岡山放送局

2009年5月22日 21時17分更新

市職員のボーナスで凍結申し出


岡山市人事委員会は市職員のことしの夏のボーナスについて、民間企業の給付水準が大幅に下がることが見込まれるとして、0.2か月分、率にして9%程度の支払いを凍結するよう市長などに申し出をしました。

岡山市人事委員会は、先月から今月にかけて市内の主な民間企業を対象にこの夏のボーナス支給額の調査を行い、22日、その結果をもとに適正な支給水準をまとめた申し出書を高谷市長に手渡しました。

それによりますと調査で回答があった105の事業所のうち、すでに支給額を決めていた15の事業所の平均で去年より16.2%下がっていて、市内ではことしのボーナスの給付水準が大幅に下がることが見込まれるとしています。

一方で申し出書では国家公務員のボーナスについても今月1日に人事院が臨時の勧告を行い、0.2か月分、率にして10%程度凍結するよう求めたことを指摘しています。

こうしたことから岡山市人事委員会は、市職員の夏のボーナスについても0.2か月分、率にして9%程度を凍結するよう申し出をしました。

高谷市長は「厳しい経済状況の中で公務員だけ特別というわけにいかないとは思っている。今回の申し出を重く受け止め適切な対応をとりたい」と話しています。