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KiKidoblog
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2009/01/01のBlog
[ 17:25 ] [ 管理人から ]
謹賀新年。明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年はいろんな経験ができました。

長男の高校入試(3月)。
ハワイ、オアフ島滞在(6月)。
次男のサッカー県大会出場(7月)。
北京・オリンピックテレビ観戦(7月)。
次男の京都パープルサンガセレクション参加(8月)。
長男のサッカーT2リーグ初残留(8月)。
非線形国際学会参加、奈良(9月)。
国際学会「創造性とは何か?」参加、京都(10月)。
トヨタカップテレビ観戦(12月)。

果たして今年はどんな経験が得られるでしょうか?

今年は激動の2008年の次の年。
さらなる激動が待っているかも知れません。
しかしどんな場合でも前向きに生きたいものです。

いい年となりますよう、
皆さんのご健康とご幸福を心よりお祈りいたします。
2008/12/31のBlog
鹿児島城西が1点差で青森山田下す、佐賀東・赤崎がハット

昨日の開幕戦に続き、1回戦残り15試合が今日行われた。

結果は、以下の通り。

【1回戦】
前橋育英(群馬)2-0京都橘(京都)○
佐賀東(佐賀)7-0東海学園(愛知)○
長崎日大(長崎)2-1丸岡(福井)○
鹿児島城西(鹿児島)4-3青森山田(青森)○
日章学園(宮崎)2-0富岡(福島)○
野洲(滋賀)1-0岐阜工(岐阜)○
広島皆実(広島)0-0(PK5-4)帝京(東京A)●
立正大淞南(島根)2-0桐光学園(神奈川)○
那覇西(沖縄)2-1秋田商(秋田)○
近大和歌山(和歌山)2-1北海(北海道)○
大阪桐蔭(大阪)5-0不来方(岩手)●
筑陽学園(福岡)1-0富山一(富山)●
徳島商(徳島)4-3韮崎(山梨)○
大津(熊本)3-0北越(新潟)○
武蔵工大二(長野)1-1(PK9-8)高知(高知)●
---------------------------

右側の○●は、私の11月の勝利予想(高校サッカー選手権、初戦の対戦相手が決まる!)が当たったものが○、はずれたものが●を示している。私の予想は開幕戦を含めて5つしかはずれなかった。はずれたもののうちいくつかは、PK戦であった。

このことからも、私がそこで

”高校サッカー選手権に出場したチームでは、むしろJ1、J2チームのない県の高校サッカー部チームが一番良い選手を持っているために一番強く、次にJ2の弱小チームのある県の高校サッカー部チームが次に強く、最後にJ1の強豪がある都道府県の高校サッカー部チームが一番弱いというような”逆転現象”が起こるだろうということである。”

と書いていたように、これが十分に”正しい”ということが分かっただろう。
2008/12/30のBlog
開幕戦は、鹿島学園(茨城)1-1(PK3-2)一条(奈良)。

ちなみに、私の11月18日の”勝敗予想”では、開幕戦は一条高校だった。PK戦は運次第、PK負けはまあまあの良い予想だろう。

高校サッカー選手権、初戦の対戦相手が決まる!
2008/12/29のBlog
”虚偽が蔓延る時代に真実を語ることは革命的行為である”
 ---- ジョージ・オーウェル

みなさん、こんにちは。

昨日まで私の1998年製のマックG3のG4化とチューンナップのために、ずっとハードとソフトの両面からいろいろやっていたのだが、昨日やっとパソコンが復旧し、OS10.2.8が入った。それでもハードはソンネットのG4の500メガヘルツ、500メガキャッシュメモリ程度にすぎず、最近のインテルアトム搭載5万円パソコンより遥かに性能は落ちる。(この復旧過程でいろいろ必須ソフトやパーツをくれた弟に感謝したい。)

それで、このOSの性能を見るために、「YouTube」や「Google video」を見て試したのだが、その間に偶然「Google video」で非常に興味深い番組を発見したので、これを今回は紹介したい。

さて、年の瀬も迫り、「100年に1度」とグリーンスパンがしゃーしゃーと言ってのけた世界経済危機の最中、この問題の”恐ろしさ”も日本人にも少しは分かりかけてきたように見える。長年の「平和ぼけ」でのうのうと生きてきた日本人もこの「世界金融危機ショック」で多少は「目が覚めた」ことだろう。

「いったい世界で何がおこっているのか?」

と多少は「平和ぼけ」日本人も外に目を向けるようになってきたようだ。

しかし、まだまだ「甘い」。これからが”本番”である。今は5段階表示でいえば、まだAのレベルとか。

この経済問題は「来年は良くなるか」とか、「来年はどんな年になるか」とか、「来年はいい年になるか」とかいうような、あたかも”天災”でもくらったかのような気になっているとすれば、それは明らかなる間違いである。

なぜなら、これは「人災」だからだ。それも長ーーい、長ーーーーい年月をかけて意図的に計画されてきた戦略に基づく「人災」だからだ。それゆえ、むしろ「いつになれば、そういう卑劣なことをやめてくれるか」とか、「いつまで続けるつもりなんだ」とか、「もうこりごりだ」とかいうように考えるべきものなのである。

では、冷酷なグリーンスパンが「100年に1度」といい、冷徹なバーナンキがそれをさらに押し進めている今のアメリカの経済危機で、みかけの現象はともかく、「この危機のゴール」、つまり「その行く末」、「その行く先」は何か?

これが大問題だろう。

これを見事に指し示していたものが「Google video」にあったというわけだ。

以下のアーロン・ルッソ監督のドキュメンタリー映画「アメリカ:自由からファシズムへ」とアメリカの女流ジャーナリスト、ナオミ・クラインの「ショックドクトリン(The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism)」のインタビューである。

ここであえて強調しておけば、これらはまだサブプライムローン問題が破たんするずっと前の2007年に公開されたものだということである。2007年の番組で警戒されたことが、翌年の2008年にも見事に起こり、「世界金融危機」そして、世界銀行による統制が始まった、ということだ。この意味では、ルッソ監督やナオミ・クラインの説明どおりの展開がまた繰り広げられたわけである。

アーロン・ルッソ監督のドキュメンタリー映画「アメリカ:自由からファシズムへ」:
『アメリカ:自由からファシズムへ』その1(日本語字幕版)
『アメリカ:自由からファシズムへ』その2(日本語字幕版)
『アメリカ:自由からファシズムへ』その3(日本語字幕版)
『アメリカ:自由からファシズムへ』その4(日本語字幕版)
『アメリカ:自由からファシズムへ』その5(日本語字幕版)

ナオミ・クラインの「ショックドクトリン(The Shock Doctrine: The Rise of Disaster Capitalism)」:
恐怖を利用した「経済改革」-ナオミ・クラインが語る Part1of4
恐怖を利用した「経済改革」-ナオミ・クラインが語る Part2of4
恐怖を利用した「経済改革」-ナオミ・クラインが語る Part3of4
恐怖を利用した「経済改革」-ナオミ・クラインが語る Part4of4

アーロン・ルッソ監督の「アメリカ:自由からファシズムへ」の中で、突破口となったのは、

「アメリカ人は所得税を払う義務があるか?」

という問いであった。

がしかし、これはもう20年も前にアメリカ20世紀最大の建築家で思想家であったバックミンスター・フラーの「クリティカル・パス」の中で詳細に分析されていたものである。だから、驚くほどのことはない。

アメリカ人の「所得税」は、1913年にアメリカの議会で起こった”悲劇”に端を発し、後に1929年の世界大恐慌が引き起こされる。フラーは「アメリカ人の所得税は第一次世界大戦前にはなく、この戦争の莫大な借金を支払わさせられるために所得税は”発明”された」とはっきり述べている。しかし、フラー自身は、この大恐慌のために無一文となり、「(エゴのために)自殺するか、(エゴを殺して)思考するか」の選択を迫られ、この自然宇宙と向き合い、”感じること”によって、「フラー哲学」(プリセッション哲学やシナジー効果やシナジェティクス)を創始したのである。

一方のナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」も何も驚くことはない。「300人委員会」のジョン・コールマン博士や「イルミナティー(は虫類人)」のデービッド・アイクの著書で詳細に暴露され、分析されてきた社会心理学的手法の1つにすぎないからである。アイクが20年間「問題・反応・解決」といういい方で呼んできたロスチャイルド家やビッグブラザーやイルミナティーの社会戦略のやり方のことである。

すばらしいことに、ナオミ・クラインさんは独自の研究と現地調査によってまったく同じ結論に達したのである。実際にイラクやキューバのグアンタナモ米軍基地などなど世界中を実地調査したようだ。

この意味では、これまで大方のインテリには「トンデモ」、「陰謀論」、「反ユダヤ主義者」などといって単なるSFと現実とを混同して論じる「気違いのたわごと」扱いされてきたアイクやコールマン博士や太田龍の主張が、一流の映画監督やジャーナリストたちの手によっても詳細に分析され、再考される時代となってきたわけである。

ところで、例えば、「【現代アメリカの陰謀論】黙示録・秘密結社・ユダヤ人・異星人…マイケル・バーカン著 林和彦訳」の著者マイケル・バーカンのような”大馬鹿もの”のように、わざわざオカルトもUFOも陰謀論もいっしょくたにしてコールマンやアイクや太田のいうような「陰謀暴露論」を「陰謀論」と称して何か陰謀でも企てるかのように演出するものがいる。

実際に読めば分かるが、アイクなどは、まったく逆で権力者の悪い陰謀を”暴露”しようとしているのであって、その逆ではない。”陰謀”を防ごうとしているのであってその逆ではない。この意味では、「陰謀論」というのは間違いで「陰謀暴露論」と言わなくてはならない。事実、これから何か悪い陰謀を企てている人が考えること、例えば、有名な「アムシェル・ロスチャイルドの25条の行動計画書」や「シオン議定書」のようなものを「陰謀論」と呼ぶべきなのである。これがもっとも正当な考え方である。

非常に残念なことは、日本の理論物理学者や社会学者や経済学者や数学者でかなり若い世代(おそらく40代以下)にこういう見方に迎合するインテリが非常に多いのである。いわゆる「トンデモ」などという人を小ばかにするジャーゴンを作って喜ぶようなタイプのニューエージグループである。物事は仮にその人が間違ってやっていることであってもその人の信念がある以上、人はその人に敬意をもって接すべきであるが、そうではないというのがそういった類いの人々の特徴である。そして常に「弱いものいじめをする」。日本人にはなんでも”糞味噌”にする悪い傾向があり、こういう人々もその例にもれない。こういう人々を日本の大学で雇っておく必要があるのかないのかは議論の別れるところであろう。

しかし、実際にナオミ・クラインのインタビューやアーロン・ルッソ監督のドキュメンタリーを見れば明らかだが、「陰謀」があるなしの話ではなく、「陰謀者」がいようがいまいが、現実に「陰謀論者」(上に述べたように、実際には「陰謀暴露論者」と呼ばなくてはフェアではない)がずっとその危険性を指摘してきた通りのことがアメリカでもイギリスでも人々の面前で起こっているのだ!

「陰謀」とか「陰謀論」とかの言葉遊びなどどうでもいいのだ! 大事なことは現実である。起こった出来事である。

アメリカでは、警官がマイクロチップを埋め込んだ女性にテーダー銃で攻撃を加えている。金属をつけたまま雷に打たれたようなものだ。金属製のマイクロチップは体内で焼けこげてふっ飛ぶ。女性はおそらく重傷を負う。脳に埋め込んでいれば、脳がふっ飛ぶ。

なぜ今世界中の警官に雷電(5万5千ボルト)の電撃銃(テーダー銃)を普及させようとしているかといえば、一方でマイクロチップやIDカードを携帯させれば、電撃一発で即死させられるからである。行動はチップでモニターし、何か起これば電撃銃で即死。こういう警備のしかたを英米で実施しているのである。

はたしてこの現実は権力者の”陰謀”、それとも”陰謀論者”や”陰謀暴露論者”のたわごと?

もちろん、これは今現在では陰に隠れた陰謀どころではなく、白日の下に正々堂々と行われている現実なのである。しかし、アイクやコールマン博士が言い出した20年前にはこうしたことを指摘すれば「陰謀論者」のたわごとと見なされた。「よくもまあ、そんなばかげたホラー映画のようなことを思い付くなー」とね。ところが、今や彼等が主張してきたこと、予想したこと、警鐘を鳴らしてきたことのすべてがものの見事に実現したというわけである。

今後5年10年で「日本も”こういう社会”にしろ」とこれから英米や欧州から強烈なパンチを見舞われる時代へと突き進むのだ! その第一段があ「サブプライムローン問題」の破たんによる、「世界経済危機」、「世界同時不況」である。

これこそ、アイクのいう「問題・反応・解決」、ナオミ・クラインのいう「ショックドクトリン」の典型的手法であろう。人がいやがる厳しい法律を通そうという時には決まってその直前にパニックを引き起こす大事件を引き起こす。より厳しい管理体制を通したければより大きなショックを引き起こすのだ。

今回は、各国の有名銀行を世界銀行の実質的配下に置くことが目標であった。だから、「世界同時経済不況」による「ショック」で各国の国民が「問題・反応・解決」プロセスによって反抗できないうちに主要国の大銀行を統制する法律を国連は通したのである。すでに日本の諸大銀行ももはや風前のともしび、世界銀行と世界通貨基金(IMF)と国際決済銀行の言いなりとなった。従わなければ、資本がふっ飛ぶ。

かつて欧州のロスチャイルド家や「300人委員会」の言うなりにならなかった、アメリカの偉大なエイブラハム・リンカーン大統領とJ・F・ケネディー大統領は「公開処刑(暗殺)」されたという。これは「政治界」での”見せしめ”のためである。

同様に、今回、金融界の”見せしめ”のために、アメリカの超巨大銀行や投資会社、そしてGM、フォード、クライスラーが破たんした。日本では昨年まで天文学的利益を上げていたトヨタが倒産の危機にある。これは日本人への”見せしめ”のためであろう。

はたしてこれは世界の金融収縮、信用収縮による自然の成り行きなのか?

そんなことはない。こもまた計画どおりの道すがらの出来事なのである。

もういうまでもないだろう。国内に失業者だらけにし、犯罪者だらけにし、最後にはそういう人々にマイクロチップを埋め込んで管理強化せよという”脅し”だからである。

早かれ遅かれ、日本も欧米の「ファシズム」国家の仲間入りをする。これは時間の問題である。いずれ、一部のエリートは除き、国民の大半は年収数万円の生活となり、日に100円程度の生活水準となる。貧しい人々はマイクロチップを埋め込まれ、警官や当局からは「切り捨てごめん」とテーダー銃で撃ち殺される。

なんとまあ、江戸時代以前に逆戻りということだネ。しかし、今度の殿様は金髪碧眼長身の容姿端麗の白人である。

こんな将来がすぐそこに待っているのかも知れないのだ。こんな国がいいのか、それとも日本らしい日本がいいのか、世界は人類にとってどうあるべきなのか、フラーがかつてしたように、「考えるのはただである」から、この不況の際にはじっくり考えてみるのも良いことだろう。
2008/12/28のBlog
みなさん、こんにちは。

今日は、ハワイ、オアフ島の大停電について、私の一種の感想を書いておきたい。一種の私の妄想のようなものなので、興味のない人はスキップして欲しい。

ハワイの大停電、復旧へ 邦人のけが人情報なし
ハワイ、落雷で大規模停電 復旧に半日、邦人に影響も

”【ロサンゼルス26日共同】米ハワイ州オアフ島からの情報によると、日本人観光客が多く訪れる同島ホノルルなどで26日夜(日本時間27日午後)、落雷が原因とみられる大規模な停電が起きた。被害の詳細な状況は分かっていない。”

ハワイ・オアフ出身のオバマ次期大統領が滞在中のオアフ島で、現地26日夜に落雷があり、大停電となったらしい。

はたしてこれは”神の啓示”か?


私もオアフ島にはしばしば行ったが、これまで落雷なるものには出くわしたことがない。私が出会ったのは、5色に輝くレインボー、七色の”虹”であった。

この夏行った時もたったの4日間だったが、しばしば美しい虹に出くわした。落雷など聞いたこともない。

それが、”オバマ候補”が次期大統領と決まってから滞在したとたん、電撃がホノルルに走ったわけだ。暗雲立ちこめて落雷。大停電。

俗に「雨男」というのがいるが、オバマは「落雷男」なのかも知れない。

モーゼの時代から、「神の啓示」は雷電とともにもたらされるという話である。(ゼカリア・シッチン博士によれば、ここでいう”神々”とは惑星ニビル(惑星X)の先進白人巨人文明人の人々、まあ日本で言えばウルトラの星のウルトラマンのような種族のことらしい)

神様はハワイの人々に何かを伝えたかったのだろうか?

いずれにせよ、偶然にしては実にタイムリーな落雷である。

デービッド・アイクやタープレイによれば、次の8年の人類最悪のシナリオを演出する張本人は、このオバマ大統領だと目されている。ヘンリー・キッシンジャー/ズグビニュー・ブレジンスキーの傀儡政権とまで言われる。

かつて英米が黒船やってきて日本に開国を迫り、開国しないなら植民地化すると言った時代。英米に日本のインテリを留学させ、殿様時代から英米流の官僚時代の道を開いた。そして、日本をアジアの工業国に導き、その物資はイギリスの植民地であった中国に依存させた。そして、驚異的な経済成長を起こさせたが、日本が中国やアジア資源に依存しきったとたん、その供給をストップ。そうやって日本を中国、朝鮮大陸へ侵攻させるきっかけを作り、太平洋戦争を導いていった。

実は、今の中国は、その時代の日本と同じ役割をこれから演じさせられるのだ、というのである。

昔のイギリスに留学した日本のインテリは、今のアメリカに留学した中国のインテリである。
太平洋戦争前の日本にとっての中国大陸は、今の中国にとってのアフリカ大陸である。
昔の重厚長大の工業国日本にとって中国が必須であったように、今や中国の工業力にとってアフリカは必須である。

というわけで、心ある人々、洞察力ある人々の間では、

「第三次世界大戦はアフリカで勃発する」

だろうと見られているのだ。おそらく、今の日本の言論人を見ているかぎり、その中ではだれ一人「アフリカ-中国問題」を理解できているものはいない。日本の大学人など目くそ鼻くそ耳くそである。

かつて「盧溝橋事件(ろきょうこうじけん)」が太平洋戦争の切り口になったように、これから世界の工業生産にとってアフリカが主戦場となる。アフリカの物資なくしては世界の工場である中国は成り立たない時代へ入る。中国人は昔の日本人が満州に大挙して働いたように、アフリカに大挙して働く時代となる。

そして、中国経済がアフリカなしでは成り立たないほどの時代に入ったとたん、英仏独米人(アイクの言葉では「イルミナティー」)は、欧州の植民地であったアフリカの物資供給を止める。

こうして、アフリカで”第二の「蘆溝橋事件」”が起こり、中国が戦争に引きずり込まれる。中国は自身の周りを制圧する必要があるわけだから、韓国、北朝鮮、日本などどんどん武力で併合しようとする。見かけは欧州(と欧州側に立つロシア)対中国(と中国側に立つ若干の国々)の戦いと見えるが、最後には、かつて日本とアメリカが太平洋戦争したように、中国とロシアでユーラシア大陸戦争を引き起こさせたいのである。しかも核戦争だ。

これが、ヨーロッパの権力者が狙っている計画だという話である。2012年以降に始まり、2030年には世界の人口が半減し、2050年には世界の人口の8割は死に絶える。そこまで徹底してやるという話である。

ジョン・コールマン博士によれば、アイクのいう「イルミナティー」、コールマンのいう「300人委員会」、バックミンスター・フラーの言葉では「フェニキア人」は、「世界帝国」を作るまで世界経済をいったん破壊してコントロールし、世界政治を支配し、かつての「ソロモン王国」のようなものを作る計画ということである。

かつて日本人が「八紘一宇」の世界を夢見たように、今のロスチャイルド・ユダヤ人は「ダビデやソロモンの時代」を夢見ているのだとか。


今の日本人(や日本人経済学者や数理科学者)を見ていると、「人間というのは実に不合理なもので生きている」ということに対する理解がまったくなされていない。今の数理生物学にせよ、経済学にせよ、すべての基本は「物事は合理的に動く」と仮定しているのである。この仮定の正しさを疑うことはまずない。

むしろ、多くの場合、我々”人”がいう「合理性」とはまったく違って「不合理なもの」によって生きているのである。

科学者がいくら「トンデモ」だ、「不合理だ」、「非科学的だ」といおうがいうまいが、そういったものを信じている人々は数知れない。不思議なことに、科学者(や特に数理科学者に多いが)自身も「科学こそもっとも合理的なものだ」と実に不合理に信じきっているのである。

しかし、現実には「ドクロ」の絵をつけた服を着たりネックレスをつけたりする「悪魔主義者(ルシファー信仰)」は日本でも無数に存在する。イギリスでは幼児性愛者が王室にもいてつい最近捕まって大問題となっている。

もっと最近では、日本テレビの”みのもんた”の「おもいっきりいいテレビ」で、「悪魔主義者(ルシファー信仰)」の象徴である、「人差し指と小指を立て、中指と薬指を親指で押さえて悪魔の顔を象徴する、悪魔のピース」を番組のシンボルサインにしていたのだ。私は目を疑った。これでは、「おもいっきりいいテレビ」ではなく、「おもいっきり悪魔のテレビ」となってしまう。ちなみに、「ウィッシュ」といって腕をクロスして一見W字に指を折ってやるサインも同じく典型的な「悪魔のピース」の1つである。

もちろん、そのサインは今のジョージ・子・ブッシュ大統領の大のお気に入りのサインである。今の世界の権力者たちも大半は「悪魔主義者(ルシファー信仰)」だとコールマンやアイクは詳細に研究してきている。

つまり、人はけっして合理的には生きていない。

もちろんどうしてこういう誤解が生じるかといえば、「合理的に生きる」という場合の定義があいまいだからである。大方の科学者は「合理的に生きる」とは
「合理的な思考で合理的に振る舞う」
という意味である。しかし物事はそうは問屋が下ろさない。それ以外にも
「非合理的な思考で合理的に振る舞う」、
「合理的な思考で非合理的に振る舞う」、
「非合理的な思考で非合理的に振る舞う」
もあるからである。

人がすべてにおいて第一のように振る舞ってくれるとは限らない。一番怖いのは、2番目であろう。根拠のない世界観に基いて科学的に世界支配を目指すというようなやからほど怖いものはない。しかしこれが現実の社会で起こっていることである。

こんなふうにして、世界は次第に「暗黒の時代」へと突き動かされようとしているのが現在なのである。

そんな矢先の「オバマ落雷」であった。

私には、なぜかそんなふうな未来を暗示しているとしか思えない。それゆえ、「神の啓示」なのかも知れないナ、と感じるのである。

図:悪魔主義者のシンボル群。みのもんたのサインもその中にある。日本テレビには「悪魔主義者」がいるということである。
2008/12/24のBlog
みなさん、今晩は。

今日は最近の大問題だる「派遣社員の首切り」の問題を考えてみたい。

失職社員に休業補償金 大分キヤノン解雇で請負元
いすゞ、中途解雇を撤回 対象は期間従業員のみ
「大量解雇の即時中止を」派遣労働者らが共同アピール

いやはや最近の日本社会を見ていると、何もかもが”稚拙”で”幼稚”に見える。

政治はもちろんのこと、経済界も同じだ。

日本の科学界の研究予算は、1995年の「科学技術基本法」以来、「年5兆円」規模となった。5年で20数兆円の予算で今は第3期目に入る。これ以外にも研究者のいわゆる給料、所得が別枠で計上されている。もちろん、ここで言っている研究者とは、大学や研究所の研究者。つまり、大学教授や独立行政法人化した研究所の研究者のことである。

だから、現在の研究者は非常にリッチである。今は研究機関も研究者も「格差社会」だから、リッチ度もまた「格差社会」であるが、総じてリッチであることは変わらない。「親方日の丸」をもっとも顕著に享受しているのが今の日本の研究者である。

科学者のいちばんの特徴とは長らく「世の権威を認めない」というものであった。つまり、いい意味の「反骨精神」であった。が、それも今や昔。今では「科学者こそ世の権威」となってしまった。あるいは、「科学者は世の権威の下僕」となってしまった観がある。

そんなわけで、日本社会の中でこの世の春を枉駕しているのが研究者である。


さて、今度は芸能界やマスコミを見てみよう。

果たしてこの世界はどのような経済規模か?

私は長らく「芸能界とは何なのか?」と疑問に思ってきたが、正直「芸能界」の成り立つところがよく理解できない。しかし、科学界と同様、経済の規模から推し量ると少しは理解できるような気がする。

芸能界というとよく分からないから、今度はその代りに、

広告業のテレビ部門の予算はどれくらいか?

と考えてみよう。

最近私は知ったところでは、日本経済の中でテレビ業界の広告料の経済規模は、これまた数兆円ということらしい。数年前まで7兆円近くあったが、最近の不況で多少落ちたものの現在でも5兆円規模の広告収入がテレビ業界に流れているということである。つまり、最初に見た科学界の研究予算に匹敵するか、それ以上の予算がテレビ界には存在するというわけだ。

このことから、「テレビ業界」というのは、日本の企業が提供する数兆円の予算を広告業という形で番組を作ったり、あるいはコマーシャルを作って流すことによって獲得する企業界ということである。そして、「芸能界」とは、テレビ業界に”巣くって”そのテレビ業界の数兆円からいかに金を分捕るかを目指している業界ということになる。

要するに、テレビ・マスコミ界とは、大企業から得た数兆円の金をめぐって争奪戦を繰り広げている世界だということになる。

さて、なぜこんな話をしたか?

と言えば、もちろんここ最近の日本社会における「派遣労働の首切り」問題を論じるためである。

1企業が資金繰りが悪くなり、社内の労働者をリストラしなくてはならなくなった時、こういう場合は本来なら「万策が尽きた」時であるはずであろう。「万策が尽きる」とは、「経費削減で切れるところはどんどん切っていって最後」ということである。

たとえば、「無駄な光熱費、無駄な資源、無駄な広告費」、こういった類いのものを真っ先に切る。そうしておいてもまだ資金繰りが厳しい場合に労働者をリストラせざるを得ないという状況となるはずである。熟練労働者を切れば、たとえ経済復興して事業を再開しようとしてももうその時には企業を復活することはできない。だから、自社労働者の首を切るのは最後の最後になるはずだろう。

ところが、現実を見れば、「無駄な広告費」を切るどころか、まだまだ無限にお金をテレビ業界に垂れ流しているありさまである。そういう余裕があるにもかかわらず、自社の派遣社員の首を切っている。

私にはどうもこの辺の理由がよく分からない。

広告費を削減するほうが先だろう。高額のテレビはやめてラジオにするとか、インターネットにするとか、ジャパネットのように自社で広告を作るとか、新聞広告だけにするとか、さまざまな方法が考えられる。

ところが、企業は何もしない。なにの社員の首を切る。首を切るなら、社員ではなく、芸能人の首を切るのが本当だろう。

たとえば、こんな話もある。

J2徳島ヴォルティスの親会社は大塚製薬である。この大塚にとってヴォルティスは零細企業である。たいした金額ではない。にもかかわらず助成を渋り、多くの若いJリーガーの首を切った。理由はもちろん成績不振の責任を取らされたわけだ。しかし、赤字経営だからいかようにも理由がつけられる。

しかし、その一方で、大塚製薬は野球の巨人や上戸あやなどの芸能人をつかった巨額を要するCMをテレビで垂れ流しているわけだ。有名人の場合は、一本のCMでは1億円の値がつくと言われている。所ジョージ、明石屋さんま、タモリ、中田英寿、北野武など1億円以上もらうと言われている。

もし大塚製薬がその1億円を半額の5000万円に値切れば、徳島ヴォルティスは救われる。もし大塚製薬がCMをやめれば、徳島ヴォルティスは一気に黒字に変わる。


まあ、こんなふうに、日本の大企業が広告費を節約すれば、「派遣社員」など何人出ようが助けることは可能なのだ。

どうしてこういうことが分からないのかどうも私には理解できない。

いやはや、世も末ですナー!


ちなみに、経済学者のマイケル・ハドソンが指摘したようにFIRE(金融、保険、不動産)分野は、「利息、保険料、家賃、土地使用料」などで成り立つが、こうしたものは経済の浮き沈みにリンクしない。つまり、好況の時は上がるが、不況になろうが一向に下がらない。というのも、そういうものは人が”勝手に”決めるからである。物価なら需要と供給で決まるが、家賃のようなものは家主が勝手に決めているのである。

これが、ホームレスを生む理由である。もし、不況になれば、家賃も自動的に下がる社会ならホームレスはあり得ないからである。

広告料も人が決めるものだ。つまり、テレビ局が勝手に決めているのである。だから、経済状態が変わろうが広告料は変わらない。

今の社会問題のすべては、このように、FIRE(金融、保険、不動産)分野にかかわる仕組みが生み出したものである。

ここに大きなトリックの存在が見て取れる。まあ、この話題はまたいつかにしよう。


そんなわけで、仕組みを変えれば、こういった問題は解決できるのである。
マンU世界一、G大阪3位クラブW杯
マンU・ルーニーが1発、キトに競り勝つ
12月21日 決勝 LDUキトvsマンチェスター・ユナイテッド

21日7時にクラブワールドカップの決勝戦、欧州代表のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)vs南米代表のキト(エクアドル)が行われた。結果は、1-0(0-0;1-0)でマンUが勝利した。


前半は優勢に試合を進めたマンUに対し、中盤のエース、マンソを中心に攻勢に出たリガ・デ・キト。ロナウド、ルーニー、パクチソンなどの強烈なシュートをキトのGKセバジョスが再三再四の好セーブで防ぐ。ボールセーブも圧倒的にマンUだった。

後半開始直後にビディッチがのし掛かった相手の顔にひじ鉄を食らわせ一発退場。その後10人で戦う。キトはマンソのワールドクラスのロングシュートを狙ったが、マンUのGKファンデルサールが好セーブで防ぐ。お互いに最高級のゴールキーパーのファインセーブの応酬となった。

後半28分、中央付近でディフェンスの前でボール受けたロナウドがディフェンダーを釣って左サイドのフリーな位置にいたルーニーへアウトサイドキックでパス。それを受けたルーニーがゴール右サイドネットへシュート。今大会通算3点目を獲得。

リードしたら後は完全にボールキープして時間を潰す。マンソ、ボラーニョスも果敢に攻めたが結局実らず、マンUの余裕の勝利となった。

しかし、惜しかったのは、キトの開始早々のフリーキックでゴール前フリーのシュートが入らなかったチャンス。これが決まっていたらかなり展開が違ったのはまちがいない。

試合終了後にゴールポストを背にして座り号泣していたキトのGKセバジョスの姿が実に印象的だった。手袋で顔を覆い、ひたすら泣いていた。これほどまでに悔しがることができるサッカー選手というのは本物である。たった1本のシュートを止めることができなかったことを悔やんでいたのかも知れない。世界一を逃した悔しさ、もう引退しなくてはならない年齢で最後の大会だったことからくる悔しさかも知れない。こういう涙は素晴らしい。人生を賭け、名誉を賭け、正々堂々と戦った男の敗北の姿もまたいいものである。

これに比べてもっとも日本テレビの放映で興ざめし、憤慨ものだったのは、これまた明石屋さんまの”さもしい姿”だった。試合後のインタビュールームで城や北沢などといっしょにロナウドやルーニーなどのヒーローを待っていたのだが、実際にクリスチャン・ロナウドとルーニーが来ると、さもわざとらしく平常心を失ってしまったかのごとく振るまい、我を忘れた振りをする。

そしていざインタビューとなると、せっかく世界のロナウドとルーニーがそこにわざわざ来てくれたにもかかわらず(もちろんもう二度とこういうチャンス、歴史的機会はないかも知れないにもかかわらず)、城や北沢に”サッカーの質問”のチャンスを与えず、くだらん”バカジョーク”でせっかくの時間をつぶし、貴重な時間をさんまが独占してしまったのだ。

その時にさんまがした質問とはこんなばかなものだった。

クリスチャン・ロナウドに向かって
「どうしたらそんなに早く足が動くんですか?」
「その足を2日わしに貸して”くれ”ませんか?」

幸いロナウドは通訳によってかなり正確に訳されたようで一種のジョークと理解して「ノー、それはできませんよ」と答えただけで終わった。そしてドーピング検査のためにすぐに退席、その後はルーニー1人だけとなった。そこでルーニーに対してさんまが今度は
「この足を3日わしに貸して”くれ”ませんか?」
とこれまた”くれ””くれ”というキーワードを連発。
しかし、ルーニーも単なるジョーダンと受け流してすぐに退席してしまった。

というわけで、あっという間にいなくなってしまったので、おそらくかなり長い時間かけてロナウドにどんな質問しようかと考えてきていた城や北沢の顔はひきつっていた。これに対してさんまの真横に陣取ったアナウンサーやアシスタントのバカ娘はさんまのアシスタントをしただけだった。

まあ、こんなありさまであった。

私には、さんまが何を狙っていたか手に取るように分かった。

昨年、ACミランが来て優勝したときに、MVPのカカの後にガッツーゾがやってきた。時間がたっていたためにガッツーゾはジャケットを羽織ってきた。そこでさんまが同じようなバカトークしているうちにガッツーゾはさんまのことは全く知らなかったので1サッカーファンと錯覚してさんまに着ていたそのジャケットを帰り際にプレゼントしたのであった。

今回もこれと同じように、さんまは「鎌をかけた」のである。今回は選手たちは手ぶらでやってきた。着ているものは、サッカーのユニフォームやパンツとサッカーシューズだけである。だから、何かもらえるとすればサッカーシューズしかない。ずるいさんまは目ざとくそういうことを計算に入れていた。それを確かめる時間を持つために、いったん2人の背後に回って、3人で写真を取るというジョークを言って2人をよく観察した。そして、靴しかないと値踏みした後は、執拗に「いいからだしている」、「良い足をしている」、「その足を貸してくれ」という誘導を試みたというわけだ。もちろん、自分の足は貸せるはずがないから、ロナウドやルーニーが「じゃ、この靴で我慢してくれ」と言って靴をくれるだろうと計算していたというわけだ。

ざまあみろ!

残念でした。彼らはさんまのジョークや鎌かけの罠にかからず、さっさと立ち去ってしまったわけだ。

その後のさんまの”虚脱感”はなかったナ。この醜態が、完ぺきにテレビに映っていた。みたくもない姿であった。

ほんと完全にこの貴重な時間をさんまは「私物化」してしまったのだ。残念だったのは、城や北沢だけではない。日本中、いや世界中の子供たちやサッカーファンが残念がったはずだ。

昔、世界最高の選手のジダンに地団駄をさせて「ジダンの地団駄」というコマーシャルをやったバカものがいたが、これと同じように日テレは本当にばかなことばかりする。

困ったテレビ局ですナー!

ほんと世界最高の試合の後に”酔いも吹っ飛ぶ”、”余韻も吹っ飛ぶ”おばかなインタビュー企画だった。こんなものは必要ない!二度とさんまをサッカー番組に出してもらいたくはない! こんど出すようならおれがさんまに2,3時間でも1週間でも説教してやるよ!


【スターティングメンバー】
【マンU】
ファーガソン監督
GK 1 ファンデルサール
DF 3 エブラ
DF 5 ファーディナンド
DF 15 ビディッチ(レッド後半4分)
DF 21 ラファエウ→ネビル(後半40分)
MF 7 C・ロナウド
MF 8 アンデルソン(イエロー後半25分)→フレッチャー(後半43分)
MF 13 朴 智星
MF 16 キャリック
FW 10 ルーニー
FW 32 テベス→エバンズ(後半6分)

【リガ・デ・キト】
バウサ監督
GK 1 セバジョス(イエロー前半44分)
DF 2 N・アラウホ
DF 3 カジェ(イエロー後半21分)→アンブロッシ(後半32分)
DF 14 カルデロン
DF 23 カンポス(イエロー前半36分)
MF 7 ボラーニョス→ナビア(後半42分)
MF 8 ウルティア
MF 13 レアスコ→ラレア(後半37分)
MF 15 W・アラウホ(イエロー後半26分)
FW 16 ビエレル(イエロー前半2分)
FW 21 マンソ

開催日:2008/12/21 キックオフ:19:30 会場:横浜国際総合競技場 観客:68682人 主審:イルマトフ 副審:ラスロフ 、コチコロフ
2008/12/22のBlog
山崎の1点守ったG大阪、パチューカ破る
12月21日 3位決定戦 パチューカガンバ大阪

昨日4時半にクラブワールドカップの3位決定戦、アジア第一代表のガンバ大阪(日本)vs北中米カリブ海代表のパチューカ(メキシコ)が行われた。結果は、1-0(1-0;0-0)でガンバ大阪が勝利した。

前半29分に遠藤から播戸にくさびのパス、それを播戸がダイレクトでディフェンスの裏へ浮き玉でパス。そこへ走り込んだ山崎が見事なゴールで得点。さすがのカレロも防ぐことはできなかった。

その後は一進一退。ボールキープはパチューカが多かったが、要所要所をうまく防ぎ、相手エースのヒメネスのシュートなどいくつか危ない場面はあったが、なんとか逃げ切った。ガンバ大阪も遠藤や橋本からいいパスが出て何度か決定的チャンスがあったが、シュートが枠をはずれ逃した。これが決まっていれば、もっと楽に勝てただろう。

いずれにせよ、ガンバ大阪の成熟度を示す見事な試合運びだった。

いい試合であった。

次は、天皇杯制覇を期待したい。


【スターティングメンバー】
【ガンバ大阪】
西野監督
GK 22 藤ヶ谷 陽介(イエロー後半47分)
DF 2 中澤 聡太
DF 5 山口 智
DF 13 安田 理大
DF 21 加地 亮
MF 7 遠藤 保仁
MF 9 ルーカス→武井 択也(後半32分)
MF 17 明神 智和
MF 27 橋本 英郎
FW 11 播戸 竜二→二川 孝広(後半19分)(レッド後半48分)
FW 30 山崎 雅人(イエロー後半37分)

【パチューカ】
メサ監督
GK 1 カレロ(イエロー前半15分)
DF 2 ロペス(イエロー後半34分)
DF 4 ペレス
DF 16 ロドリゲス(イエロー前半6分)
DF 22 アギラル
MF 6 コレア
MF 8 カバジェロ→マニョン(後半29分)
MF 11 カルデナス→トーレス(後半0分)
MF 19 ヒメネス
FW 7 アルバレス→モンテス(後半6分)
FW 10 クリスティアン

開催日:2008/12/21 キックオフ:16:30 会場:横浜国際総合競技場 観客:62619人 主審:ポソ 副審:ディアス 、バスアルト
2008/12/19のBlog
マンU、ガ大阪破り決勝進出 サッカークラブW杯
マンUが決勝進出、5─3でG大阪下すクラブW杯
12月18日 準決勝 ガンバ大阪vsマンチェスター・ユナイテッド

昨夜7時にクラブワールドカップの準決勝第二試合欧州代表のマンチェスターU(イングランド)vsアジア第一代表のガンバ大阪(日本)が行われた。結果は、5-3(2-0;3-3)でマンUが勝利した。

前半28分に右からのコーナーキックのボールにビディッチがマークする山口を手で押し下げてヘッドを決め1点目。

厳密にいえば、これは明らかなるファール。しかし、クラブワールドカップでは、”南米vs欧州の大会”があまりに長いため、審判もまたその歴史を変えることを拒む。したがって、”心理的”にスター軍団である欧州や南米チームをサポートする。パチューカもキト戦で同じことをされた。ボクシングでいえば、チャンピオンからタイトルを奪うには引き分けでは防衛されてしまい、挑戦者が勝つには明らかなダウンが必要なように、南米欧州以外のチームが勝利するには明らかな勝利が必須である。


前半終了間際に同じような右からのコーナーキックを今度はC・ロナウドがきれいに決めてほぼ試合を決めた。

注意すべきは、この大会のテレビの観戦者や解説者も含めてだれも指摘していなかったが(おそらくだれも気づかなかったのだろうが)、この2本のヘッドのボールの行く先にかならずトップのテベスがいたことだ。つまり、2本のヘッドともにテベス目掛けて打ったものである。テベスはゴール前でここに打てば入るという位置を教える役目を果たし、もしボールがそのまま入りそうなら触らず、はずれそうなら自分が入れるという動きをしていた。1点目ではキーパー直前で下に逃げボールのコースを空け、2点目ではキーパーがダイビングセーブできないような位置取りでキーパーを巧妙に邪魔していたのだ。

一見すると、ビディッチやC・ロナウドの個の力だけでヘッドを決めたように見えるだろうが、実際にはきちんとした約束事が果たされていて見事に決まったヘディングシュートであったと私は分析する。

この意味では、この2点とも十分に防げるものであったといえるだろう。また、日本の高校生や大学生などもこうしたヘッドのチームプレーを真似すべきかもしれない。

前半のおしむべき点は、安田の左からのシュート、播戸の左からのシュートが枠に入らなかったことである。播戸はあまりに気負いすぎて、力みすぎていた。この点はルーカスもまったく同じだった。播戸もルーカスも世界や友達や家族にいいところを見せようという意識が強すぎた。もっと気楽に遠藤のように力を抜いてプレーできるように日本選手はしないといけないだろう。

もしここで得点が決まっていれば、本当に世界は変わったかも知れないという場面だったので、この2つのシュートは実に残念だった。

それ以外にも、ハンドがPKにならなかったりと、審判はマンUびいきだったナ。

後半は、一進一退でほぼ互角だったが、後半29分マンUがルーニーの交代の機会を伺っていた隙に遠藤からのいいパスが出て、橋本、山崎といってゴールしたのは非常にいいプレーだった。

この直後ルーニーが入ってすぐに1点。そして2点目。最後に変わったフレッチャーにも決められて、あっという間に5-1にされしまった。

試合後遠藤も2-1になった直後にルーニーに点を取られて3-1になったのがまずかったといっていたように、こちらのいいムードになりかけた時の失点は痛かった。この悪いムードに陥った時にどうチームを建て直すかが今後の課題だろう。

このルーニーの2点はガンバディフェンスの悪い伝統(つまり、宮本が残した遺産)が出てしまったように見える。トップのルーニーにボールが通れば危ないという時には、本来ならディフェンダーはルーニーを追って下がるのではなく、むしろ前に出てオフサイドポジションに置くべきであった。ルーニーへのパスを恐れるあまり、後ろにずるずる下がったからオフサイドを取れずにルーニーにパスが渡ったのである。この点西野監督は攻撃面では非常に優れているがディフェンス面ではまだまだだと言えるだろう。キトのように相手を怖がらずにトップにパスが出る一歩前にディフェンダーが前に出る訓練をすれば今後はこういう不用意な得点をされずにすむはずである。

この後、遠藤も安田も吹っ切れたのか、がんがん攻めに上がったのが良かった。安田のセンタリングが相手の手にあたりPKを得る。それを遠藤が「コロコロPK」で冷静に決めた。遠藤は本当にまったくボールを見ていなかった。要するに、遠藤は「玉眼」で自分の足下もキーパーもいっしょに前を見ながら見ることができているということである。視野を広く見るにはすこしぼーっと遠くを見る目で見る。遠藤はこれができているから視野が広いということだろう。播戸など他の選手達もこれを見習うべきだろう。


その後、終了間際に橋本のナイスシュートが決まり、5-3とするが万事休す。C・ロナウドの無回転フリーキックで試合終了。

今回の試合を見るかぎり、マンUにもいくつか穴(癖や弱点)がはっきり見つかったといえるだろう。ここをキトに突かれるとマンUも危ないかも知れない。

まず、キーパーのファンデルサールは、左側へのダイビングセーブが弱い。おそらく右利きなのだろう。右への反応は素早く広範囲で対応できるが左は弱い。だから、山崎、橋本のシュートが見事に決まった。

また、ディフェンダー陣は、フリーのトップにボールを当てられ、それをダイレクトでもう一人にはたかれるとまったく対応できない。ガンバの2点目がそうであった。ガンバはこの攻撃パターンをもっと使っても良かった。

いずれにせよ、主審はかなり欧州王者マンUよりであった。これもガンバに不利に働いた。

しかし、いい試合であった。

次を期待したい。

ところで、テレビ番組に”サッカー通”とかいうふれこみで出ている「さんま」はなんだ。自分は生粋の大阪出身の吉本芸人なのにガンバ大阪ではなくマンUを応援していた。また、ガンバ大阪を単に大阪のチームと”矮小化”して見下し、「ガンバには悪いけどマンUに勝って欲しい」だと。このコメディアンは全くサッカーを理解していない。今回のガンバ大阪はアジアの「第一代表」として出ている。だから単に大阪のチーム、Jリーグ代表であるばかりでなくアジアの代表である。要するにアジア代表はおろか南米と欧州以外のチームが決勝に進んだ歴史はないというこの歴史にガンバはアジア代表として挑んだのであるということをお忘れのようであった。

毎年この「さんま」をクラブ杯のテレビ番組で見る度に不愉快な思いにさせられる。こういうバカは勝ってに会場で見ていればいいので、「もう二度と出すな!」といいたい。昨年も番組内の乗りを利用してACミランのガッツーゾのガウンを要望してもらってご満悦だった。こういう”調子こいている”吉本芸人をサッカー番組だけには出してもらいたくないものですナ。サッカーの品位が下がる。ほんと食えない芸人である。

【スターティングメンバー】
【マンチェスターU】
GK 1 ファンデルサール
DF 2 ネビル
DF 3 エブラ
DF 5 ファーディナンド
DF 15 ビディッチ→エバンズ(後半25分)
MF 7 C・ロナウド
MF 8 アンデルソン
MF 11 ギグス
MF 17 ナニ
MF 18 スコールズ→フレッチャー(後半23分)
FW 32 テベス→ルーニー(後半29分)

【ガンバ大阪】
GK 22 藤ヶ谷 陽介
DF 2 中澤 聡太
DF 5 山口 智
DF 13 安田 理大
DF 21 加地 亮
MF 7 遠藤 保仁
MF 9 ルーカス
MF 17 明神 智和
MF 27 橋本 英郎
FW 11 播戸 竜二→寺田 紳一(後半40分)
FW 30 山崎 雅人

開催日:2008/12/18 キックオフ:19:30 会場:横浜国際総合競技場 観客:67618人 主審:アルチュンディア 副審:デルガディージョ 、リベラ
2008/12/18のBlog
南米王者・キト、パチューカ下し決勝進出クラブW杯
12月17日 準決勝 パチューカvsLDUキト

昨夜7時にクラブワールドカップの準決勝第一試合南米代表のリガ・デ・キト(エクアドル)vs北中米カリブ海代表のパチューカ(メキシコ)が行われた。結果は、2-0(2-0;0-0)でリガ・デ・キトが勝利した。

前半4分にパチューカのクリアボールが味方に当たり跳ね返ったボールをビエレルがごっつあんゴール。

前半の中盤にマンソが相手の手に無理やりボールをぶつける技ありのフリーキックを取る。これをボラーニョスがあまり日本では見たことのない”覆面トリック”のフリーキックを決めてほぼ試合を決めた。

これは、敵が作る壁の前に自チームの選手が壁を作ってキーパーにキッカーが見えないようにして、さらに逆サイドの選手がひょいっと壁を崩してこっちからボールが来ると見せ掛けて実際には反対の方からボールを蹴り、自チームの壁さらに敵の壁を越えてゴールに突き刺さる、という実に巧妙なアイデアの高度なフリーキックであった。

後半は、一進一退でほぼ互角だったが、パチューカに不利だったのは、やはり雨だっただろう。この雨のために、細かいパスサッカーの精度が封じられて、メキシコサッカー本来の持ち味が出せなかった。

また、何度か決定的なチャンスがあったが、1つは相手の手でゴールを防ぐもの、もう一つはヘディングする選手を押し出したものだったが、いずれもノーファールでPKにはならなかった。もしこれが厳しい審判であれば2-2に追いついていただろう。

いずれにせよ、主審はかなり南米王者キトよりであった。これもパチューカに不利に働いた。

しかし、いい試合であった。

次を期待したい。


【スターティングメンバー】
【リガ・デ・キト】
GK 1 セバジョス
DF 2 N・アラウホ
DF 3 カジェ
DF 14 カルデロン
DF 23 カンポス
MF 7 ボラーニョス
MF 8 ウルティア
MF 13 レアスコ→ラレア(後半45分)
MF 15 W・アラウホ
FW 16 ビエレル→ナビア(後半33分)
FW 21 マンソ

【パチューカ】
GK 1 カレロ
DF 2 ロペス
DF 3 マンスール
DF 21 ピント
MF 6 コレア→アギラル(後半0分)
MF 11 カルデナス→モンテス(後半0分)
MF 12 ロハス
MF 18 トーレス→ロドリゲス(後半22分)
FW 7 アルバレス
FW 9 マリオニ
FW 19 ヒメネス
2008/12/16のBlog
[ 11:39 ] [ ジョーク ]
笑いは百薬の長。笑う角には福来る。世知辛い世の中には笑いが必要。
以下はジョーク。本気にしないことが肝心。

2人の学者が日本の少子化問題を議論していた。
1人は日本人の学者で、もう1人はユダヤ人の学者だった。

日本人の学者がまずこう切り出した。
「そろそろ日本も4人まで妻が持てるイスラム教徒のように
一夫多妻制に戻したらいいと思うんだが、どうでしょうね?」

ユダヤ人学者が答えた。
「いや、いけません。一夫多妻制は聖書の精神、神の教えに逆きます
やはり人間は一夫一婦制でなくてはならりませんぞ」

「でも、あなたがたユダヤ人は一夫一婦制の割には少子化にならず
数千年も生き延びてきた。いったいその秘けつはどこにあるのだろうかね?」
と日本人学者が聞く。

「いやー、ここだけの話ですが、ユダヤ人は平均すると一生のうちに
3回結婚するんですな」
「神様は、一度に2人以上と結婚してはならないとは申しましたが、
一生に1人と連れ沿わなくてはならないとはお決めになりませんでした」
「だから、我々ユダヤ人は、一生で言えば、3人以上の妻を持ち
子をたくさん設けることができるというわけですな」
と得意満面でユダヤ人学者が答えた。

「つまり何かね。ユダヤ人がフォンノイマン型だとすれば
アラブ人がパラレルワールド型ということかね?」
と日本人学者が感心しながら聞き直した。

というわけで、その日本人学者は少子化対策委員会に
次のような提案をしたという話である。

「我々日本人は、イスラム教徒のアラブ人やキリスト教徒やユダヤ人に見習い、
男性(女性)の場合は一度に4人まで妻(夫)を持つことができるか、
あるいは、一生のうち最低3回結婚しなくてはならない、のいずれかを
選択できるように法律改正すべきである」
2008/12/15のBlog
トヨタカップ---クラブワールドカップ2008---の2回戦が終了。

G大阪、反撃しのぎアデレード下す…準決勝はマンUと
12月14日 準々決勝 アデレード・ユナイテッドvsガンバ大阪

12月14日(日)、日本(アジア第一代表)のガンバ大阪は、オーストラリア(アジア第二代表)のアデレードを1-0(1-0; 0-0)で一蹴した。

【スターティングメンバー】
【ガンバ大阪】
GK 22 藤ヶ谷 陽介
DF 2 中澤 聡太
DF 5 山口 智
DF 13 安田 理大
DF 21 加地 亮
MF 7 遠藤 保仁
MF 10 二川 孝広→武井 択也(後半39分)
MF 16 佐々木 勇人→播戸 竜二(前半20分)→山崎 雅人(後半36分)
MF 17 明神 智和
MF 27 橋本 英郎
FW 9 ルーカス

【アデレード】
GK 20 ガレコビッチ
DF 2 コーンスウェイト
DF 14 ジェーミソン
DF 16 マレン
DF 19 オグネノブスキ
MF 6 カシオ→アレモン(後半26分)
MF 13 ドッド
MF 18 バービエロ
MF 22 ジエゴ→ユーニス(後半43分)
MF 24 リード
FW 10 クリスチアノ→マリク(後半32分)

パチューカ、パスサッカー貫き逆転…昨年の雪辱果たす
12月13日 準々決勝 アルアハリvsパチューカ

12月13日(土)、メキシコ(北中米代表)のパチューカは、エジプト(アフリカ代表)を4-2(0-2; 2-0; 延長1-0; 1-0)で逆転勝ち。

【スターティングメンバー】
【パチューカ】
GK 1 カレロ
DF 2 ロペス
DF 3 マンスール
DF 21 ピント→ロハス(後半0分)
MF 6 コレア→モンテス(後半0分)
MF 16 ロドリゲス
MF 18 トーレス→カルデナス(後半25分)
MF 22 アギラル
FW 7 アルバレス
FW 9 マリオニ
FW 19 ヒメネス

【アルアハリ】
GK 1 アブデルハミド
DF 5 エルサイド
DF 7 モハメド
DF 26 ゴマ
MF 8 バラカト
MF 12 ジルベルト→ヤセル(延長前半7分)
MF 17 ハッサン→セディク(後半32分)
MF 24 ファティ→モアワド(延長前半0分)
MF 25 アシュール
FW 22 アブトリカ
FW 23 フラビオ
2008/12/12のBlog
ワイタケレ先制実らず、格上相手に健闘も終盤で力尽きる
12月11日 1回戦 アデレード・ユナイテッドワイタケレ

FIFAクラブワールドカップが開幕した。

一回戦は、ニュージーランドのワイタケレとオーストラリアのアデレードの対戦。
先制はワイタケレだったが、その後逆転を許し、2ー1でアデレードの勝利。

前半、アデレードは、格下のアマチュアチームのワイタケレを終始圧倒し、ゲーム支配したが、最初のワンチャンスにワイタケレの初シュートがゴールとなった。しかし、その後も圧倒的にアデレードがゲームを支配し、徐々に得点も時間の問題となったところで、アデレードが右コーナーキックから1点。そして前半終了。

後半もアデレードが終始試合をコントロールし、パンチを食らいまくってダウン寸前のボクサーのようになり、最後の最後にヘッドで止めを刺されてしまった。そんな感じの試合だった。

しかし、アマチュアのワイタケレは非常に良くがんばったと思う。ナイスセーブの連発のキーパー、ギレスピーや攻守によく動き回った主将のエンブレムは存在感を示した。

次回を期待したい。

【スターティングメンバー】
【アデレード】
GK 20 ガレコビッチ
DF 2 コーンスウェイト
DF 4 コスタンゾ
DF 14 ジェーミソン
DF 16 マレン
MF 8 サーキーズ→ユーニス(後半25分)
MF 13 ドッド
MF 18 バービエロ
MF 21 スパニュオロ→アレモン(後半12分)
MF 24 リード
FW 10 クリスチアノ

【ワイタケレ】
GK 1 ギレスピー
DF 2 ペリー
DF 11 サイクス
DF 16 エンブレン
DF 20 ローリー
MF 8 シーマン→トトリ(後半40分)
MF 10 ピアース→ピメンタ(後半30分)
MF 12 クリシュナ
MF 15 ベイル
MF 17 バトラー
FW 13 コプリブチッチ→ビンセント(後半22分)
2008/12/11のBlog
みなさん、こんにちは。

今回は、ノーベル物理学賞を3人の日本人理論物理学者が受賞したこともあり、理論物理学のことをちょっと述べさせてもらいたい。もちろん、私自身理論物理学者の末席に座っているものであるからである。

「南部教授欠席が心残り」 ノーベル賞晩餐会で小林さん
南部さん、シカゴ大でノーベル賞受ける…「最高に光栄」
によると、今年度の「2008年ノーベル賞授賞式」は「日本語による受賞式」という”異例中の異例”となったようである。さすがに「日本人4人の同時受賞」という快挙の威力なのだろう。あるいは、益川博士の「英語できません」、「日本語しか話せません」の威力だったのだろう。

理論物理学の世界では、長岡半太郎(原子の土星モデル)、仁科芳雄(クライン-仁科の式)から始まり、湯川秀樹(中間子論)、朝永振一郎(量子電磁力学の繰り込み理論)、坂田昌一(複合粒子モデル)、南部陽一郎(自発的対称性の破れによる質量の起原)、そして小林誠-益川敏英(CP-対称性の破れの起源の発見)までは、非常に独創性豊かな時代であったと言える。

あれから40年。はたしてその後はどうだったか?

といえば、その流れは、素粒子理論や場の理論から統計物理学や物性物理学に場を移してきたようだが、南部、小林-益川のような深いレベルの理論が誕生したかというと、かなり心もとない気がする。この意味では、今後小林さん-益川さんのあとに続く人々がどれほどいるかといえば、かなり悲観的にならざるを得ないような感じである。

私が個人的に一番の問題だと思っているのは、今の理論物理学では本来の理論物理学の”醍醐味”を失ってしまったことである。これは、一部の理論物理学者が欧米の一部の理論物理学者、中でも俗に言うところの「数理物理学者」(特に、「厳密な理論」、「公理論的理論」、「構成的理論」を信奉する学者)の影響のせいである。

要するに、この原因は、日本の理論物理学の主流に位置するかなりの多くが、「厳密("exact")」ということばの意味を英語でいう"Rigorous"(厳格な)という意味とはき違えてしまったことにあると私は考えている(日本語にはこの2つをうまく区別する語彙がないので困る)。

物事をexactに行うことと、物事をrigorousに行うことには”雲泥の差”がある。

「exactな理論」というものは、その解き方がいい加減であろうがrigorousであろうがかまわない。なぜならその理論や数式や法則は真理そのものであるからである。それをexactに描いている。

しかし、「rigorousな理論」とは、その取り扱いが以前のものより、”よりrigorous”であればよく、真実は何であるのかという点であまり効力がない。前者がいわゆる理論物理学者のやり方であり、後者が数理物理学者のやり方である。

上に列挙したような日本の歴代の”神話的な”理論物理学者たちは、「exactな理論」を作った。湯川ポテンシャル、繰り込み理論、超多時間理論、南部表示、小林-益川行列。こうしたものはすべてexactな理論である。それゆえ、”だれがやっても同じ結果が得られる”。

同様に、マックスウェルしかり、アインシュタインしかり、ボルツマンしかり、オンサーガーしかり。マックスウェルの式、アインシュタインのローレンツ変換、ボルツマン方程式、オンサーガーの相反関係式、こういったものはすべてexactなものである。このように、昔の理論物理学者は「exactな理論」を作った。

しかし、最近の理論物理学者は一生かけて1つの「exactな理論」を作るかわりにいくつもいくつも似たような「rigorousな理論」を作る。

いったいいくつの「rigorousな理論」が必要なのか?
いったいいつになれば君の「rigorousな理論」は完結するのか?
いったいいくつ論文書けば終わりになるのか?

そう、1つのテーマ1つの問題を解くための「exactな理論」は1つで十分である。しかし、「rigorousな理論」というものでは、その同じ問題に対しても一生の間異なる「rigorousな理論」を作り続ける。なぜならそれは「真実ではない」からである。まだ、本当の域、真実の域に達していないからである。「rigorousな理論」は永遠に「rigorousな理論」に留まり、「exactな理論」にはなり得ない。

いったいだれがこの「rigorousな理論」の新興宗教を理論物理学に持ち込んだのだろうか?

この悪しき伝統を捨て去り、理論物理学の本来の伝統に回帰すること、これこそが理論物理学における「ルネッサンス」であると私は信じている。
築地市場、年末年始の競り見学禁止へ マナー違反絶えず

あまりにマナーの悪い白人衆についに築地市場も切れた。

まあ、あまり日本の英語教育、特にアメリカ人教師による英語教育では教えられていないが、「白人文化」にも、「英語文化」にも日本と同じように立派な敬語表現はある。日本と同じように、「目上のものへの言葉使い」や態度ももちろん存在する。質問する時に相手に「Sir(サー)」をつけるというのはその典型である。

こういう英語は日常会話程度では日本人がけっして身に付けられるものではないが、アメリカ社会など英米文化の中では、上流社会や軍隊など階級制度の歴然と残っている世界では必須の知識といえるだろう。

翻って、この記事のような態度、すなわち「マナーが悪い」というのは、英米人が築地で働いている人々を何の尊敬もしておらず、小馬鹿にしきっているということの裏返しである。

なぜなら、もし見学者連中が日本の有名な職場で働く人々に敬意や尊敬の念を持って見学しているのであれば、おのずとそれなりの節度ある態度やいいマナーで過ごすというのが欧米人という白人種族の風習だからである。

今回のノーベル賞の授賞式を見ればこのことが明白となるだろう。

彼等が尊敬すべき日本人と見なす場合には、”特例の措置”を持って日本語の授賞式ということまでサービスしてくれるのである。

ところが、築地で働いている日本人の場合には、単なる興味本位でしかない。好奇の目で見るだけのことである。それゆえ、魚河岸の「神聖な職場」であるということを平気で忘れ、無視し、いたずらや妨害をするというわけである。

まあ、そんなわけだから、だれが観光客を呼び込んだのか知らないが、外国人観光客を閉め出した方がいいだろう。いずれ観光客の顔をして、高額のマグロを盗みに入るものも出てくることだろう。もしアメリカの牛肉加工の職場で凍結されてつるされている牛肉に一般人や日本人観光客がいたずら書きしたとすれば即刻逮捕されるはずである。


いずれにせよ、どっかのおバカな白人がいたずら書きしたマグロを食わされる人々の身になってみろ、ということである。

いやはや、「白人は何をやっても許される」という典型のようですナ。
2008/12/09のBlog
「夢がかなった」ロナルド感激、バロンドール授賞式

ごく辺鄙な片田舎に生まれたサッカー少年が、地方ではぐくんだサッカーセンスを基に、地方のチームから首都圏のチームに進み、進化を遂げ、ついには世界最高峰の選手へと進んだ、というシンデレラストーリーを達成した。

”サッカードリーム”

今や「アメリカンドリーム」は死語となってしまった時代。

貧しい少年の”夢”が残されているのはサッカーのみか?


しかし、だれか身分の高い人やお金持ちに見初められるという、いわゆる「シンデレラストーリー」と異なり、天性の才能はもとよりそれを磨きに磨き、第二の天性を身に付けるための不断の努力のたまものであるということを忘れてはならない。

なぜなら、サッカーの能力というものは、いくら生まれつきの才能を持ってしても、練習や訓練しないかぎり決して体に身に付くものではないからだ。

ここを取り違えてはならない。

したがって、”CR7”(クリスチャン・ロナウドのこと)の場合も、自身の才能を自分見極めてそれを開花するまで努力の天才であったということを忘れてはならない。

人には無限の道筋がある。”CR7”の人生も1つの解に過ぎない。だから、人それぞれ、自分に見合った人生のシュプールを描けばそれでいい。

バロンドールの歴史にもそれぞれの選手の成功例がある。

そんなことを考えさせてくれる受賞である。
2008/12/05のBlog
[ 12:32 ] [ 好きな言葉や詩 ]
ここでも紹介した、
松井五郎さん作詞、松田博幸さん作曲・歌の
悲しいときはいつも
を最近よく聞いている。

これは実に”いい詩”の”いい歌”である。曲も素晴らしい。
また、歌手としての松田博幸さんの歌声も素晴らしい。
残念ながら私の声では全域は出せない。

こういう良い詩はどうやったら書けるのだろうか?
こういう良い曲はどうやったら生まれるのだろうか?
こういう良い歌はどうやったら歌えるのだろうか?

心から知りたいものである。

少年の純粋な心、少年時代の想い出、少年の夢
こういったものを今も失わずに持ち続け、
それを今も忘れずにいて、
仲間を思う気持ちも少年時代といつも変わらずにいる人、
こういった人でないと作れないのだろう。

こういった良い作品が世に広まり後世まで
残って欲しいものである。
2008/12/02のBlog
ポルトガル代表でイングランドプレミアリーグ、マンチェスターUのクリスチャン・ロナウド選手が、2008年度の「バロンドール」(黄金のサッカーボール)を受賞した。

昨年のカカ(ブラジル代表)、一昨年のカンナバーロ(イタリア代表)、その前のロナウジーニョ(ブラジル代表)に次ぐ受賞となった。

今年はダントツの圧倒的得票数で受賞したようである。

”ミスター・パーフェクト”、ほぼ完璧に近い超絶テクニシャンのサッカー選手である。

おめでとう、クリスチャン・ロナウド!
最近、
ミキ・フェヘルよ永遠なれ!
を紹介した。

そこで歌われている、松井五郎さん作詞、松田博幸さん作曲・歌の
悲しいときはいつも
は非常にいい唄である。

こういう”いい唄”が紅白に出て欲しいものだが、
どうでもいい唄の方が多いというのが今の御時世である。

しかたないので、ここで紹介することにした。
サブプライムローン問題による世界金融危機余波がついにJリーガーを直撃。
大量解雇時代に突入したようだ。

東京V、元日本代表の服部ら5人と来季契約を更新せず

GK:土肥洋一(35)
DF:服部年宏(35)
MF:福西崇史(32)大野敏隆(30)
FW:船越優蔵(31)

解雇、J1京都は7選手

DF:登尾(J2徳島へ期限付き移籍中)
平島(J2セ大阪へ期限付き移籍中)、大久保
MF:石井、加藤大
FW:田原、徳重

ヴォルティス、15選手と契約更新せず 成績低迷で

GK:島津虎史(30)古田泰士(26)本間康貴(25)
DF:河野淳吾(26)石川裕司(29)柴村直弥(26)入船和真(22)
松本昂聡(25)伊藤勇士(24、グルージャー盛岡へ期限付き移籍中)
MF:塩川岳人(30)高橋健史(23)玉乃淳(24)小山拓土(25)
FW:阿部祐大朗(24)岡本秀雄(24)

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サッカーは実力社会。貢献できなかったものには厳しい現実が待ち受ける。

サッカー選手たちは、しっかり練習ししっかり走り回ってよくやってきたはずである。勝敗に結びつかなくても、自分なりにやっているはずである。勝負は時の運。勝つ時もあれば負ける時もある。

その点、何もせずに泡銭を稼ぐ投資家たちとは違う。それゆえ、世の中の金の亡者や物質主義者たちの腐った欲の皮のとばっちりを若いサッカー選手達が被る理由はないはずである。金持ちのマネーゲームの失敗のつけを若者が支払わさせられるのはおかしい。

自分で自分の責任を取れというように、失敗した経営者は、自己責任でまずは自宅から別荘から全部売却して従業員の未払い給料にあて、会社の損失の穴埋めをすべきだろう。自分は何百億円もの給料を受け取り失敗の責任は公的資金という美名の税金を使って自分だけは安泰というでは困る。本来なら「大貧民ゲーム」のように、富豪から乞食へ転落すべきである。それが本来の「ゲーム」の意味ではなかったか。

いやはや、困った世の中になったものである。
写真:それにしても3人の人相は極悪。どうしてなのだろうか?


みなさん、こんにちは。

今日はアメリカの”オバマ政権の今後”についてのもっとも厳しい見方について紹介したい。

物事を見る時、あるいは物事を考える時、それを「楽観的に」する方法と「悲観的に」する方法の2つがある。

楽観的にする場合には、往々にして「好意的」、「肯定的」ないしは「性善説的」に行うことが多い。だから、「脳天気」に構えることが多い。逆に、悲観的にする場合には、往々にして「嫌悪的」、「否定的」ないしは「性悪説的」に行うことが多いように見える。だから、「辛らつな目」で見ることが多い。

例えば、今朝のニュース記事
オバマ氏、米国の指導力回復宣言 外交・安保で
などを見てもこの違いが良く分かる。

この記事によれば、このオバマ氏の言動が引用されている。

「米国の指導力の新たな夜明けが到来した」
「米国民の最大の脅威は南アジア全体の情勢だ」
「テロリストの隠れ家になっている」
「われわれはアルカイダや(指導者のウサマ)ビンラディン(容疑者)に資源と注意を集中させなければならない」

このオバマ氏は、前共和党ブッシュ政権の閣僚も取り込み、さらには政敵であるヒラリー・クリントンをも取り込んだ”超党派”的政権になる予定であるという。そのオバマ氏は、外交課題として、
「北朝鮮やイランの核問題」、
「パレスチナ和平交渉」、
「国際機関の強化」
を列挙し、これらの問題に重点を置くことを示唆した。

とまあ、こういった話題をとりあげた日米の多くの新聞ニュースの類いは”好意的”に書いている。まあ、記者にすれば上司の命令なのだからそれに従って”仕事”としてたんたんと行うしかないのだからそれも当然だろう。

しかし、それとは反対に、まったく同じ社会現象をもっともっと歴史的にかつ広範囲の情報との連関をとって分析する人々もこの社会には存在する。

日本では、「週間日本新聞」を開設している太田龍、海外では「David Icke in Japan」を開設しているイギリスのデーヴィッド・アイク、「オバマ、危険な正体」(成甲書房2008年11月28日刊)の著者アメリカのW・G・タープレイなどがいる。

太田龍氏が日本に紹介してきた人々には次のような人々がいる。

ユースタス・マリンズ
ジョン・コールマン
フリッツ・スプリングマイヤー
デーヴィッド・アイク
マイケル・ホフマン
デス・グリフィン
アントニー・サットン
ジューリ・リナ
ヘンリー・メイコウ
テックス・マーズなど。

さて、こういう非常に「良心的な人々」がここ20年程主張してきて、最初はみな”気狂い扱い”されてきたようだが、最近は少しずつ聞く耳を持つ人々が増えてきたという話、ストーリーがある。

こういう”命知らず”の正義感溢れる人々が、その20年で主張してきたことは、「第3次世界大戦を引き起こそうと計画している人々がいる」というものである。

20年前のバブル全盛の時代にそんなことをいえば誰も信じてくれずきっと「こいつは気狂いだ」と見向きもされなかったはずである。

しかし、人為的に引き起こされた「石油高騰」(ズグビュニュー・ブレジンスキーやヘンリー・キッシンジャーやラムズフェルトによる)、「穀物高騰」(アル・ゴアやモンサントによる)、「サブプライムローンによる金融危機」(FRBのボルカーやグリーンスパン、ジョージ・ソロスやポールソンによる)などなどを見れば明らかなように、
「何かが世界の上層部の何ものかたちによって演出されている」
ということはだれもが感じるはずである。それゆえ、そういった事件にたいして長いこと警鐘を鳴らしてきた人々の意見も聞いてみようという時代に入ったわけだろう。

この中でも、「オバマ政権の行方」を占う上で一番のヒントを提供してくれているのは、正真正銘の”命知らず”のデーヴィッド・アイクである。彼の最近の一番の記事は実に見事にオバマの背後関係を暴き出している。

裸の王様--バラク・オバマ

これを主旨だけ簡単にまとめれば、要するに、

まずオバマの仲間がアメリカ経済を破壊する。
そこで出てくる大量の失業者を新しい民兵組織に吸収。
ナチスヒットラーの特殊部隊のようなものを1000万人レベルのオバマの特殊部隊(コープオバマ、オバマは「世界奉仕軍」と呼ぶ)を作る(これはアル・ゴアが「1000万人のミリシアを作る」と言っていたことに一致する)。
そしてインド、パキスタン、タイ、インドネシア、北朝鮮、韓国などに投入。
中国の南方国境を取り囲み、最終的に中国を兵糧攻めにする。
最終的には中露核戦争を引き起こし、世界を第3次世界大戦に引きずり込む。
こうやって無駄めし食いの8割を消滅させる。
そして生き残った人間にはマイクロチップを埋め込み管理する(これはインドネシアでエイズ患者に行うことがつい最近決定されたばかり)。

とまあ、こんな筋書きらしい。

これはなにか実に馴染みあるストーリーである。そう、これこそジョン・コールマン博士の「300人委員会」で暴露された「世界人類牧場化計画」、アムシェル・ロスチャイルドの「25条の行動計画書」や「シオン議定書」などと呼ばれているものに書かれている内容と一致しているからである(”黒人初の大統領誕生”と喜んでいる場合ではない?)。

こうしてみると、ブッシュの時に「911ニューヨーク無差別同時テロ」が(非常に好都合に)起こり、アフガニスタン侵攻、そしてイラク侵攻を果たすことに成功したように、今回の「インドムンバイの無差別同時テロ」はオバマにとって実に好都合で起こったと言えるだろう。おそらくオバマは、これを口実にブッシュ時代では行えなかったインド東南アジアの米軍支配の実現を今後目指すだろう。(なにしろ、ヒステリー・クリントンじゃなかった、ヒラリー・クリントンが国務長官なわけだから何するか分からないからである。)

そして非常に残念ながら、多くの賢者や知識人の警告にも関わらず、比較的近い内に世界は「第3次世界大戦」に進むのだろう。

もちろん、これに待ったをかけられるのは今の世界では日本しかないのだが、欧米はうまいこと能無し自民党や民主党に政権を運営させることにして、日本を迷走状態の国にして、その間にことを運ぶという計画なのだろう。

いずれにせよ、世界各国の人類は”彼等”の捨て駒でしかないということらしい。

はたして「アイクたちの予言」は当たるだろうか?
2008/12/01のBlog
皆さん、今晩は。

今日は実にすばらしい快晴だった。夕方もきれいな夕焼けが見えた。
日が落ちると、今度はすぐにかなり細長い、新月から孵ったばかりの三日月が見えた。そのすぐ隣に非常に明るい宵の明星、金星が見えた。

ところが、いつもは宵の明星は1つのはずなのにそのすぐ横にもう1つの明るい星があった。金星よりは少し薄暗い感じに見えたが、回りの普通の星々よりはずっと明るい星である。

今日我が家にある古いもうかなり錆び付いた五藤光学製8cm望遠鏡(私が中2の頃買ってもらったものだから、かれこれ40年前のものである。昔のものは長もちする)でその2つめの明星の正体を突き止めると、それは木星であった。しかもそのまわりに3つほど衛星を引き連れていることが分かった。我が家の望遠鏡では若干の縞模様がうっすらと見える程度であることや地平線に近く大気の揺らぎの影響を受けるのでこれ以上の解像度は無理であった。

この実に面白い宇宙ショーはここしばらく見られるはず。ぜひ御覧あれ。

写真:一番上が木星(衛星を3つ従えているのが見えた)、一番左が金星(ほぼ満月状態に見えた)、一番下が三日月の月(欠けた部分も肉眼ではっきり見えた)。

解像度のいいカメラではこう見える。

夜空に「笑顔」が現れた 金星、木星、三日月が接近
2008/11/28のBlog
みなさん、こんにちは。

今日は「サッカーにおける危険」というテーマを論じたい。

サッカーは比較的安全なスポーツであるとこれまで長いこと信じられてきた。実際、私が現役の選手だった中高大学の間にも多少の怪我や打ち身ねんざや打撲などはあっても骨折や脱きゅうのように救急車を必要とするような事故はまったくなかった。ましてや球技中に死亡するような事故は皆無であった。それゆえ、サッカーはラグビーやアメリカンフットボールとは違ってかなり安全なスポーツであると私も考えてきた。(しかし、腹にけりを入れられたり、みぞおちにボールがぶつかったり、背中からグランドに落ちたりして呼吸できず死にそうな苦しみを味わったり、急所にボールがあたって倒れたりしたことは何度もある。今思えば、よくこれまで生きてこられたと思う)

しかし、ここでも私が
ミキ・フェヘルよ永遠なれ!
を紹介したように、最近、サッカーの競技中ピッチの上で事故死や突然死する若手サッカー選手が増えてきているように見える。

YouTubeでもいくつかサッカーの試合放映中の事故死の衝撃的映像が公開されている。先のベンフィカのエース、ミキ・フェヘル選手のものもその1つだった。その他にも、マーク・ビビアン・ホエ選手、アントニオ・プエルタ選手、サウジアラビアの無名の選手、南米のプロ選手などがあるようだ。

こういった若手選手が非常に身体能力にすぐれ、肉体的には何の問題も抱えていないのに球技中の”クロスプレー(接触プレー)”で大怪我を負ったり、場合によっては頭から落ちたり首根っこをへし折られたりして死亡するのはとても残念である。と同時に痛ましい。また真夏の熱中症や脱水症状による血栓や不整脈による心停止、真冬の急激な運動による急性心不全などで死亡する場合もある。

確かにサッカーの競技人口(十億人は超えるだろう)からすれば、事故死する率は少ないと言えるのかも知れない。それでも、さっきまで元気でぴんぴんしていた優秀選手が帰らぬ人となるのは寂しい。

いくつか事故死の映像を分析してみると、やはり一番死亡率が高いのは、次のようなものである。

第1は「”空中戦”におけるクロスプレー」である。空中で足を取られて頭から地面に激突したらまず助からない。運良く手や腕をついても骨折や脱きゅうの危機は免れない。

第2は、「”地上戦”におけるクロスプレー」である。ボールが頭付近にある時に先に行った選手がヘッドしようとする時に相手がヘッドして頭と頭が激突する場合、あるいは相手の足が出てきて頭や首を蹴られる場合である。足を高くあげる行為は反則だが、選手は思わず足を出してしまう。こんな時の接触プレーが危ない。

第3は、「胸への打撃」で心停止する場合である。フリーキックのボールは時速130kmにも達するがこれが胸や頭に直接激突すれば良いことはない。胸への強打は不整脈を引き起こし心停止する場合もあるからである。

第4は、気候が選手に与えるダメージが元で死亡する場合である。真夏の熱中症や脱水症状や発汗による電解質不足などが原因の急性心不全などがこの場合である。冬場にウォーミングアップ不足でいきなり走って心不全を起こす場合もある。

では、どのようにしたらそうした事故死を防げるだろうか?

最初の第1の要因に対しては、一番大事なことは行き過ぎた空中戦をあえて行わないことだろう。無理に危険なクロスプレーに持ち込む必要はない。どうせボールはいつか地上に落ちてくるからである。自分がボールになってはいけない。しかし、それでももし自分がボールのようになって落ちてしまう時は、柔道でいう「受け身」が身を防ぐ。

実際、私自身何度も背中から落ちたり、足をかけられて頭から転びそうになったり、前に一回転して全身を打ちそうになった時、中学や高校で身につけた「受け身」が私を救ってくれた。背中から落ちた時は、背を地面に叩き付けられる直前で「両手受け身」をして両手で地面を叩く。すると、背中を打撃することがない。前に飛ばされてしまった時にはバレーボールの選手が前に飛ぶ時のように腕を曲げて胸を打たないように着地する。頭を前に叩きつけられそうな時は両腕のひじから先を曲げてハの字にして「前受け身」をする。足をかけられて前に転ぶ時には、回る方の腕を内側に向けてひじを外側に丸めて頭を覆い斜めに回る「回転受け身」をする。こうやって見事に事故を防げる。

要するに、柔道の「受け身」はサッカー選手にも必須事項なのである。

第2の要因についても、深追いはしないこと、無理な体勢のクロスプレーを避けることである。相手の足に対して頭を突っ込まないこと、頭どうしでぶつからないこと、これが最も重要である。

この場合の1つの提案としては「ヘッドパット」や「首パット」の使用があり得る。FIFAでは子供に対してはヘディングによる衝撃吸収のために「ヘッドパット」を推賞している。これは名案だが、同様にアメリカンフットボールの選手やラグビーの選手のように、「首パット」や「マウスピース」、さらには”パンツやシャツの中に仕込んだ”「衝撃吸収パット」の使用も認めるべきだろう。腰痛防止の「”やわらかい”ベルト付きパンツ」(ボクサーのパンツのようなもの)なども有効かも知れない。なぜなら腰痛はサッカー選手の副産物のようなものだが、腰をベルトで閉めておくとかなり腰痛が防ぐことができるからである。

暑い夏にヘッドパットや首パットなどは暑くてやりにくいが事故を防ぐためには必要な時代に入ったのかも知れない。ましてや日本ではいまだに固い土の上でサッカーをしている国だからである。

第3の要因に対しては、左腕で胸をガードすべきである。普通サッカー選手は、「左腕を盾にして胸をガードし、右手を股間にもっていってチンガードする」ものである。しかし、サッカーのルール上、ペナルティーエリア内ではペナルティーになるハンドの反則を恐れてそういうガードができない場合がある。この場合に事故が起こりやすい。

こういうことから考えて、「防御のためのハンドはハンドとならない」というように、「自己防衛」や「正当防衛」のためであれば、自分の胸や急所や頭や首を守るためのハンドはハンドとしないというようなルール変更が望ましい。

第4の要因は、すでに「スポーツ医学」や「スポーツ科学」で語られているのでここでは詳細は省く。しかし、大事なことは事故が起こった後の「救命救急処置」である。公式試合には医師と看護婦などの医療スタッフを義務付けること、AEDの用意や救急車の手配など、できるかぎり完備しておくことが不可欠である。

こういう場合には、引退した元医師や元看護婦でも結構。現役にこだわる必要はない。こうした医療経験を持っている人やその筋の訓練を積んだ人の協力が不可欠である。

以上に関連して、第5の要因をさらにあげれば、「サッカー選手自らが上述のような危険を知っておくこと」、そして「そのそれぞれの場合の対処のしかたを身につけておくこと」であろう。また、仲間がピッチに倒れた時は、「またあいつのシミュレーションか」と考えて見過ごすのではなく、どんな場合でもすぐに駆け寄って助けに入ることである。安全確認されたらその場を離れればいいからである。その一方では、シミュレーションの選手もいつまでも大袈裟に倒れているべきではなく、無事ならすぐに立つべきである。さもないと「狼少年」のように本当の場合に助けが入らないことになる。

もしもう少し仲間やレフェリーがミキ・フェヘル選手の異常に早く気付けば彼はカムバックできただろう。そこにAEDがあれば、彼は助かった。もう少し病院が近かったら彼は助かった。もう少し交通事情が良ければ彼は助かったにちがいない。

いずれにせよ、「サッカーは時にピッチ上で突然死する可能性のあるかなり危険なスポーツなのだ」という個々のサッカー選手の自覚が必要であろう。サッカー協会やサッカーの監督やコーチもそういう認識が必要である。そのために教育や啓蒙も必要であろう。

もうこれ以上、痛ましい事故死や突然死がYouTubeを飾ることないようにFIFAや日本サッカー協会および文部科学省は早急の対策をとって欲しいものである。

参考:
2007・BLS&AED普及運動 安全なスポーツ環境を目指して

この記事によると、日米を除いてはAEDの普及は非常に遅れているらしい。日本製のAEDが世界を救うチャンスである。
2008/11/27のBlog
[ 09:12 ] [ 政治・経済 ]
首相「何もしない人の医療費、なぜ払う」、諮問会議で発言

民主党の小沢一郎さんに「チンピラのようだ」と酷評されてしまった自民党の麻生さん。またもや「失言の嵐」。

最近の「麻生語録」をここに紹介しておこう。

政府の経済財政諮問会議(20日)で、社会保障費の抑制を巡って

「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」

(明らかに国民の税金を”自分の金”と錯覚しているようだ)

与謝野経済財政相が社会保障費の抑制や効率化の重要性を指摘したのを受けて

「67歳、68歳で同窓会にゆくとよぼよぼしている。医者にやたらかかっている者がいる」、
「彼らは学生時代はとても元気だったが、今になるとこちら(首相)の方がはるかに医療費がかかってない。それは毎朝歩いたり何かしているから」

(よほど学生時代の”コンプレックス”が強いようで、同窓生を見下す態度が見て取れる)


全国知事会議(19日)で

「医師には社会的な常識がかなり欠落している人が多い」

(自分も病院を経営して自分の病院を見てということだが、そんな医者を採用しているのは経営者の責任では?)

いずれにせよ、どうやら麻生さんを見ていると

「2世3世議員には社会的な常識がかなり欠落している人が多い」
「自民党には社会的な常識がかなり欠落している人が多い」
「政治家には社会的な常識がかなり欠落している人が多い」

ということが真実のようですナ。

いやはや、イギリスのブラウン首相にも名指しで批判されたという麻生さん、

世も末ですナー。
2008/11/26のBlog
あるサッカー選手の死 /生放送中に起きた悲劇
(ここで歌われている曲は松井五郎作詞、松田博幸作曲・歌の「悲しいときはいつも」、「悲しいときはいつも」)
Miki feher」(別バージョン)

サッカーに事故や怪我はつきものである
しかし、試合中におこる突然死ほど悲しいものはない
脱水症状、心不全、脳血栓などさまざまな理由があろう
彼はその時突然倒れた
倒れた彼に駆け寄る仲間たち
AEDや蘇生術を駆使して生き返らせようとする医師たち
呆然とするレフェリー
泣きじゃくる選手たち
球場で必死で神に祈るファン
グラウンドで神に祈る選手たち
でも彼は戻らなかった
彼はサッカーの星へと旅立った

亡きミクローシュ・フェヘルに捧げる
2008/11/23のBlog
以前紹介した"Better Days" の別バージョンを見つけたので紹介しておこう。

泣ける歌 2 「Better Days feat. Def Tech」 BENNIE K
2008/11/22のBlog
[ 19:16 ] [ 徳島サッカー ]
T2リーグ後期が今日開幕した。

高校サッカーT1&T2リーグ終了
で紹介したように、今後期は、以下のリーグ分けで始まった。

【プリンスリーグ】
徳島商業A
鳴門

【T1リーグ】
徳島ヴォルティスユース(プリンスから降格)
徳島市立 
川島
城ノ内
富岡東
鴨島商
阿波(T2から昇格)
城南(T2から昇格)

【T2リーグ】
徳島北(T1から降格)
辻(T1から降格) 
鳴門工業
富岡西
東工業
城東
徳島商業B(T3から昇格)
城北(T3から昇格)

今日の試合は以下の通り。(城北会場)

富岡西1(0-0、1-0)0城北


徳島北4(4-0、0-0)0東工業


辻2(2-0、0-0)0城東、前半の前半2-0までしか見ていない。
今朝の徳島新聞結果では、

辻5-0城東
徳商B5-1鳴門工業


【T3リーグ西部】
池田3-0脇町
2008/11/21のBlog
吉岡直樹(仮名)のアンテナ

日本の理論物理学者の”広告塔”の1つに上のアンテナなるものがある。

これは”その業界”では有名らしいが、かつて勝手に私のホームページも入っていて困ったことがあったので、以来時々私も眺めている。

他にも日本の有名な生物学者の柳田充弘ブログのようなものもある。
生きるすべ IKIRU-SUBE 柳田充弘ブログ

こういったものを眺めていると最近よく感じるのは、

「日本は、今まさに”科学者天国”だな」
「連中は、毎週のように世界中を駆け回っている」

というようなことである。

1990年代までは、日本の科学者は非常に悲惨な状況だった。たいした研究費も給料もなく、ましてや海外渡航するほどの予算はまったくなかった。

90年までの4年間のアメリカ留学時代に私はそれまでのアメリカの大学の良さや豊かさについて痛感した。何とかできないものかと。

それで、帰国後、ちょうど私がアメリカから帰国したばかりの1990年代初等からほぼ10年に渡って、国内のメディア(例えば、日経サイエンスや岩波科学)やさまざまなインターネットの掲示板や私のホームページなどで、「日本の研究者環境をよくすること」、「特に大学を政府から独立させること」などをさかんに声だかに叫び続けた。そして同時に同じことを書いていた私の自費出版本を日本中の大学の図書館やインテリ個人たちに頻繁に送り続けたのである。

そのかいあってかどうかは知らないが、1995年に日本国内のはじめて「科学技術基本法」が出来、研究所の独立行政法人化、大学法人化がなされ、それ以前に公共事業のみに向かっていた大金の大半が日本の科学技術分野や大学に回るようになったというわけである。

まあ、そんなわけで、今現在、毎週のように日本全国、あるいは世界中を渡り歩いている日本人研究者は、そういう”恩恵”を受けているわけだ。

そのせいだろうが、今日本国内で一番”元気”(もちろん、財布の中身が元気という意味も含む)なのは、日本の科学技術者たちであるように見える。

我が家も含めて、我が家の回りにいる地方のごく普通の人々がいかに一生懸命に働き、しかし倹約して質素な生活をしているかと比べると、いかに今の日本人の研究者が優遇されてきたかが分かる。

少なくともそういうことが、上で紹介したブログ類を見れば分かるだろう。

ところが、この2年で、石油は高騰、物価も高騰、給料や職は激減した。

これは、もちろん日本の大学の経済学者や理論物理学者が想像しているような”こと”が原因ではない。むしろ、明白な「イルミナーティー」(普通の言葉で言えば、ヨーロッパのエスタブリッシュメントたち)の攻撃が原因である。それは、目標である「日米経済の崩壊」のためである。20世紀後半をリードしてきた「パックスアメリカーナを終焉させること」が彼らの目的である。

だから、この経済危機は非常に深刻である。すぐに世界経済が復活するだろうというような類いのものではない。世界史上を揺るがすような「人類の生存の有り様をも変えるもの」なのである。

ところが、”日本で一番のインテリ”と目される科学者や理論物理学者たちの生活は”優雅”であり、思考は”脳天気”である。まったく現在の生活や将来に対する危機感がない。こういう風潮が見て取れる。あるいは、柳田博士のように「世の中どうなりますか」というような「世間を斜に構えてものを見る」という程度である。

アメリカでは、かつて20世紀と共に歩み、20世紀のライフスタイルを作ったとすら言える、20世紀を象徴して来た、GMやフォードやクライスラーなどが今まさに「倒産、壊滅の危機」にあるからである。トヨタやホンダすら危ないかもしれないのだ。「親亀こけたらみなこけた」になるとも限らない時代に入ったのである。

日本には、私のように、大組織の外から物事を追求しようという人種は皆無である。だから、残念ながら優れた能力を持ったインテリのほとんどは大学や国立の研究所などにしかいない。だから、そういう人々が本気で考えないかぎり現在の危機は乗り切ることが出来ない。

ところが、そういう科学者の大半は、自分の小さな”専門分野”の権威となることだけで十分に満足しているというわけだ。自分のちっぽけな研究テーマを遂行するだけで十分満足なのだ。あるいは、無知な一般人叩きをして満足なのだ。本質的な社会貢献や世界貢献はどうでもいいのである。未だに「滅び行く20世紀的生活」の礎の上で満足しているのである。ひと昔前の国家公務員、官僚のような態度で生きているのである。

なぜなら、今まさに大学や研究所を取り巻く社会は未曾有の社会崩壊、20世紀的社会の終焉に向かって突き進んでいるのに、大学や研究所は少し前に出来た「科学技術基本法」の威光や恩恵によるタイムラグのために崩壊以前の「科学者天国」を満喫できているからである。

世界の”オイルマネー”が集まるドバイの”セレブ”のために作られた超高級ホテルで国際学会、ハワイの東大観測所で勤務、南極の日本基地で勤務、宇宙ステーションで勤務。料理は超一流コックのセレブ料理、などなど。

日本の大学人もこの10年、20年ですっかり変わった。今いる大学教授も日本の政治家と同様に大半は2世、3世大学教授である。まるでイギリスのようだ。慶応には資本家や事業家や芸能人や政治家や学者の子しかいない。早稲田も似たようなもの。大学にいるお金のない学生はリッチマンの子供に大麻を売って生活するしかない。学習院は天皇家や貴族や良家や名門の子弟しかいない。

我々”庶民”は、大学の研究者や大学教授が「基礎科学研究で名を残す」という”優雅な”自己実現ができるようにしてやるために一生汗水たらして働き続けるのだ。彼らが「学識経験者」となれるまで普通の人々は一生懸命働くのだ。「日本の科学の発展のために」という大義名分のために庶民は日雇いで寝る間もなく働き続けるのだ。「日本人ノーベル賞受賞者を増やすために」庶民は土木建築作業の下請けの危険な日雇い労働で擦り切れまで働くのだ。政治家の子せがれに「人生経験」といって、芸能人の子せがれやタレントに「芸の肥やし」といってセックス相手を勤めさせられ、使い捨てられる若い女のように。

これが我々が戦後目指して来た世界なのか? 
これが手塚治虫が想像した21世紀だったのか?

もちろん、そうではないだろう。

学者はもっとグランドビジョンを生み出す英知が必要だ。ハバードモデルも良いが、アイジングモデルも好いが、何よりも大事なことは常人が見通すことが出来ないずっと遠くを見つめることだ。これなくしてはただの凡人。ただの専門家にすぎない。ならば普通の人の生活でいい。贅沢はするなということだ。

もっと学者の本道を行け!

いやはや、世も末ですナー。
2008/11/20のBlog
W杯最終予選、日本がカタールを3-0で下す


試合前の記者会見では、外国人記者から「もし負けたら解任といわれているが、どうか?」と聞かれ、「初耳ですね。そうなったら考えます」と言った岡田監督。強豪カタールを3-0で撃破。なんとか首がつながった。

一方、「カタール戦快勝、岡田監督「表面上、出来すぎ」

には、次のような談話が出ている。

犬飼基昭日本サッカー協会会長:
「オシム監督から引き継いで良いサッカーになってきた。目指す方向がよく分かり、選手も理解している」

岡田監督:
「表面上、出来すぎだけれど、内実としても少しずつ良くなっている手応えを持っている」

さて、私はこの試合を最初からずっと見てトゥーリオの3点目が入ったところで勝負ありと見て寝たが、非常に良い試合をしていたと思う。バランスのいいディフェンスと非常に厚みのある中盤で完全に試合をコントロールできたと思う。しかし、その”良さ”については、見解が異なる。

今回の試合では、オシム監督の教えがどうのこうのというよりは、中盤の選手たちの成長と自信が導いたものであると私は考える。

特に、アジア制覇したガンバ大阪の司令塔となった遠藤の成長と自信が最大の収穫と言える。それに、「海外組」の中村俊輔、長谷部の2人が加わり、非常にスピード豊かでかつ正確な中盤の支配ができたのである。

中村と長谷部、そして後半の後半に登場した松井は、やはりヨーロッパで揉まれに揉まれ、ヨーロッパの早いパス回しや精度に慣れているせいか、カタールの選手の早い寄せをももろともしなかった。これが勝因のすべてと言えるだろう。

この3人がかもし出す中盤が、実にうまく機能し、それにより、前線の田中、大久保、玉田がうまく飛び出してかなりスペクタクルな攻撃ができたわけである。

そして中盤のディフェンスやプレスもしっかりしていたために、ディフェンダー陣も安心して防御できたわけである。

中村、長谷部はある程度計算できる選手たちだったが、ここに中盤をバランスいい形にコントロールできるようになった遠藤が加わったことが日本の勝利に導いたのである。

要するに、遠藤がチームのバランスを取り、攻撃のリズムを変え、中村が決定機を作り、長谷部が敵の反撃を止める。こういう役割分担がうまくでき非常に機能していたのではないかと思う。

しかし、まだまだ問題点も多々ある。

田中は、後ろや横からのチャージが見えていない。だから、シュートのタイミングを逸してブロックされてしまう。

大久保は、相手ディフェンダーが何をしてくるか予想していないために、不用意な反則を受け、自分が怪我しやすい(これは長友も同じ)。また味方や敵の位置を上からみる「神の視点」が身についていないために、往々にして味方とかぶってチャンスを潰してしまう。シュートの際にもキーパーの位置を見ていない。

玉田は、前にスペースがある時しか仕事が出来ず、瞬時の反応は遅い。

長谷部は、ディフェンスは非常に安定しているが、攻撃では、遠藤や中村にボールをあずけると安心して足が止まる。そこで自分が受けてになってシュートまで行く積極性が足りない。これがシュートがなかなか入らない理由である。

中村は、不用意な横パスのミスがまだまだ多い。これでいくどかピンチになった。

遠藤は、特にそういうミスが非常に少なく、実に有効な「間の取り方」で中盤を作っていた。この試合に限ってはほぼ完璧に近い仕事をしたのではないかと思う。

守備陣は、後半の後半にカタールがパワープレーに入って来た時の危ない場面以外は非常に良かった。


というわけで、個々人が成長して来たことが試合に出たのであって、「オシムの戦法」とか「岡田の戦法」とか、そういったもので良くなったというようなものではないだろう。サッカーに対する個々人の理解や実戦がある程度深まってきたことが勝利の原動力になったということだろうと私は見る。

次回は、2月のオーストラリア戦だが、ここで本当の実力が試されるはずである。

まだ道半ば、これからが本番である。今後を期待したい。
2008/11/19のBlog
元次官宅連続テロ「第3の犯罪、絶対に防ぐ」…警視庁総監

日本テレビの

世界まる見え!テレビ特捜部
ザ!世界仰天ニュース

のような犯罪誘発番組の責任は非常に重いのではないか。

即刻こういった犯罪特集番組は中止すべきだ!

つい最近にも

全てを暴け!最新監視カメラ狙い撃ち

なる「テロ犯罪」特集をわざわざやっていたが、あたかもこれに”誘発”されたかのように、”テロ的犯罪”が日本国内でも起こってしまった。犠牲者や遺族には御冥福を祈りたい。

私がずっと以前から

「テレビの字幕スーパーによる洗脳支配」?

などで指摘して来たように、”字幕スーパー入り”の犯罪特集番組は、特集した犯罪と似たような犯罪を”誘発”するから非常に危険である。

この私の予言通りの犯罪が起こってしまったのである。そう考えるべきだと私は思う。


ところで、”言葉遣い”(つまり、用語の使い方)というものは非常に注意深くしなくてはならないと私は考えている。しかし、日本のマスコミ、特にテレビマスコミは”マスゴミ”化して久しいが、言葉使いがめちゃくちゃである。今回の事件を「テロ」と呼ぶのもそうだ。

一般にいう「テロ」とは、かなり政治色の入ったものである。政治的メッセージのようなものが絡む場合の暴力事件が「テロ」である。政治家が恐怖政治で人民を攻撃するような場合がむしろ本来のテロである。

しかし、今回の場合は、逆に官僚が狙われ、今のところ政治的意図は判明していない。こういう場合は、「暗殺」であろう。しかもかなりプロ的においのする「暗殺」に見える。あまりに手際が良すぎる。

こういう場合には、ある組織が別の組織への警告のようなものが含まれているのかも知れない。重要事項を知っている人物の”口封じ”ということもあり得る。

まあ、真偽のほどはおいおい分かってくるのかも知れないが、質の悪いテレビ番組や事件報道番組が人をマインドコントロールして犯罪を誘発させているという印象は拭えない。

いずれにせよ、過度の犯罪報道、執拗にくり返す犯罪報道やバラエティー番組、犯罪をまるで娯楽のように放映する番組やクイズ番組の類いは公共性からいって即刻禁止すべきだろうナ。

ちなみに、厚生労働省のホームページから歴代の官僚名を削除したって無駄である。なぜなら、あまりに「天下り官僚」や「不祥事」が多すぎて、そういう不正官僚を監視している官僚ウォッチャーがこの世には無数にいて彼らが無数のホームページで名前を公表しているからである。

例えば、こんなものである。
〔歴代事務次官退任後の天下り先〕

また、確か本にも官僚の住所や家まで書いているものもあったように記憶している。
ましてや、グーグルアースやグーグルストリートの時代である。官僚の家だってインターネットで見ることができるのかも知れないという時代だ。

当分は自分の身は自分で守る他ないのだろう。