今年度補正予算案は20日、参議院予算委員会での実質審議が始まった。麻生首相は政権交代を訴える民主党について、「政権交代だけでは何が目的かわからない」と批判した。 麻生首相「政権交代は手段であって目的ではありませんから、政権交代されたら何をされるかはっきりしていただかないといけないという感じがいたします。政権交代だけでは、何の目的かわからないんだと思っています」
一方で、麻生首相は自らの政権の成果として、定額給付金や雇用対策、新型インフルエンザ対策に加え、金融危機への対応で国際社会から評価されていることをアピールした。
また、第2次補正予算案を編成する考えがあるかについては「今、この段階で考えているわけではない」と否定し、現在審議されている補正予算案の速やかな実行に全力を注ぐ方針を強調した。