2009年5月20日19時2分
98年7月に和歌山市で夏祭りのカレーにヒ素が混入され4人が殺害された事件で、最高裁第三小法廷(那須弘平裁判長)は、殺人罪などに問われた林真須美被告(47)が出した、同小法廷判決への訂正申し立てを棄却する決定をした。18日付。これにより、林被告の死刑が確定した。
林被告は「自分はカレー事件の犯人でない」として、一、二審の死刑判決を支持して被告の上告を棄却した先月の同小法廷判決を変更するよう求めていた。しかし、同小法廷は「判決の内容に誤りのあることを発見しない」と退けた。