ミャンマーの軍事政権が軟禁中の民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(63)を特別法廷のある刑務所に連行し、起訴した問題で、在日ミャンマー人ら約150人が14日、東京都品川区の同国大使館前で、早期釈放を求める抗議活動をした。
在日ミャンマー人らは同日昼、大使館前に集まり始め、スーチーさんの状況について説明を要求。応答がなかったため約1時間にわたり「民主化の指導者、スーチー氏を釈放しろ」とシュプレヒコールをあげた。15日も抗議を続けるという。
約20年前にスーチーさんのボディーガードをしていたという同区の会社員、フォンミントンさん(39)は「健康不安が伝えられるスーチーさんを訴追するのは暴挙。(今月末に期限が切れる)軟禁の期間を延ばすための口実作りだ」と語気を荒らげた。【前谷宏】
毎日新聞 2009年5月14日 20時41分(最終更新 5月14日 22時43分)