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フロムウエストのカナダ高校留学

高校留学なんてまだまだ先のこと、とお思いでしょうが、歳月が流れるのはとても早いですし、お子様の教育には長期的な展望も必要です。特にカナダは日本と違う教育システムなので、それを理解していただき、今後の方針を立てていただきたいと思います。親子ステイと同じく「大切なお客様がカナダで安全かつ楽しく生活できるように」お手伝いをさせていただけたらと思っております。

高校留学は遊び半分の日本脱出ではなく、着実に英語力や国際感覚を養うための留学です。親元を離れること=自由ではありません。私達は、ホームステイ先での生活もそうですが、学校での態度や成績もモニターさせていただくつもりですので、高校生には多少うっとおしいかもしれません。が、あくまでも未成年ですし、外国にいるということを忘れないように常に連絡をとっていきたいと思っています。

まず、ここでは「カナダの教育制度のご紹介」「カナダに高校留学するってどんなこと?」「カナダ高校留学成功の秘訣」を御紹介いたします。

具体的には個々のカウンセリングになりますので、ご連絡お待ちしております。                                        

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【カナダの教育制度のご紹介】


カナダでは、州によって多少違いますが、小学校が1年から7年生、中高が一貫で8年から12年生というようになっています。日本での高校一年生はカナダでは10年生(グレード10)にあたります。

授業料は税金を払っている国民に対してはカナダ政府が負担しますが、留学生は年齢に関係なく規定の学費を支払います。
高校課程を修了するには州ごとに多少の違いがあり、たとえばBC州ではグレード10−12の間に決められた主要教科、選択教科を含んだ80単位を終えなくてはいけません。またそれ以外に教科によっては州の統一試験を受けなくてはいけません。その他に将来設計について勉強するコースがあり、そこではボランティアや職業体験などを決められた時間数こなす必要もあります。

カナダの学校のシステム(BC州)
日本の高校では、クラス単位で決められた授業を同じ教室で受けますが、カナダでは各生徒がカウンセラーと相談しながら選択したコースを教室から教室へ移動して受けます。もし、コース開始後に自分が選んだコースであっても思っていたものと違う、レベルが違うなどという理由で変更したい場合、開始後2週間以内で希望するコースに席の空きがあれば変更可能です。

カリキュラム選び
先にも述べましたようにカリキュラムは各自の進路を考えながら自分で選択していきます。
公立高校にはあらゆるコースが用意されています。大学への進学を考えている場合は自分の進んでいきたい学科に必要とされるアカデミックなコースを選択していきますが、その他に高校卒業後は、オフィスで働きたいという場合はそれに必要なコンピューターや会計などのコースを、芸術の学校に進みたいという場合は、各種美術のコースが用意されています。写真、彫刻、陶芸…将来への新しい道を開いていくために各高校ではあらゆるオプションを提供してくれています。
もちろん、これらの教科はその方面に進みたいという生徒だけのために用意されているわけではありませんので、今まで興味があったけれどもできなかったというものを教科のひとつとして、受けることも可能になります。

成績のつけかた
成績は日本と同じように科目ごとにつけられますが、ABC段階で出す学校とパーセンテージで出す学校があります。しかし総合的に評価する点というのは同じで、試験の点数はもちろんですが、それ以外に出席率や授業態度やまた生徒が授業にどれくらい参加できているか、提出物が期日までに出されているかというところで判断されます。遅刻や欠席が多い場合は、大きな減点となり、特に留学生にとっては日本の保護者への連絡やさらには退学という厳しい処分が科せられる場合もあります。正当な理由での欠席や遅刻という場合にはカストディアン(後見人・カナダでの保護者)であるホストファミリーに手紙を書いてもらい学校に届け出ておくことが重要です。

進級について
日本の学校では1年間の過程を受けると自動的に次の学年に進級となるのが普通ですが、カナダでは各教科50%以上をとっていないと次の学年の教科を取らせてもらえません。得意な教科は12年生レベルを勉強していても不得意な教科は10年生レベルという場合もあり卒業までに時間がかかってしまう場合もあります。けれども、サマースクールという7月に行われる補習授業でその教科を終えることができる方法もあります。これは年間授業料とは別に費用がかかります。

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【カナダに高校留学するってどんなこと?】


カナダでは州によって多少の制度が違いますが、ここではブリティッシュコロンビア(BC)州を中心にお話していきましょう。

まず、BC州の学校は小学校1−7年、中学と呼ばれるところがなくて、高校が8−12年となっています。日本の高校1年生がこちらの10年生にあたるのですが、カナダで編入できる学年は日本での学年というよりも生まれ年によって決められることが多いです。
学年度の始まりは9月から、終わりは6月。学校によって学期制であったり、1年制という制度で各コースが進められています。
学期制とは、1年間に履修できる教科をだいたい4〜5科目を各学期でとり、年間で8〜10科目を終えるという制度のものです。
一年制の学校では、8〜10科目を1年間通して履修していきます。学校によってそのシステムは違いますが、たとえば今日はABCDという時間割であれば翌日はEFGHという教科を勉強し、年度途中でその順番を変更している学校などいろいろな形があります。

公立高校では、あらゆるコースが提供されています。進学コースもあれば職業訓練コースなども各種用意されています。
たとえば、高校を卒業したらすぐに働きたいという生徒のためにはビジネス全般のコースを取ることができます。車の修理をするコースがあったり、シェフになりたいという場合は、カフェテリアで調理実習をして、ランチタイムに生徒たちに自分たちが調理したものを販売している学校もあります。もちろん、進学することを考えている生徒もこれらのコースを趣味のコースとして履修することができますので、日本の高校では体験することができないことに挑戦できる、またとないチャンスです。

高校留学開始前にカウンセラーが申込書に書かれている情報をもとにコース選択をしていきます。しかし、ほとんどの場合、学校開始前では生徒の英語のレベルがわかりませんので、ESLのクラスがいくつか決められています。英語のレベルが高い場合はESLの数も減らして主要教科への変更を考慮してもらえますが、ほとんどの場合、難しいのが現状です。しかし、その中でも特に数学は自信があるという生徒の場合は、数学から現地生徒が受けているクラスに入れてもらうことができるかもしれません。その他にはあまり語学力を要さない美術系、音楽系、体育、ほか選択科目というものが取れるでしょう。しかし、誰でも環境に慣れるのに緊張しますから、あまり最初から無理をせずESLの授業を受けて、今後受けなければいけない主要科目履修に備えていくのがよいと思います。

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【カナダ留学成功の秘訣とは?】

出発前に…

高校生というといろいろな面において多感で難しい時期です。
そんな時期に親元を離れて、親御さんも体験したことがない環境にお子様を送り出すというのはとても心配で不安だと思います、がそれ以上に本人は不安を抱えているかも・・・。
それでも高校留学を決心したら、できる限り準備をして送り出してあげてください。
留学に持参するモノの準備も当然必要ですが、それよりも前に精神的な心の準備を整えてあげてくださいね。

留学中は自分のことは自分でするのが基本。当然のことですが、親元にいるとなかなかこのようなことにも気づいていないかもしれません。


● お子様は毎朝、自分で起きて学校へ行く準備ができていますか?
● 自分の部屋の整理整頓ができますか?
● 家のお手伝いをよくしていますか?
● 帰宅が遅くなるとき必ず家に連絡を入れていますか?

留学中、お子さんはご両親から離れて、ホストファミリーの元で生活をしなくてはいけません。ホストファミリーはお子さんを家族の一員と受け入れているつもりです。しかし、そこに入った以上はその家庭の方針で毎日の生活を送らなくてはいけません。上記のようなことはほとんどの家庭では最低限自分でできているものと理解して受け入れられています。それができていないと最初は助けてくれていても少しずつ溝が出来始めます。そのような事態を未然に防ぐためにも是非、精神面の準備をお手伝いして送り出してあげてください。
ホームステイでの生活が安定していれば精神面で落ち着き、勉強に集中でき、よい友達にも恵まれ高校留学は成功!と言っても間違いないでしょう。

カナダ到着後…


カナダに到着したあとは、自分でいろいろな壁にぶつかりながら、それを乗り越えていかなくてはいけません。


まず、最初に実感するのは「英語がわからない!」「何を言ってくれているの??」どうしよう、ということでしょう。これは、高校生に限らず、大人でも皆一緒です。日本で英語を勉強してきていて相手は簡単なことをゆっくり話してくれているのに、頭の中で単語がばらばらになって何がなんだかわからない状態になります。耳が緊張してしまって、相手の言葉を受け入れることを拒絶しているのです。でも心配しないでください。2,3日で少しづつ簡単な単語が聞き取れるようになってくるでしょう。でも、それがわかるためには、カナダに来る前にたくさんの言葉を頭に貯めこんでおかないと、わかるようにはならないですよ。インプットがなければアウトプットはないのです。


言葉がわかると生活にも慣れてきます。でも、すぐに環境に入っていける好奇心旺盛のお子様もいれば、内気で誰から話し掛けられても声を出せずにいるお子様もいます。
前者の場合は、失敗も怖がらずどんどんと友達を作り、わからないことは先生に聞きにいくこともでき心配ないでしょう。後者の場合は、ちょっと努力しないと大変です。というのもカナダではわからなそうな顔をしてサインを相手に送っていてもほとんど気が付いてくれません。学校での勉強や宿題の場所がわからない、聞ける友達がそのクラスにいればいいほうです。(けれどもこれはあまりお勧めしませんが。友達の教えてくれることが間違っている場合もありますから。)誰にも聞くことができなければ先生に聞きに行かなければいけません。先生は忙しく、授業が終わったらさっさと教室を去っていきます。そのときにいかにアピールして先生をつかまえて質問するかで留学が成功できるかが決まります。わからないことをそのままにしていたらよい成績が取れない=そのコースを終えることができない。結果、卒業できずいつまでも時間がかかり、あきらめてしまう。
恥ずかしがらずに、とにかく先生をつかまえてわからないところを確認するということが一番大切なことだと思います。

友達つくりも内気な子にとっては簡単ではないでしょう。英語力の問題でなかなか同年代のカナダ人の友達というのは作るのは難しいですから。大体が留学生同士でかたまってしまいます。それもいいと思います。日本ではめったに日本人以外の同年代の人とお話できるチャンスはないですから。これだけでもカナダに留学する価値はあると思います。でもチャレンジ精神旺盛なお子さんならカナダ人ばかりが集まっているところに自分から声をかけ友達になるチャンスもあります。興味が同じであれば素晴らしい親友にめぐり合うことができるかもしれません。

よい友達に出会えて、より充実したカナダ生活を送ることができればそれに越したことはありません。本人は気づいていなくても、可能性の海へ出発したら、どんどん新しいことを吸収して成長していくでしょう。カナダ高校留学がそれぞれのお子様にとって実り多きものでありますように・・・。心から願ってやみません。

                                


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