東大よりハーバードを目指すエリート高校生たち(後編)
海外大学への進学準備はいつからスタート?
―海外の一流大学に進学するためには、いつから準備をすればいいのでしょうか?「少なくとも、中学の初め頃には、親子そろって志を持っていないと難しいですね。それまで全く海外を考えていなかった子がいきなり高校から海外を目指しても、語学面などで間に合わないことがあります。中学校の頃から日米併願を前提に入れて、高校でどちらか1本に絞ればいい。日本も大学のレベルが低いわけじゃないですし、やりたいことがはっきりしているなら、日本の大学を選べばいいのです。」
―幼少の頃から準備を始めるほど有利ということはありますか?
「それは親の考え方次第ですね。小さな頃からゆっくり始めてもいいし、帰国子女など語学力がある子は高校に入ってからでも大丈夫な場合もあります。ただ、親はまず子供が小さい時から、子供を『日本人』として育てたいのか、それとも『外国人』として育てたいのかをはっきりさせた方がいいです。
この場合の『日本人』の意味は、日本人としてのアイデンティティをしっかり持って、海外で学んでも将来的に日本に帰ってくる人のことです。『外国人』というのは、日本人のアイデンティティはないものの、海外でバリバリ活躍できて、日本に帰ってこない人たちのこと。今は幼少の頃からバイリンガル教育も盛んに行われていますが、インターナショナルスクールで育つと、日本語や日本文化を忘れてしまうこともあります。しかし海外で生涯過ごす人に育てることが目的なら、別にそれでも構わないわけです。全部なんて手に入れられないですから。親がまずビジョンをはっきり持つことです。」
カリフォルニアから始まった森田さんの海外生活
―12歳でカリフォルニアに移住されてから色々な大学を転々とされていますが、森田さんにとって大学とはどんなところですか?「僕にとって、大学はやりたいことをやるためのツールです。やりたいことを追求して行ったら転々としてしまっただけです。実家が近かったので、まずカリフォルニア大学バークレー校に入学。当時は総理大臣になりたいという夢があったので(笑)、政治経済を専攻しました。でも上から何かを変える大変さを知って、ならば下から社会を変えられることをしようと思い、教育に興味を持ちました。
ハーバード大学教育大学院の後、ケンブリッジ大学でインターネットを専攻しました。当時インターネットはそれほど普及していなかったのですが、ネットと教育を合わせたら、直接教えるよりずっとたくさんの子供たちに教えられると思ったんです。その後、よりネット環境の良いアメリカのコロンビア大学へ。でもその頃、ちょうど勉強するのにも飽きてきたので、日本に戻って会社を立ち上げることにしました。研究は続けたかったので、今も東大に通っています。
僕は全部目的があって大学を動いてきました。『俺はこれを学びたいから教えろ!』ってくらいの勢いの人じゃないと、多分海外ではのびのび過ごせないですよ。受身だったり、なんとなく海外に行きたいくらいの感覚では無理ですね。知りたい、学びたいことを明確にすること。なりたい自分があって、そのツールとして学問があるのだから。」
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