2009年5月22日 21時17分更新
新型インフルエンザが各地に広がるなか、県内の病院の小児科では訪れる子どもの間で感染が広がらないよう対策が行われています。
病院に診察に来る子どもはおとなと比べて発熱の症状で訪れることが多いため、知らずに新型インフルエンザに感染した子どもが直接、小児科を受診し、別の子どもに感染が拡大することが心配されています。
このため岡山市南区の岡山労災病院では、小児科の医師が発熱のある子どもを診察する際にはマスクとゴーグルをすることにしていて、医師が新型インフルエンザに感染して別の子どもに感染を拡大してしまう事態を予防しています。
病院の医師は子どもに少しでもインフルエンザの疑いがある場合は、直接病院に来ないでまずは発熱相談センターに連絡して欲しいとしています。
岡山労災病院小児科の寺崎智行部長は「保護者には子どもが急に39度や40度の高熱が出たりだるそうにしている時にはインフルエンザの疑いがあるかもしれないので注意してもらいたい」と話しています。