谷内氏が北方領土3・5島返還案で「発言していない」 参院予算委
5月21日11時12分配信 産経新聞
谷内正太郎政府代表(前外務事務次官)は21日午前、参院予算委員会に政府参考人として出席し、毎日新聞のインタビューで北方領土の「3・5島返還」に言及したとされる問題について釈明した。
谷内氏は「3・5島でも良いという類の発言は一切していない。ただ、全体の流れの中で、誤解を与える部分もあったかもしれないと反省している。深く遺憾に思っている」と言明。「私の基本的立場は北方四島帰属問題を解決して、平和条約を締結するという政府方針通りだ」と訴えた。
また、谷内氏は「新しいアプローチが必要だ。日露両国でアジア全体の平和と安全の観点から、エネルギー・環境協力などを含めて大きな戦略的構図を描く必要がある。大きな構図の中で考えなければならない」との認識を示した。
一方、麻生太郎首相は「私は段階論を取っていない。北方四島の帰属の確認がされれば、実際の返還時期、対応などは柔軟に対応する考えは終始一貫している」と政府方針に変更はないことを強調した。
谷内氏の発言をめぐっては、毎日新聞が4月17日付朝刊で、谷内氏がインタビューに「個人的には3・5島返還でもいいのではないかと考えている」と発言した−と報じた。
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また、谷内氏は「新しいアプローチが必要だ。日露両国でアジア全体の平和と安全の観点から、エネルギー・環境協力などを含めて大きな戦略的構図を描く必要がある。大きな構図の中で考えなければならない」との認識を示した。
一方、麻生太郎首相は「私は段階論を取っていない。北方四島の帰属の確認がされれば、実際の返還時期、対応などは柔軟に対応する考えは終始一貫している」と政府方針に変更はないことを強調した。
谷内氏の発言をめぐっては、毎日新聞が4月17日付朝刊で、谷内氏がインタビューに「個人的には3・5島返還でもいいのではないかと考えている」と発言した−と報じた。
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最終更新:5月21日11時12分
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