鳥取大と県が保健医療について協議する第1回連携会議が20日あった。同大付属病院の豊島良太院長は同病院の病床について、新型インフルエンザの感染が拡大した際の「最後のとりでにしてほしい」と強調。重症者が増え、感染症指定医療機関で対応できなくなった際の切り札と位置づけた。
豊島院長は、新型インフルエンザのウイルスは弱毒性のため重症者は多くならないとの認識を示し、高齢者や乳幼児、糖尿病患者らは「重症化する可能性がある」と指摘した。
平井伸治知事は「いずれかの段階で軽症者は自宅療養してもらうのが正しい姿」と話し、感染が拡大した場合は対応を緩和していく意向を改めて示した。【宇多川はるか】
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毎日新聞 2009年5月21日 地方版