2009年5月21日 15時3分更新
新型インフルエンザに感染した女子生徒が住む、川崎市の発熱相談センターには、健康の不安を訴える相談や、マスクが手に入らないといった問い合わせが相次いでいます。
川崎市の健康安全室に設けられた発熱相談センターでは、24時間、電話での相談や問い合わせに対応していますが、朝から相談の電話が急激に増え、3回線ある電話が鳴り止まない状態が続いています。川崎市によりますと、21日午前0時から8時半までに、発熱相談センターに寄せられた電話は、およそ170件と、これまでの同じ時間帯に比べて2倍あまりに上っています。
この中では、「起きたら熱があるが、大丈夫か」といった相談や、健康の不安を訴えるものや「マスクが売り切れていて手に入れられない」という問い合わせが多いということです。
対応にあたっている保健所の職員は、最近の7日間で感染者が確認されている国や地域のほか、大阪府や兵庫県へ行っていないかなどを聞き取り、受付票に書き入れていました。
川崎市は、市民からの相談が増えているため、午後から電話回線をいまより7つ増やして10回線にすることにしています。
川崎市では、「現状では街中で歩いていて感染する状況とはいえないので、うがいや手洗いなどを心がけて、冷静に対応して下さい」と呼びかけています。