2009年5月21日 19時2分更新
発熱やのどの痛みなど、新型インフルエンザに感染した可能性のある患者を専門に診察する、「発熱外来」を訪れる患者が増えていることから、奈良県は、22日からこの外来を新たに2つの病院に設け、合わせて7か所で患者を受け入れることにしました。
奈良県内では、現在5つの病院に発熱外来が設けられていますが、5月17日以降、インフルエンザのような症状を訴える人が増え、20日は県内で合わせておよそ90人が「発熱外来」で受診しました。
今後、感染が広がってさらに患者が増えるおそれもあることから、奈良県では22日から新たに2つの病院に発熱外来を設け、患者を受け入れることにしました。
専用の診察室が設けられた外来では、鼻の粘膜などから綿棒で組織を採って、ウイルスの型を調べる簡易検査を行います。
インフルエンザのような症状がある人は、発熱相談センターに電話をしたうえで、必要と判断されれば発熱外来に行くことになっていますが、直接訪れる人もいるということで、奈良県では「自分の判断で発熱外来を訪れるとそこで感染してしまうおそれもあるので、まず発熱相談センターに電話をしてほしい」と話しています。
発熱相談センターの電話番号は、0742−27−8658です。