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宇佐美17歳弾!「ガンバの宝」初陣で決めた

<G大阪・FCソウル>後半19分、相手DFの裏に抜けたMF宇佐美貴史(左)が豪快な先制ゴールを決める
<G大阪・FCソウル>後半19分、相手DFの裏に抜けたMF宇佐美貴史(左)が豪快な先制ゴールを決める
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 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は20日、各地で1次リーグ最終戦を行った。既にF組1位通過を決めているG大阪はホーム万博でFCソウルと対戦。控え選手主体で戦い1―2で逆転負けしたが、17歳の新人MF宇佐美貴史がクラブ史上最年少で公式戦デビューし、ACL日本人最年少となるゴールを決めた。 【試合結果  1次リーグF組順位表  決勝トーナメント

 将来日本サッカー界を背負っていく17歳の華々しい一撃だった。後半19分、MF倉田の縦パスに反応した宇佐美は、トラップから右足で狙い澄ましたシュート。ゴール左へ突き刺さると、スタンドからはどよめきと歓声がわき起こった。

 「点を取れるとは夢にも思っていなかった。迷惑をかけないように頑張った。点を取れたけど負けたので意味のないゴールになってしまったが、点を取れたことは自信につながる。前向きに考えたい」。宇佐美は充実感を込めた。17歳14日での公式戦デビューは稲本潤一(現フランクフルト)の17歳6カ月28日を更新するクラブ歴代最年少。そのデビュー戦で3月18日の上海申花戦で鹿島FW大迫がマークした、18歳10カ月0日を大幅に更新するACL日本人最年少ゴールを決めた。

 さすがの大物新人も前日から「吐きそう」と緊張感を覚えていた。後半開始からは両ふくらはぎがけいれんを起こしていた。その中で結果を出した宇佐美は「逆にそれ(けいれん)で緊張せずにシュートを打てた」と笑った。西野監督も「前半はおとなしかった。ハーフタイムに“自分の形を出せ”と言った。これからにつながる時間だった」と評価した。

 G大阪ユースが生んだ最高傑作と言われる宇佐美の才能を認めながらも、指揮官はこれまで「(デビュー当時の)石川遼くんみたいになったら駄目だから」と話題だけが先行することを懸念し起用に慎重だった。しかし、4月のU―20日本代表合宿などを経験し戦術理解度、守備意識などが増したためチャンスを与えた。高校2年生は逃さなかった。西野監督は「ガンバの宝。今は彼にとって進歩するタイミングだし、できれば高いステージでも使っていきたい」と今後の起用を明言した。新たに誕生したヤングスターはACL、そしてリーグ戦でも大きな武器になりそうだ。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年05月21日 ]

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