母親と同居の男を再逮捕へ＝保護責任者遺棄致死容疑−小4女児遺棄事件・大阪府警

　大阪市西淀川区の小学4年松本聖香さん（9つ）が遺体で見つかった事件で、衰弱した聖香さんを放置するなどして死亡させたとして、大阪府警西淀川署捜査本部は21日、保護責任者遺棄致死容疑で、母親美奈被告（34）と同居の無職小林康浩被告（38）＝いずれも死体遺棄罪で起訴＝の逮捕状を取った。同日中に再逮捕する。
　捜査関係者によると、小林被告らは3月11日以降、聖香さんを学校に通わせず、自宅マンションのベランダに放置したほか、殴るなど繰り返し暴行。聖香さんに治療も受けさせず衰弱させ、4月5日夕方、死亡させた疑いが持たれている。
　捜査本部は、殺人容疑も視野に捜査を進めたが、直接死因と結びつくような暴行の跡がなく、殺意の立証も困難であるため、同容疑での立件を見送った。　

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