妬” ”残忍” ”贅沢”
サッカーチームを組めるほどである。しっかり4一3一3のフォーメーションができている。
小泉純一郎にもこれらの大半が当てはまる。同様に、安倍さんにもほとんどすべてが当てはまる。面白いことに、「耐震強度偽装」の小嶋社長ら、「列車脱線事故」のJR西日本の社長、「タイヤ脱落事故」の三菱自動車の社長、「粉飾決済」のtotoの天下り官僚理事など、すべてにこの”特質”が見事に当てはまる。
こういう連中は、1人では何も出来ないので、徒党を組んで”悪さ”をする。無知や無教養のせいで間違いばかりして人々を大混乱に押しやる。失敗しても厚顔無恥なので、責任を取らないで居座る。それが、戦前の大政翼賛会であり、今の自民党の安倍政権である。
まあ、美輪明宏さんも私と似たような意見であったヨ。
いずれにせよ、「お公家さん」がどこからやって来たのか知らないが、日本の長い長い歴史の中で「お公家さん」がトップについた時に世は乱れ、飢饉に見舞われ、人々は不幸のどん底にあえぐ。そういう歴史的事実がある。
こういうことを学ぶ、同じことをくり返さないようにすることが、「本当に歴史を学ぶこと」であると私は思うヨ。まあ、そんな「お公家さん」が国家公務員となっているのだから、難しいのだろうナ。
参考:
官僚と公家
”嘘つきは泥棒の始まり”
小嶋社長喚問:小嶋の”挑戦状”
三菱自動車とJR西日本、共通するものは何?
現在の”公家”と”サムライ”
強度偽装に集った”お公家さん”たち
totoの”扮飾決済”の根源とは?
2007/08/01のBlog
[ 21:32 ]
[ 訃報・追悼 ]
希代のヒット曲メーカー、阿久悠さんが死去
阿久悠さんが死去歌謡曲作詞の代表的存在
昭和歌謡界の巨匠、阿久悠(本名深田公之=ふかだ・ひろゆき)さんが尿管がんでお亡くなりになったというニュース。享年70歳。
明治、大正、昭和の日本の中で、例えば、
研究者の南方熊楠(みなかたくまぐす)
版画家の棟方志功(むなかたしこう)
マンガ家の手塚治虫(てづかおさむ)
彫刻家の岡本太郎(おかもとたろう)
映画監督の黒沢明(くろさわあきら)
歴史小説家の司馬遼太郎(しばりょうたろう)
推理小説家の松本清張(まつもとせいちょう)
長篇小説作家の山崎豊子(やまさきとよこ)
のような人々は、私が好むタイプの天才たちである。彼等は”正真正銘”の「天才」と呼ぶに相応しい。
彼等に”共通する特徴”は、「非エリート」、「多産な生産性」、「献身的没頭」、「強烈な個性」、「ブ男ブス」などであろうか。
南方熊楠は、かなり目鼻立ちの整った西洋的な顔だちだったが、その清貧の姿は常人的ではなく、けっしてハンサムな男ではなかった。他のものたちも、ハンサムというには程遠く、むしろかなりの醜男の部類に入る。女性の山崎豊子もそれほど美人ではない。
どういうわけか、江戸時代の葛飾北斎、歌磨呂などの絵師もみなこういう共通の要素を持っていたように見える。この意味では、日本では太古からこの系譜が連綿と続いて来ていると考えてよい。
それゆえ、私は、個人的に、「これが日本人の天才の系譜である」と信じているのである。また、これは、今は亡き柘植俊一先生が「反秀才論」の中で、「面貌愚の如し」と呼んだ秀才の特徴とも見事に通じるものである。
このように、日本の天才のタイプには、「見た目は悪いが、超人的な能力を開花する」という天才がたしかに存在するのである。
付け加えれば、こういった天才たちは、いわゆる東大出身のエリートではない。高学歴の東大エリートからはどういうわけか一度もこういったタイプの天才が生まれたという歴史的事実がない。これまた、実に不思議な事実である。
私の個人的見解では、阿久悠さんも見事にこの日本の天才の系譜に乗る正真正銘の作詞の天才であったと言える。
70年の生涯で約5000曲の作詞。6000万枚の売り上げ。オリコン・チャート1位22曲。そして、それらの多くは誰もが知る昭和の名曲となった。
現在の日本社会では、こういう人-自分のすぐ身の回りにいる人-を天才と呼ぶことはあまりしたがらない。むしろ、遠く離れた海外の金髪碧眼の人や超人的な身体能力を持つ黒人などをすぐに天才と呼びたがるという傾向がある。あるいは、ビートたけしのように、ニセ者が”自称”「天才」とつけたがる。すると、マスゴミはそれを無批判に勝手に流通させるという御時世である。
残念ながら、これが日本の常識である。「日本の常識は世界の非常識」とよくいうが、天才の定義や天才への認識もまたこれが通じてしまうから困ったものである。
人がどのように思おうが、日本には日本独特の天才が存在する。決して”お公家さん”ではない。こういう”日本的天才”たちをもっともっと大事にしないといけないだろうヨ。
御冥福を祈りたい。
阿久悠さんが死去歌謡曲作詞の代表的存在
昭和歌謡界の巨匠、阿久悠(本名深田公之=ふかだ・ひろゆき)さんが尿管がんでお亡くなりになったというニュース。享年70歳。
明治、大正、昭和の日本の中で、例えば、
研究者の南方熊楠(みなかたくまぐす)
版画家の棟方志功(むなかたしこう)
マンガ家の手塚治虫(てづかおさむ)
彫刻家の岡本太郎(おかもとたろう)
映画監督の黒沢明(くろさわあきら)
歴史小説家の司馬遼太郎(しばりょうたろう)
推理小説家の松本清張(まつもとせいちょう)
長篇小説作家の山崎豊子(やまさきとよこ)
のような人々は、私が好むタイプの天才たちである。彼等は”正真正銘”の「天才」と呼ぶに相応しい。
彼等に”共通する特徴”は、「非エリート」、「多産な生産性」、「献身的没頭」、「強烈な個性」、「ブ男ブス」などであろうか。
南方熊楠は、かなり目鼻立ちの整った西洋的な顔だちだったが、その清貧の姿は常人的ではなく、けっしてハンサムな男ではなかった。他のものたちも、ハンサムというには程遠く、むしろかなりの醜男の部類に入る。女性の山崎豊子もそれほど美人ではない。
どういうわけか、江戸時代の葛飾北斎、歌磨呂などの絵師もみなこういう共通の要素を持っていたように見える。この意味では、日本では太古からこの系譜が連綿と続いて来ていると考えてよい。
それゆえ、私は、個人的に、「これが日本人の天才の系譜である」と信じているのである。また、これは、今は亡き柘植俊一先生が「反秀才論」の中で、「面貌愚の如し」と呼んだ秀才の特徴とも見事に通じるものである。
このように、日本の天才のタイプには、「見た目は悪いが、超人的な能力を開花する」という天才がたしかに存在するのである。
付け加えれば、こういった天才たちは、いわゆる東大出身のエリートではない。高学歴の東大エリートからはどういうわけか一度もこういったタイプの天才が生まれたという歴史的事実がない。これまた、実に不思議な事実である。
私の個人的見解では、阿久悠さんも見事にこの日本の天才の系譜に乗る正真正銘の作詞の天才であったと言える。
70年の生涯で約5000曲の作詞。6000万枚の売り上げ。オリコン・チャート1位22曲。そして、それらの多くは誰もが知る昭和の名曲となった。
現在の日本社会では、こういう人-自分のすぐ身の回りにいる人-を天才と呼ぶことはあまりしたがらない。むしろ、遠く離れた海外の金髪碧眼の人や超人的な身体能力を持つ黒人などをすぐに天才と呼びたがるという傾向がある。あるいは、ビートたけしのように、ニセ者が”自称”「天才」とつけたがる。すると、マスゴミはそれを無批判に勝手に流通させるという御時世である。
残念ながら、これが日本の常識である。「日本の常識は世界の非常識」とよくいうが、天才の定義や天才への認識もまたこれが通じてしまうから困ったものである。
人がどのように思おうが、日本には日本独特の天才が存在する。決して”お公家さん”ではない。こういう”日本的天才”たちをもっともっと大事にしないといけないだろうヨ。
御冥福を祈りたい。
【阿久悠さんの代表作品】
きっとどこかに自分の好きな歌があるにちがいない。
あさみちゆき「青春のたまり場」
梓みちよ「二日酔い」「トマトジュースで追いかえすのかい」(大塚博堂と同曲)
あべ静江「コーヒーショップで」「みずいろの手紙」
新井満「ワインカラーのときめき」
石川さゆり「津軽海峡冬景色」「能登半島」
石野真子「狼なんか怖くない」「わたしの首領」「失恋記念日」「日曜日はストレンジャー」「プリティー・プリティー」「ワンダー・ブギ」
五木ひろし「契り」「追憶」
五木ひろし&木の実ナナ「居酒屋」
伊藤咲子「ひまわり娘」「乙女のワルツ」「木枯しの二人」
井上順「昨日・今日・明日」
岩崎宏美「二重唱(デュエット)」「ロマンス」「センチメンタル」「思秋期」「二十才前」「シンデレラ・ハネムーン」
大竹しのぶ「みかん」
大塚博堂「センチメンタルな私小説」「春は横顔」「トマトジュースで追いかえすのかい」「自由に生きてほしい」(大塚たけし時代)
大橋純子「たそがれマイ・ラブ」「燃えつきて」
大橋純子&もんたよしのり「夏女ソニア」
尾崎紀世彦「また逢う日まで」
柏原芳恵「No.1」「毎日がバレンタイン」「第二章・くちづけ」「めらんこりい白書」「A・r・i・e・s」「冬の孔雀」
河島英五「時代おくれ」「ろまんちすと」
香田晋「酒場の金魚」
郷ひろみ「素敵にシンデレラ・コンプレックス」
郷ひろみ&樹木希林「林檎殺人事件」
小西博之+清水由貴子「銀座の雨の物語」
小林旭「熱き心に」「夢ん中」
西城秀樹「君よ抱かれて熱くなれ」「ジャガー」「若き獅子たち」「ラストシーン」「ブーメランストリート」「セクシーロックンローラー」「ボタンを外せ」「ブーツをぬいで朝食を」「炎」「ブルースカイブルー」
堺正章「街の灯り」
桜田淳子「私の青い鳥」「はじめての出来事」「十七の夏」「気まぐれヴィーナス」「サンタモニカの風」
沢田研二「時の過ぎゆくままに」「さよならをいう気もない」「勝手にしやがれ」「憎みきれないろくでなし」「あなたに今夜はワインをふりかけ」「サムライ」「ダーリング」「ヤマトより愛をこめて」「LOVE(抱きしめたい)」「カサブランカ・ダンディ」「OH!ギャル」「酒場でDABADA」「麗人」
しばたはつみ「夜はドラマチック」
ズー・ニー・ヴー「白いサンゴ礁」
すがはらやすのり「D・51(でごいち)」
杉田かおる「鳥の詩」「みかん」(鳥の詩のB面であり大竹しのぶのカバー)
ザ・スパイダース「モンキー・ダンス」「リトル・ロビー」「ロビー・ロビー」
ザ・タイガース「色つきの女でいてくれよ」
田原俊彦「騎士道」
チェリッシュ「若草の髪かざり」「月は東に」「男と女のメルヘン」「行ったり来たり」
Char「気絶するほど悩ましい」「闘牛士」「逆光線」
伝書鳩「目覚めた時には晴れていた」
Toshi&Naoko「夏ざかり、ほの字組」
長渕剛「青春は手品師」(ドラマ「王貞治物語」のテーマ曲)
中村雅俊「日付変更線」
夏木マリ「絹の靴下」
新沼謙治「嫁に来ないか」
西田敏行「いい夢見ろよ」「もしもピアノが弾けたなら」
西田敏行&桃井かおり「ルネッサンス」
早見優「アンサーソングは哀愁」
日吉ミミ「世迷い言」
平松愛理「美し都 がんばろや We Love KOBE」
ピンクレディー「ペッパー警部」「S.O.S」「カルメン'77」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド(指名手配)」「UFO」「サウスポー」「モンスター」「透明人間」「カメレオンアーミー」「ジパング」「波乗りパイレーツ」「マンデー・モナリザ・クラブ」「OH!」
フィンガー5「個人授業」「恋のダイヤル6700(シックスセブンオーオー)」「学園天国」「バンプ天国」
フォー・クローバース「冬物語」
フォーリーブス「踊り子」
藤圭子「京都から博多まで」
ペドロ&カプリシャス「ジョニーへの伝言」「五番街のマリー」
都はるみ「北の宿から」
南高節とかぐや姫「酔いどれかぐや姫」
宮前ユキ「Give Up」
村下孝蔵&中林由香「哀愁物語哀愁にさようなら」「美し過ぎるミステイク」
ザ・モップス「朝まで待てない」(阿久悠A面でのデビュー作品)
森進一「北の蛍」
森田健作「さらば涙と言おう」
森田公一とトップギャラン「青春時代」「下宿屋」
森山加代子「白い蝶のサンバ」
八代亜紀「雨の慕情」「舟唄」
山本リンダ「どうにもとまらない」「じんじんさせて」「狂わせたいの」「狙い撃ち」
和田アキ子「笑って許して」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「もう一度ふたりで歌いたい」
ピンポンパン「ピンポンパン体操」
デビルマン「デビルマンのうた」「今日もどこかでデビルマン」
宇宙戦艦ヤマト「宇宙戦艦ヤマト」「真っ赤なスカーフ」(「宇宙戦艦ヤマト」エンディング)「ヤマトより愛をこめて」(「さらば宇宙戦艦ヤマト」エンディング)「銀河伝説」(「ヤマトよ永遠に」)
ファイヤーマン
マッハバロン(「スーパーロボット マッハバロン」主題歌)
ウルトラマンタロウ「ウルトラマンタロウ」「ウルトラ六兄弟」
ウルトラマンレオ「ウルトラマンレオ」「戦え!ウルトラマンレオ」「星空のバラード」
ウルトラマンメビウス
はれときどきぶた(テレビアニメ)「BOOおなかが空くほど笑ってみたい」「あッ豚だ!一日ゆかいにいきるうた」
ぱくぱくポケットシリーズ「バースディの唄」「イッチとエッチ」
瀬戸内少年野球団 ISBN 4167321017
瀬戸内少年野球団(続) ISBN 4167321025
家族の神話 ISBN 4061833235
家族元年 ISBN 4163130004
球心蔵 ISBN 4309011918
詩小説 ISBN 4120029727 (文庫)ISBN 4122043778
恋文 ISBN 4579303717
ラヂオ ISBN 4140053461
きっとどこかに自分の好きな歌があるにちがいない。
あさみちゆき「青春のたまり場」
梓みちよ「二日酔い」「トマトジュースで追いかえすのかい」(大塚博堂と同曲)
あべ静江「コーヒーショップで」「みずいろの手紙」
新井満「ワインカラーのときめき」
石川さゆり「津軽海峡冬景色」「能登半島」
石野真子「狼なんか怖くない」「わたしの首領」「失恋記念日」「日曜日はストレンジャー」「プリティー・プリティー」「ワンダー・ブギ」
五木ひろし「契り」「追憶」
五木ひろし&木の実ナナ「居酒屋」
伊藤咲子「ひまわり娘」「乙女のワルツ」「木枯しの二人」
井上順「昨日・今日・明日」
岩崎宏美「二重唱(デュエット)」「ロマンス」「センチメンタル」「思秋期」「二十才前」「シンデレラ・ハネムーン」
大竹しのぶ「みかん」
大塚博堂「センチメンタルな私小説」「春は横顔」「トマトジュースで追いかえすのかい」「自由に生きてほしい」(大塚たけし時代)
大橋純子「たそがれマイ・ラブ」「燃えつきて」
大橋純子&もんたよしのり「夏女ソニア」
尾崎紀世彦「また逢う日まで」
柏原芳恵「No.1」「毎日がバレンタイン」「第二章・くちづけ」「めらんこりい白書」「A・r・i・e・s」「冬の孔雀」
河島英五「時代おくれ」「ろまんちすと」
香田晋「酒場の金魚」
郷ひろみ「素敵にシンデレラ・コンプレックス」
郷ひろみ&樹木希林「林檎殺人事件」
小西博之+清水由貴子「銀座の雨の物語」
小林旭「熱き心に」「夢ん中」
西城秀樹「君よ抱かれて熱くなれ」「ジャガー」「若き獅子たち」「ラストシーン」「ブーメランストリート」「セクシーロックンローラー」「ボタンを外せ」「ブーツをぬいで朝食を」「炎」「ブルースカイブルー」
堺正章「街の灯り」
桜田淳子「私の青い鳥」「はじめての出来事」「十七の夏」「気まぐれヴィーナス」「サンタモニカの風」
沢田研二「時の過ぎゆくままに」「さよならをいう気もない」「勝手にしやがれ」「憎みきれないろくでなし」「あなたに今夜はワインをふりかけ」「サムライ」「ダーリング」「ヤマトより愛をこめて」「LOVE(抱きしめたい)」「カサブランカ・ダンディ」「OH!ギャル」「酒場でDABADA」「麗人」
しばたはつみ「夜はドラマチック」
ズー・ニー・ヴー「白いサンゴ礁」
すがはらやすのり「D・51(でごいち)」
杉田かおる「鳥の詩」「みかん」(鳥の詩のB面であり大竹しのぶのカバー)
ザ・スパイダース「モンキー・ダンス」「リトル・ロビー」「ロビー・ロビー」
ザ・タイガース「色つきの女でいてくれよ」
田原俊彦「騎士道」
チェリッシュ「若草の髪かざり」「月は東に」「男と女のメルヘン」「行ったり来たり」
Char「気絶するほど悩ましい」「闘牛士」「逆光線」
伝書鳩「目覚めた時には晴れていた」
Toshi&Naoko「夏ざかり、ほの字組」
長渕剛「青春は手品師」(ドラマ「王貞治物語」のテーマ曲)
中村雅俊「日付変更線」
夏木マリ「絹の靴下」
新沼謙治「嫁に来ないか」
西田敏行「いい夢見ろよ」「もしもピアノが弾けたなら」
西田敏行&桃井かおり「ルネッサンス」
早見優「アンサーソングは哀愁」
日吉ミミ「世迷い言」
平松愛理「美し都 がんばろや We Love KOBE」
ピンクレディー「ペッパー警部」「S.O.S」「カルメン'77」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド(指名手配)」「UFO」「サウスポー」「モンスター」「透明人間」「カメレオンアーミー」「ジパング」「波乗りパイレーツ」「マンデー・モナリザ・クラブ」「OH!」
フィンガー5「個人授業」「恋のダイヤル6700(シックスセブンオーオー)」「学園天国」「バンプ天国」
フォー・クローバース「冬物語」
フォーリーブス「踊り子」
藤圭子「京都から博多まで」
ペドロ&カプリシャス「ジョニーへの伝言」「五番街のマリー」
都はるみ「北の宿から」
南高節とかぐや姫「酔いどれかぐや姫」
宮前ユキ「Give Up」
村下孝蔵&中林由香「哀愁物語哀愁にさようなら」「美し過ぎるミステイク」
ザ・モップス「朝まで待てない」(阿久悠A面でのデビュー作品)
森進一「北の蛍」
森田健作「さらば涙と言おう」
森田公一とトップギャラン「青春時代」「下宿屋」
森山加代子「白い蝶のサンバ」
八代亜紀「雨の慕情」「舟唄」
山本リンダ「どうにもとまらない」「じんじんさせて」「狂わせたいの」「狙い撃ち」
和田アキ子「笑って許して」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「もう一度ふたりで歌いたい」
ピンポンパン「ピンポンパン体操」
デビルマン「デビルマンのうた」「今日もどこかでデビルマン」
宇宙戦艦ヤマト「宇宙戦艦ヤマト」「真っ赤なスカーフ」(「宇宙戦艦ヤマト」エンディング)「ヤマトより愛をこめて」(「さらば宇宙戦艦ヤマト」エンディング)「銀河伝説」(「ヤマトよ永遠に」)
ファイヤーマン
マッハバロン(「スーパーロボット マッハバロン」主題歌)
ウルトラマンタロウ「ウルトラマンタロウ」「ウルトラ六兄弟」
ウルトラマンレオ「ウルトラマンレオ」「戦え!ウルトラマンレオ」「星空のバラード」
ウルトラマンメビウス
はれときどきぶた(テレビアニメ)「BOOおなかが空くほど笑ってみたい」「あッ豚だ!一日ゆかいにいきるうた」
ぱくぱくポケットシリーズ「バースディの唄」「イッチとエッチ」
瀬戸内少年野球団 ISBN 4167321017
瀬戸内少年野球団(続) ISBN 4167321025
家族の神話 ISBN 4061833235
家族元年 ISBN 4163130004
球心蔵 ISBN 4309011918
詩小説 ISBN 4120029727 (文庫)ISBN 4122043778
恋文 ISBN 4579303717
ラヂオ ISBN 4140053461
[ 14:07 ]
[ 徳島 ]
今年は映画やドラマの”当たり年”。ハリウッドも日本も矢継ぎ早に新作が現れる。
最近、我が家でも、「眉山」、「スパイダーマン3」、「カリブの海賊3」、「アポカリプト」、「女帝」、「300」などを見た。
こういった中、近年ここ徳島を背景にしたドラマ・映画もたくさん作られるようになった。
最近、我が家でも、「眉山」、「スパイダーマン3」、「カリブの海賊3」、「アポカリプト」、「女帝」、「300」などを見た。
こういった中、近年ここ徳島を背景にしたドラマ・映画もたくさん作られるようになった。
2007/07/31のBlog
[ 14:25 ]
[ 社会 ]
覚せい剤23キロ所持容疑、中国人3人逮捕 警視庁
これは、覚醒剤23・6kgを関西空港経由で密輸をしようとした中国人犯罪者を”水際”で防いだという警察の”お手柄”である。覚せい剤は、園芸用品の石柱5本の中に埋め込まれた状態でカナダのバンクーバー空港から送られたという。
しかし、これはしばらく前に私が「中国人犯罪者に好まれる国:1位カナダ、2位日本? 」が事実であるということを証明する格好となった。
要するに、世界中の死刑犯罪者はカナダに逃げ延びる。そして、カナダをベースキャンプにして今度は世界中に犯罪の手を広げる。なぜなら、カナダには死刑はないからである、ということである。
世の中というのは、面白いもので、人々にとって善かれと思ってやったことが、いつも当初の目的で使われるとは限らない。なぜなら、世界はリンクし、一国だけの事情で動いていないからである。
カナダは世界に先立ち、死刑を廃止した。しかし、かたや中国では10万円の犯罪でも死刑である。そうなると、中国の重罪犯罪者(カナダから見れば軽犯罪者)は、カナダへなんとかして逃げる。一方、カナダは中国の重罪犯罪者といえどもカナダでは軽犯罪者なのだから、その身柄を中国に渡さない。
カナダで生き延びた中国人犯罪者は、今度は日本などの他国をターゲットにカナダにおける軽犯罪(=他国の重罪犯罪)を犯すようになる。なぜなら、何をしようがカナダでは死刑はないからだ。しかし、中国の重罪犯罪者はたとえその金額がカナダから見て低くてもやはりその国では心理的には重罪を犯す根っからの悪なのである。しだいにその本性を見せ始める。
こうして、もっとも刑罰の軽い国に、もっとも悪が潜伏し、そこを根城に諸外国の部下達を使って仕事しはじめるというわけである。
こういう場合、カナダ政府はどうするのだろうか?
おそらく、カナダは白人の国、所詮は他国のことだから自国とは無関係と見るだろう。「あんたの国の犯罪者でも同じ人間、そいつをカナダは人権養護の進んだ法律で守ってやっているのだ」と考えるだろう。
じゃ、そのカナダのたいへん御親切な人権養護法律で守られた男が日本へ送り込んだ麻薬で毒殺される日本人はどうなるのだろうか?
これを認めるとするなら、よほどカナダ人は偽善者だということとなるだろう。
「悪いやつは、助けられても決して助けた人に感謝しない」
というが、まさにカナダの中国人犯罪者はこういう連中なのだろう。やはり、犯罪の金額によらず、その犯罪者の国の法律に準拠した方が良いのだろう。最初から、身柄を中国へ送っておけば、カナダが犯罪者のメッカとはならず、こうした国際的な不名誉を被らずにすんだのだろうヨ。
これは、覚醒剤23・6kgを関西空港経由で密輸をしようとした中国人犯罪者を”水際”で防いだという警察の”お手柄”である。覚せい剤は、園芸用品の石柱5本の中に埋め込まれた状態でカナダのバンクーバー空港から送られたという。
しかし、これはしばらく前に私が「中国人犯罪者に好まれる国:1位カナダ、2位日本? 」が事実であるということを証明する格好となった。
要するに、世界中の死刑犯罪者はカナダに逃げ延びる。そして、カナダをベースキャンプにして今度は世界中に犯罪の手を広げる。なぜなら、カナダには死刑はないからである、ということである。
世の中というのは、面白いもので、人々にとって善かれと思ってやったことが、いつも当初の目的で使われるとは限らない。なぜなら、世界はリンクし、一国だけの事情で動いていないからである。
カナダは世界に先立ち、死刑を廃止した。しかし、かたや中国では10万円の犯罪でも死刑である。そうなると、中国の重罪犯罪者(カナダから見れば軽犯罪者)は、カナダへなんとかして逃げる。一方、カナダは中国の重罪犯罪者といえどもカナダでは軽犯罪者なのだから、その身柄を中国に渡さない。
カナダで生き延びた中国人犯罪者は、今度は日本などの他国をターゲットにカナダにおける軽犯罪(=他国の重罪犯罪)を犯すようになる。なぜなら、何をしようがカナダでは死刑はないからだ。しかし、中国の重罪犯罪者はたとえその金額がカナダから見て低くてもやはりその国では心理的には重罪を犯す根っからの悪なのである。しだいにその本性を見せ始める。
こうして、もっとも刑罰の軽い国に、もっとも悪が潜伏し、そこを根城に諸外国の部下達を使って仕事しはじめるというわけである。
こういう場合、カナダ政府はどうするのだろうか?
おそらく、カナダは白人の国、所詮は他国のことだから自国とは無関係と見るだろう。「あんたの国の犯罪者でも同じ人間、そいつをカナダは人権養護の進んだ法律で守ってやっているのだ」と考えるだろう。
じゃ、そのカナダのたいへん御親切な人権養護法律で守られた男が日本へ送り込んだ麻薬で毒殺される日本人はどうなるのだろうか?
これを認めるとするなら、よほどカナダ人は偽善者だということとなるだろう。
「悪いやつは、助けられても決して助けた人に感謝しない」
というが、まさにカナダの中国人犯罪者はこういう連中なのだろう。やはり、犯罪の金額によらず、その犯罪者の国の法律に準拠した方が良いのだろう。最初から、身柄を中国へ送っておけば、カナダが犯罪者のメッカとはならず、こうした国際的な不名誉を被らずにすんだのだろうヨ。
[ 11:19 ]
[ 教育 ]
日本は過去最高の6位数学五輪、金2、銀4
下のエッセイを書いてから6年程経った。あれから6年後の今年、日本チームは、ついに6位入賞を果たした、というのがこのニュース記事である。
私が下の指摘をした当時は、まだ日本のそれらしき数学オリンピック組織もなかったように思う。それが現在では、「(財)数学オリンピック財団」が力を入れるようになった。
もっと正確に書けば、1991年以来一応この財団は存在したが、たいしたことはせず、社会的認知度や重要性も低く、力不足であった。それが2003年から”てこ入れ”され、「国際数学オリンピック日本大会」の開催を行うようになり、参加選手のレベル向上がなされるようになった、というところだろう。
下の私の2001年の記事から、その後の数年の成績もここに加えると以下のようになる。
第42回アメリカ大会(2001):14位/83カ国。
1位中国、 2位アメリカ、ロシア、 4位ブルガリア、韓国、6位カザフスタン、 7位インド、 8位ウクライナ、 9位台湾、 10位ベトナム 、11位トルコ、 12位ベラルーシ、13位日本、 14位ドイツ、 15位ルーマニア、 16位ブラジル、・・・
第43回英国大会(2002):16位/84カ国。
1位中国、 2位ロシア、 3位アメリカ 、4位ブルガリア、 5位ベトナム、 6位韓国、 7位台湾、 8位ルーマニア、 9位インド、 10位ドイツ、11位イラン 、12位カナダ、ハンガリー、 14位ベラルーシ、トルコ、 16位日本、カザフスタン、 18位イスラエル、 19位フランス、 20位ウクライナ、 21位タイ、ブラジル、ポーランド、・・・
第44回日本大会(2003):9位/82カ国。
1位ブルガリア、 2位中国、 3位アメリカ、 4位ベトナム、 5位ロシア、 6位韓国、 7位ルーマニア、 8位トルコ、 9位日本 、10位ハンガリー、 11位英国、 12位カナダ、カザフスタン、 14位ウクライナ、 15位インド、 16位台湾 、17位ドイツ、イラン、 19位ベラルーシ、タイ、 ・・・
第45回ギリシャ大会(2004):8位/85カ国。
1位中国、 2位アメリカ、3位ロシア、4位ベトナム、5位ブルガリア、6位台湾、7位ハンガリー、8位日本、9位イラン、10位ルーマニア、11位ウクライナ、12位韓国、13位ベラルーシ、14位インド、・・・
第46回メキシコ大会(2005):8位/91カ国。
1位中国、2位アメリカ、3位ロシア、4位イラン、 5位韓国、6位ルーマニア、7位台湾、8位日本、9位ハンガリー、ウクライナ、11位ブルガリア、12位ドイツ、13位英国、14位シンガポール、15位ベトナム、16位チェコ、17位香港、18位ベラルーシ、19位カナダ、20位スロバキア、・・・
第47回スロベニア大会(2006):7位/90カ国。
1位中国、 2位ロシア、 3位韓国、 4位ドイツ、 5位アメリカ、 6位ルーマニア、 7位日本、 8位イラン、 9位モルドバ、 10位台湾、 11位ポーランド、 12位イタリア、 13位ベトナム、 14位香港、 15位カナダ、・・・
第48回ベトナム大会(2007):6位/90カ国。
1位ロシア、2位中国、3位ベトナム、韓国、5位米国、6位日本、ウクライナ、・・・
---------------------
下のエッセイを書いてから6年程経った。あれから6年後の今年、日本チームは、ついに6位入賞を果たした、というのがこのニュース記事である。
私が下の指摘をした当時は、まだ日本のそれらしき数学オリンピック組織もなかったように思う。それが現在では、「(財)数学オリンピック財団」が力を入れるようになった。
もっと正確に書けば、1991年以来一応この財団は存在したが、たいしたことはせず、社会的認知度や重要性も低く、力不足であった。それが2003年から”てこ入れ”され、「国際数学オリンピック日本大会」の開催を行うようになり、参加選手のレベル向上がなされるようになった、というところだろう。
下の私の2001年の記事から、その後の数年の成績もここに加えると以下のようになる。
第42回アメリカ大会(2001):14位/83カ国。
1位中国、 2位アメリカ、ロシア、 4位ブルガリア、韓国、6位カザフスタン、 7位インド、 8位ウクライナ、 9位台湾、 10位ベトナム 、11位トルコ、 12位ベラルーシ、13位日本、 14位ドイツ、 15位ルーマニア、 16位ブラジル、・・・
第43回英国大会(2002):16位/84カ国。
1位中国、 2位ロシア、 3位アメリカ 、4位ブルガリア、 5位ベトナム、 6位韓国、 7位台湾、 8位ルーマニア、 9位インド、 10位ドイツ、11位イラン 、12位カナダ、ハンガリー、 14位ベラルーシ、トルコ、 16位日本、カザフスタン、 18位イスラエル、 19位フランス、 20位ウクライナ、 21位タイ、ブラジル、ポーランド、・・・
第44回日本大会(2003):9位/82カ国。
1位ブルガリア、 2位中国、 3位アメリカ、 4位ベトナム、 5位ロシア、 6位韓国、 7位ルーマニア、 8位トルコ、 9位日本 、10位ハンガリー、 11位英国、 12位カナダ、カザフスタン、 14位ウクライナ、 15位インド、 16位台湾 、17位ドイツ、イラン、 19位ベラルーシ、タイ、 ・・・
第45回ギリシャ大会(2004):8位/85カ国。
1位中国、 2位アメリカ、3位ロシア、4位ベトナム、5位ブルガリア、6位台湾、7位ハンガリー、8位日本、9位イラン、10位ルーマニア、11位ウクライナ、12位韓国、13位ベラルーシ、14位インド、・・・
第46回メキシコ大会(2005):8位/91カ国。
1位中国、2位アメリカ、3位ロシア、4位イラン、 5位韓国、6位ルーマニア、7位台湾、8位日本、9位ハンガリー、ウクライナ、11位ブルガリア、12位ドイツ、13位英国、14位シンガポール、15位ベトナム、16位チェコ、17位香港、18位ベラルーシ、19位カナダ、20位スロバキア、・・・
第47回スロベニア大会(2006):7位/90カ国。
1位中国、 2位ロシア、 3位韓国、 4位ドイツ、 5位アメリカ、 6位ルーマニア、 7位日本、 8位イラン、 9位モルドバ、 10位台湾、 11位ポーランド、 12位イタリア、 13位ベトナム、 14位香港、 15位カナダ、・・・
第48回ベトナム大会(2007):6位/90カ国。
1位ロシア、2位中国、3位ベトナム、韓国、5位米国、6位日本、ウクライナ、・・・
---------------------
さて、この最近の成績を見ると結構面白いことが分かる。もちろん、それにはそれ相応の知識が必要。あまりこういうことに無関心に人には全く分からないことだろう。
まず、韓国はこれまでもアジアにおける”天才の国”として知られていたが、それを証明するかのように、だいたい10位以内に顔を出していた。ところが、2000年を境に一挙に6位以内の常連国の仲間入りを果たした。これは、見事に韓国で『科学英才教育法』(2000年)が通ったことの成果であると考えられる。
日本では、1995年に『科学技術基本法』が可決され、それ以後、科学関連のいわゆる”箱もの”にお金が回るようになった。要するに、大学や研究所の建物や研究予算は以前よりふんだんに付くようになった。年5兆円の国家予算が投資されるようになった。
しかし、これをじっと観察していた韓国は、「物がすべてではなく人こそすべて」と考える法案として、『科学英才教育法』(2000年)を作り、国家事業の最重要課題として、「天才育成」に、つまりノーベル賞学者、大発明家、大数学者の育成事業に国家の命運をかける政策に打って出たのである。
その直接の”成果”が数学オリンピックにも現れたと見ることができる。
一方、日本は、1995年以来毎年5兆円の科学分野への投資が行われ、すでに第3期目に入ったにもかかわらず、一向に”天才”が現れていないように見える。それと同様に、2003年まで数学オリンピックでもかなり低迷を続けていた。
ところが、2003年から突然、国家事業の一種のような形で、強化合宿をするようになり、徐々に成績が上昇したことが分かる。2002年まで10数番目であったものが、2003年から10位以内に入り、それから8位、7位、そして今回6位と上昇したからである。
これは、2003年の日本大会をメドに強化策を講じて来たことがその後も継続されて、良い成績に繋がってきたということを証明していると言えるだろう。したがって、強化策の一応の成果と見ることができる。
まず、韓国はこれまでもアジアにおける”天才の国”として知られていたが、それを証明するかのように、だいたい10位以内に顔を出していた。ところが、2000年を境に一挙に6位以内の常連国の仲間入りを果たした。これは、見事に韓国で『科学英才教育法』(2000年)が通ったことの成果であると考えられる。
日本では、1995年に『科学技術基本法』が可決され、それ以後、科学関連のいわゆる”箱もの”にお金が回るようになった。要するに、大学や研究所の建物や研究予算は以前よりふんだんに付くようになった。年5兆円の国家予算が投資されるようになった。
しかし、これをじっと観察していた韓国は、「物がすべてではなく人こそすべて」と考える法案として、『科学英才教育法』(2000年)を作り、国家事業の最重要課題として、「天才育成」に、つまりノーベル賞学者、大発明家、大数学者の育成事業に国家の命運をかける政策に打って出たのである。
その直接の”成果”が数学オリンピックにも現れたと見ることができる。
一方、日本は、1995年以来毎年5兆円の科学分野への投資が行われ、すでに第3期目に入ったにもかかわらず、一向に”天才”が現れていないように見える。それと同様に、2003年まで数学オリンピックでもかなり低迷を続けていた。
ところが、2003年から突然、国家事業の一種のような形で、強化合宿をするようになり、徐々に成績が上昇したことが分かる。2002年まで10数番目であったものが、2003年から10位以内に入り、それから8位、7位、そして今回6位と上昇したからである。
これは、2003年の日本大会をメドに強化策を講じて来たことがその後も継続されて、良い成績に繋がってきたということを証明していると言えるだろう。したがって、強化策の一応の成果と見ることができる。
かつて8年前に
「ミレニアムに思う:21世紀は数学の時代? 」
に私の”予想”(まあ、一種の”予言”ですナ。ちなみに、大和民族のもっとも大和人らしい才能とは”予言力”らしい)として書いたことだが、21世紀の現在では、数学の力は必須である。(例えば、「「インドの衝撃」-- 第1回 わき上がる頭脳パワー -- 」)
ところが、昨年「数学離れの現実とは? 」で紹介したように、日本では、中高生で示しはじめた数学的才能を受け入れるだけの職場が社会の中にない。多くの数学的インテリは文系職場につく。したがって、クイズチャンピオンとか、趣味でチェスや将棋をやるとかいうタイプの知的な人間で終わりという場合が多い。人の”人生”だから、それもそれで良いのだが、非常に非生産的な状況がそこにある。
これでは、21世紀的なハイテク産業やソフト産業では、中国、アメリカ、ロシアはいうに及ばず、インドやベトナム、など、さらにはイラン、モルドバ、ウクライナ、ルーマニアなどにも勝つことはできなくるはずである。このように現実は、非常に厳しい状況にある。
さらには、きちんとしたアカデミックな職につけず、社会の中で”悶々とした”日々を送る若者の中には、社会のダークサイドに手を染めていく者たちもたくさん現れるはずである(「”ダークサイド” 」)。犯罪組織や特殊なグループの手先にされてしまうのである。
こうしたことを未然に防ぐためにも、それなりのポストを用意して、ポジティブな方向で活躍できるようにすべきだろう。
数学者(や理論物理学者)の力はすごいものがある。
原爆の発明、コンピュータの発明、インターネットの発明、暗号技術の発明、
携帯電話の発明、検索技術の発明、オンラインショップの発明、
こういったものは、すべて数学者が直接関わって発明されたものである。
そういうふうに数学者の力を、正の健全な方向に活用できるか、負の邪悪な方向に活用するのかが今まさにこの社会に問われているといえるのである。
「ミレニアムに思う:21世紀は数学の時代? 」
に私の”予想”(まあ、一種の”予言”ですナ。ちなみに、大和民族のもっとも大和人らしい才能とは”予言力”らしい)として書いたことだが、21世紀の現在では、数学の力は必須である。(例えば、「「インドの衝撃」-- 第1回 わき上がる頭脳パワー -- 」)
ところが、昨年「数学離れの現実とは? 」で紹介したように、日本では、中高生で示しはじめた数学的才能を受け入れるだけの職場が社会の中にない。多くの数学的インテリは文系職場につく。したがって、クイズチャンピオンとか、趣味でチェスや将棋をやるとかいうタイプの知的な人間で終わりという場合が多い。人の”人生”だから、それもそれで良いのだが、非常に非生産的な状況がそこにある。
これでは、21世紀的なハイテク産業やソフト産業では、中国、アメリカ、ロシアはいうに及ばず、インドやベトナム、など、さらにはイラン、モルドバ、ウクライナ、ルーマニアなどにも勝つことはできなくるはずである。このように現実は、非常に厳しい状況にある。
さらには、きちんとしたアカデミックな職につけず、社会の中で”悶々とした”日々を送る若者の中には、社会のダークサイドに手を染めていく者たちもたくさん現れるはずである(「”ダークサイド” 」)。犯罪組織や特殊なグループの手先にされてしまうのである。
こうしたことを未然に防ぐためにも、それなりのポストを用意して、ポジティブな方向で活躍できるようにすべきだろう。
数学者(や理論物理学者)の力はすごいものがある。
原爆の発明、コンピュータの発明、インターネットの発明、暗号技術の発明、
携帯電話の発明、検索技術の発明、オンラインショップの発明、
こういったものは、すべて数学者が直接関わって発明されたものである。
そういうふうに数学者の力を、正の健全な方向に活用できるか、負の邪悪な方向に活用するのかが今まさにこの社会に問われているといえるのである。
[ 09:58 ]
[ 教育 ]
以下は、2001年に東大のとある掲示板に書き、その後しばらく私の昔のHPに載せていたものである。参考のために、ここに再掲しておこう。
-------------------
「数学オリンピック」から考える。
1)数学オリンピック財団によると、国際数学オリンピック(International Mathematics Olympiaad, IMO) (http://village.infoweb.ne.jp/~jmo/imorecd.htm#TOP)における、日本の参加者の成績は以下の通りである。
第31回北京大会(1990):20位/54カ国。
1位中国、2位ソ連、3位アメリカ、4位ルーマニア、5位フランス、6位ハンガリー。(14位イラン、17位インド、19位北朝鮮と続く)。
第32回スウェーデン大会(1991):12位/55カ国。
1位ソ連、2位中国、3位ルーマニア、4位ドイツ、5位アメリカ、6位ハンガリー。(7位イラン、8位ベトナム、9位インドと続く)。
第33回モスクワ大会(1992):8位/56カ国。
1位中国、2位アメリカ、3位ルーマニア、4位CIS、5位イギリス、6位ロシア。
第34回イスタンブール大会(1993):20位/73カ国。
1位中国、2位ドイツ、3位ブルガリア、4位ロシア、5位台湾、6位イラン。(9位ベトナム、15位インド、16位韓国、19位イスラエル)。
第35回香港大会(1994):10位/69カ国。
1位アメリカ、2位中国、3位ロシア、4位ブルガリア、5位ハンガリー、6位ベトナム。(8位イランと続く)。
第36回カナダ大会(1995):9位/73カ国。
1位中国、2位ルーマニア、3位ロシア、4位ベトナム、5位ハンガリー、6位ブルガリア。(この後、7位韓国)。
第37回インド大会(1996):11位/75カ国。
1位ルーマニア、2位アメリカ、3位ハンガリー、4位ロシア、5位イギリス、6位中国。(この後、7位ベトナム、8位韓国と続く)。
第38回アルゼンチン大会(1997):12位/82カ国。
1位中国、2位ハンガリー、3位イラン、4位アメリカ、5位ロシア、6位ウクライナ。(10位ベトナム、11位韓国と続く)。
第39回台湾大会(1998):14位/76カ国。
1位イラン、2位ブルガリア、3位アメリカ、ハンガリー、5位台湾、6位ロシア。(7位インド、8位ウクライナ、9位ベトナム、12位韓国と続く)。
第40回ルーマニア大会(1999):13位/81カ国。
1位中国、ロシア、3位ベトナム、4位ルーマニア、5位ブルガリア、6位ベラルーシ。(7位韓国、8位イランと続く)。
第41回韓国大会(2000):15位/82カ国。
1位中国、2位ロシア、3位アメリカ、4位韓国、5位ブルガリア、6位ベトナム。(7位ベラルーシ、8位台湾、10位イラン、11位イスラエル、13位ウクライナ、14位インドと続く)。
2)以上を見て分ることは、
あ)数学オリンピックの成績は、何かオリンピックの体操や水泳やサッカーなどのスポーツの成績を見ているように、スポーツの成績と似たような順位に見える。
い)日本代表の成績はだいたい8位から20位を前後している。なんだかんだと言っても、ロシアやアメリカはいつも上位にいる。
う)日本はもはやアジアの雄ではないということ。常に日本の上位には、中国、イラン、韓国、ベトナム、さらには台湾、北朝鮮などがひしめいてきていること。これもサッカーのアジア選手権のライバルたちと似ているようだ。
え)私が何度もこのフォーラム上で主張して来ているように、スポーツの成績と学問の成績は強烈な相関関係があるということ(もちろん、同一人物が両方に秀でることはできないが、スポーツが弱い国は、数学や物理などの学問も弱いということ。言い換えれば、学問もスポーツもアカデミズムの両翼を担い、アカデミズムが弱ければ、両方ダメになると言うことを意味している。)
3)次に数学オリンピックに参加した日本の中学高校生の出身学校を見てみよう。
1位:灘高校、10人(灘中学、1人)。
2位:開成高校、6人(開成中学、2人)。
3位:筑波大学附属駒場高、4人(筑波大学附属駒場中学、1人)。
4位:洛星高、3人。
5位:麻布高、武蔵高、広島大学附属高校、2人。
8位:滝高、大阪教育大附属高校池田校舎、長生高、青森県立八戸高、土佐塾高、智弁学園和歌山高、福岡県立修猷館高、駿台甲府高、ラサール高、海上高、フェリス女学院高、大阪教育大附属天王寺校舎、栄光学園高、富山中部高校、つくば市立並木中学、栄光学園高、公文国際学園高等部、1人。
ここでは、同一人物の複数回参加は1人と見なした。
4)以上の結果を見て分ることは、
あ)数学の才能は、いわゆる進学高の中にいることは確かに多いが、そうではない一般の学校にも現れている。つまり、有名大学へたくさんの学生を送る学校には、それに対応して数学の才能もいるが、それは送りだす学生数の割には、そう多くはないということ。
い)数学の才能は、中には中学レベルで開花し始めている。これは非常に重要なポイントで、知性はかなり早くから発現するということ。言い換えれば、中学あたりでしっかりした教育をしないと、才能を阻害しかねないということ。
う)数学の才能は、全国に散らばっている。才能は時も場所も選ばず何かの拍子に生まれてくるということ。
え)数学の才能は、女性にも現れている。同様に才能は性別をも選ばないということ。
我々は、こうした才能をどうすればいいのだろうか?また、こういう才能を持っている学校をどう援助すればいいのだろうか?我々は彼らや彼らの学校に「特別待遇」を与えられないのだろうか?これこそ我々が今後考察して行かなくては成らない最重要な問題と言えるだろう。
さて、皆さんはどうお考えだろうか?
(2001年2月11日)
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「数学オリンピック」から考える。
1)数学オリンピック財団によると、国際数学オリンピック(International Mathematics Olympiaad, IMO) (http://village.infoweb.ne.jp/~jmo/imorecd.htm#TOP)における、日本の参加者の成績は以下の通りである。
第31回北京大会(1990):20位/54カ国。
1位中国、2位ソ連、3位アメリカ、4位ルーマニア、5位フランス、6位ハンガリー。(14位イラン、17位インド、19位北朝鮮と続く)。
第32回スウェーデン大会(1991):12位/55カ国。
1位ソ連、2位中国、3位ルーマニア、4位ドイツ、5位アメリカ、6位ハンガリー。(7位イラン、8位ベトナム、9位インドと続く)。
第33回モスクワ大会(1992):8位/56カ国。
1位中国、2位アメリカ、3位ルーマニア、4位CIS、5位イギリス、6位ロシア。
第34回イスタンブール大会(1993):20位/73カ国。
1位中国、2位ドイツ、3位ブルガリア、4位ロシア、5位台湾、6位イラン。(9位ベトナム、15位インド、16位韓国、19位イスラエル)。
第35回香港大会(1994):10位/69カ国。
1位アメリカ、2位中国、3位ロシア、4位ブルガリア、5位ハンガリー、6位ベトナム。(8位イランと続く)。
第36回カナダ大会(1995):9位/73カ国。
1位中国、2位ルーマニア、3位ロシア、4位ベトナム、5位ハンガリー、6位ブルガリア。(この後、7位韓国)。
第37回インド大会(1996):11位/75カ国。
1位ルーマニア、2位アメリカ、3位ハンガリー、4位ロシア、5位イギリス、6位中国。(この後、7位ベトナム、8位韓国と続く)。
第38回アルゼンチン大会(1997):12位/82カ国。
1位中国、2位ハンガリー、3位イラン、4位アメリカ、5位ロシア、6位ウクライナ。(10位ベトナム、11位韓国と続く)。
第39回台湾大会(1998):14位/76カ国。
1位イラン、2位ブルガリア、3位アメリカ、ハンガリー、5位台湾、6位ロシア。(7位インド、8位ウクライナ、9位ベトナム、12位韓国と続く)。
第40回ルーマニア大会(1999):13位/81カ国。
1位中国、ロシア、3位ベトナム、4位ルーマニア、5位ブルガリア、6位ベラルーシ。(7位韓国、8位イランと続く)。
第41回韓国大会(2000):15位/82カ国。
1位中国、2位ロシア、3位アメリカ、4位韓国、5位ブルガリア、6位ベトナム。(7位ベラルーシ、8位台湾、10位イラン、11位イスラエル、13位ウクライナ、14位インドと続く)。
2)以上を見て分ることは、
あ)数学オリンピックの成績は、何かオリンピックの体操や水泳やサッカーなどのスポーツの成績を見ているように、スポーツの成績と似たような順位に見える。
い)日本代表の成績はだいたい8位から20位を前後している。なんだかんだと言っても、ロシアやアメリカはいつも上位にいる。
う)日本はもはやアジアの雄ではないということ。常に日本の上位には、中国、イラン、韓国、ベトナム、さらには台湾、北朝鮮などがひしめいてきていること。これもサッカーのアジア選手権のライバルたちと似ているようだ。
え)私が何度もこのフォーラム上で主張して来ているように、スポーツの成績と学問の成績は強烈な相関関係があるということ(もちろん、同一人物が両方に秀でることはできないが、スポーツが弱い国は、数学や物理などの学問も弱いということ。言い換えれば、学問もスポーツもアカデミズムの両翼を担い、アカデミズムが弱ければ、両方ダメになると言うことを意味している。)
3)次に数学オリンピックに参加した日本の中学高校生の出身学校を見てみよう。
1位:灘高校、10人(灘中学、1人)。
2位:開成高校、6人(開成中学、2人)。
3位:筑波大学附属駒場高、4人(筑波大学附属駒場中学、1人)。
4位:洛星高、3人。
5位:麻布高、武蔵高、広島大学附属高校、2人。
8位:滝高、大阪教育大附属高校池田校舎、長生高、青森県立八戸高、土佐塾高、智弁学園和歌山高、福岡県立修猷館高、駿台甲府高、ラサール高、海上高、フェリス女学院高、大阪教育大附属天王寺校舎、栄光学園高、富山中部高校、つくば市立並木中学、栄光学園高、公文国際学園高等部、1人。
ここでは、同一人物の複数回参加は1人と見なした。
4)以上の結果を見て分ることは、
あ)数学の才能は、いわゆる進学高の中にいることは確かに多いが、そうではない一般の学校にも現れている。つまり、有名大学へたくさんの学生を送る学校には、それに対応して数学の才能もいるが、それは送りだす学生数の割には、そう多くはないということ。
い)数学の才能は、中には中学レベルで開花し始めている。これは非常に重要なポイントで、知性はかなり早くから発現するということ。言い換えれば、中学あたりでしっかりした教育をしないと、才能を阻害しかねないということ。
う)数学の才能は、全国に散らばっている。才能は時も場所も選ばず何かの拍子に生まれてくるということ。
え)数学の才能は、女性にも現れている。同様に才能は性別をも選ばないということ。
我々は、こうした才能をどうすればいいのだろうか?また、こういう才能を持っている学校をどう援助すればいいのだろうか?我々は彼らや彼らの学校に「特別待遇」を与えられないのだろうか?これこそ我々が今後考察して行かなくては成らない最重要な問題と言えるだろう。
さて、皆さんはどうお考えだろうか?
(2001年2月11日)
2007/07/29のBlog
[ 21:48 ]
[ オシムの言葉 ]
オシム、個の力不足を指摘強化方針に変更はなし
この記事は結構面白い。が、しかし何をかいわんや。今さら同じことを言っても始まらない、という感じですナ。
オシム監督:
「今大会で幸運以外に足りなかったのは、日本に何十年も欠落しているものだ。個人の向上なしに組織の向上は有り得ない」
「シュートの正確性は個人に委ねられる。トップスピードで自由にボールを扱える選手も足りない」
「戦い方とスタイルは変えない」
中村俊輔:
「大事なのはワールドカップ。あと3年で何ができるかだ」
こんなことは、かつて西ドイツのデットマール・クラマーコーチがやって来てからずっと言われ続けて来ていることである。その後、1993年のハンス・オフト監督、2002年のトルシエ監督、2006年のジーコ監督と同じことをくり返し言われて来たものである。
だから、今さら、さもありなんと同じことを自分が一番最初に発見したかのように言うというのは、考えものである。日本サッカーに対する無知にもほどがあると言えるだろう。
こんなことは、日本にサッカーがイギリスから伝来した明治時代にもあったことである。とりたてて驚くことはない。
問題は、そんなことを指摘してどうなるというものではない、ということである。
なぜなら、もしこれまでの監督達が、そういった日本人選手の問題を”言葉で”指摘して解決できたのであれば、とうの昔に解決できたはずのことだからである。それができなかったということは、それができずに現在まで至っているということは、口先だけでは解決不能であるということを意味しているからである。
本当の問題は、「いかにしたらそれを解決できるか」という実践方法なのである。
トルシエやジーコやオシムのように、「シュートの正確性は個人に委ねられる」といって、選手個人個人の練習に委ねたら、それで日本人選手のシュートの正確性が増すかというと、そういうふうにはならない、ということである。だから、個人の自主練習にゆだねるのではダメだった、という歴史が残っているわけである。
それゆえ、クラマーさんのようなやり方が日本人には必須なのである。私はそう感じる。
かつて東京オリンピックの時代に、クラマーさんは、あえてトップレベルの選手にも、”まるで小学生にサッカーを教えるように、一から教え直した”のである。これが、実に功を奏した。
杉山は、100m11秒台の俊足だったので、高速ドリブルとフェイントを来る日も来る日も練習した。釜本は、キック力があったので、右でも左でもどちらでもシュートできるように、来る日も来る日も練習した。そして、杉山が左サイドから突破して釜本にセンタリングを合わせ、それを釜本がシュートして決めるという練習をこれまた毎日毎日2人で喧嘩しながら練習したのである。こうして鉄壁のコンビが誕生したと知られている。
今こそ、この杉山、釜本時代のクラマーさんの指導法に帰るべき時代だと私は個人的には理解している。
杉山や釜本の時代の選手達と比べれば、現在の選手ははるかに個人技は上である。サッカー環境が違うからである。しかし、うまい選手がチームを組めば、チームが強くなるかというと、それは話が別なのである。チームメンバーの個々人が上手でも、チームワークが育たないということもあり得るからである。
チームとしてのコンビネーションを完成させるためには、私生活からしてお互いに緊密にならなくてはならない。年令差をものともせず、互いに親友となり、寝食、風呂、睡眠などあらゆる場で共同生活して、家族以上の存在、つまり”同志”とならなくてはならない。この運命共同体的生活に慣れなくてはならない。
ここまで行って初めて、”あうんの呼吸”、”アイコンタクト”が生まれるのである。
「君とはフィールドの上だけの付き合いさ」
というので、世界を制することなど出来ようはずがないからである。
戦士として運命共同体という意識、戦前の「”貴様と俺”精神」のようなものが育たない限り、オシムがいかに個人の能力を伸ばしたところで、試合に勝つことは出来ない。なぜなら、お互いに十分な意思疎通ができていないからである。したがって、少しずつ微妙にタイミングがずれ、シュートの決定力は落ちてしまうのである。
現在の若者は、こうした”密着した共同生活”が不向きであると言われている。そのため、合宿をしても、練習以外はてんでばらばらの生活を送る。これでは、お互いの癖や嗜好、習慣や思考パターンを理解できない。その結果、試合では、確信を持って、「あいつならここへボールを出す」というような判断ができない。
こうして、今回の日本代表のように、お互いの手の内を探るような慎重なパス交換や意思疎通のなさが原因の不用意なパスミスに繋がるのである。
私は、今回の「オシムの言葉」からすると、必ずジーコと同じような過ちを犯すのではないか、と予想する。それゆえ、この際、オシムには責任を取ってもらい、解任するのが一番だろうと信じる。
デッドマール・クラマーさんのような、本当に親切な監督、日本人気質や日本人文化や日本の歴史に習熟し、本当に日本サッカーを愛する人物を監督にすべきだろうと私は心底思う。クラマーさんは、日本人の可能性を心から信じていた。そして、何をすればいいか、”具体的”に指導できた。日本人ができなければ、やって見せてやる。
「寝食を共にしなければ、選手の個性は分からない」
といって、選手といっしょの生活をしたというクラマーさん。自分はホテルの最高級の部屋でくつろいで指揮をとるというトルシエやジーコやオシムとは比較にならない本気さがそこにある。
クラマーさんがもっと若ければ良いのだが。
最近、つくづくこの人物の偉大さを思うばかりである。
それにしても、なぜ日本サッカー協会は、新監督就任にあたって、これまでの日本サッカーの歴史とか、サッカー監督の歴史とか、日本サッカーの問題点や課題とかをその監督に”レクチャー”(説教)してやらないのだろうか?
そうすれば、新監督が前監督が昔発見した問題と同じ問題を再発見したり、同じことの堂々回りが避けられるはずである。
どうしてレクチャーしてやらないのか、全く理解できない。不思議な話ですナ。
この記事は結構面白い。が、しかし何をかいわんや。今さら同じことを言っても始まらない、という感じですナ。
オシム監督:
「今大会で幸運以外に足りなかったのは、日本に何十年も欠落しているものだ。個人の向上なしに組織の向上は有り得ない」
「シュートの正確性は個人に委ねられる。トップスピードで自由にボールを扱える選手も足りない」
「戦い方とスタイルは変えない」
中村俊輔:
「大事なのはワールドカップ。あと3年で何ができるかだ」
こんなことは、かつて西ドイツのデットマール・クラマーコーチがやって来てからずっと言われ続けて来ていることである。その後、1993年のハンス・オフト監督、2002年のトルシエ監督、2006年のジーコ監督と同じことをくり返し言われて来たものである。
だから、今さら、さもありなんと同じことを自分が一番最初に発見したかのように言うというのは、考えものである。日本サッカーに対する無知にもほどがあると言えるだろう。
こんなことは、日本にサッカーがイギリスから伝来した明治時代にもあったことである。とりたてて驚くことはない。
問題は、そんなことを指摘してどうなるというものではない、ということである。
なぜなら、もしこれまでの監督達が、そういった日本人選手の問題を”言葉で”指摘して解決できたのであれば、とうの昔に解決できたはずのことだからである。それができなかったということは、それができずに現在まで至っているということは、口先だけでは解決不能であるということを意味しているからである。
本当の問題は、「いかにしたらそれを解決できるか」という実践方法なのである。
トルシエやジーコやオシムのように、「シュートの正確性は個人に委ねられる」といって、選手個人個人の練習に委ねたら、それで日本人選手のシュートの正確性が増すかというと、そういうふうにはならない、ということである。だから、個人の自主練習にゆだねるのではダメだった、という歴史が残っているわけである。
それゆえ、クラマーさんのようなやり方が日本人には必須なのである。私はそう感じる。
かつて東京オリンピックの時代に、クラマーさんは、あえてトップレベルの選手にも、”まるで小学生にサッカーを教えるように、一から教え直した”のである。これが、実に功を奏した。
杉山は、100m11秒台の俊足だったので、高速ドリブルとフェイントを来る日も来る日も練習した。釜本は、キック力があったので、右でも左でもどちらでもシュートできるように、来る日も来る日も練習した。そして、杉山が左サイドから突破して釜本にセンタリングを合わせ、それを釜本がシュートして決めるという練習をこれまた毎日毎日2人で喧嘩しながら練習したのである。こうして鉄壁のコンビが誕生したと知られている。
今こそ、この杉山、釜本時代のクラマーさんの指導法に帰るべき時代だと私は個人的には理解している。
杉山や釜本の時代の選手達と比べれば、現在の選手ははるかに個人技は上である。サッカー環境が違うからである。しかし、うまい選手がチームを組めば、チームが強くなるかというと、それは話が別なのである。チームメンバーの個々人が上手でも、チームワークが育たないということもあり得るからである。
チームとしてのコンビネーションを完成させるためには、私生活からしてお互いに緊密にならなくてはならない。年令差をものともせず、互いに親友となり、寝食、風呂、睡眠などあらゆる場で共同生活して、家族以上の存在、つまり”同志”とならなくてはならない。この運命共同体的生活に慣れなくてはならない。
ここまで行って初めて、”あうんの呼吸”、”アイコンタクト”が生まれるのである。
「君とはフィールドの上だけの付き合いさ」
というので、世界を制することなど出来ようはずがないからである。
戦士として運命共同体という意識、戦前の「”貴様と俺”精神」のようなものが育たない限り、オシムがいかに個人の能力を伸ばしたところで、試合に勝つことは出来ない。なぜなら、お互いに十分な意思疎通ができていないからである。したがって、少しずつ微妙にタイミングがずれ、シュートの決定力は落ちてしまうのである。
現在の若者は、こうした”密着した共同生活”が不向きであると言われている。そのため、合宿をしても、練習以外はてんでばらばらの生活を送る。これでは、お互いの癖や嗜好、習慣や思考パターンを理解できない。その結果、試合では、確信を持って、「あいつならここへボールを出す」というような判断ができない。
こうして、今回の日本代表のように、お互いの手の内を探るような慎重なパス交換や意思疎通のなさが原因の不用意なパスミスに繋がるのである。
私は、今回の「オシムの言葉」からすると、必ずジーコと同じような過ちを犯すのではないか、と予想する。それゆえ、この際、オシムには責任を取ってもらい、解任するのが一番だろうと信じる。
デッドマール・クラマーさんのような、本当に親切な監督、日本人気質や日本人文化や日本の歴史に習熟し、本当に日本サッカーを愛する人物を監督にすべきだろうと私は心底思う。クラマーさんは、日本人の可能性を心から信じていた。そして、何をすればいいか、”具体的”に指導できた。日本人ができなければ、やって見せてやる。
「寝食を共にしなければ、選手の個性は分からない」
といって、選手といっしょの生活をしたというクラマーさん。自分はホテルの最高級の部屋でくつろいで指揮をとるというトルシエやジーコやオシムとは比較にならない本気さがそこにある。
クラマーさんがもっと若ければ良いのだが。
最近、つくづくこの人物の偉大さを思うばかりである。
それにしても、なぜ日本サッカー協会は、新監督就任にあたって、これまでの日本サッカーの歴史とか、サッカー監督の歴史とか、日本サッカーの問題点や課題とかをその監督に”レクチャー”(説教)してやらないのだろうか?
そうすれば、新監督が前監督が昔発見した問題と同じ問題を再発見したり、同じことの堂々回りが避けられるはずである。
どうしてレクチャーしてやらないのか、全く理解できない。不思議な話ですナ。
[ 11:43 ]
[ オシムの言葉 ]
サッカー・アジア杯…日本がPK戦の末、韓国に敗れる
サッカー・アジア杯 日本、PK戦で韓国に敗れ4位
日本vs韓国は、両者得点なく、0一0でPK戦負け。韓国人の根性に負けたといういつものパターンだった。収穫無しのゲーム。相手の選手、そしてピム監督、洪明甫コーチも退場したのに勝てなかった。不思議な話である。これだけ審判が日本びいきだったのもめずらしい。
【日本の先発】
GK:川口
DF:加地、中沢、阿部、駒野
MF:中村俊、中村憲、鈴木、遠藤、山岸
FW:高原
【交代】
後半27分:中村憲→羽生
後半33分:山岸→佐藤
サッカー・アジア杯 日本、PK戦で韓国に敗れ4位
日本vs韓国は、両者得点なく、0一0でPK戦負け。韓国人の根性に負けたといういつものパターンだった。収穫無しのゲーム。相手の選手、そしてピム監督、洪明甫コーチも退場したのに勝てなかった。不思議な話である。これだけ審判が日本びいきだったのもめずらしい。
【日本の先発】
GK:川口
DF:加地、中沢、阿部、駒野
MF:中村俊、中村憲、鈴木、遠藤、山岸
FW:高原
【交代】
後半27分:中村憲→羽生
後半33分:山岸→佐藤
オシムは、”馬鹿みたいに走る”選手が好きなのだろうか?
オシムの「走るサッカー」とは、どうやら「選手がやみくもに好き勝手に走るサッカー」のことらしい。そういうことを確信させるのが、今回のアジアカップの日本代表であった。
いやはや、昨日の試合もオーストラリア戦、サウジアラビア戦と全く同様でおよそサッカーと呼べる代物ではなかった。
「パス回しが各駅停車になっている」
とは、「トラップしてはパス、トラップしてはパス」というインダイレクトパスプレーに対する
オシムの大好きな表現である。オシムは、これを“走るサッカー”の敵というような意味で選手に使っている。ここでオシムは、パス回しする選手を駅(ステーション)に例え、選手間で動くボールを電車に例えているわけである。
しかし、「サッカーとは、バスケットボールを広いフィールドで足で行うことだ」という近代サッカーの基本精神から言えば、「トラップしてはパス、トラップしてはパス」の「各駅停車のパス回し」はサッカーの1つの基本型である。もちろん、全部ワンタッチのダイレクトパスでできればそれに越したことはないが、だからといって、それ自体が悪いということではない。
問題は、「各駅停車のパス回し」の駅に対応する人が、本当の電車網のように、動かず止まったままであるということである。止まった選手の間でボールの受け渡しをするだけでは、選手がゴール前やシュートできるフリースペースに進まないために、得点のチャンスが生まれない。
後方でのパス回し、前線でのパス回しも最終的には、シュートに結びつかなくては意味がないが、この”意味不明のパス回し”が今の日本代表の際立った特徴である。だから、相手チームは非常に守りやすい。それゆえ、日本代表はなかなか得点できない。なぜなら、すべて次の展開が予測可能だからである。
この意味で、オシムの目指すものがどうであれ、今大会の(今大会も、というべきだが)日本代表は、相変わらず、相手のいやがるプレー、相手の裏をかくようなプレーが全くないという、際立った特徴をもったチームであった。オシムの日本代表が、いつもこういう感じの同じようなチームであるということは、やはりオシムのサッカースタイルがこんな感じのものであると理解すべきだろう。
まあ、これが「オシムサッカー」だろうということだ。
オシムの「走るサッカー」とは、どうやら「選手がやみくもに好き勝手に走るサッカー」のことらしい。そういうことを確信させるのが、今回のアジアカップの日本代表であった。
いやはや、昨日の試合もオーストラリア戦、サウジアラビア戦と全く同様でおよそサッカーと呼べる代物ではなかった。
「パス回しが各駅停車になっている」
とは、「トラップしてはパス、トラップしてはパス」というインダイレクトパスプレーに対する
オシムの大好きな表現である。オシムは、これを“走るサッカー”の敵というような意味で選手に使っている。ここでオシムは、パス回しする選手を駅(ステーション)に例え、選手間で動くボールを電車に例えているわけである。
しかし、「サッカーとは、バスケットボールを広いフィールドで足で行うことだ」という近代サッカーの基本精神から言えば、「トラップしてはパス、トラップしてはパス」の「各駅停車のパス回し」はサッカーの1つの基本型である。もちろん、全部ワンタッチのダイレクトパスでできればそれに越したことはないが、だからといって、それ自体が悪いということではない。
問題は、「各駅停車のパス回し」の駅に対応する人が、本当の電車網のように、動かず止まったままであるということである。止まった選手の間でボールの受け渡しをするだけでは、選手がゴール前やシュートできるフリースペースに進まないために、得点のチャンスが生まれない。
後方でのパス回し、前線でのパス回しも最終的には、シュートに結びつかなくては意味がないが、この”意味不明のパス回し”が今の日本代表の際立った特徴である。だから、相手チームは非常に守りやすい。それゆえ、日本代表はなかなか得点できない。なぜなら、すべて次の展開が予測可能だからである。
この意味で、オシムの目指すものがどうであれ、今大会の(今大会も、というべきだが)日本代表は、相変わらず、相手のいやがるプレー、相手の裏をかくようなプレーが全くないという、際立った特徴をもったチームであった。オシムの日本代表が、いつもこういう感じの同じようなチームであるということは、やはりオシムのサッカースタイルがこんな感じのものであると理解すべきだろう。
まあ、これが「オシムサッカー」だろうということだ。
思い出せば、ジェフ千葉時代のオシムのジェフのサッカーもこんなものだった。だから、オシムのやろうとするサッカーは、だいたいこんなふうなチームカラーであると今ではだいたい予測できる段階へ来たと言えるだろう。
それゆえ、おそらく、ユーゴ時代のオシムサッカーもこんなものだったのだろうと私は想像する。
もし違いがあったとすれば、国民性の違い、つまり、ストイコヴィッチなどユーゴの選手にはもっと積極性や創造性があった。大人しくはなかった。が、日本人選手には積極性や創造性が乏しいということである。大人しい。
はっきり言って、今のオシム・ジャパンの選手達は”大人しい”。物静かである。
一説によれば、というより、とある番組でディフェンダーの中沢選手が言っていたことだが、練習以外では「選手間でほとんど話をしない」らしい。何をやっているかといえば、携帯やゲームや映画、あるいは音楽を聞いたり、雑誌を見たりしているとか。遠征中、ホテルでだれかが中沢選手とすれ違っても「だれも話し掛けてくれない」とも言っていた。
もしこれが”事実”だとすれば、
「こんなチームで勝てるはずがない」
と私は確信を持って主張できる。勝てるとすればそれこそおかしい。変だ。
闘将ドゥンガの「セレソン」にもあるが、常にオフの時(つまり、練習以外の時)にいろんな選手とゲームしたり、会話して意思疎通を計り、連帯感を育み、モティベーションを高める。選手間のコミュニケーションこそ一番大事なことだとドゥンガはくり返し、執拗に説いている。それゆえ、選手間のコミュニケーションの”象徴”として、「手を繋いで試合場に入る」儀式を考え出したと言っているのである。
強豪ブラジルですら、選手間の”私生活のコミュニケーション”なくして強敵に勝つことはできないと考えているのである。ワールドカップやコパアメリカなどの大大会の場合には決勝まで1ヶ月にも渡る。それゆえ、1ヶ月に渡る共有生活に耐えるだけの自己犠牲をものともしない選手でなくてはだめなのだと考える。だから、1ヶ月もの共同生活、合宿生活を嫌い、プライバシーを求めたロナウジーニョやカカでも代表から落とされたのである。
オシムは、ヨーロッパ人である。それも、ワールドカップで優勝経験などない国の監督だ。だから、選手の私生活には、どうやら比較的寛容に見える。ストイコヴィッチも結構わがままな選手であった。
果たして、今後オシムでワールドカップに進めるか?
そう考えると、私は最近はかなり否定的である。「オシムの言葉」は、魅力的だが、現実はもっと厳しい。今回のサウジ、イラク、イランのサッカーの復活には目覚ましいものがあった。これに韓国、中国、そしてウズべキスタン、オーストラリアが入る。しかし代表枠は4。これが現実である。
長年日本でプレーし、日本代表監督となったジーコでも、最終的には自身の経験のなさが足枷となって失敗した。ジーコには、ドゥンガと違い、優勝経験のなさという甘さがあった。また、そのジーコですら、やはりブラジル人、「日本人の精神性」、「日本人特有のメンタリティー」の理解不足があり、失敗した。
サッカーというスポーツは、特に「日本人の良さ」と一般人が考える「日本人特有の精神性」が邪魔をする。ヨーロッパ生まれのスポーツだけに、日本人の辛抱強さや生真面目さや謙虚さや大人しさや慎重さがサッカーの質を低下させるのである。
この意味で、今大会の日本代表は、極めて「日本人的サッカー」であったと言えるだろう。
昔の杉山や釜本、比較的最近の三浦知、中山、中田英、などを見れば、私のいう意味が理解できるはずである。こういった選手達は、いわゆる「日本人タイプ」ではない。ともすれば、異端的とか、生意気だとか、とバッシングを受けかねないタイプの日本人である。一言でいえば、「大胆不敵」なタイプと言える。あるいは、「ボス猿」的選手、「お調子者」的選手とも言える。
結論をいえば、日本人の場合は、「大胆不敵」なタイプの選手を集めない限り大試合に勝てない。
果たして、オシムにこのことが理解可能かどうか?
私生活でもリーダーとして選手間のコミュニケーションを計り、試合へのモティベーションを高め、試合でも精神的支柱となれるというような大きな器量を持った選手を入れないかぎり、育てない限り、日本サッカーに明日はない。
暗たんたる気持ちになるナ。
いずれにせよ、自分が代えた選手が最後にPKはずして負けたのだから、オシムの采配ミスで負けたというのが現実のようですナ。
ちなみに、韓国代表監督は成績不振の責任をとって辞めた。
「サッカー韓国代表のピム監督が辞意表明」
オシムはいったいどう責任を取るのだろうか?
それゆえ、おそらく、ユーゴ時代のオシムサッカーもこんなものだったのだろうと私は想像する。
もし違いがあったとすれば、国民性の違い、つまり、ストイコヴィッチなどユーゴの選手にはもっと積極性や創造性があった。大人しくはなかった。が、日本人選手には積極性や創造性が乏しいということである。大人しい。
はっきり言って、今のオシム・ジャパンの選手達は”大人しい”。物静かである。
一説によれば、というより、とある番組でディフェンダーの中沢選手が言っていたことだが、練習以外では「選手間でほとんど話をしない」らしい。何をやっているかといえば、携帯やゲームや映画、あるいは音楽を聞いたり、雑誌を見たりしているとか。遠征中、ホテルでだれかが中沢選手とすれ違っても「だれも話し掛けてくれない」とも言っていた。
もしこれが”事実”だとすれば、
「こんなチームで勝てるはずがない」
と私は確信を持って主張できる。勝てるとすればそれこそおかしい。変だ。
闘将ドゥンガの「セレソン」にもあるが、常にオフの時(つまり、練習以外の時)にいろんな選手とゲームしたり、会話して意思疎通を計り、連帯感を育み、モティベーションを高める。選手間のコミュニケーションこそ一番大事なことだとドゥンガはくり返し、執拗に説いている。それゆえ、選手間のコミュニケーションの”象徴”として、「手を繋いで試合場に入る」儀式を考え出したと言っているのである。
強豪ブラジルですら、選手間の”私生活のコミュニケーション”なくして強敵に勝つことはできないと考えているのである。ワールドカップやコパアメリカなどの大大会の場合には決勝まで1ヶ月にも渡る。それゆえ、1ヶ月に渡る共有生活に耐えるだけの自己犠牲をものともしない選手でなくてはだめなのだと考える。だから、1ヶ月もの共同生活、合宿生活を嫌い、プライバシーを求めたロナウジーニョやカカでも代表から落とされたのである。
オシムは、ヨーロッパ人である。それも、ワールドカップで優勝経験などない国の監督だ。だから、選手の私生活には、どうやら比較的寛容に見える。ストイコヴィッチも結構わがままな選手であった。
果たして、今後オシムでワールドカップに進めるか?
そう考えると、私は最近はかなり否定的である。「オシムの言葉」は、魅力的だが、現実はもっと厳しい。今回のサウジ、イラク、イランのサッカーの復活には目覚ましいものがあった。これに韓国、中国、そしてウズべキスタン、オーストラリアが入る。しかし代表枠は4。これが現実である。
長年日本でプレーし、日本代表監督となったジーコでも、最終的には自身の経験のなさが足枷となって失敗した。ジーコには、ドゥンガと違い、優勝経験のなさという甘さがあった。また、そのジーコですら、やはりブラジル人、「日本人の精神性」、「日本人特有のメンタリティー」の理解不足があり、失敗した。
サッカーというスポーツは、特に「日本人の良さ」と一般人が考える「日本人特有の精神性」が邪魔をする。ヨーロッパ生まれのスポーツだけに、日本人の辛抱強さや生真面目さや謙虚さや大人しさや慎重さがサッカーの質を低下させるのである。
この意味で、今大会の日本代表は、極めて「日本人的サッカー」であったと言えるだろう。
昔の杉山や釜本、比較的最近の三浦知、中山、中田英、などを見れば、私のいう意味が理解できるはずである。こういった選手達は、いわゆる「日本人タイプ」ではない。ともすれば、異端的とか、生意気だとか、とバッシングを受けかねないタイプの日本人である。一言でいえば、「大胆不敵」なタイプと言える。あるいは、「ボス猿」的選手、「お調子者」的選手とも言える。
結論をいえば、日本人の場合は、「大胆不敵」なタイプの選手を集めない限り大試合に勝てない。
果たして、オシムにこのことが理解可能かどうか?
私生活でもリーダーとして選手間のコミュニケーションを計り、試合へのモティベーションを高め、試合でも精神的支柱となれるというような大きな器量を持った選手を入れないかぎり、育てない限り、日本サッカーに明日はない。
暗たんたる気持ちになるナ。
いずれにせよ、自分が代えた選手が最後にPKはずして負けたのだから、オシムの采配ミスで負けたというのが現実のようですナ。
ちなみに、韓国代表監督は成績不振の責任をとって辞めた。
「サッカー韓国代表のピム監督が辞意表明」
オシムはいったいどう責任を取るのだろうか?
2007/07/28のBlog
[ 10:17 ]
[ 阿南市 ]
この26日に「青色発光ダイオード」発祥の地、光の街阿南の夏祭りが終了した。
最後のこの日には、恒例の花火大会が行われた。
しかし、残念なことに、今年は「光マンダラドーム」は、他に貸し出されたのか、本拠地の阿南の夏祭りにはお目見えしなかった。今後は、ぜひ恒例行事にしてほしいものだ。
写真:まだ本番前。
最後のこの日には、恒例の花火大会が行われた。
しかし、残念なことに、今年は「光マンダラドーム」は、他に貸し出されたのか、本拠地の阿南の夏祭りにはお目見えしなかった。今後は、ぜひ恒例行事にしてほしいものだ。
写真:まだ本番前。