県内ニュース
イブニング・シックス
福島空港の機内検疫縮小(05月21日)
福島空港では、水際対策として行ってきた国際線での機内検疫をきょうから縮小しました。福島空港では今月4日から水際対策として、ソウルから到着した便を対象に機内検疫を行ってきました。しかし、国内で感染が拡大している時期に入ったことから、国内での感染防止や患者の治療に全力を尽くしきょうから機内では乗務員による目視での確認にとどめることになりました。一方で、入国の際に行っているサーモグラフィーを使った体温の確認は続けるということです。アシアナ航空によりますと新型インフルエンザの影響で今月から来月にかけての福島発ソウル便でこれまでにのべ110人が取り消しや延期をしたということです。
裁判員制度スタート(05月21日)
重大な刑事裁判に一般の人が参加する裁判員制度が、きょう、スタートしました。県内では、早ければ7月にも初めての裁判員裁判が開かれます。裁判員制度は国民から選ばれた裁判員が刑事裁判に参加し、裁判官とともに有罪や無罪、そして刑の重さを判断するもので、きょう以降に起訴される事件が対象です。対象となるのは殺人や、強盗傷害、民家への放火などの重大事件で、県内では福島地方裁判所と福島地裁郡山支部で開かれます。ことしの裁判員候補には県内からすでに3千500人が選ばれていて、その中から、事件ごとに最終的に6人の裁判員が決められます。県内では早ければ7月に国見町でことし1月に起きた両親殺害事件が、裁判員裁判のはじめてのケースになる可能性があります。
きょうは小満 各地で今年一番の暑さ(05月21日)
きょうの県内は良く晴れて気温が上がり、各地で今年一番の暑さとなりました。きょうの県内は高気圧に覆われて良く晴れ、南から温かい空気が流れ込んできたため、気温がぐんぐん上がりました。最高気温は福島市で32度5分会津若松で31度2分など真夏日となった所が多く、各地で今年一番の暑さとなりました。福島市の郊外にある「四季の里」では水遊びを楽しむ子ども達やアイスクリームを食べる人たちの姿が見られました。気象台によりますと、あすから天気は下り坂で、気温がグッと下がる見込みだということで、体調の管理に注意を呼びかけています。
会津総合病院発熱外来設置(05月20日)
関西を中心に感染の拡大が続く新型インフルエンザへの対策が県内でも進んでいます。会津若松市にある県立会津総合病院は新型インフルエンザの感染に備えて病棟と離れた場所に発熱外来専用の仮設診察室を設置しました。県立会津総合病院は会津地方で唯一新型インフルエンザの感染の疑いがある人の診察にあたる「発熱外来」が設置されている病院です。当初「発熱外来」は救急患者を受け入れる救急外来に設置していましたが、対応能力を高めるため病棟から離れた公用車の駐車スペースにも仮設の診察室を設置しました。テントは以前新型肺炎SARSの影響が懸念されたとき県が購入していたもので外部に空気が漏れないようテントの中には減圧するための装置が設置されています。テントでは専門の医師2人が診察にあたり簡易検査などを行うことになります。県内で現在、発熱外来を設けている医療機関は16ありますが、県中地区と南会津地区を除く地域では、発熱外来を増やすことにしていて、現在、調整が進んでいます。一方、県や県内の保健福祉事務所に寄せられた新型インフルエンザについての相談は、きのうは315件、きょうは午前中だけで176件にのぼり、問い合わせが相次いでいる状態が続いています。特に、「感染が拡大している関西方面への旅行は大丈夫か」といった相談が多いということです。
いわき市平で住宅火災(05月20日)
きょう、正午すぎいわき市の住宅を全焼する火事がありました。出火直後の映像を「THENEWS―f」のカメラが捉えました。住宅から吹き上げる炎。消防による懸命な消火活動が続きますが、火の勢いはなかなか衰えません。きょう正午すぎ、いわき市平谷川瀬(やがわせ)の平子(ひらこ)則夫(のりお)さんの自宅木造一部2階建て1棟およそ150平方メートルを全焼しました。出火当時、平子さんは仕事中で留守で、無事でした。これまでの警察と消防の調べで、台所の隣にあった薪風呂の火が付けたままになっていたということで、そこが火元と見られています。現場は住宅が立ち並ぶ場所で、周辺は一時、騒然となりました。
尾瀬山開き〜尾瀬ヶ原の遅い春(05月20日)
本州最大の高層湿原「尾瀬」の山開きがきょう檜枝岐村(ひのえまた)で行われ、本格的な行楽シーズンが始まりました。尾瀬の山開きは福島と群馬で毎年交互に行われていて、ことしは尾瀬が単独の国立公園になって初めて、檜枝岐村の御池(みいけ)登山口で行われました。シーズンを待ちかねた人たちを迎えてくれるのは尾瀬の「春の姿」です。ことしはまだ春先にもかかわらず最高気温が20度を超える日もあり、例年と比べて暖かいということで3か月前までは2メートル以上の積雪に覆われていた尾瀬ヶ原に雪はほとんど残っていません。いつもの年より1週間ほど早く見ごろを迎えた尾瀬ヶ原の水芭蕉は先週、霜の被害にあったものが多く見られますが、これから咲く花も多く、来月上旬まで楽しめるということです。
原発に「失敗に学ぶ教室」施設完成(05月20日)
原子力発電所の中でこれまで起きたトラブルの事例を模擬体験できる施設が完成しました。この「失敗に学ぶ教室」は東京電力が2年前から始めている体験型訓練プログラムです。きょうは福島第一原子力発電所に専用の施設が完成し、竣工式が行われました。このプログラムは原子力発電所の中で実際に発生したトラブルを模擬体験することで、再発防止と安全確保について学ぼうというものです。この施設では放射能物質からの汚染を模擬体験できるものや、原発内での溶接作業で火災が起きるケースを模擬体験できるものなど、全部で23のカリキュラムが組まれています。東京電力では第一・第二の原子力発電所に勤務するおよそ1万人の人たちにこのプログラムを体験してもらい、原子力発電所の安全確保を目指していきたいとしています。
郡山の中学校の個人情報流出で説明会(05月20日)
郡山市の中学校に在籍していた生徒や保護者の個人情報が流出していた問題で市の教育委員会は昨夜、保護者への説明会を開きました。この問題は平成13年度から16年度まで郡山市内の中学校に在籍していた一部の生徒や保護者の個人情報、のべ1300人分がインターネット上に流出していたものです。市の教育委員会は昨夜該当する保護者を対象に説明会を開き出席した50人に対して謝罪するとともに、個人情報の流出が発覚した経緯や今後の対応について説明しました。しかし情報が流出した原因がまだ特定されていないことから、保護者からは原因はいつごろわかるのかなどの質問があったということです。今のところ流出した情報を悪用した被害は確認されていないということですが市の教育委員会では引き続き情報が流出した経緯を調べることにしています。
福島県美味いもの市(05月20日)
県内の名産品や人気のスイーツを集めた『美味いもの市』がきょうから福島市のスーパーで始まりました。福島市のイトーヨーカドー福島店できょうから始まった『福島県美味いもの市』には、それぞれがこだわりの商品を生産・販売している14のお店が集まりました。中でも、スイーツのコーナーでは地元でしか買うことの出来ない人気のお店、8店が自慢のスイーツを販売し甘い香りが漂っていました。また、名産品のコーナーでは会津産の天然ヒメマスなどを燻製にした商品や県内産の米粉が入った「十穀玄米パン」をはじめ障害者たちが焼いたパンなどこだわりの商品を販売するお店が揃っています。この『福島県美味いもの市』は福島市のイトーヨーカドー福島店で今月24日まで開かれています。