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2008/06/27のBlog
スペインがロシアに快勝、独と決勝へ…サッカー欧州選手権

”無敵艦隊”、ロシアに圧勝。

ここ何年か、ジュニア世代で世界制覇を経験して来た世代がいよいよ大人世代にもその力を示す時が来たようだ。

日本がトルシエ監督の時、ナイジェリアのU20で準優勝したが、その時に優勝したのが、スペインだった。この頃から、ヤング世代ではスペインは無敵艦隊振りを存分に示して来た。

それがここへきてやっと報われる時が来たと言えるだろう。

サッカー欧州選手権、ドイツがトルコ破り3大会ぶり決勝へ

一方のドイツも、2006年ワールドカップ世代が順調に育成し、かなり完成度の高いチームになってきたようだ。

決勝は、おそらくドイツvsポルトガルと同じような展開になるだろうと思う。サッカーがうまいが比較的背の低いスペインと2m近い大男が何人もいるドイツの空中戦の戦いとなるはずである。

したがって、空中戦を制すればドイツが勝ち、地上戦を制すればスペインの勝ちという感じだろう。

良い試合を期待したい。
2008/06/23のBlog
私がハワイ・ホノルルに行っている間、サッカー情報は非常に限られた。

2日目の晩、アラモアナショッピングセンターの最上階にあるレストラン「ブッバガンプシュリンプカンパニー」(Bubba Gump Shirimp, Co) のカウンターに座って、店員と話ながらニューヨークステーキを注文した。中焼きを注文したが、焼けるまでかなり時間がかかった。

ちょうどその時、カウンターの目の前にテレビがあり、サッカー特集をしていたのだった。それでついつい見ていると、なんとそれは、世界のサッカー情報番組だった。

ユーロ2008を紹介した後、インターネットのサッカーゲームによるワールドカップを紹介していた。これが実に面白い特集だった。

このインターネットのサッカーゲームによるワールドカップでは、自分の好きなメンバー構成とチーム名でエントリーできる。世界中の少年たちが自分のチームを作ってバーチャル対戦し、最終予選に残った人が本戦に出場した。

番組によれば、一番多かったチームは”FCバルセロナ”、一番人気のフォワードはバルセロナのロナウジーニョ。それゆえ、世界のそこら中で”FCバルセロナ”vs”FCバルセロナ”が戦うはめとなった。バーチャルならではの戦いだとか。チーム全員がロナウジーニョでも結構だからだ。

決勝は、サッカー後進国のアメリカ代表のアメリカ人少年とワールドカップで優勝経験のないスペインからきた少年の戦い。チーム名は共に”FCバルセロナ”、エースも共にロナウジーニョ。優勝すればどちらの国もワールドカップ初制覇。

そして優勝は、スペイン人の少年だった。

番組では、インターネットのサッカーゲームによるワールドカップでは「スペインの初優勝」で本物のユーロ2008よりお先に失礼ということだった。

ちなみに、日本はインターネットのサッカーゲームによるワールドカップでも予選敗退。本戦出場はなかったようだ。岡田ジャパンと同じにならないことを祈る。
スペイン、6大会ぶりに4強 サッカー欧州選手権

しばらくサッカーに一番遠い国へ行っていて(つまり、アメリカのハワイ)、書き込めなかった。アメリカのテレビではほとんどサッカーの放映もないし、アメリカ人、ハワイ人ですらサッカーにほとんど関心がないからだ。

したがって、帰国後にこれまでの予選リーグの結果をまとめると、以下のようになる。

【これまでの結果】

A組ーーー│ポル│チェ│トル│スイ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ポルトガル│※※│○3│○2│●0→1位ベスト8進出
ーーチェコ│●1│※※│●2│○1→3位敗退
ーートルコ│●0│○3│※※│○2→2位ベスト8進出
ーースイス│○2│●0│●1│※※→4位敗退

B組ーーーー│ドイ│クロ│オー│ポー
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーーードイツ│※※│●1│○1│○2→2位ベスト8進出
ークロアチア│○2│※※│○1│○1→1位ベスト8進出
オーストリア│●0│●0│※※│△1→3位敗退
ーポーランド│●0│●0│△1│※※→3位敗退

C組ーーー│オラ│フラ│ルー│イタ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーオランダ│※※│○4│○2│○3→1位ベスト8進出
ーフランス│●1│※※│△0│●0→4位敗退
ルーマニア│●0│△0│※※│△1→3位敗退 
ーイタリア│●0│○2│△1│※※→2位ベスト8進出

D組ーーーー│スペ│スウ│ロシ│ギリ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーースペイン│※※│○2│○4│○2→1位ベスト8進出
スウェーデン│●1│※※│○2│○2→2位ベスト8進出
ーーーロシア│●1│●0│※※│○1→3位敗退 
ーーギリシャ│●1│●0│●0│※※→4位敗退


すでに準々決勝4試合が終わり、
初戦は、ドイツ3一2ポルトガル。
第2戦目は、トルコ2一2(PK4一1)クロアチア
第3戦目は、ロシア3一2オランダ
第4戦目は、スペイン0一0(PK4一2)イタリア
となった。

ドイツは、ダントツの強さと個人技を誇るクリスチャン・ロナウドのポルトガルをサッカー理論と組織力の強さで圧倒。かつてのヨハン・クライフのオランダを倒した時と同じように、エースの徹底マークでポルトガルを退けた。”ゲルマン魂”健在である。しかし、絶好調時にスコラリ監督の去就問題がでるなどポルトガルの志気を欠くような演出がだれかによって行われたようだ。

トルコは、”大逆転のトルコ”で、今大会、スイス戦、チェコ戦に続く”3度目の奇跡”的勝利。クロアチアは追い付かれた時の精神的弱さが露呈した。

ロシアはかのヒディング監督の「ヒディング魔術」健在。再び4強に進出した。絶好調のオランダも不思議な感じで敗退した。

スペインは、24年ぶりのベスト4進出。フェルナンド・トーレスが、「エースは俺だ」と言わんばかりの存在感を示す。

しかし、こうして流れを見ていると、ロシアのオリガルヒ(ユダヤ系ロシア人新興財閥)の力が背後に見えかくれする。ドイツのバラックはイングランドチェルシーの選手だし、そしてそのチェルシーのオーナーは、共産主義ロシアを売って儲けたアブラモビッチ。オランダからヒディング監督を引き抜いたのもロシアである。おそらく、オランダの選手にはロシアに負けるように”何かの力”が働いたとしか思えない。要するにロシアの政治力がロシアを王者にしようと懸命に働いているのだろう。

これからすれば、準決勝のドイツvsトルコではドイツが勝ち、ロシアvsスペインではロシアが勝ち、決勝のロシアvsドイツではロシアが勝つように手配済みというところか。

もしそうなら、大方の予想とまったく違って、”ロシアのユーロ制覇”という予想外の結末が待っているのかも知れない。

果たしてどうなるか?

面白いところである。
2008/06/17のBlog
サッカー欧州選手権、B組でドイツ8強入り
ドイツも8強進出 サッカー欧州選手権

サッカーの欧州選手権は第10日目、グループリーグB組最終戦、ドイツが地元のオーストリアを1一0で勝利。勝ち点6でベスト8進出。B組首位のクロアチアはポーランドに1一0で勝ち、3連勝とした。

左右がにドイツ、”ゲルマン魂”健在。次は、早々とクリスチャン・ロナウドのいるポルトガルと対戦。チェルシーでチャンピオンズリーグとプレミアリーグで2度も優勝を阻まれたバラックの”3度目の正直”はなるか?

実に楽しみな好カードである。

一方、クロアチアもだてに予選でイングランドを敗退させたのではないということがわかる。優勝候補の筆頭と1つと言える。


【これまでの結果】

A組ーーー│ポル│チェ│トル│スイ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ポルトガル│※※│○3│○2│●0→1位ベスト8進出
ーーチェコ│●1│※※│●2│○1→3位敗退
ーートルコ│●0│○3│※※│○2→2位ベスト8進出
ーースイス│○2│●0│●1│※※→4位敗退

B組ーーーー│ドイ│クロ│オー│ポー
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーーードイツ│※※│●1│○1│○2→2位ベスト8進出
ークロアチア│○2│※※│○1│○1→1位ベスト8進出
オーストリア│●0│●0│※※│△1→3位敗退
ーポーランド│●0│●0│△1│※※→3位敗退

C組ーーー│オラ│フラ│ルー│イタ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーオランダ│※※│○4│ーー│○3→ベスト8進出
ーフランス│●1│※※│△0│ーー
ルーマニア│ーー│△0│※※│△1 
ーイタリア│●0│ーー│△1│※※

D組ーーーー│スペ│スウ│ロシ│ギリ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーースペイン│※※│○2│○4│ーー→ベスト8進出
スウェーデン│●1│※※│ーー│○2
ーーーロシア│●1│ーー│※※│○1 
ーーギリシャ│ーー│●0│●0│※※→敗退
2008/06/16のBlog
トルコ、逆転勝ちで8強入り サッカー欧州選手権

サッカーの欧州選手権第9日目、スイスで1次リーグA組の最終戦2試合があり、ジュネーブではトルコがチェコに3一2で逆転勝ちしベスト8進出を決め、バーゼルでは1次リーグ敗退の地元スイスが、A組1位のポルトガルを2一0で下し初勝利 。


【これまでの結果】

A組ーーー│ポル│チェ│トル│スイ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ポルトガル│※※│○3│○2│●0→1位ベスト8進出
ーーチェコ│●1│※※│●2│○1→4位敗退
ーートルコ│●0│○3│※※│○2→2位ベスト8進出
ーースイス│○2│●0│●1│※※→3位敗退

B組ーーーー│ドイ│クロ│オー│ポー
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーーードイツ│※※│●1│ーー│○2
ークロアチア│○2│※※│○1│ーー→ベスト8進出
オーストリア│ーー│●0│※※│△1 
ーポーランド│●0│ーー│△1│※※

C組ーーー│オラ│フラ│ルー│イタ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーオランダ│※※│○4│ーー│○3→ベスト8進出
ーフランス│●1│※※│△0│ーー
ルーマニア│ーー│△0│※※│△1 
ーイタリア│●0│ーー│△1│※※

D組ーーーー│スペ│スウ│ロシ│ギリ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーースペイン│※※│○2│○4│ーー→ベスト8進出
スウェーデン│●1│※※│ーー│○2
ーーーロシア│●1│ーー│※※│○1 
ーーギリシャ│ーー│●0│●0│※※→敗退
2008/06/15のBlog
オランダがC組突破、仏下し2連勝…サッカー欧州選手権

サッカーの欧州選手権第7日目、グループリーグC組の2試合が行われ、オランダ4一1(前半1一0;3一1)フランスでフランスを下し2連勝。同組1位でベスト8進出。フランスは1敗1分け。
イタリアは、ルーマニアと1一1(前半0一0;1一1)。

前回優勝のギリシャ、1次リーグで敗退…欧州選手権
サッカー欧州選手権 スペイン8強入り、ギリシャは敗退

サッカーの欧州選手権第8日目、グループリーグD組の2試合が行われ、スペインがスウェーデンに2一1、ロシアがギリシャに1一0で勝利。スペインはD組1位でベスト8進出。


【これまでの結果】

A組ーーー│ポル│チェ│トル│スイ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ポルトガル│※※│○3│○2│ーー→ベスト8進出
ーーチェコ│●1│※※│ーー│○1
ーートルコ│●0│ーー│※※│○2 
ーースイス│ーー│●0│●1│※※→敗退

B組ーーーー│ドイ│クロ│オー│ポー
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーーードイツ│※※│●1│ーー│○2
ークロアチア│○2│※※│○1│ーー→ベスト8進出
オーストリア│ーー│●0│※※│△1 
ーポーランド│●0│ーー│△1│※※

C組ーーー│オラ│フラ│ルー│イタ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーオランダ│※※│○4│ーー│○3→ベスト8進出
ーフランス│●1│※※│△0│ーー
ルーマニア│ーー│△0│※※│△1 
ーイタリア│●0│ーー│△1│※※

D組ーーーー│スペ│スウ│ロシ│ギリ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーースペイン│※※│○2│○4│ーー→ベスト8進出
スウェーデン│●1│※※│ーー│○2
ーーーロシア│●1│ーー│※※│○1 
ーーギリシャ│ーー│●0│●0│※※→敗退
2008/06/13のBlog
クロアチア2連勝で8強入り サッカー欧州選手権

1次リーグB組の2戦目。イングランドを本戦出場を阻止したダークホースのクロアチアがク優勝候補最右翼のドイツを2一1と一蹴。2連勝で勝ち点6となり、1位で通過でベスト8ニ番乗り。地元オーストリアはポーランドに1一1の引き分け。

【これまでの結果】

A組ーーー│ポル│チェ│トル│スイ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ポルトガル│※※│○3│○2│ーー
ーーチェコ│●1│※※│ーー│○1
ーートルコ│●0│ーー│※※│○2 
ーースイス│ーー│●0│●1│※※

B組ーーーー│ドイ│クロ│オー│ポー
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーーードイツ│※※│●1│ーー│○2
ークロアチア│○2│※※│○1│ーー
オーストリア│ーー│●0│※※│△1 
ーポーランド│●0│ーー│△1│※※

C組ーーー│オラ│フラ│ルー│イタ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーオランダ│※※│ーー│ーー│○3
ーフランス│ーー│※※│△0│ーー
ルーマニア│ーー│△0│※※│ーー 
ーイタリア│●0│ーー│ーー│※※

D組ーーーー│スペ│スウ│ロシ│ギリ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーースペイン│※※│ーー│○4│ーー
スウェーデン│ーー│※※│ーー│○2
ーーーロシア│●1│ーー│※※│ーー 
ーーギリシャ│ーー│●0│ーー│※※
2008/06/12のBlog
[ 10:59 ] [ 欧州選手権08 ]
ポルトガル8強、トルコは初白星 サッカー欧州選手権

1次リーグA組の2戦目。ポルトガルがクリスチャン・ロナウドの活躍でチェコを3一1と一蹴。2連勝で勝ち点6となり、1位通過でベスト8一番乗り。トルコは地元スイスに2一1の勝利。

ポルトガルのクリスチャン・ロナウド、
スペインのビジャとフェルナンドトーレス、
オランダのシュナイデル、
ドイツのポドロスキー、
スウェーデンのイブラヒモビッチ、
フランスのリベリ、
など若いスーパースターによる「世代交代の大会」となりそうな感じである。

これまでの試合運びでは、ポルトガルが圧勝して優勝しそうな勢いがある。イタリアなど前回ワールドカップ優勝の残像だけでは、もはや「引き立て役」に終わってしまうのではないだろうか。

果たしてこのまま「クリスチャン・ロナウドの大会」となってしまうのか?

実に楽しみな大会である。

【これまでの結果】

A組ーーー│ポル│チェ│トル│スイ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ポルトガル│※※│○3│○2│ーー
ーーチェコ│●1│※※│ーー│○1
ーートルコ│●0│ーー│※※│○2 
ーースイス│ーー│●0│●1│※※

B組ーーーー│ドイ│クロ│オー│ポー
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーーードイツ│※※│ーー│ーー│○2
ークロアチア│ーー│※※│○1│ーー
オーストリア│ーー│●0│※※│ーー 
ーポーランド│●0│ーー│ーー│※※

C組ーーー│オラ│フラ│ルー│イタ
一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーオランダ│※※│ーー│ーー│○3
ーフランス│ーー│※※│△0│ーー
ルーマニア│ーー│△0│※※│ーー 
ーイタリア│●0│ーー│ーー│※※

D組ーーーー│スペ│スウ│ロシ│ギリ
一一一一一一一一一一一一一一一一一一
ーースペイン│※※│ーー│○4│ーー
スウェーデン│ーー│※※│ーー│○2
ーーーロシア│●1│ーー│※※│ーー 
ーーギリシャ│ーー│●0│ーー│※※

ポルトガル8強、トルコは初白星 サッカー欧州選手権

これによると、”優勝請負人”の異名のあるフェリペ・スコラリ・ポルトガル代表監督(元ジュビロ磐田の監督)は、イングランド・プレミアリーグのチェルシーの監督就任が決定したようだ。

来年は、クリスチャン・ロナウドのライバルとなるということか。面白い展開である。
2008/06/11のBlog
[ 15:22 ] [ 欧州選手権08 ]
スペイン初戦快勝、ギリシャは黒星 サッカー欧州選手権

”無敵艦隊”スペイン、絶好調のスタート。ロシアバルチック艦隊を4一1で撃破。

前回優勝のディフェンディングチャンピオンのギリシャはスウェーデンに2一0で負けた。

いずれにせよ、テレビ放映がないのは実に困ったものだ。

D組:スペイン4一1ロシア、スウェーデン2一0ギリシャ
硫化水素を除去せよ! 消防隊員、アイデア秘密兵器

『装置は縦50センチ、横40センチ、高さ30センチのプラスチック製衣装ケースの底を抜いて網をはり、硫化水素を吸着する活性炭7キロを敷き詰めたもの。消防隊員が知恵を絞り1万円足らずの材料で作った。活性炭は三宅島の噴火を機に開発された特殊なもので、送排風機で吸い上げた硫化水素が活性炭を通ると硫黄成分を取り除かれ、きれいな空気が外に排出される仕組み。』

「必要は発明の母」の言葉通り、これは素晴らしい大発明だ!

実用新案や特許を取り、企業化して日本全国にあるいは世界中に売ることも可能だろう。

ひょっとしたら、硫化水素のみならず他の有毒ガスでも有効かもしれないネ。

こういう好いアイデアはどんどん普及すべきだろう。
BIGの1等、同じ店舗で2回目当せん…奈良県

いやはや、これは確率論的に”あり得ない”話だ。

私はBIGの始まった最初から買っているが、どういうわけかここ阿南では「11111111。。。」とか「000000。。。」のような確率論的には絶対に1等が当たらないような数字が配分されてきた。

それゆえ、

ひょっとしたらtotoの本部では最初から、コンピュータ処理を軽減するために、販売店ごとに番号配分を行っているのではないか?

と疑って来たというわけだ。

今回、同じ店から1等が出たということは、この疑いがまず真実であったということを証明するものだろう。

考えてみて欲しい。どれだけのローソン、どれだけのイエローハットが全国に存在するかと。

これだけ存在する販売店の中で、この短い期間にまったく同じ店から当選する確率は、だれかが1等に当選する確率よりはるかに低いはずだからである。

なぜなら、1等の当たる確率は、3^{-14}=1/4782969だが、これは買う人の数が4782969を超えて飽和した場合で、これより少なければ、もっと場合の数は増えるので(つまり、どの番号が買われ、どの番号が買われかなったかの分配が生じるから)、ほとんど当たることはない。(「サッカーくじ「BIG」の”謎”」参照)

仮に、買った人の数がいつもその数を超え、いつも1等が出たとしよう。この場合、「アピタ大和郡山店」が選ばれる確率は「販売店の総数分の1」である。したがって、2回選ばれるにはこの2乗。これに1/4782969の2乗をかけたものが、「アピタ大和郡山店」で2度も1等が出る確率である。

このことから、もっとも合理的な説明は、

「販売店ごとに等確率ではなかった」
すなわち
「totoの本部が販売店ごとに番号配分を行っている」

つまり、不正行為を行ったというものだろう。明らかなる詐欺行為があったということになる。

警察の捜査が即刻必要だろうヨ。

ほんとありえねー話ですナ。

もし1等を当てたかったら「アピタ大和郡山店」で買う他ないということのようだネ。

参考:
totoBIG売り上げ激減:totoBIG顛末記
totoにも「格差社会」?:これでは”詐欺行為”だろ!
サッカーくじ「BIG」の”謎”
2008/06/10のBlog
イタリア、オランダに0一3 サッカー欧州選手権

私は今朝この試合を録画で見たが、いやはやなんとも言えない試合だった。

オランダの”30年振り”(つまり、あのヨハン・クライフのいたオランダ以来)の歴史的勝利となった。最初の1点目は、だれがみても明らかなオフサイドであったが、主審が得点と認めてしまったからだ。

それもそのはず、審判団はレフェリー、ラインズマンと3人全員がスウェーデン人。北欧のオランダを応援した形となった。

バックミンスター・フラー(の本「クリティカル・パス」)によれば、北欧と今のイギリス王室は「バイキングの子孫」であるという。

そして、この「バイキングがなぜ北欧にいたのか?」と言えば、バイキングのご先祖(つまり、フェニキア人)が住み着いていた有名なカルタゴという国があったが、そのカルタゴとローマ帝国が、当時の地中海世界の”世界大戦争”であった、「ポエニ戦争」を3度に渡って戦って負け、やむなく船に乗って北欧に逃げ延びたからだというのである。

その途中のイギリスのスコットランドには、ローマ帝国のカエサルを暗殺したブルータスが植民したと言われている。

オランダが、なぜオレンジ色のユニフォームを着るかと言えば、オランダの名君「オレンジ公ウィリアムズ」の代名詞だからである。このオレンジ公の子孫が現在のイギリス王室のご先祖様となったわけだ。

イギリスと北欧諸国は基本的に「バイキング」、すなわち「カルタゴ人」、すなわち(日本の文部省の公式世界史では滅んだことになっている)フェニキア人の国々であり、このフェニキア人と3度もポエニ戦争をして地中海から追い出したのが、ローマ帝国のイタリア人であった(ちなみに、イタリア国内に潜伏したのが、ベニスの商人となり金貸業となった)。そして、ローマ帝国が支配したのが、ゲルマン人のドイツやフランスであった、というわけだ。

こんなわけだから、同じヨーロッパの国々だからといって、見た目では理解できない理不尽な確執のようなものがある。我々東洋人には顔つきからは判別できないように、なかなかそうしたものを理解できない。が、それは現実に存在し、ヨーロッパ人の背負って来た歴史なのである。

この意味では、イタリア対オランダ戦は、「ローマとカルタゴの戦い」のような意味合いを持つ。つまり、「ポエニ戦争」の再来なのである。

”30年振り”の勝利の意味がどれほどのものか、よく分かるだろう。

イタリアは、オランダチームとだけ戦ったのではなく、スウェーデン人の審判3人も含めて戦わなくてはならなかったのである。

どうしてイタリアはワールドカップで4度も優勝しているのに、欧州選手権ではそれほど良い結果を出せないのかもこの辺に理由があるのだろうと思う。

しかし、今回のオランダは非常に良いチームであることは間違いない。優勝へのダークホース的存在なのかもしれない。流れるようなロングパスの交換からの2点目は圧巻であった。いくらイタリアでもこれは防げない。

一方、イタリアは、主将のカンナバーロを怪我で欠き、ディフェンスの要のマテラッティの負傷、カモラネージュも不調では厳しい。ましてや、良いチャンスをトーニがミスの連発では勝利は難しいだろう。

この敗戦により、イタリアは強豪ルーマニアに勝たなくてはならなくなった。ワールドカップ優勝国が2年後の欧州選手権を制覇し、2連覇したのは後にも先にもジダンのフランスだけだという。

果たしてどうなるか?

今後の展開が楽しみである。


【これまでの結果】
C組:オランダ3一0(2一0;1一0)イタリア、フランス0一0ルーマニア

B組:ドイツ2一0ポーランド、クロアチア1一0オーストリア

A組:チェコ1一0スイス、ポルトガル2一0トルコ、
2008/06/08のBlog
[ 18:47 ] [ 欧州選手権08 ]
サッカー欧州選手権開幕、チェコとポルトガルが白星発進
ドリブル止めてみろ ロナルド(ポルトガル)

いよいよ「サッカー欧州選手権」開幕。

開幕戦のスイスVSチェコは、チェコが1一0で勝利。
ポルトガルVSトルコは2一0でポルトガルが勝利。

欧州選手権は、ワールドカップよりはるかに激戦となる。なぜなら、サッカー後進国のアジア・オセアニアやアフリカなどは出場しないからだ。この意味では、おそらくヨーロッパの国々ではこの大会こそ世界最高の大会だと信じているはずである。そんな大会が欧州選手権である。

果たして今年はどこが優勝するか?

もしクリスチャン・ロナウドのいるポルトガルが優勝すれば、クリスチャン・ロナウドはマンチェスターUのリーグ優勝、チャンピオンズリーグ優勝に続き、文句無しの”バロンドール”受賞者になるだろう。

クリスチャン・ロナウドの大会になるか?

実に楽しみなところである。

優勝候補のドイツ、イタリア、クロアチア、オランダもどんどん登場する。

正直目が離せない。
2008/06/05のBlog
しばらく前に私は
犯罪事件は”だれか”によって”誘発されている”か?
を紹介していた。

このエッセイでは、まだ私自身”確信”がなかったので、
「以下は、私の”妄想”ないしは”ジョーク”のようなものである。興味ない人は読まないこと。」
とお断りしていたが、今回
「テレビの字幕スーパーによる洗脳支配」?
の内容から日本のかなりの犯罪事件は、日本のテレビ番組によって”誘発されている”と結論することができる。

そこで私は以下のようなことを書いていた。

「最近気になるのは、中居とつるべの「ザ!世界仰天ニュース」や所ジョージと楠田枝里子とビートたけしの「世界まる見え!テレビ特捜部」などの番組で紹介する犯罪事件がその後かなりの確率で国内の現実の事件になっているように見えることである。」

なぜなら、これと昨日の「字幕スーパー問題」とを結び付けると、だれしも同じ結論に達するだろうからである。

要するに、

なぜ民放で放映されている番組、例えば、中居とつるべの「ザ!世界仰天ニュース」を視聴者が見ると、その中からあるパーセンテージのものが番組と同じような犯罪を犯すか?

といえば、次のようなプロセスが生じていると考えられるからだ。

『「字幕スーパーによる洗脳支配」とは具体的にはどういうことか?』で次のことを紹介した:

(あ)まずニュース報道やバラエティー番組などを中心にテレビ番組全般に渡って「字幕スーパー」を入れる。
(い)すると、視聴者の脳内で目で見た情報と耳で聞いた情報が脳内の情報処理で”矛盾”を引き起こす。
(う)すると、視聴者の脳は意志を遮断してその”矛盾”を緩和しようする。
(え)それは、一種の催眠状態に陥ったような状態になる。
(お)ここでコマーシャルを入れると、視聴者は何の抵抗もなく、コマーシャルの内容が脳にインプットされる。
(か)後にその商品を見ると、自動的にその商品を買いたいという衝動を引き起こして、衝動買いしてしまう。

一般に「字幕スーパー(=テロップ)付きの番組」を見ると、これと同じようなことが頻繁に起こる。したがって、その「字幕スーパー(=テロップ)付きの番組」が、中居とつるべの「ザ!世界仰天ニュース」のような犯罪紹介番組であると、それが次のように変型されると考えられる。

(あ’)「字幕スーパー(=テロップ)付き」の犯罪紹介番組を見る。
(い’)すると、視聴者の目で見、耳で聞いた”映像情報”と「字幕スーパー(=テロップ)」を読んだ”文字情報”が脳内の情報処理で”矛盾”を引き起こす。
(う’)すると、視聴者の脳は意志を遮断してその”矛盾”を緩和しようする。
(え’)それは、一種の催眠状態に陥ったような状態になる。

(お)ここでコマーシャルを入れると、視聴者は何の抵抗もなく、コマーシャルの内容が脳にインプットされ、
(か)後にその商品を見ると、自動的にその商品を買いたいという衝動を引き起こして、”衝動買い”してしまうということになる。

(お’)しかし、今度は番組そのものが欧米の凶悪犯罪である場合、視聴者はその犯罪の手口や事件の状況を脳に無批判にインプットしてしまう。
(か’)したがって、後に同じような状況に置かれた人が番組で見たものと同じような凶器や言葉や状況に出会うと、それがトリガー(引き金)となって、自分でもどうしてか分からない内に番組で見たのと同じような犯罪を起こしてしまう。

とまあ、こういうプロセスだろうということである。要するに、こういった番組が一種の「マインドコントロール」の手段になり、視聴者の中でその番組と似たような境遇にある人々に「精神的プログラミング」を行っているということである。

そんなわけで、中居、つるべ、所ジョージ、楠田枝里子、ビートたけし、みのもんたなどの連中は、昔なら「切腹もの」の連中だということである。なぜなら、こういう陰湿な番組を年がら年中放送しては、自分達は1時間座っているだけで数百万円もの所得を得ているからだ。

即刻、こういうくだらん番組やテレビ画面の「字幕スーパー」は”法的に禁止”したほうが良いだろう。

いずれにせよ、日本のマスメディア、特にテレビ界もすでにイギリス王家の手中にあり、EUで進めている「人減らし作戦」に参加しているということのようですナ。

やっぱりテレビは見ない方が良いということだ。

いやはや、世も末ですなー!
2008/06/04のBlog
最近、NHKを始め、日本テレビやTBSやフジテレビなどの民放局のあらゆるテレビ番組で画面の下に目障りな「字幕スーパー」(=テロップ)が出る。あまりに気になって来たので、いろいろネットサーフィンして調べてみると、どうやらそこには「大いなる陰謀」が潜んでいるようである。

一般に普通の人や健常者は、「字幕スーパー」は聴覚障害者や耳が遠くなった老人のためのものだろう、と勝手に考えている。しかし、以下に見るように、「字幕スーパー」の是非やその効果についてはさまざまであり、本当に聴覚障害者や耳が遠くなった老人のためになるのか否かには賛否両論あるようだ。

氾濫する字幕番組の功罪
「テレビ字幕についての講演会」リポート
フジテレビの字幕について。
テレビの字幕放送への期待
テロップ生態学(テレビ字幕の研究)

これらは、比較的”ぼんくらな”意見である。だから、「字幕スーパーは特に問題はない」という前提の下で議論を組み立てている。


しかし、「字幕スーパー」に関する最も興味深い意見が、かつて麻原の「オウム真理教」信者をマインドコントロールの呪縛から救ったという伝説のある、「洗脳研究」の第一人者である苫米地英人氏の本に出ているらしい。
(ちなみに、この人物もまたかなりの”謎の人物”と目されている。政治家の祖父、大証券会社経営者の父を持ち、日本テレビの美人女子アナと極秘結婚し、アメリカのエール大学に留学。カーネギーメロン大でコンピュータの博士号取得。帰国後徳島大に入るが、すぐにジャストシステムに移り、そこで「洗脳」研究を米国人と着手。いつのまにかコンピュータプログラマーから脳プログラミングの洗脳科学の第一人者となる。そして今や無数の「洗脳」本の著者となった。このあまりに早すぎる転向劇にこの人物は、よくテレビに出る日本人顔のアメリカ人ケビン・クローンのような、アメリカのエージェントではないかという人も多い。)

『洗脳支配』 苫米地英人:著 いまテレビは、明らかに馬鹿な日本人をつくる
には、こうあるという。事が事だけに勝手にここに引用させてもらおう。

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『洗脳支配』 苫米地英人:著 
いまテレビは、明らかに馬鹿な日本人をつくる
書評/2008年03月23日

◆洗脳支配日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて 苫米地英人:著

◆テレビの世界で起きている恐ろしい現実

”いまテレビでは、明らかに馬鹿な日本人をつくるプロジェクトが始まっています。”
テレビ局トップが相談して決めたのか、アメリカ大使館からそのような指令が飛んだのか、確認するすべはありません。ですが、トップクラスの意思決定が働いているとしかいいようがないほど、その兆候がはっきりと現れているのです。

”その典型が、テレビ画面に、テロップや字幕ふうの活字(スーパーインポーズ)を映すやり方です。最近のバラエティ番組では、タレントのしゃべりにかぶせて、大きな活字でその内容を採録したり、第三者的にツッコミのナレーションを入れたりするようになりました。その活字が踊ったり、さらにそこに効果音がかぶせられたりすることも、よく見受けられるようになりました。”

これこそが、人間のIQを下げるもっとも効果的な方法だとされているのです。実際、過去に行なわれた実験で、次のような結果が生まれることが証明されています。

”その実験では、被験者に映像を見せながら、画面に映った内容を表す擬態語など、抽象的な単語を次々と見せていくということが行なわれました。それを続けていくと、わずかな時間で段階的に思考能力が失われました。そして、さらに続けていくと、被験者の脳波が何も考えていない状態と同じ波形になり、そのままそれが継続していきました。つまり、そうした映像がついには見る側の思考そのものを止めてしまったということです。”

”人間は、そうした刺激を受けると、能動的に思考を行なうことができなくなります。これができなくなれば、物事を見て、感じとり、そこから抽象的な思考をすすめていくこともできなくなるわけです。抽象的な思考を行なうことは、人間の脳の前頭前野、もっとも高度な部分における脳の働きなのですが、この働きをそっくり失ってしまうのです。”

”テレビ局の人間は、一般の人々が想像する以上に、映像における大衆操作についてよく学んでいます。もちろん、制作会社のADさんがそうだといっているのではなく、テレビ局のなかには、大衆操作の禁じ手など、テレビの闇テクニックに通じた専門家がいるのです。”

いま番組制作にあたっている主力世代の年齢は35歳から40歳くらいです。彼らは、上からの命令に何も疑問を持ちません。すでに、抽象的な思考を抑制する番組制作にも慣らされ、それをおかしいと問題にするようなことはありません。当然、闇テクニックを知る上層部からの命令に疑問を持つことなく、番組制作に邁進することでしょう。

彼らは、自分たちと同じ子羊をつくるために、日本人の抽象的思考を無差別に大量破壊し始めるのかもしれません。あたかも朝起きて神の声を聞き、用意した爆弾を車に積み込み、人の集まる繁華街に突っ込んでいくテロリストのように‥‥。

人間は抽象的な思考ができるという能力を持っています。たとえば、「弱肉強食で勝たなくても、まあいいや」とか「自分のことはいいから、隣の人を助けてよ」というのがそれです。私たちが日常的に行なっているこうした思考こそが、私たちが人間であることの本来の証ですが、支配者たちにとっては、これをやられると困るのです。なぜでしょうか。

”それは、人間のコントロールが効かなくなるのです。支配者たちが人間をコントロールするためには、自分のことだけを考える人間の集まりであればあるほど都合がいいのです。抽象的に物事を考えようとせず、それに与えられた価値を疑わずに忠実に動いてくれれば動いてくれるほどいいわけです。”
--------------------------

というわけで、

なぜ日本のテレビ局がテレビの「字幕スーパー」をつけるようになったか?

と言えば、それは

「日本人を思考力ゼロのお馬鹿な国民にするため」

らしい。そして、どうやらその指令は、ナベツネの読売系である日本テレビのバラエティー番組を中心に拡散した。そして民放の力によりNHKにも飛び火した。そして今や日本の全テレビ局で「字幕スーパーによる洗脳支配」が行われるようになった、ということらしい。それが、苫米地英人氏の分析である。

では、「字幕スーパーによる洗脳支配」とは具体的にはどういうことか?

というと、要するに、

(あ)まずニュース報道やバラエティー番組などを中心にテレビ番組全般に渡って「字幕スーパー」を入れる。
(い)すると、視聴者の脳内で目で見た情報と耳で聞いた情報が脳内の情報処理で”矛盾”を引き起こす。
(う)すると、視聴者の脳は意志を遮断してその”矛盾”を緩和しようする。
(え)それは、一種の催眠状態に陥ったような状態になる。
(お)ここでコマーシャルを入れると、視聴者は何の抵抗もなく、コマーシャルの内容が脳にインプットされる。
(か)後にその商品を見ると、自動的にその商品を買いたいという衝動を引き起こして、衝動買いしてしまう。

要するに、こういう簡単な「心理的プログラミング」のためだ、ということのようである。(ちなみに、外国映画の字幕や外人の喋る外国語についての字幕など、視聴者が字幕のみに集中できる場合は例外であるようだ。)

というわけで、スポンサー大企業の商品を視聴者に無批判に買わせるためにテレビ局が仕掛けた”罠”が「字幕スーパー」であったということらしい。

この”異常な(購買欲刺激)効果”にコマーシャルする側は飛びついたわけだが、それが結果的にテレビ局も知らないまま、日本人(特に若者)の知能低下を導くという裏の効果(目的)があったというわけである。しかし、この点については、巧妙にテレビ局側には伏せられたまま伝えられたらしい。

この意味では、画面を見て聞くか、字幕のみ見るか、どっちかにしたほうが脳のためには良いらしい。もっともテレビを見ない(あるいは、聞く)のが一番いいのだろうが。

「字幕スーパー」恐るべし!

これもまた「小泉純一郎劇場」と同様に、電通(アメリカの広告会社のマネばかりする)の仕掛けた手口の一種だろう。あるいは、日本テレビの大株主であるイギリス資本J・P・モルガン銀行の差し金かなんかだろう。あるいは、ジョン・コールマン博士が指摘するようにイギリスの悪名高き「タビストック研究所」のおかげだろう。

NHKや民放は、方や日本の子供の学力が下がったとか何とかというニュースを紹介したり、学力特集をおやりになっているが、その一方でテレビ画面に「字幕スーパー」を流して国民や児童の知能指数を下げる作戦にも加担しているわけだ。まったくの”支離滅裂”である。

いずれにせよ、ごくわずかの聴覚障害者や高齢者のために「字幕スーパー」をつけ、国民の大半の若者の知能指数を低下させ、思考力のない国民を生み出し続けるのか、あるいは、そうしないために「字幕スーパー」をつけるのを止めるか、のいずれかの選択を日本は迫られているということのようである。

まあ、無知の為に過大な親切心が仇になっているということですナ。

いやはや、世も末ですナー。
2008/06/03のBlog
[ 11:12 ] [ デーヴィッド・アイク ]
石油の値段は果たしてどこまで上がるのか?

1ガロン=3.78541178リットル
1バレル=158.987295リットル=42ガロン

1$=y×100円として、1バレル当たり石油の値段=x×100$とする。
これを円とリットルに換算しよう。

すると、

x×100$/バレル=xy×10000円/158.987295リットル
=xy×62.898円/リットル。

ここで、現在のドルのレートは、y=1.045。
現在の石油は1バレル当たり130$とすれば、x=1.3。

したがって、xy=1.3×1.045=1.3585。
これに62.898をかけると、
原油価格=1.3585×62.898=85.447円/リットル。

しかしこれがガソリン価格になると現在170円/リットルとなっている。
つまり、「原油価格の2倍ほどが国内のレギュラーガソリンの値段」となっているということである。

陰謀暴露論者の太田龍氏の調査では、イルミナティー(=300人委員会)のボスであるヘンリー・キッシンジャー博士が「1バレル200$まで行く」と宣言しているらしい。まあ、石油の値段を決めているのが「300人委員会」らしい。

仮にこれが事実であるとすると、x=2。
ドルレートは今のままとすれば、y=1.045だから、xy=2.09。
したがって、
原油価格=2.09×62.898=131.457円/リットル
となる。
これがガソリン価格となると、日本国内ではこの2倍にはなるから、おそらく
ガソリン価格=263円/リットル
ということになる。

円安になったり、経費や税金がかかれば、もっと上がるはずだから、だいたい国内では300円/リットルまで進むことになる。今の2倍である。

ところで、陰謀暴露論者の意見では、こうやって、欧米の白人国家の王家がこれから「世界の産業や農業を叩き潰して世界の人口を8割消滅させる」のだという話である。

が、それが本当かどうかはまだ判明しないが、民主党のビル・クリントンもアル・ゴアもそして一見その敵とみえるジョージ・ウォーカー・ブッシュも全部同じサイドのイルミナティー(=300人委員会)メンバーであるというらしいから、確かに彼らが協力してやっているように見えるからこれまた不思議である。

事実、石油成り金で石油価格をコントロールしているのはブッシュ家だし(”くのいち”vsブッシュ政権マスコミの集団ヒステリーとアメリカのイラン攻撃)、地球温暖化がどうのこうの言い出して食料をバイオ燃料に転換させ世界の食物価格高騰の連鎖を招いたのはアル・ゴアである(ゴアの”不都合な真実”の”不都合な真実”)。もちろん、そのアル・ゴアにノーベル平和賞をくれてやったのは北欧白人諸国である。そしてさらに、サブプライムローン問題で日米はおろか世界の経済を大幅に縮小させているのはJ・P・モルガンなどイギリス王家所有の銀行である(”王家のビジネス”?「私は負けない」:”王族降臨の時代”? )。

いずれにせよ、大前研一が80年代にしきりに吹聴した「グローバリゼーション(国際化)」やアルビン・トフラーの「未来の衝撃」やミルトン・フリードマンの「選択の自由」の描いた世界は一見見事に実現したように見えるが、それが世界における国家間の「南北問題」を解決させるどころか、逆に社会の富有層をますますリッチにし、あらゆる国々に「格差社会」を生んだわけである。

実は、そうした運動がその後に来る、ヨーロッパ白人世界の世界支配への布石のためだったとしたら、実に見事に我々は騙され続けて来たということになるだろう。

この後どうなるかは、”神”のみぞ知るというところだろう。
(もっとも、ユダヤ人のシッチン博士によれば、その”神々”とはニビル星人らしいが。また、韓国ドラマの「太王四神記」によればチュシン星人ということになるのだが。)
2008年度県高校総体サッカーの決勝が、梅雨の中、徳島市陸上競技場で行われた。

【決勝】6月2日(月)

鳴門(プリンス)3一2(1一2;2一0)徳島商(プリンス)

【得点者】
【鳴門】石川2、濱西 【徳島商】香西、佐々木

【鳴門】4一4一2
GK 小西 
DF 日野 石川 松浦 井上
MF 濱西 細川 高橋 佐藤
FW 南條 横井

【徳島商】4一4一2
GK 平 
DF 山本 塩谷 後藤 日浦
MF 弓場→中島 香西 奥村→市川 近藤→田川
FW 佐々木 中川

鳴門━━━━━━┓2ーーーーーーーーーーーーーーーーーー8┏━━徳島商
ーーーーーーーー┃ーーーーーーーーーーーーーーーー4┏━━┛
城南━━━┓2ー┗━━┓4ーーーーーーーーーーーーー┃ー0└──貞光工
ーーーーー┗━━┘1ー┃ーーーーーーーーーー4┏━━┛
生光学園一┘0ーーーー┃ーーーーーーーーーーー┃ーー│ー3┏━━徳島北
ーーーーーーーーーーー┃ーーーーーーーーーーー┃ー1└━━┛ 
阿南高専一┐0ーーーー┗━━┓1ーーーーーーー┃ーーーー1└──鳴門工
ーーーーー┏━━┐0ー│ーー┃ーーーー2┏━━┛
城西━━━┛2ー|ーー│ーー┃ーーーーー┃ーー│ーーーー0┌一一板野
ーーーーーーーー┏━━┘1ー┃ーー優ーー┃ーー│ー0┌━━┓
鴨島商一一┐0ー┃ーーーーー┃ーー勝ーー┃ーー│ーー│ー3┗━━辻
ーーーーー┏━━┛3ーーーー┃ーーーーー┃ー0└━━┓
富岡東━━┛7ーーーーーーー┃ーー鳴ーー┃ーーーーー┃ー0┌一一脇町
ーーーーーーーーーーーーーー┃ーー戸ーー┃ーーーー2┗━━┓
城北━━━┓4ーーーーーー3┗━━┛──┛2ーーーーーー8┗━━川島
ーーーーー┗━━┓6ーーーー│ーーーーー│
穴吹一一一┘0ー┃ーーーーー│ーー準ーー│ーーーーーーー5┏━━城ノ内
ーーーーーーーー┗━━┓5ー│ーー優ーー│ーーーー2┏━━┛
名西一一一┐1ー│ーー┃ーー│ーー勝ーー│ーーーーー┃ー0└一一海部
ーーーーー┏━━┘0ー┃ーー│ーーーーー│ー3┌━━┛
徳島工一━┛17ーーー┃ーー│ーー徳ーー│ーー│ーー│ー1┌──徳島文理
ーーーーーーーーーーー┗━━┘0ー島ーー│ーー│ー1└━━┓
徳島東工━┓4ーーーー│ーーーーー商ー0└━━┓ーーーー2┗━━城東
ーーーーー┗━━┐2ー│ーーーーーーーーーーー┃
富岡西一一┘1ー│ーー│ーーーーーーーーーーー┃ーーーー0┌──阿南工
ーーーーーーーー┏━━┘1ーーーーーーーーーー┃ー0┌━━┓
小松島一一┐1ー┃ーーーーーーーーーーーーー4┗━━┓ー6┗━━池田
ーーーーー┏━━┛3ーーーーーーーーーーーーーーーー┃PK5一3
阿波━━━┛6ーーーーーーーーーーーーーーーーーー0┗━━━━━徳島市立


この試合は放送がなかったので私は見ていないが、梅雨による雨中の決戦となったようだ。こういう天気の下では、グラウンドが雨で濡れてなかなかボールが走らないために、細かいパスは通用しない。したがって、細かく早いパス回しで崩して行く徳島商業と比較的単純にトップに合わせて走らせる鳴門の場合、雨は鳴門に有利に働いたと言えるだろう。しかし、常にこういうことは起こる。したがって、どんな気象条件でもその都度戦術を変えていけるだけの臨機応変さが求められる。そういうしたたかさが無い限り、全国大会で勝ち進むのは難しい。いずれにせよ、U18日本代表候補の石川のいる鳴門が自信に満ちたプレーで難敵を下したゲームと言えるだろう。

鳴門高校は、全国大会であがることなく自分達の持ち前のサッカーをして実力を発揮して来て欲しいものである。まずは1戦1戦を大事にして勝ち上がることを目指して欲しい。


一方、高校女子サッカーの結果は以下の通り。

【決勝】6月2日(月)

城東6一0(3一0;3一0)徳島市立

【得点者】
【城東】森(彩)、伊勢3、島村、森(薫) 

【城東】4一4一2
GK 山下 
DF 福山→山村 村上 島村 加藤
MF 高木(菜)→竹内 伊勢 高木(香) 梅津→西谷
FW 森(彩)→森本 森(香)→村上

【徳島市立】4一4一2
GK 富川 
DF 本田 工藤 湯浅 阿部
MF 川西 辻 森本→遠藤→坂口 三原→松口
FW 佐々木 松口→安堵

城東━━━━━━┓7
ーーーーーーーー┃
徳島商━━┓2ー┗━━┓6
ーーーーー┗━━┘0ー┃
徳島北一一┘0ーーーー┃
ーーーーーーーーーーー┗━優勝 城東高校
鳴門━━━┓3ーーーー│
ーーーーー┗━━┐2ー│
城北一一一┘2ー┏━━┘0
ーーーーーーーー┃
徳島市立━━━━┛4

女子も全国で初の1勝を目指す。
2008/06/02のBlog
私はこの3月27日の日本代表バーレーン戦敗戦後に「岡田ジャパン”玉砕”:岡田の中田ヒデ頼みは来るか?」を書いていた。

この中で私はこう書いていた。

”『。。。
しかし、今回は中田英寿は引退してもういない。ましてや中田に代わる精神的支柱はまだいない。岡田に大なり小なりいろんな意味で協力したのは中田英寿だったわけだから、中田のような選手がいない以上、岡田にサジェストできる選手や岡田をサポートする選手はいないわけである。』
(「サッカー日本代表の”危機”:岡田ショック!」)

と書いたように、どうせ呼び戻すなら、中沢でなく、中田英寿だろ?

事実、私は密かに中田英寿は”その時”を待っているように見える。肉体改造し、休養もでき、怪我も完全に回復し、今やいつ招聘されてもOKのようである。実際、動きは現役時代よりはるかに素早くなっている。また昨年暮れのトヨタカップの時に来日し、さんまの「またサッカーすることはあらへんのんか?」という質問に「いつでもレディーです」と答えていたからだ。

果たして岡田の「中田頼み」が実際に行われるか?

それは、どうか分からない。しかし、状況はますます”その時”に近付いているように感じる。”


ところが、あれから3ヶ月。中田英寿が引退宣言してから約2年。

中田は、今日の日本代表オマーン戦に自分の特集番組をぶつけて来た。さすがに中田、というべきか、いやはやちょっとやり過ぎかも知れないが、結構面白い展開になって来たように見える。

これで、もし岡田監督の日本代表が負ければ、もはや日本代表は”背水の陣”となり、その日本戦の後の中田の番組を観た人々は、「中田コール」を起こさざるを得ないという状況となるだろう。

いやはや、中田(および、中田を支持している日本テレビ(つまり読売))の政治力には凄まじいものがある。この中田特集番組もさる事ながら、日本サッカー協会にも昨年の岩本のように「オーストラリアのワイタケレからクラブワールドカップの助っ人要請が来た」というのだから恐れ入る。

これで、中田の日本代表完全復帰への序章の準備は整ったと言えるだろう。

仮に、予選で出場機会がなかったとしても、もし無事に出場した際には、ワールドカップ本戦では中田出場のチャンスがあるのかも知れない。

果たして、再び中田が代表に戻る日が来るか。

ところで、2年前、中田英寿が引退宣言をした後、私はこう書いていた。(”中田英寿よ、人生を語れ!”

”私のこうした個人的経験から、私は中田選手が一度は引退したとしても、何年か後、もし日本代表がふがいない状況というものが生まれ、中田選手の現役復帰の熱望が生まれるのなら、再び中田英寿の現役復帰はあり得ると私は思うのだ。そして、その時の中田英寿選手は、今のジダンのように、本当に楽しそうにプレーするはずである。かつて私がそうであったように。”

”さて、中田選手は、今後”自分を見つめる旅に出たい”ということのようだ。私は個人的意見として、「中田選手にこれまでの人生を語ってほしい」と思っている。特に、「自分が子供の頃から高校生、そして成人しプロ選手として活躍するまでの自分のサッカー人生を語って欲しい」。というのは、これこそ、今の”中田英寿の使命”であると思うからだ。”

それにしても”私の予言”は結構当たるナア。

参考:
中田英寿の”引退宣言”全文
”中田英寿よ、人生を語れ!”
2008/06/01のBlog
2008年度県高校総体サッカーの準決勝が徳島市陸上競技場などで行われた。大方の”予想通り”、2強時代の2強が順当に勝ち残った。しかし、城北高校が準決勝まで勝ち上がったのと、池田高校が2回戦で徳島市立に0一0でPK戦敗退したのは非常に惜しい試合だった。サッカーも”格差社会”が固定化しつつある中、”下克上社会”にならない限り、本質的進歩はない。その意味でも、新しい強豪校がたくさん出て来て欲しいものである。

【準決勝】6月1日(日)
鳴門(プリンス)1一0城北(T2)
徳島商(プリンス)2一0徳島市立(T1)


2008年度県高校総体サッカーの2回戦、準々決勝が徳島市球技場などで行われた。

**は番狂わせ

【準々決勝】5月31日(土)
城北(T2)5一1阿波(T1)**
徳島商(プリンス)3一1鳴門工(T2)
鳴門(プリンス)4一1富岡東(T1)
徳島市立(T1)4一3城ノ内(T1)

【2回戦】5月30日(金)
鳴門(プリンス)2一1城南(T1)
富岡東(T1)3一0城西(T2)
城北(T2)6一0徳島工(T2)
阿波(T1)3一2徳島東工(T2)

徳島商(プリンス)4一1徳島北(T1)
川島(T1)2一0辻(T2)
城ノ内(T1)2一1城東(T3)
徳島市立(T1)0一0(PK5一3)池田(T2)


鳴門━━━━━━┓2ーーーーーーーーーーーーーーーーーー8┏━━徳島商
ーーーーーーーー┃ーーーーーーーーーーーーーーーー4┏━━┛
城南━━━┓2ー┗━━┓4ーーーーーーーーーーーーー┃ー0└──貞光工
ーーーーー┗━━┘1ー┃ーーーーーーーーーー4┏━━┛
生光学園一┘0ーーーー┃ーーーーーーーーーーー┃ーー│ー3┏━━徳島北
ーーーーーーーーーーー┃ーーーーーーーーーーー┃ー1└━━┛ 
阿南高専一┐0ーーーー┗━━┓1ーーーーーーー┃ーーーー1└──鳴門工
ーーーーー┏━━┐0ー│ーー┃ーーーー2┏━━┛
城西━━━┛2ー|ーー│ーー┃ーーーーー┃ーー│ーーーー0┌一一板野
ーーーーーーーー┏━━┘1ー┃ーーーーー┃ーー│ー0┌━━┓
鴨島商一一┐0ー┃ーーーーー┃ーーーーー┃ーー│ーー│ー3┗━━辻
ーーーーー┏━━┛3ーーーー┃ーーーーー┃ー0└━━┓
富岡東━━┛7ーーーーーーー┃ーーーーー┃ーーーーー┃ー0┌一一脇町
ーーーーーーーーーーーーーー┃ーーーーー┃ーーーー2┗━━┓
城北━━━┓4ーーーーーーー┗─────┛ーーーーーーー8┗━━川島
ーーーーー┗━━┓6ーーーー│ーーーーー│
穴吹一一一┘0ー┃ーーーーー│ーーーーー│ーーーーーーー5┏━━城ノ内
ーーーーーーーー┗━━┓5ー│ーーーーー│ーーーー2┏━━┛
名西一一一┐1ー│ーー┃ーー│ーーーーー│ーーーーー┃ー0└一一海部
ーーーーー┏━━┘0ー┃ーー│ーーーーー│ー3┌━━┛
徳島工一━┛17ーーー┃ーー│ーーーーー│ーー│ーー│ー1┌──徳島文理
ーーーーーーーーーーー┗━━┘0ーーーー│ーー│ー1└━━┓
徳島東工━┓4ーーーー│ーーーーーーー0└━━┓ーーーー2┗━━城東
ーーーーー┗━━┐2ー│ーーーーーーーーーーー┃
富岡西一一┘1ー│ーー│ーーーーーーーーーーー┃ーーーー0┌──阿南工
ーーーーーーーー┏━━┘1ーーーーーーーーーー┃ー0┌━━┓
小松島一一┐1ー┃ーーーーーーーーーーーーー4┗━━┓ー6┗━━池田
ーーーーー┏━━┛3ーーーーーーーーーーーーーーーー┃PK5一3
阿波━━━┛6ーーーーーーーーーーーーーーーーーー0┗━━━━━徳島市立
2008/05/30のBlog
米沢貞次郎氏死去京都大名誉教授

ノーベル化学賞受賞の福井謙一博士の門下生、米沢貞次郎博士が死去した。享年84歳。

「量子化学と言えば、赤の米沢の教科書」と言われたほど、「量子化学入門(上下)」は有名である。表紙が真っ赤で結構分厚い教科書ながら、懇切丁寧に一から最先端までをまとめた量子化学のすぐれた教科書である。さらには、演習問題をまとめた「量子化学演習」も実に有名で(今やアマゾンでは15000円もする)、これら3冊を勉強すれば、ほぼ完璧に量子化学の神髄を理解することが出来た。この意味で日本の多くの化学者がこれらのお世話になったはずである。

私自身も「DNAの電子論」の論文を書く時に、”量子化学のいろは”を全く知らなかったために、一時バイブルのように持ち歩いて勉強したものである。特に「π電子系」のπ電子の数を計算するのにこの本は実に役立った。それもそのはず、福井謙一先生の開発した「フロンティア電子軌道」のもっとも良い応用の場所が有機物のπ電子系だったからで、まさに最先端を切り開いた経験が教科書と言う形でまとめられているからである。

これらの本は時代の進展に合わせて何回か改定されたが、その昔神田の古本屋で買った初版が一番分かりやすかったように記憶している。その後の改訂版は、だんだんコンピュータによる大規模計算時代に合わせて来たために、徐々に初期の「π電子系のフロンティア電子軌道」よりも「フル電子計算」に重きを置かれるように変わってきたからである。この意味でも、初版は「名著の中の名著」と言っても過言ではない。

こういった本をまとめた人々が福井謙一門下生たちであった。特に、米沢貞次郎博士、永田親義博士、加藤博史博士らである。

私が米沢博士の顔を知ったのは、NHKの「ノーベル賞の発想」という番組でである。故福井謙一博士の話題の際に米沢博士が登場した。実直で実に「”古き良き京大”の精神」に満ち充ちた感じの人物であった。朝永振一郎博士や湯川秀樹博士たちと何か通じるものが垣間見えた。

この、福井謙一門下生の米沢博士らが切り開き、体系付けた量子化学の分野はその後、アメリカの物性理論学者のコーン一シャム理論やポープル理論などとうまく融合してスーパーコンピュータ計算の時代へと突き進む。そして最近では、それに匹敵するものがパソコンレベルでもできる時代となってきた。こういう進歩に対してコーン博士とポープル博士は1998年にノーベル化学賞を受賞した。

そして現在では、遠く1950年前後から1960年代の福井謙一博士の時代に発展した方法からさらに最近のコンピュータやプログラムの発展に伴って、DNAや蛋白質などの電子状態もかなり現実に即して行えるようになってきたというわけである。

比較的最近の本に米沢貞次郎博士と永田親義博士の「ノーベル賞の周辺」(1999)というものがある。この本には米沢貞次郎博士が育った京都大学の自由な精神の学風がいかに誕生したかが見事にまとめられている。

ちなみに、1996年ごろ、私は自分のDNA2重鎖の電子論モデルをどう思うかと永田親義博士に送って以来、永田親義博士とは毎年年賀状のやり取りをしている。永田親義博士は、π電子論を使って「発ガンの電子論」を打ち立てた化学者である。

今や福井謙一博士の学風を身に付けている人々も高齢になり数少なくなってきている。福井博士のみならず門下生の方々にも光があたることを心から期待したい。

御冥福を心より祈りたい。
2008/05/28のBlog
[ 09:59 ] [ テクノロジー ]
外資パソコンメーカー、低価格ノートPC相次ぎ発売

最近、”外国製パソコン”の大安売りが続いている。我々貧乏人にとっては安いパソコンは大変ありがたい。性能も結構優れていて、私が使っている98年製Macよりはるかに性能がいい。たいていはインテルインサイドのパソコンで、ギガヘルツのクロック、100ギガバイト以上のハードディスクなどが付いている。が、しかしこういうものと競争する国内のパソコンメーカーには結構大変だろう。

しかし、どうしてこういうことが可能なのだろうか?

80年代にこういう状況がアメリカで生じた。アメリカにとって”外国製パソコン”であった日本製パソコンがアメリカ製よりずっと安く販売されたのである。そうして日本のメーカーは販売実績を増やして行ったのだが、すぐに「ダンピング」扱いされて「ダンピング税」などを課されたのではなかったかと記憶している。

この観点からすれば、あまりに安すぎるパソコンがある、「携帯電話」とほぼ同じような値段のパソコンがある、というのはあまりに変である。こういう背景には「ダンピング」の疑いが起こるはずなのだ。

というのも、そういう安価な製品は中国人(特に中国人少女や女性)の過酷な労働に基づいて行われているからである。1日14時間労働で月数千円の給料というような過酷労働が待っているはずである。日本のマクドナルドのようなものだ。

(以前、アメリカ人の”下らん祭り”のためのビーズを作るために、過酷な労働に強いられている中国人女性たちを取り上げた番組があった。意中の女性にビーズのネックレスをやるとその女性はお返しにおっぱいを見せるとかなんとか)

こういう問題に関して、どうも日本政府はのんびりしているようである。まあ、「おとぼけ首相」の福田内閣だからしょうがないが。

ところで、私個人としては、使い慣れたパソコンをそっくりそのままバージョンアップして、いつも最高性能にしてくれるというようなテクノロジーを開発してもらいたいものだ。マザーボードやハードディスクやソフトさえバージョンアップできれば、そのまま使えるのだから、その方が地球に優しいはずだからである。

バージョンアップすれば、それに繋ぐプリンターから既存ソフトから全部すっかり取り替えなくてはならないとしたら、いくらパソコン自体が安くても結局すべて揃えたら高額パソコンを買うのと同じになってしまうからである。

”HTML”というインターネット技術の本来の発想は、どんなパソコンでも閲覧できる、どんなパソコンにも転送できる、というようなことであったはずである。そのソフトを入れたらどんなパソコンどうしでもデータのやり取りができるのが本来の目的であった。そうやって生まれたものがインターネット技術であった。

また、まだマイクロソフトが超大企業になっていなかった80年代初期、マイクロソフトのソフトは新興パソコンメーカーのMac用としてよく利用された。その頃のマイクロソフトの製品は、バージョンアップしても旧いバージョンでも使えたものだ。つまり、ソフトはバージョンフリーだった。だから我々利用者は非常に有り難がった。私がユタ大学に留学した80年代後半もまだそうした空気がマイクロソフトの製品には残っていた。

しかし、いつしかそういう伝統は消え去り、バージョンアップの度にパソコンもソフトもいっしょにバージョンアップしなくてはならなくなった。もちろん、パソコンの性能が格段に進歩すれば、非常に重いソフトも動くようになるから旧いパソコンでは処理しきれなくなるのは当然である。しかし、利用者の経済状況を考えれば、だれもがOA製品をいつでも刷新できるとは限らない。だから、利用者の利便を考えれば、最初の発想は大事だと私は感じている。

もう一度こういう初期の発想に基づいて、パソコン作りをして欲しいものだ。

おそらく、”携帯電話のような発想”のパソコンが必要なのだろうが、”携帯電話のように使い捨て”られてしまうというのも困る。

いやはや、困ったものである。

今の時代、携帯電話やパソコン製品の内部に潜んでいる”金(ゴールド)”集めでもする方が賢い”金儲け”なのかもしれない。
2008/05/26のBlog
フリーアナウンサー川田亜子さんが自殺

オーマイゴッド! 
あーあ、これでまた1人私好みの知的な日本人美人がいなくなってしまった。

この美女を自殺へ追い込んだ奴はだれか?

日本の警察は、この事件を立派な他殺事件とみて徹底的に捜査すべきだろう。

私が調べた程度でも、意図的にこの女性を失墜させようとした連中がいるようだ。この意味では、一種の「無差別テロ」である。

例えば、以下のようなものがあったが、こういったものを「どういう連中が何の意図を持って行っているのか」、徹底的に追求すべきだろう。

女子アナ情報 川田亜子が掟破りでTBSに出入り禁止!?
人気アナ川田亜子の下半身事情!!

いずれにせよ、だれがだれとセックスしようがそんなこたあ本人の自由だ。他人がとやかくいうことはない。プライバシーの保護は憲法で保証されている基本的人権の1つである。

要は、こういった一見衝撃的記事でブログに釣って小金を儲けようというおばかな連中が後を絶たないようだ。こういう連中の金玉を去勢するのが一番だな。まあ、コカ・コーラを1年中飲ませ、コカ・コーラ漬けにすればそれも足りるがナ。

それにしても、TBSは悪いなー!

御冥福を祈りたい。
第63回NHK杯徳島県中学サッカー選手権決勝が25日に鳴門球技場で行われた。
ダークホースの池田が、優勝候補の井川中に3一1で逆転勝ちし初優勝を果たした。

【決勝】25日(日)鳴門球技場

池田3一1(1一1;2一0)井川

【得点者】
【池田】山田、安藤優、森本 【井川】大西

【池田】3一4一3
GK 宮崎 
DF 柿本 清水 安藤大
MF 立石 安宅 田岡 伊原
FW 森本 安藤優 山田

【井川】3一5一2
GK 西村 
DF 能倉 大浦 佐々木
MF 平岡 大柿 井上 大西 石山
FW 三浦 高島


【準決勝】24日(土)鳴門球技場

井川1一1(1一1;0一0;延長0一0;0一0;PK5一3)城西
【得点者】
【井川】三浦 【城西】島

池田2一0(1一0;1一0)鴨島一
【得点者】
【池田】安宅、安藤優


我が息子(次男)の所属する阿南中学は、この前の大会、第3回川端杯1回戦でこの池田と対戦、2一2のPK戦で大方の予想に反して勝利した。しかし続く次の試合ではリベリモに負けた。そういうクラブチームも負け、この大会は井川中が優勝した。このように、ここ最近は井川中が県内の有名クラブチームをも倒して優勝の常連チームとなっていた。

私がこれまで観察してきた範囲で池田中は最近非常に好チームになっていたので、かなり上位に食い込むだろうと見ていたが、井川中に勝利するというのは非常に素晴らしい快挙と言えるだろう。阿南FC、徳島ヴォルティスユースなどでもなかなか勝てなかったからである。

数年前私が阿南高専を指導していた頃の池田高校はT2レベルで、それほど強くなかった。しかし下の中学レベルが上がれば、おのずとその上の高校レベルも上がるはずである。高校入試では優秀選手が特待生やスポーツ推薦で有名強豪校から引き抜かれてしまうのが最近に風潮だが、それに抗して努力すれば池田高校も甲子園だけでなく国立競技場に行けるという日も夢物語ではないだろう。

今後の活躍を期待したい。
2008/05/25のBlog
2008年度県高校総体サッカーが、24日から徳島スポーツビレッジ(人工芝)で開幕。

【1回戦】5月25日(日)徳島スポーツビレッジ(人工芝)他
城東(T3)2一1徳島文理(T3)
徳島北(T1)3一1鳴門工(T2)
池田(T2)6一0阿南工業(T3)
川島(T1)8一0脇町(T3)
辻(T2)3一0板野(T3)
徳島商(プリンス)8一0貞光工(T3)
城之内(T1)5一0海部(T3)

【1回戦】5月24日(土)徳島スポーツビレッジ(人工芝)
城南(T1)2一0生光学園(T3)
城西(T3)2一0阿南高専(T3)
富岡東(T1)7一0鴨島商(T1)
徳島工(T2)17一1名西(T3)
徳島東工(T2)4一1富岡西(T2)
城北(T2)4一0穴吹(T3)
阿波(T1)6一1小松島(T2)

鳴門一一一一一一┐ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー8┏━━徳島商
ーーーーーーーー|ーーーーーーーーーーーーーーーーー┌━━┛
城南━━━┓2ー├一一┐ーーーーーーーーーーーーーー│ー0└──貞光工
ーーーーー┗━━┘ーー|ーーーーーーーーーーー┌──┤
生光学園一┘0ーーーー│ーーーーーーーーーーー│ーー│ー3┏━━徳島北
ーーーーーーーーーーー│ーーーーーーーーーーー│ーー└━━┛ 
阿南高専一┐0ーーーー├──┐ーーーーーーーー│ーーーー1└──鳴門工
ーーーーー┏━━┐ーー│ーー│ーーーーー┌──┤
城西━━━┛2ー|ーー│ーー│ーーーーー│ーー│ーーーー0┌一一板野
ーーーーーーーー├──┘ーー│ーーーーー│ーー│ーー┌━━┓
鴨島商一一┐0ー|ーーーーー│ーーーーー│ーー│ーー│ー3┗━━辻
ーーーーー┏━━┘ーーーーー|ーーーーー│ーー└──┤
富岡東━━┛7ーーーーーーー|ーーーーー│ーーーーー|ー0┌一一脇町
ーーーーーーーーーーーーーー|ーーーーー│ーーーーー└━━┓
城北━━━┓4ーーーーーーー├─────┤ーーーーーーー8┗━━川島
ーーーーー┗━━┐ーーーーー│ーーーーー│
穴吹一一一┘0ー│ーーーーー│ーーーーー│ーーーーーーー5┏━━城ノ内
ーーーーーーーー├──┐ーー│ーーーーー│ーーーーー┌━━┛
名西一一一┐1ー│ーー│ーー│ーーーーー│ーーーーー│ー0└一一海部
ーーーーー┏━━┘ーー│ーー│ーーーーー│ーー┌──│
徳島工一━┛17ーーー│ーー│ーーーーー│ーー│ーー│ー1┌──徳島文理
ーーーーーーーーーーー├──┘ーーーーー│ーー│ーー└━━┓
徳島東工━┓4ーーーー│ーーーーーーーー└──┤ーーーー2┗━━城東
ーーーーー┗━━┐ーー│ーーーーーーーーーーー│
富岡西一一┘1ー│ーー│ーーーーーーーーーーー│ーーーー0┌──阿南工
ーーーーーーーー├──┘ーーーーーーーーーーー│ーー┌━━┓
小松島一一┐1ー│ーーーーーーーーーーーーーー└──┤ー6┗━━池田
ーーーーー┏━━┘ーーーーーーーーーーーーーーーーー│
阿波━━━┛6ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー└─────徳島市立
2008/05/22のBlog
W・ラム氏死去ノーベル賞受賞の米物理学者

理論物理学者ウィリス・ラム博士(ノーベル賞受賞の米物理学者)が、15日、胆石が原因の病気のため、米アリゾナ州トゥーソンの病院で死去。享年94歳。

Willis Eugene Lamb
Nobel Lecture, December 12, 1955 "Fine Structure of the Hydrogen Atom"

「ラム博士と言えばラムシフト」、「ラムシフトと言えばラム博士」というほど、「ラムシフト」が有名である。

1947年にウィリス・ラム博士とロバート・ラザフォード博士が、超短波による核磁気共鳴実験によって水素原子の2s、2p軌道の電子のエネルギー準位にごく僅かに差があることを発見した。この微少な差のことを「ラムシフト」と呼ぶようになった。

この微少なずれをいかに説明するか、ということにより、理論物理学は大きく発展する。朝永振一郎、リチャード・ファインマン、ジュリアン・シュウィンガー、フリーマン・ダイソンなどによる「量子電磁力学」が発展し「繰り込み理論」により、見事にラムシフトの定量的説明が行われたというわけだ。

素粒子と電磁場の間に相互作用があると、素粒子が電磁場に影響を与え、その電磁場が今度は元の素粒子に影響を与え、その結果として素粒子自身が自分自身に影響を与えるように見える。これを「自己エネルギー」というが、そのせいで相互作用のない時の素粒子の質量(裸の質量)よりすこしだけ質量が増したように見える(実際の質量)。なぜならアインシュタインの相対性理論の「エネルギー=質量×光速度の2乗」という関係があるからだ。この自己エネルギーの効果により、原子のエネルギー順位が非常にわずかだがずれるというわけだ。

ところが、この自己エネルギーを計算しようとすると、微少なはずのずれがどうしても無限大になってしまう。この矛盾をどう解決すればよいか、ということで量子電磁気学が発展したのである。

朝永振一郎博士の言葉で言えば、日本ではよくおばあさんが部屋の塵やほこりをじゅうたんの下や段ボールに下に掃き寄せて隠すことがあるが、これと同じで(計算すれば)無限大の量であったとしてもその辺は”適当に考えて”(物理的直感に基づいて)「えいやー、と繰り込んでしまえ」という発想で、なんだか良く分からない理由により、ずれの部分も有限の小さな数値になると仮定して理論を作ってしまえば、すべてがうまくつじつまがあう(自己どう着になる)。こうして一応はきちんとした数値を出してラムシフトを説明できたというわけだ。

この量子電磁気学の完成により、朝永振一郎、リチャード・ファインマン、ジュリアン・シュウィンガーの3人は、ノーベル物理学賞を受賞した。日本では「ダイソンは大損した」というジョークがある。

ひとたびもっともらしい結果が出せる理論体系がつくり出されると、今度はそれはいろんな分野に使われるようになる。量子電磁気学の理論体系は、非相対論的粒子(光速度よりずっと遅い速度の粒子)へ応用され、「場の量子論」となり、物性物理学の基礎理論となった。これにより、半導体理論や液晶理論などさまざまな分野が花開いたのである。

方や、高エネルギー分野へも飛び火し、「ゲージ場の理論」、「ワインバーグ-サラム理論」などさまざまな分野へと波及して、ついには「ひも理論」や「超ひも理論」、「ブレーン理論」などまで数学形式は発展した。しかし、かつてのラムシフトの時のように実験現象と比較するということができずに逆に困った状態となってしまっているというのが現状である。

いずれにせよ、実に地味な業績なのだが、それが大きな後々の発展に繋がった稀な例と言えるだろう。

ちなみにラム博士の先生は「原爆の父」として有名なかのロバート・オッペンハイマー博士であった。手塚治虫のまんがのモデルにもなった有名な博士である。が、この師は第二次世界大戦後のマッカーシー旋風の「赤狩り(レッドパージ)」にさらされ、ノーベル賞の呼び声も高かったがそれは実現せず、弟子たちの方が先にノーベル賞をいただいてしまったという皮肉な歴史が残っている。

御冥福を祈りたい。
2008/05/21のBlog
第63回NHK杯徳島県中学サッカー選手権準々決勝
が18日に藍住東中グラウンドで行われた。
優勝候補の井川中が順当に勝ち上がった。

【準々決勝】18日(日)
城西1一0(0一0;1一0)鳴門ニ
井川2一0(1一0;1一0)藍住東
池田1一0(1一0;0一0)南部
鴨島一2一1(1一1;1一0)北島
2008/05/20のBlog
写真:若き日のギュンター・ネッツァー


「書楽」のサッカー棚をあさっているうちに1つ面白い本が目に止まった。それはドイツサッカーの歴史を描いた本であった。題名は忘れたが、この本の主要な部分は読んで記憶した。

旧西ドイツの時代、”皇帝(カイザー)”と称されたフランツ・べッケンバウワー率いる西ドイツとトータルサッカーの革命児”空飛ぶオランダ人”と呼ばれたヨハン・クライフ率いるオランダが初めて戦った時があった。西ドイツをホームとして開かれた1974年のサッカーワールドカップ西ドイツ大会の決勝戦であった。

「トータルサッカー」の”生みの親”であるアヤックスのリヌス・ミケルス監督(「トータル・サッカー生みの親、ミケルスさん死去」)とその”申し子”でアヤックスでチャンピオンズカップ(今のチャンピオンズリーグにあたる)3連覇中のヨハン・クライフの当時最強と謳われたオランダ代表と「コンチネンタルサッカー」の代表格で長らく欧州最強であった西ドイツの対戦であった。西ドイツの監督はシェーン監督。

オランダはそれまでまだたいした成績がなく、ダークホース的存在であった。しかし、本戦を危な気なく勝ち進み、とうとう決勝戦で強豪西ドイツと対戦することとなったのである(例えば、1974年・第10回西ドイツ大会)。

私は当時まだ高校生でサッカー選手のまっただ中にいたので、この試合を生中継でテレビで見たことを良く憶えている。またそれ以後何度もくり返し放映されてきたので、この試合は特に印象に残っている。

結果は、”予想外”にあっさりオランダが開始1分でPKで得点。しかし西ドイツも25分に同じようにPKで同点。そして前半終了時にゲルト・ミュラーの有名な”180度反転シュート”で勝ち越す。後半はともに決め手を欠き、オランダ初優勝の夢は消え、「革命サッカーが伝統のゲルマン魂サッカーに負けた」という試合だった。

写真:若き日のオベラーツ

これはおよそかなりのサッカー通ならだれでも知っていることだ。問題はその後だ。

どうしてこのような現実が実現したか?

ということである。その本には、この秘話が書かれていたのだ。読まないはずはない。

実は、これまた有名な1つの物語がある。それとこのワールドカップが絶妙に絡んだということである。この有名な話とは次のようなものである。

当時の西ドイツには「司令塔」、当時のセンターハーフに2人の天才がいた。1人は、”左足の芸術家”と称された天才ウォルフガング・オベラーツ(サッカーマガジン1973年06月01日号/)。もう1人は金髪碧眼のアーリア人の理想のような風貌の天才ギュンター・ネッツァー(Gunter NETZER)。

オベラーツはシェーン監督率いる強豪チームのバイエルン・ミュンヘンの司令塔。一方、ネッツァーはバイスバイラー監督(後に日本に来た時に奥寺を発見する)率いる新興チームのボルシアMGの司令塔。

2人はタイプがことごとく違っていた。まったく正反対の選手だった。オベラーツは周りを生かし、細かなパスを繋ぐ選手。一方、ネッツァーは自分を中心に周りを使うタイプ。中央突破で打開を計り、ワンツーで自分にボールが回るようにする選手だった。性格も正反対。控えめで地味なプロ好みのオベラーツに対し、スター性があり一般人に絶大の人気があったネッツァー。

西ドイツがホームとなって行われたこの大会前にネッツァーを待望する国民の声の前に怖じけずづき、絶不調となってしまったのがオベラーツ。自殺寸前の精神状態であったという。方や絶好調で神憑かり的なプレーのネッツァー。

そこで試しにシェーン監督は2人をいっしょに使ってみた。すると、日本の中田英寿と中村俊輔が混在するチームのように、どうもうまく噛み合わない。やろうとすることがことごとく裏目に出る。そういう試合ばかりとなってしまった。そこで、シェーンはワールドカップ西ドイツ大会前の直前までどちらをチームの柱にするのか迷いに迷っていた。

ところが、ある時、直前でネッツァーが怪我をしてしまった。それでしかたなくネッツァー抜きのオベラーツのみで西ドイツが戦うとどういうわけか国際親善試合で連勝した。そこで、シェーン監督はついに決断したのだ。本戦はオベラーツをセンターハーフの司令塔にすると。この時から怪我のネッツァーは控えに回り、生涯代表としてワールドカップでプレーすることはなく、”悲劇の天才”と呼ばれることとなった。

私が感心したのは、この後の話だ。


写真:ユベントス時代のギュンター・ネッツァー


西ドイツは、何とか無事決勝戦まで駒を進めたのだが、今のまま試合をすれば革命児クライフの餌食になって圧倒されて負けるだけ。

いったいどうしたら良いんだ?

とシェーン監督は悩む。そこでベッケンバウワーの提案で思い付いたのが、チームで紅白戦をやるのだが、その控えチームはオランダそっくりのチームとしてオランダのトータルサッカーの真似をする。これで何度も戦ってシミュレーションをして行くというものだ。

問題は、だれがヨハン・クライフの真似ができるか?

ここにネッツァーが登場する。ネッツァーは人間としてはヨハン・クライフとそっくりだったのだ。だから、サッカーのシステムや戦略は異なったかもしれないが、プレーヤーとしてはネッツァーはクライフに似ていた。

オランダ代表の11人すべてに”良く似た選手”があてられた。クライフにはネッツァー。ニースケンスにはだれそれというわけだ。決勝戦までにはまだ日がある。これを繰り替えしたというわけだ。

ところが、だんだんネッツァーはクライフの”トータルサッカーの神髄”をすぐに飲み込んで、ネッツァー率いる西ドイツの2軍はベッケンバウワー率いる代表レギュラーチームより強くなって来た。だれもネッツァーのクライフを止められなくなったのだ。そこで、ボルシアMGでネッツァーのチームメートだったフォクツが”スナイパー(殺し屋)”役としてクライフにぴったりついて回ることにした。

しかしそれでも自陣ゴール前付近から敵陣ゴール前まで神出鬼没にどこにでも動き回るネッツァー・クライフに悩まされ、フォクツは混乱し、どうしていいか分からなくなった。そこで、敵にボールがある時はどこまでもクライフに付いて回り、自軍にボールがある時は、どんどん攻め上がるという方法で行くことにしたというわけだ。さらにオランダはオフサイドトラップでどんどん浅く上がってくるために、その間隙を突くように、サイドハーフにドリブル突破のできる選手を置いた。

こうしてみると、当時はオランダのトータルサッカー革命ばかりに目が向いたが、実は当時の西ドイツもまたかなり現代的なサッカーシステムを採用したことがわかる。この時の西ドイツのシステムや戦法はほとんど現在でも通用し、実際マンチェスターUやレアルマドリードなどでも採用しているものとほとんどいっしょだからだ。

こうして人目からまったく”隠されたまま”、トータルサッカーを身に付けた天才ネッツァーの西ドイツチームは伝説の中へと消え去った。

とまあ、こういうようなストーリーが実は本当の物語だったようだ。これですべて合点がいった。

もしも”悲劇の天才”ネッツァーが西ドイツにいなかったのなら、西ドイツの優勝はなかったはずである。この意味では、西ドイツはオベラーツだけではだめだったのだ。表と裏、その両方にまるで光と陰となるような正反対の対照的な2人の天才があってこそ初めて偉業が実現できたのである。

多くの場合、サッカー選手は代表のレギュラーの座からもれ控えに回ると腐る。そして非協力的になる。このことからしてもネッツァーという選手は私好みの実に爽やかで良い選手だったということだろう。好い話であった。
2008/05/19のBlog
5月17日の午後1時半から「伏見譲先生退職記念講演会」があったのだが、その日の午前中はまだ時間があった。こういうとき、私はいつもその辺で一番の本屋に行くことにしている。

ホテルのフロントで近くに本屋はないかと尋ねると、北与野駅前にかなり大きな本屋があるというので行ってみることにした。

ホテル2階の正面玄関から出て歩いて行くと、まず右折、そして左折、さらに左折して「けやき広場」という場所に出る。ここはこの「さいたま新都心」の繁華街。アメリカでいうダウンタウンである。ここを降りるとすぐのところにスターバックスがある。

しかし、そこを降りないでさらにまっすぐに道なりに進む。さらに左折すると、線路に横に沿ったかなり広い通路に出る。その突き当たりを右折すると、階段に出る。ここを降りて線路下をトンネルのように抜けて出ると、その書店があった。”書楽”という本屋である。

最初に目に入るのが「ひし形を周期ユニットにした図形」のモニュメントである。このパターンは物理では結構有名で、私の師であるサザーランド博士がかつてこのトポロジーを持つ結晶格子の電子状態を計算し、すべての状態の2/3はトポロジカルに局在した状態であるという「トポロジカル局在」の論文を出している。確か1986年のことである。そんなわけで、私には非常に親しみのある図形ですぐに気に入った。

最初にサッカーの棚を目指したのだが、その際レジ前のサッカーのDVDに目が行った。ペレ、ロナウド、マルディーニ、トッティなどの有名選手のDVDであった。これは1つ500円だったので、後で子供のお土産にすることにして、サッカーの棚に行った。

そこで、ふだん阿南の書店にはないような本を読みふけった。日本サッカーの全歴史を書いたもの。さまざまな練習法。その中で1つユニークな(普通の人の観点からすればかなりふざけてみえる)本があった。とある運動学者が書いたという「脱力筋力トレーニング」を目的にする本だった。

要するに、人間の筋力の基本は身体の前面に備わる筋肉と身体の後面に備わる筋肉の2種類があり、前者が「ブレーキ筋」、後者が「アクセル筋」であり、サッカー選手は力を入れるというよりは力を抜いてプレーしなくては素早く動けないから、身体の後面の筋力を鍛え、前面の筋肉は脱力させて「ゆるゆる」の筋肉にすべきであるという、かなり一見”まゆつばもの”で”異端的な”発想で書かれた本である。その著者はこの種の本を2冊書いていた。

ふだんこんな本は見かけないこと、また「力を抜いてプレーせよ」というのは私の持論でもあるので、この本もお土産に買うことにした。

子供へのお土産は決まった。ではさっそくと理工関係書のある3階にエレベーターで向かった。物理、生物などと見て行くと、だいたい想像のつくものばかりで少しも面白そうなものは目に入らなかった。それで数学はどうか、というと、やはり数学関係には世界でもかなり良いライターがいるせいか、新書が何冊も出ていた。

新書は、「ノーベル経済学賞」を取ったジョン・ナッシュ関連本、「フェルマーの最終定理」を解いたアンドリュー・ワイルス関連本、「リーマン予想」を解決したペレルマン関連本、そして「アルプス山中」に隠生していると言われるグロタンディーク関連本とブルバギ関連本。

確か「ブルバギとグロタンディーク」という本だったと思うが、その最後の方は非常に痛ましい話があるのだが、興味深い面もあった。著者がグロタンディークの狂気にも耳を傾けよというのが印象深い。

若くしてフィールズ賞を取り、日本の広中平祐博士のフィールズ賞にも関わっているアレクサンドル・グロタンディークという数学者がいる。この人物は、10000ページ以上の論文や著作を書き、その大半は今だ解読されず、使われているほんの一部が現代数学に革命を起こしたという伝説のある歴史上の人物である。「数学のアインシュタイン」と言われている。この人は、ある時期から表舞台を去り、アルプス山中に隠とん生活しているとうわさされている。ほんの何人かとしか会わず、だれも彼の言うことを理解できない。したがって、大半の数学者からは「狂人」になったと残念がられているという。

こんな人物の今がちょっと書かれていたのだから、グロタンディークの「数学者の孤独な冒険」を一時期バイブルとしていた私には面白くないはずがない。

著者によれば、アレクサンドル・グロタンディークは「今毎日毎日悪魔に悩まされ続けている」という。この地球を悪くしようとする悪魔と戦っているらしい。それでアルプス山中に身を隠しているらしい。最近では「メートルと戦っている」らしい。メートルとは1m、2mのメートルである。このメートル法があまりに不完全だったために、我々の世界がこんなに悪に満ち充ちた不完全な世界に変わってしまったのだと考えているということだ。

チャーリー・チャップリンの母親はだんなに捨てられてあまりの貧困に喘いで発狂してしまったと言われているが、そんな状況でもチャーリーに道で拾った石をパンだと思って子供達に分け与え、おかしくなっても子供のために子供たちの幸せのためにと考え続けた母親であったと言われている。

アレクサンドル・グロタンディークを考えると、なぜか私はチャーリー・チャップリンの母親を思い出す。グロタンディークもいつもこの地球の世界平和のことを考えているのである。こういう学者はごくわずかだが、ペレルマン博士もどことなくグロタンディークに似ているところがある。

「ブルバギを批判したグロタンディークを追い出したブルバギの衰退は、グロタンディークを失った時から始まった」

という著者の視点はまず正しいだろうと私も思う。

この本を買おうか迷ったが、結局子供たちへのお土産だけ買って、昼食をローソンで買い、けやき広場で食べ、それから講演会に向かった。なかなか有意義な立ち読みであった。
ジョーク「”恐ろしい話”」のお話は実はまったくの事実の話である。

”主夫”を本業としその傍ら研究する私はめったに出張などないのだが、たまに同業者の研究者から”お誘い”を受けることがある。

今回は、神戸大と埼玉大の研究者たちから別々に受けたが、その時期がたまたま両方重なってしまった。それで、神戸に行っては一旦ここに戻り、そして翌日には埼玉に行くという珍しい強行軍となった。とはいっても、日頃から鍛えている私にはどうということはないのだが。

5月18日にすべての日程が終了し、「さいたま新都心駅」から京浜東北で一気に浜松町へ行き、モノレールで羽田へ行こうと思っていた矢先、架線工事のために赤羽まで不通となっていた。それでしかたなく、埼京線の北与野駅から赤羽で京浜東北に乗ることにしたのだが、その道すがら、電車の中でしきりに携帯でメールかなにかやっている若者がいた。その青年がちょっと手を止めて窓の外を見たとき、思わず私は日頃聞きたかったことを聞いてみた。

「浦和レッズの本拠地って、さいたまアリーナじゃないの?」
と私。
「ええ、違うんですよ。僕レッズファンなんですけど
さいたまスタジアムなんですよ」
「ここからはかなり遠いですよ。南浦和で乗り換えて行くんです」
「昨日は行かなかったんですが、いつも見に行ってます」
とその彼が答えた。
「へー、なーんだ、違うのか。僕もレッズファンなんだよ」
「ところで、トゥーリオの頭薄くなってきてない?」
と私。
「あれでまだ26ですからね、くっくっく」
「一応僕も小中高とずっとサッカーやってました」
と携帯の手を止めてその彼。
「君はリフティング何回くらいできる?」
「僕の最高回数は4001なんだけど」
と私が聞く。
「まあ数えたことないんですが、いくらでもできますよ」
と彼。
「じゃ、1万位? そりゃーすごいな」
と私。
「回数なんて問題じゃないですよ。じゃ失礼します」
と言ってその彼は電車を降りたというわけだ。

そして長旅はついに終わりにさしかかり、羽田から飛行機に乗って高松経由で徳島に着いた。最後に阿南に帰るために汽車に乗る。その途中、何度も汽車のドアが開く度に外から蚊が入ってくる。そして気がつくと、汽車の室内に”蚊柱が立っていた”というわけだ。それもそのはず、周りは田園風景。しかも夜だから明かりのついている汽車の室内は格好の場所である。

とまあ、こんな帰り道をジョーク風にアレンジしたというわけだ。

それにしても、たまたま隣に居合わせたごく普通のお兄さんがリフティングの達人という浦和。さすがにJリーグでも日本一になるはずである。サッカーが街の文化となっているわけだから。徳島あたりではこんなお兄さんならすぐにトップ選手となれるはずである。蚊しか集まってこない徳島のサッカー場とこんなお兄さんたちが集まってくる浦和のサッカー場ではそれはそれは大違いというわけである。
[ 15:10 ] [ ジョーク ]
写真:さいたま新都心駅

北与野から埼京線に乗り、
携帯電話に夢中になっていた隣の若者に
「君、浦和のファン? リフティング何回できるの?」
と聞くと、その若者は
「僕もレッズファンです。
小中高とずっとサッカーやっていました」
「ずっと続ければ1万回くらいはできますよ」
「でも回数は問題じゃないですよ」
と答えながら浦和あたりで降りて行った。

羽田から飛行機に乗って高松経由で徳島に着き
汽車で阿南に帰る途中、
汽車の中に蚊柱が立っていた。

いやはやどちらもそれぞれに恐ろしい話である。