アメリカから帰国した都内の36歳の女性が新型インフルエンザに感染していることが確認されました。都内で2人目の感染者となります。
東京都などによりますと、この女性は今月6日から18日まで知人と一緒にアメリカのフロリダとサンフランシスコに滞在し、19日夕方、成田空港に到着しました。
女性は家族の運転する車で目黒区の自宅に戻りましたが、発熱などの症状があり、その後の詳しい遺伝子検査の結果、21日に新型インフルエンザへの感染が確認されました。女性は現在入院中で、症状は安定しているということです。
東京都では帰国後の女性と接触した人が限られていることなどから、国内で感染が広がっている可能性は低いとみて、休校などの措置は取らないことにしています。
一方、21日午後、アメリカのシカゴから成田空港に到着したユナイテッド航空881便の乗客で、機内検疫の簡易検査で陽性反応を示していた20代の韓国人の男性が新型インフルエンザに感染していることがわかり、隔離入院しました。
男性はトランジットで韓国に向かう途中で、機内で近くに座っていた11人については停留措置が取られました。(22日04:05)