ふと携帯の受信メールの一番最初にクリックしちゃった…
知らないアドレスに
たくさんの保護マークのメール。

元カレが送ってきたメールだった。
何度も
何度も
明日からやりなおそう?
仲良くやっていこう。
俺が依存していたよ、
えりさは俺の体の一部だから、
今年の冬も雪国いくんじゃなかったの?
早く仲直りしよう。
忙しいそうだけど
区役所いくの忘れてる?
俺が暇なだけかな?
本当に好きだよ。
真剣に守っていくってきめたから。
最後の恋愛だからね。
ちゃんと向かっているから安心して…
早く逢いたい…
誰にも邪魔されずに
結婚しよう。
…etc
沢山の
メールが保護してのこっていた。
こんな時期あったなぁって
少し余韻が残ってそれに浸った。
きっとあの時の私達だったから
あの恋愛は成立していたのだろう。
今の
彼と私とはきっと無理。
何度となく過ごした二人の時間は
さみしい事に
すぐ消えていく…
同じアクセサリーをして
同じタトゥーを背中に入れて
同じ自分達の写メをお互い待ち受けにして
同じ曲を聞いて
同じ位置で隣にいて
同じベッドで眠りについた。
そんな生活があたりまえだったあの日…
これを撮ったのが遥か昔のようで懐かしい。

最後に保護してあったメールは
えりさと付き合っていて俺自信ないかもなんだ。
ってあった。
彼は沢山悩んだり
いろんな思いが彼なりにあったのだろう。
私なりにも
すごく沢山あったから。
このままずっと一緒にいる事だけが
本当の二人にとって
幸せなのかな?
って
…でも結局、
離れちゃったら
ダメだった。
一緒にいてもダメだったし、
どちらにしよダメな結末を私達はいつか
迎えなければならない日がやってくる
未練もなければ後悔もない。
でも反省点は山程ある。
バカがつくほど人間を
愛してしまったら
【恋は盲目】
自らすら
私はみえなくなってしまうって事。
私は
今一人で
随分の間はいるつもり。
でもやっぱり恋人っていう存在は
そばに人間は
いた方がいいよ。
だから恋人がいる方々はさ、
今そばにいるなら
もう一度出逢った頃の気持ちを忘れないで
たくさんの愛情を注いでほしい。
私が当時気づかなかったから
大切な事なのに…

好きな人から初めて直筆でもらった
クリスマスのプレゼントは今でも宝物。
【Dear.Erisa
約束どおり今日は2人で北海道にいるね。絵理沙と付き合って1ヶ月
こんなん楽しく濃い時間…
幸せに過ごせて嬉しいよ
これからの2人の未来が楽しみで仕方ないよ
これからもよろしくね、
絵理沙大好きだよ…
From.Yuya
2008.12.24】
もう一つプレゼントを貰ったんだけどそれは
かたちないものだから秘密にしておく

この手紙を
ホワイトクリスマスイブの夜に渡された私は
恋は盲目
にもうなっていた頃かな…
嬉しい感動の
涙が出たのはこの日が
人生で初めてだった。
本気の恋愛真っ最中。
この晩は涙がとまらなくて
彼の肩にただひたすら
うずくまってしがみついていた。
もうクリスマスなんてこなくていい。
きっと毎年思い出すからね。
何年経っても真実の出来事の
過去は消せない。
ありがとうって伝えれば伝えるだけ
なぜか辛くなる。
ごめんなさいと伝えれば伝えるだけ
孤独を感じる。