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北の外貨依存型「宮廷経済」 圧力こそが効果 元外貨管理職員が証言  (1/3ページ)

2009.5.21 20:16

 【ワシントン=古森義久】北朝鮮中枢の外貨管理部門で長年、働いていた金光進氏はこのほど産経新聞と会見し、北朝鮮の特異な経済構造などについて語った。金氏は、北朝鮮経済が金正日総書記に直結する外貨依存の「宮廷経済」と国民一般の「人民経済」に分離され、日本の朝鮮総連が長年、この宮廷経済を支える主柱の1つだったことを明らかにした。そのうえで、宮廷経済への圧力こそが急速に進む金正日体制の弱体化を早める上で最も効果があると強調した。

 金光進氏は朝鮮労働党組織指導部の国家保険機構で主要諸国の大手保険会社から外貨で高額保険金を獲得して総書記に供する任務にあたっていたが、2003年に国外に亡命し、韓国などを経て今年春からワシントンの「北朝鮮人権委員会」の研究員となった。

 金氏はまず北朝鮮の近年の経済構造について「内閣が統括する一般の『人民経済』と、外貨を得る企業、産業のほぼすべてと兵器産業を統括する『宮廷経済』が存在し、外貨に依存する後者は労働党中央委員会から金総書記に直結し、その政治・軍事独裁体制を支えている」と解説した。

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