碑文台湾説

自分がたまたま台湾に留学しているということで、突然気がついた説です。
2chと公式、両方にアップいたしましたが、ここでは、公式に書いた内容を載せたいと思います。

■25400 / )  Re[1]: 碑文の謎に挑む…碑文台湾説

□投稿者/ haimao -(2009/05/21(Thu) 06:19:47)

2chスレに書き込んだものに基づいています。


まず鮎の河に関しては、

故郷を貫く鮎の河→淡水魚の鮎の河
→台北中心を貫く淡水河(ダンシュイフー、danshuihe)

と、台北を流れる河川、「淡水河」があり、鮎の河と対応していると思われます。

ちなみに、絵羽が「鮎は重要じゃない」と言ったのは、金蔵の故郷が台湾であれば、淡水河は容易に想像がつく為、別に淡水という名前を想定させる鮎は特別必要ではなかったから。

次に、其の里について〜〜〜に関してですが、まず漢字変換をして

その里にて→其の里にて

とします。そして「口にし」を「口(へん)にする」という意味で解釈し、「其」と「里」の両方に口へんをつけて「唭哩」とします。

そこで、先述の「淡水河」に沿って台北中央駅から北上する捷運(台湾の地下鉄)の淡水線を見てみると…

なんと「唭哩岸」という名前の駅がある!

「其」の「里」にて二人が「口」にし「岸」とはまさにこの「唭哩岸」の事ではないでしょうか??

ちなみに六人のいけにえは「唭哩岸」の中国語発音「qilian」の六文字?


という説でした。「淡水河」にしても、「唭哩岸」にしてもただの偶然とは思えません。

しかも、台湾は関東大震災当時日本領でフロンティアでしたし、戦後は中華民国領だから、ルドルフが「あちらさん」といったのも頷けます。


チーリーアン(qilian)の漢字が文字化けしている場合は以下wiki参照してください。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E5%8C%97%E6%8D%B7%E9%81%8B%E6%B7%A1%E6%B0%B4%E7%B7%9A

ちなみにチーリーアンから台北中央駅まで丁度10駅。これが10の晩に当たる?

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ドレスベアトと制服ベアトとに関する覚書

後日更に詳しく記述しようと思いますが、まずは問題提起としてメモ程度に書きたいと思います。
(確認していないのでわかりませんが、もしかしたら公式BBSや2chスレでもう説が出ている可能性もあります。wikiにも書いてありますが、私の記憶の中では自分が書き込んだ内容であった覚えがあります。)

EP2でのベアトリーチェは、ドレスを着ているベアトリーチェ(以降ドレスベアト)と制服を着ているベアトリーチェ(以降制服ベアト)とで意図的に区別されています。

この区別が何を意図するのか。それがEP2を理解する上で非常に重要な点であると思われます。

ドレスベアトの主な登場シーンは、1、紗音、嘉音を誘惑したシーン、2、魔法を使った殺人シーン、3、バトラとの上位メタ推理シーン、です。

それとは別に制服ベアトの登場シーンは、1、真里亜、楼座、源次、霧江と面会したシーン、2、礼拝堂での「魔女」を認めたシーン、3、魔法が関連していないと思われるシーン、と言った所です。
すなわち、

ドレスベアト…フィクション。実際に起こった事を比ゆ的に表現している。
制服ベアト…現実的に六軒島に訪れたベアト。

に分類できると思われます。


黄金の蝶が出現した後の、ドレスベアトが魔法を用いて殺害するシーンは、2chスレ等をはじめとしてあらゆる点で創作であると考えられています。更に、紗音と嘉音を誘惑するシーン等のドレスベアトは紗音、嘉音にしか存在は見られていません。
つまり、使用人の分際で雇用者に恋をするべきか否かという葛藤に悩まされている事の比喩と見ることが出来ます。


この分類を如実に表しているシーンが、嘉音、朱志香殺人シーンです。
朱志香を一人部屋に残し、廊下に出た嘉音を嘲笑したのは制服ベアトです。ですが、一旦黄金の蝶が出現して、現実に起きたか非常に疑わしい魔法での殺害シーンではドレスベアトに変わっています。

無理矢理ですが、嘉音、朱志香殺人シーンは、「嘉音は朱志香を部屋に運んだ後一旦外に出て、制服ベアトに遭遇した後、再び部屋に入り、殺害(?)された。」と解するべきでは無いでしょうか。



嘉音、朱志香殺害シーンに顕著に現れているように、ドレスベアトと制服ベアトは全く違います。
この点に留意して考察を進めていくべきでは無いでしょうか。

手始めに別項にて、制服ベアトの存在について検討してみたいと思います。

最後にドレスベアト、制服ベアト問題に関するメモを貼り付けて終わりにしたいと思います。



・EP2、制服ベアトとドレスベアトとは違うルールを具現化している?微妙に使い分けている感がある。
 …制服ベアトは実在でドレスベアトは幻覚?
 …ドレスベアトは家具の恋愛に関する感情を具現化?、制服ベアトはマリアの願いもしくは楼座に関するルールを具現化?
  …制服ベアトはローザの遺産相続等の兄弟との確執等に係わるルールの具現化の様な気がする。霧江がみた制服ベアとも遺産関係のルールに関連する何かしらのアクションの具現化と思われる。
   …制服ベアトはローザにも霧江にも名乗らず
・EP2、殺人シーンはドレスベアトが行っている。(カノンがジェシカの部屋の前で待っている時は制服ベアト、中に入って蝶が現れてからはドレスベアト→部屋の前で制服ベアトに会ったことは事実?そのあとドレスベアトが象徴するルールで行われた事件(恐らく抱きつく、ないしジェシカを支えたふりをして死角の背中をカノンを刺したと思われるが…(そうすると、カノンはこの部屋で死んだという赤文字が?))は幻覚?)


・EP2、魔女の言う「三つの種」とは?
 …シャノン→譲治、カノン→ジェシカ、カノン→シャノンじゃないのか。三角関係から、ジェシカ→シャノン、ジェシカ→カノン、カノン→ジェシカの殺人動機が生まれる。
 …金蔵→ベアトはカノン→シャノンを隠す為のミスリード?
  …少なくとも、カノンはシャノンに好意を持っており、ジェシカからの好意は面倒としか思っていないように思われる。
 …少なくともEP2の10月4日以前のベアトリーチェはこの三角関係を具現化したものであるとしか思えない。

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夏妃と源次

ep2での夏妃の「源次と南條は味方」発言に関する考察です。

源次は、金蔵の直属であり、EP1の親族会議で、第一の手紙の出現により蔵臼不利の状況になったときに、ゲストハウス番に移されたことからも、基本的な構図としては、以下の通り蔵臼・夏妃と源次は対立関係に有るといえると思います。

蔵臼・夏妃−(直属)−郷田←→金蔵−(直属)−源次、嘉音、紗音


絵羽・留弗夫・楼座

それなのに、「源次が味方である」とはどういうことなんでしょうか。もし本当に味方であると認識しているなら、何故EP1で源次、嘉音、紗音のシフトを入れ替えたのでしょうか?

EP1とEP2とでは、遺産を巡る対立構図が違うからなのでしょうか?



以上の様に、遺産をめぐる対立に矛盾が見受けられますが、遺産問題は殺人の動機たりえるものの筆頭です。
遺産を巡る対立構造、話の流れは十分に抑える必要があると思います。

別項でひとまず、遺産を巡る問題の流れを整理してみることにします。
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公式BBSに書いたものリスト

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突然ですが、すみません。私も一連の手紙等の矛盾に疑問を感じていたので質問をさせていただこうと思い、レスいたしました。

のどごし生さんは、手紙と碑文の矛盾に着目されましたが、私は、第一の手紙とそれ以降の手紙の矛盾に疑問を感じました。

私は、手紙と第一の手紙の矛盾は、EP1で夏妃がインゴットを見る直前に考えていた通り、
第一の手紙は「金蔵が親族会議に於ける遺産分配問題に口を挟むために、用意させた物であり、意味するところは、「蔵臼の遺産相続を絶対的なものにさせない」事」だと思っています。

しかし、そうすると、第一と第二以降の手紙では、碑文の謎に関して捕らえ方が違っていることになってしまいます。
私はこの点に疑問を感じているので、もしよろしかったらお教えください。すなわち、

第一の手紙では、碑文は「黄金のありかを示すもの」であり、碑文の謎を見つけた者が遺産を引き継げると書いてあります。
しかし、
第二の手紙以降では、碑文は「魔女の復活の儀式の方法」を示すものであり、手紙の差出人は、園碑文の内容通りに、儀式を遂行している事を前提に書かれているように思われます。

このような、矛盾から、私は、第一と第二以降の手紙の差出人は違うように思います。
第一の手紙は、EP1の夏妃が推測している通り、金蔵の出した物だと思います。そして第二以降の手紙は犯行を行った者がだしたのかと、推測しています。

ただ、そうするとEP2で第一の手紙(と思われる手紙)と一緒に礼拝堂の鍵の入った封筒をも渡されたことがうまく説明できないのですが…。

この様に、考えているのですが、もしよろしければご批判をいただければと思います。




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□投稿者/ haimao -(2008/02/16(Sat) 22:28:36)
2008/02/16(Sat) 22:30:54 編集(haimao)
2008/02/16(Sat) 22:30:50 編集(haimao)

>のどごし生さん
 返信、及びブログにご来訪いただきありがとうございます。
 返信での事細かにされた考察、非常に参考になりました。
 特に、手紙の差出人が途中で変わったと思い込んでいた私にとって、「碑文を解かせない為に、わざと魔女の存在をミスリードさせている」とのご指摘、非常に参考になりました。
 ep1裏お茶会で、ベルンが「ベアトはルールを象徴したもの」と言っていますが、
お茶会、裏お茶会、メタでのベアトの言動から、魔女の存在を認めさせるが目的であると見て取れます。
 「碑文を解かせない為に、魔女の存在を匂わせる者が居る」というルールの象徴である、とも見て取れるかな、とふと思いました。




また「利子の回収」を巡って横レスを失礼いたします。
私は朱志香達のいう「ベアトは金蔵の妾」説とEP1の夏妃のいう「第一の手紙は金蔵が親族会議に干渉する為に用意したもの」説に依拠して考察をしているのですが、この二つの説から考えると、「第一の手紙」の意味するところは、

金蔵は、「遺産をベアトリーチェから生まれた子孫に継がせることにした。ただ碑文の謎を解いた者が居たならば、相続権を発見者に移す。」

であり、「利子の回収」とは、

「黄金を貸し与えたベアトから生まれた子孫が、遺産の相続人になること」を示した比喩的表現なのではないか、と思います。


こういう風に考えると、嘉音の「僕にだって…」「家具から開放される」といった発言が、
「本来僕が遺産の正当な相続人なのに…」「仕事から解放され、遺産の相続人としての地位を得ることができる」と解釈できなくも無いかなと思ったりしました。

うまく纏められず、脈略も無い長文になってしまい申し訳ありません。
「碑文と手紙のダブルミーニングについては議論の土台として早急に纏める必要がありそうです」とおっしゃられているように、私達の説の相違について及び、劇中の登場人物の説、両方ともまとめる必要がありそうです。
 ブログのほうで細々とまとめていければと思っています。
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ひぐらしとの比較の上で1

2chスレに書いたものをそのまま転載いたします。

ひぐらしの結末、答えというのが、

一連の犯行は、園崎家によるものではなく(ルールZ)、園崎家黒幕という、ミスリードに騙された者(ルールX)とミスリードを利用しようとした者(ルールY)が起こしたものである。

という一言にまとめられると思います。
うみねこでも同じルールになるとは思いませんが、この構図をうみねこに当てはめて考えて見ます。すると、

碑文の内容は、魔女の復活を示すものではなく、金蔵の一部の言葉や第一の手紙にあるように、黄金のありかを示すものであり(ルールZ)、魔女の復活を示した方法であるというミスリードに騙された者(ルールX)と、碑文を利用し見立てを行った者(ルールY)が存在する。

といった感じになるでしょう。
ひぐらしの面白いところは、読者に対するミスリードに、劇中人物も引っかかっている点にあると思います。(このことに関しては、「ひぐらしとの比較の上で2」と題し別項で書こうと思います。)
うみねこでも同じ構図である可能性もあります。
そこで、

1、碑文に書かれている内容が何を指しているか、
2、碑文の内容を登場人物がどう認識しているか、どう誤解しているか

を整理しなければ、うみねこのなく頃にの真相を暴くことができないでしょう。

私は、1に関しては、黄金のありかを示すものだと思っています。2、に関しては以下のようにまとめてみました。

1、黄金のありかを示す…蔵臼、絵羽、留弗夫等の四兄弟が共通して持っている認識、EP2での真里亜(ただし、ただのクイズと認識)
2、魔女の復活の方法を示す…ある程度犯行が行われた後の戦人達、EP1での真里亜
3、何を指すかは別として見立てとして利用する対象…犯人




脈略が無く、まとめ切れませんでしたが、言わんとするところは、

1、碑文に書かれている内容が何を指しているか、
2、碑文の内容を登場人物がどう認識しているか、どう誤解しているか

この点を誤解せずに考察するべきではないか、という事です。
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