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中央大教授殺害容疑、元教え子の28歳の男逮捕 警視庁

2009年5月21日23時58分

写真:殺害された高窪統教授=高窪教授の研究室のウェブサイトから殺害された高窪統教授=高窪教授の研究室のウェブサイトから

写真:高窪教授が刺されて死亡した中央大理工学部がある後楽園キャンパス1号館=1月14日、東京都文京区春日1丁目、本社ヘリから、筋野健太撮影高窪教授が刺されて死亡した中央大理工学部がある後楽園キャンパス1号館=1月14日、東京都文京区春日1丁目、本社ヘリから、筋野健太撮影

 東京都文京区の中央大学後楽園キャンパス校舎内で1月、理工学部教授の高窪統(はじめ)さん(当時45)が刺殺された事件で、警視庁は21日夜、同教授研究室の学生だった神奈川県平塚市山下、アルバイト店員山本竜太容疑者(28)を殺人容疑で逮捕した。

 同庁によると、山本容疑者は調べに「高窪先生を刃物で何回も刺して殺したことは間違いありません」と供述し、容疑を認めているという。

 富坂署捜査本部のこれまでの調べによると、山本容疑者は1月14日午前10時半前、同キャンパス1号館4階の男子トイレで、高窪さんを刃物で刺すなどし、殺害した疑いがある。高窪さんは胸や腹、背中などに四十数カ所の刺し傷や切り傷があり、司法解剖の結果、死因は胸を刺されて内臓が損傷したことによる失血死と判断された。トイレの床からは、鋭利な刃物の刃先とみられる数ミリ大の金属片が見つかり、トイレの壁の低い位置には飛び散った多くの血が付着していたという。

 こうした状況から捜査本部は、高窪さんは襲撃されて床に倒れた後も背中を執拗(しつよう)に刺されたとみて、高窪さんに強い恨みを抱く者による犯行の可能性が高いとみて捜査していた。

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