2009年5月22日 21時17分更新
新型インフルエンザの感染を防ぐため、大勢の子どもたちが集まる県内の保育施設では、予防の基本となるうがいや手洗いについて保育士らが徹底して面倒を見ています。
このうち0歳から5歳までの子どもたち220人あまりが通う岡山市北区の南方保育園では、これまでも運動場で遊んだ後は、必ず全員が手を洗うことにしていました。
新型インフルエンザの感染が国内で確認されてからは、保育士が手を洗う子どもたちに付きっきりになって子どもの腕に手を添えたり、洗い流す際にゆっくりと数を数えてあげたりして、手助けしています。
また、手をふくためのペーパータオルは、あらかじめ幅を半分に切ってあり、幼い子どもの力でも引き出しやすいよう工夫しています。
給食の前にはひとりひとりの子どもの手に消毒液をかけて、新型インフルエンザの感染を防ぐ対策も徹底しています。
南方保育園の片岡加代子園長は「個々の子どもができるレベルに合わせて指導をしている。新型ということでどうなるか分からないので、保育園としては手洗い、うがいの基本を徹底したい」と話しています。