社会
神戸の新型インフル感染、初確認前に拡大か
神戸市内の定点医療機関を受診し、インフルエンザと診断された患者数(四月二十七日-五月三日)が、前の週と比べ約二倍に増えていたことが、同市の調べで分かった。例年、季節性インフルエンザの終盤期は、週ごとに患者数は減っていくが、増加に転じるのは珍しいという。神戸市内の新型インフルエンザ感染者八十九人(二十一日午前九時現在)の調査では、五月十日が最も早い発症時期とみられているが、その一-二週間前から既に新型が拡大していた可能性も出てきた。
同市は市医師会と協力して全区の四十八医療機関で、インフルエンザの定点観測をしている。
季節性インフルエンザの終盤期は、週ごとに患者数が減るのが通常。しかし、今年は終盤期に入った四月二十-二十六日まで十五人だった患者数が、翌週の二十七日-五月三日には二十九人と倍増した。
中でも北区が九人と最多。今回の新型感染者も北区在住者が八十九人中三十一人(35%)と際立っている。また、市によると、インフルエンザ終盤期は簡易検査でB型陽性と判定されるケースが90%以上を占めるとされるが、今年は例年に比べA型が目立つという。
定点観測で行うのは簡易検査のみで、詳細(PCR)検査はしない。そのため新型インフルエンザとは断定できないが、同市は「既にこの時期に新型を発症している患者がいた可能性は否定できない」としている。(紺野大樹)
(5/21 15:15)
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