新型インフルエンザの感染が国内で広がっているのに伴い、厚生労働省は感染を疑う際の基準を変更し、アメリカなど3か国への渡航歴を外しました。
厚労省が新型インフルエンザに感染しているかどうか検査する際の基準としては、これまで感染が蔓延しているアメリカ・メキシコ・カナダの3か国への渡航歴があげられていました。
しかし、海外渡航歴がない人が感染する例が増え、国内での感染が広がっていることを受け、厚労省は感染を疑う要件として海外への渡航歴を外し、症状と医師の判断のみとすることにしました。
今後、発熱などの症状があり、患者が国内で感染が広がっている地域に滞在しているかどうかなどを考慮して、医師が新型インフルエンザの感染を強く疑った場合、国に届け出をするとともに、詳しい検査が行われることになります。(22日22:36)