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大田暴力デモ:角膜損傷の義務警察官、傷が深刻

 今月16日に大田で行われた全国民主労働組合総連盟(民主労総)による暴力デモの際、「竹やり」が目に当たり角膜を損傷した義務警察官(兵役の代わりに警察に勤務する警察官)の傷が、かなり深刻な状態であることが分かった。

 釜山市西区の東亜大病院に入院している、ソウル地方警察庁第1機動隊第15中隊所属のカン・ホギョン一警(軍隊の一等兵に相当)=23=の家族は21日、「瞳孔の下の骨が砕けており、涙腺やまぶたも手術しなければならない、と聞いた。今後3回ほど手術を受けなければならない状況で、骨の手術の最中に瞳孔が破裂する恐れもあるという」と語った。

 昨年9月に入隊したカン一警は、今月16日に大田で行われた民主労総による暴力デモの際、隊列の先頭でデモ隊と対峙(たいじ)していて、デモ隊が振り回した竹やりが目に当たった。カン一警は当時、顔面保護用の鉄網が付いた防石ヘルメットを着用していたが、先端が傘の骨のように分かれ鋭くなった「竹やり」の先が鉄網のすき間から顔面を直撃し、左目に刺さった。

 カン一警は当初、目を負傷したことに気付かなかったが、先輩の義務警察官から「目から血が出ている。隊列の後ろに下がれ」と告げられ、隊列を離れ救急車で搬送されたという。その時点で左目が見えていなかったことに気が付いた、とカン一警は話した。この日夜11時ごろ、カン一警は大田市内の病院で、7時間にわたって角膜の縫合手術を受けた。

釜山=クォン・ギョンフン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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