2009年5月21日11時23分
この問題をめぐっては、武部氏は最近、小泉元首相と会談して世襲制限についても意見交換を重ねており、小泉氏も一定の理解を示しているとみられる。自民党幹部は「神奈川県連からの反発も予想されるが、党本部が決めれば従わざるを得ない」と述べ、進次郎氏の公認は見送られるとの見方を示した。
進次郎氏は自民党神奈川11区の支部長になっており、公認されなくても事実上県連の支援を受けて無所属で出馬するとの見方が強い。当選すれば追加公認される可能性もある。
素案は月内にも麻生首相に提出され、党内手続きを経て正式決定される見通し。一部に異論もあり流動的な面も残るが、石原伸晃幹事長代理は「次の総選挙からしっかりやり、(進次郎氏の)公認は出ないことになるのでは」との見通しを記者団に示した。