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1977年にワンガリ・マータイさんが非政府組織(NGO)として始めた植林運動。
現在、地球では1秒間にサッカー場1面分というスピードで緑がなくなっているとも言われています。
アフリカでも、独立を達成した60年代以降、農業生産が人口の増加に追いつかず、農地を広げ、燃料となるまきを得るために、多くの木が切られました。ところが伐採後の土地は荒れて植動物が育たず、水や食べ物やまきが得られないことから、人々の暮らしがより貧しくなるという悪循環が広がっています。
人間の暮らしはそれを取り巻く生態系に依存している、とマータイさんは言います。木を植えることは、自然と人のつながりの復活でもあるのです。
たった7本の木を植えることからスタートしたこの活動も、2006年までに参加者はケニア女性たちを中心に延べ10万人を超え、アフリカ全土で4000万本以上の木が植えられています。
グリーンベルト運動
ケニアの環境活動家、ワンガリ・マータイさんが環境保護と住民の生活向上を目的に、1977年から非政府組織(NGO)として始めた運動。ケニアにおける森林破壊による砂漠化を防止するための植林活動。
毎日新聞社
毎日新聞は明治5(1872)年創刊の日本最古の日刊紙。社長を務めた加藤高明や原敬は後に首相になった。新聞界のグランプリ・新聞協会賞(編集部門)は、最多の21回を受賞。ピューリッツアー賞の受賞暦もある。環境問題にも積極的で、新聞初の環境面を設け、MOTTAINAI、富士山再生キャンペーンなどを展開。07年4月には「水と緑の地球環境本部」を設置、環境保全の取り組みをさらに強化している。