世の中間違ってる！

コトバというのは恐ろしい。一度発してしまったら、二度と取り消すことができないのだから。これは、現実の会話でもネットでも同じだが、ネットの場合は投稿したものが不特定多数の人びとの目に触れてしまうから、なお恐ろしい。

《自分の投稿によって、迷惑を被る人が居ないだろうか？》
投稿前に自分が入力した文書を読み返すのは当たり前のこと、自分がコメントしようとしている随筆の記事、自分の随筆に寄せられているコメント、自分が投稿しようとしている掲示板の他人からのレスをまず読まなければ、健全な文章を書けるわけが無い。
「あの人」 は、しばしば私の随筆にコメントを寄せてくれるが、記事をろくに読まずに投稿しているように思われるものが、非常に多い。コメントの内容が記事の中身に全然触れてなかったり、タイトルや画像だけにとらわれてまるっきりピント外れのコメントだったりすることが、大半なのだ。

随筆でも掲示板でも、投稿ボタンを押した後確認画面が表示されるのは、上記のことを確認するためではないのか？ 「あの人」 は、そんなことが解らないほど頭の悪い人ではないだろう。ただ、判断する力があまりにも欠如しているように思う。そして、一旦 「書きたい」 と思い始めたら後先や周囲のことがまるっきり眼中に入らなくなってしまうのではないかと、私は思う。
半年ほど前に、差別的表現を駆使して、我々の仲間を苛める奴が登場した。苛められている本人にとっては、例えどのような形であっても、そのことには触れて欲しくないものなのだ。こともあろうに 「あの人」 は、某スレで苛めの事実を公然と晒し、私はそれを戒めるつもりで記事を一つ書いたら、「あの人」 ときたら、今度は私の記事へトラックバックと言わんばかりに、自分の記事でこの問題について更に大げさに書き立て、挙句の果てには被害者のＨＮまで掲出して、苛めの問題がより多くの人の前に晒される結果を作ってしまった。
苛めが許されないという正義感と、被害者への慈悲の気持ちが彼の行動を駆り立てたことは、言うまでも無い。しかし、彼の行動は悉く裏目に出た。その原因たるや、まさに上で述べたことにほかならず、これによって 「あの人」 が “苛められている人の気持ちを汲むことのできない無神経な人” とレッテルを貼られても、私は彼を弁護する気にはならない。

《リアルとネットとの境界線が明確化していない》
「あの人」 の、もう一つの大きな問題点は、まさにこれではないだろうか。
当サイトの随筆には、「日記」という別称があるようだ。しかし、ネット上で不特定多数の人の目にとまる以上、一般的な日記帳と一線を画していることは、常識のある人間ならば誰でもわかりそうなこと。都道府県や市町村など広域の地名ならばまだしも、局地的な地名や施設名など具体的名称を表記するのはいかがなものかと思う。ましてや、特定の人物の名前を出して、その人の個人情報を晒すなど、言語道断である。

《謝れば済むというものではない》
「あの人」 は、自らの失言によってまたしても問題を起こしたようだ。もうこれで何度目だろう？
問題を起こした以上、被害者に謝罪するのは当然である。だが、自分の過ちがどの部分にあったかということを、彼は本当に理解しているのだろうか？
彼は過去に、もう何度も問題を起こしている。それについて我々が責めると、彼は決まりきったように謝る。わざわざ記事にしてみたり、プロフィールにまで謝罪文を掲載したりと、やや大げさと思えるほどに・・・。だが彼は、自分自身のどの部分に問題があったか、今後どうするべきかという、本質の部分からは悉く目をそむけている。
彼の取るアフターケアといえば、問題となった記事を消去する、「謹慎」と称して随筆の更新と掲示板への登場を一時中断、そしてＨＮを変更する・・・「謹慎」 しようがＨＮを変えようが、そんなことは我々の知ったことではない。だが、問題の本質を理解していなければ、何度 「謹慎」 しても何度ＨＮを変えても、全く意味が無いのだ。ついでに言わせていただければ、ＨＮを変えることで着眼者に混乱を与えているということも、彼には理解していただきたい。

仲良くなってくれば、オフ会に発展することもあるだろう。
しかし、いつどこで個人情報を晒されるか解らない、危険性をはらんだ人物とオフしようなんて、到底考えられない。
本当に、残念なことだ。

謝罪文を記事にするまでならばまだしも、プロフィールにまで謝罪文を掲載するのは、いい加減にどうかしている。自分が騒ぎを起こしたことを、公然と第三者に晒しているのと同じことで、被害者にはむしろ逆の効果を与えてしまっている。
謝意を示すのは、被害を与えた本人に対してだけで十分なはずだ。その代わり、相手には自分の素直な気持ちをしっかりと伝え、二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、トラブルの一部始終をもう一度振り返り、周囲から寄せられたメッセージを熟読し、自分の犯した過ちの本質を、十分に理解するべきではないのかな？

事態を大きくせぬよう、具体的なＨＮや事例等は、ここでは一切触れない。また、「あの人」 の記事にもトラックバックやＵＲＬの添付等は行なわない。「あの人」 には、ここで示されている 「あの人」 が自分自身であることを理解していただき、ここに書き示されていることを、しっかりと読んで、意味を理解していただきたい。

コトバの持つ力というものが、いかに恐ろしいかということを・・・・・・。