首都圏放送センター

2009年5月21日 15時3分更新

「濃厚接触者」は17人


新型インフルエンザに感染した女子高校生2人と、同じ旅客機で周辺に座るなどして感染の可能性がある人のうち、すでに入国した17人は、東京をはじめ、横浜・川崎・大阪にいると届けられていることがわかりました。
このうち、連絡が取れた14人には、健康状態に異状はみられないということで、厚生労働省は引き続き健康監視を進めています。

新型インフルエンザへの感染が確認された女子高校生2人は、19日、コンチネンタル航空9便で、アメリカのニューヨークから成田空港に帰国しました。
厚生労働省によりますと、この旅客機には、乗員と乗客あわせて224人が乗り、機内で2人の座席の周辺にいた24人と、引率の教員1人のあわせて25人は感染の可能性があるとされています。
このうち17人がすでに入国し、ほかの8人は成田空港で別の便に乗り換え、韓国や台湾、タイに向かったということです。
入国した17人の国籍は▼日本が7人、▼アメリカが9人、▼スペインが1人となっています。
また、入国後の滞在先は▼東京都が11人、▼横浜市が4人、▼川崎市と大阪市がそれぞれ1人と届けられています。
このうち東京と大阪に滞在予定の3人とは、午後1時現在で連絡が取れていないものの、ほかの14人とは連絡が取れ、いずれも健康状態に異状はみられないということです。
厚生労働省は引き続き各自治体の保健所などを通じて健康監視を進めるとともに、外出の自粛も呼びかけています。