2009年5月21日13時41分
生徒90人以上が新型インフルエンザに感染して休校している関西大倉中学・高校(大阪府茨木市)の大船重幸教頭は21日、記者会見で「25日(月曜)からの授業再開は難しい」との見方を示した。同校は23日の土曜までの休校を決めていたが、いまだに多くの生徒が療養中であることから再開は現実的ではないと判断した。
一方、職員が同校までタクシーを利用しようとした際に乗車を拒否されたり、感染していない生徒の家族が病院の診察予約をキャンセルされたりする風評被害の報告があるといい、大船教頭は「関西大倉にかかわるというだけで行動が制限されている。世間の皆さんは温かい目でみてほしい」と訴えた。