1998年に和歌山市で起きた毒物カレー事件で殺人などの罪に問われ、先月21日に最高裁で死刑判決を受けた林真須美被告(47)について、最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)は20日までに、林被告の判決訂正申し立てを棄却する決定をした。林被告の死刑が確定した。
決定は18日付。林被告側は再審を請求する方針を明らかにしている。
刑事訴訟法は、被告や弁護人などが最高裁判決の内容に誤りを見つけた場合、判決翌日から10日以内に判決の訂正を申し立てられると規定。同被告側は「林被告を犯人とした最高裁判決の事実認定は誤り」と訴えたが、同小法廷は「判決内容に誤りは発見されない」として退けた。
(19:13)