Print this Post Article Lists Back

1-3月の上場企業業績、前年比で大幅悪化

 韓国取引所と韓国上場会社協会は19日、有価証券市場(メーンボードに相当)に上場する12月決算企業の1-3月期業績を集計した。世界的な景気低迷の影響で今年1-3月期の上場企業574社の最終利益と営業利益は前年同期をいずれも大きく下回った。

 上場企業全体の1-3月期の売上高は前年同期比2.92%減の216兆1563億ウォン(約16兆6800億円)、最終利益は同81.45%減の2兆5691億ウォン(約2000億円)、営業利益は同56.76%減の7兆8360億ウォン(約6000億円)だった。売上高1000ウォン当たりの最終利益は12ウォン、営業利益は36ウォンにとどまったことが分かった。これは前年同期の最終利益66ウォン、営業利益86ウォンを大きく下回る数値だ。

 ただ、米国発の金融危機で世界的に急速な景気後退が進んだ昨年10-12月期に比べれば、売上高は5.5%減少したが、営業利益は67%増え、最終利益も黒字に転換するなど改善が見られた。

 市場関係者は企業業績が昨年10-12月期に底を打ったと分析しているが、景気は本格的には回復できず、今年下期まで不振が続くことを懸念している。HMC投資証券のリサーチセンター長イ・ジョンウ氏は「最近ウォンが対ドルで上昇し、為替効果が消失する一方、原油価格など原材料価格が上昇傾向にあり、下期に企業業績がかえって悪化する可能性もある」と指摘した。

クム・ウォンソプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る