警察官の制服で、男性になくて女性だけにあるもので真っ先に思い浮かぶのはスカート、二番目がベストだろう。 スカートに関しては女性限定でなんの問題もないが、ではベストはどうか? 男性用のスーツにはベストがあるのに、なぜ警察官制服には女性用しかないのか? 特にわからないのが夏用のベストだ。ただでさえ暑いのに、わざわざ重ね着をしてさらに暑くする意味がわからない。 理由は色々考えられるが、一番有力なのは「透け」対策だろう(汗)。夏の制服は水色なのでまだ透けにくいが、合ワイシャツは白なので、「透け」を完全に防止することは難しい。 数ヶ月前、某警察に合格したOLが自分のブログで、警察学校入校に際して着用する下着の色が指定されていると書いていた。残念ながらその色まではわからないので推理するしかないが、俺はベージュが最も有力ではないかと睨んでいる。理由はふたつ。一番目。そのOLは色指定を受けて、慌てて下着類を買いに走ったとある。もし、白指定なら、手持ちの物で十分間に合うはず。どんな女性でも白の下着のストックぐらいあるはずだ。ベージュはそうはいかない。今どきの子が、おばさん臭いベージュの下着を持っているとは考えにくいからだ。二番目。最も透けにくいのは肌色と同化するベージュらしい。海上自衛隊の夏制服は白だが、「透け」対策でベージュの下着を推奨しているほどだ。素人感覚だと白い服なら白い下着が最も透けにくいと考えがちだが、そうじゃないんだと。 「透け」対策以外に考えられるのが、ベストを着ることによって体形を綺麗に見せる効果がアップすることだ。ベストなしだと、腰のラインはストンと落としたような直線的なものになるが、ベストを着れば腰には「くびれ」が、胸にはふくよかな膨らみが現れる。引っ込む所は引っ込み、張るところは張る。体のラインにメリハリが出やすいというわけだな。 最後に個人的趣向を書かせてもらおう。俺はベストがない方がさわやかで活動的に感じられる。若い女性警察官の場合はなおさらだ。せっかくの爽やかなシーズンだ。たまには重いベストを脱いで、五月の風を肌で感じるのもいい。
(注1)各種ニュースサイトを閲覧した限り、福岡県警の女性警察官はベストをあまり着用していないようだ。俺の住む関東では、盛夏時ではさすがにベストを着用していない女性警察官も時折見かけるが、合服では全く見かけない。上半身真っ白な女性警察官は2005年にひとり見ただけで、後は全然だ。
(注2)女性自衛官の常装制服にベストはないが、その代わり、セーターがある(男女共)。主に、内勤デスクワークの隊員が着用しているようだ。無料ではなく有料で、「準制服」扱い。持つ持たないは個人の自由。従ってセーターなどいらんという隊員は、当然ながら持っていないということだ。「自衛官 セーター」でグーグルの画像検索をかけてもらえれば、現物の写真がすぐに見つかる。一般人でも自衛隊内の売店「PX」「BX」で直接購入できる他、通販でも入手できる。
それから、こちらは本題と関係ないが、今日見つけた「お笑い」ニュースをご紹介。
「反対…でも守って」 海自がピースボートを護衛 ソマリア沖
海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった。ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。
海自の護衛艦2隻は11日から13日にかけ、ソマリア沖・アデン湾を航行する日本関係船舶7隻を護衛。うち1隻がピースボートの船旅の旅客船だった。ピースボートは社民党の辻元清美衆院議員が早稲田大在学中の昭和58年に設立。船旅は寄港地のNGO(非政府組織)や学生らと交流を図ることなどを目的としている。
66回目となる今回の船旅は約3カ月半に及ぶ地球一周で、北欧5カ国とフィヨルドを巡るのが目玉。約600人が参加し、4月23日に横浜港を出発後、中国とシンガポールに寄港。ピースボートのホームページには船旅の最新リポートとして、デッキで催されたフルーツパーティーの様子が掲載されている。
ピースボート事務局によると、船旅の企画・実施会社が護衛任務を調整する国土交通省海賊対策連絡調整室と安全対策を協議し、海自が護衛する船団に入ることが決まったという。
ピースボートは市民団体による海自派遣反対の共同声明にも名を連ねている。事務局の担当者は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(企画・実施会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。
産経ニュース 2009.5.14 01:38
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「ピースボート」。 反対しているはずの海自の護衛艦に守られ、安全を保障された船内での「フルーツパーティー」。その鼻先には内戦でドロ沼状態のソマリアがある。飢えで子供たちがバタバタ倒れていく。酒池肉林の天国の先にある地獄。 本能の赴くまま自由闊達に生きていく彼らを止める術を俺は持たない。いくら周りが呆れ、憤り、嘲っていても、我関せず。悩みなど何もない幸せな方々なんだろうな。ともかく、ピースボートのおかげで海自の株が否が応でも上がった。ある意味において、ピースボートGJだ。
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