The History of Oshibori
-遥かなるおしぼりの旅路-


 食時のマナーとして
元前500年以前では食事は全て手づかみでしたので、古代エジプト人を始め、ギリシア人やローマ人の間では「サーヴィエット」と呼ばれるタオルサイズのナプキンが汚れた指を拭くのに使われておりました。
 
  そして、何時間もわたる食事の間にナプキンで拭いきれない汚れを落とす為、香草で香りをつけた水の入ったフィンガーボウルもエジプト、ギリシア、ローマで使われていたそうです。現代でも、食事のマナーとして欠かせない「おしぼり」。その原型は、遥か古代まで遡る事ができる程、私達の必需品だったのです。
 
 おしぼり文化の発祥

片を水に浸して絞り、適度に湿った「おしぼり」としてのルーツは室町時代(一説には江戸時代)にまで遡ります。
宿場町の旅籠屋等で水桶と手拭いを用意し、訪れたお客様の
手足の汚れを拭い、旅の疲れを癒した事がその始まりとも
言われています。
この人々をホッともてなす、おもてなし文化が現代では
様々な場面に用いられております。

 

   
 ロハス時代のおしぼり
 
球温暖化による危険信号が世界中で点っている現代では、私達には、持続可能な経済としてエネルギーの消費量を減らす事が求められてます。TPOによる紙製おしぼりの活用も否めませんが、地球環境に優しい「リユース(reuse)」な布製おしぼりの活用が注目されております。
また、温かい布製おしぼりは人体の血行を良くする事で、ストレス社会の現代でも、私達に一時の“癒し”をもたらしてくれます。健康と環境問題にも欠かせないおしぼり文化なのです。
     
     
     
     
   
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