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俳優協会大揺れ…勝手に“理事長”宣言のトラブル男

森繁久彌、吉永小百合もビックリ…

 森繁久彌や吉永小百合、渡哲也ら大物映画俳優232人が加盟する「社団法人日本映画俳優協会」(池部良理事長)の事務局長を務めるベテラン俳優が突然、理事や会員の承認も得ぬままに新理事長就任を宣言。6月にも「理事長就任パーティー」を開催すると関係者に通知してきたことから、協会内は大混乱に陥っている。

 “自称”新理事長として名乗りを上げたのは、俳優の石濱朗(74)。松竹のスターとして、美空ひばりと映画「伊豆の踊子」で共演したほか、数多くの映画に主演。一時代を築いた後、1970年代以降は名脇役として活躍している。

 石濱は95年に同協会の副理事長に就任。事務局長の肩書も兼ねて、83年から理事長をつとめる俳優、池部良(91)とともに映画普及活動に尽力してきた。その石濱が突然、理事長就任を宣言したのは先月20日。協会と関連する別の委員会の席だった。

 協会役員の1人によると、それまで理事会は一切開かれておらず、当然ながら役員改選なども報告されていない。しかし石濱は、すでに理事長の名刺まで用意。今月10日過ぎには、就任祝いを目的とした「石濱朗を後援する集い」の開催を、実行委員会を名乗る部外者名で関係者にファクス通知してきたという。

 そこに記された「発起人(予定者)」63人が、そうそうたる顔ぶれ。高野之夫・豊島区長や大橋英五・立教大総長ら同協会の事務局がある東京・豊島区の名士に加え、大谷信義・松竹会長、里見治・セガサミーホールディングス会長、女優・岩下志麻、小池百合子・元防衛相、鳩山邦夫・総務相ら政財界の大物がズラリ。だが、これも石濱の「先走り」のようで、発起人とされる人のうち、複数の人物(事務所)が発起人就任を否定している。

 この理解不能な行為について、石濱に近い関係者は次のように話す。

 「石濱さんは、現在91歳と高齢の池部理事長に代わり、すべての実務を事実上1人で担ってきた。しかし、近年の協会は資金繰りも苦しく、数年以内に破たんする可能性が高い。理事会という面倒な手続きを無視してでも、協会が存続するうちに何とか理事長に就任したいという思いが“暴発”してしまったのではないか」

 とくに昨年以降の石濱は、協会の関連イベントに尽力した豊島区の有力者ともめたり、評議員を務めていた映画振興支援の財団を突然辞任するなどトラブルメーカーだったという。「パーティー会場として仮予約しているホテルとも、昨年末に開いた懇親会の代金支払い期日をめぐってトラブルを起こしている。自分勝手な“最後の花道”が多くの人に迷惑をかけている」(同)。

 同協会及び石濱本人は20日朝までに夕刊フジの取材に応じていない。

 ■映画俳優協会 映画芸術の向上による日本文化の発展、映画俳優同士の結束、ファンとの交流を促進を目的に、1951年に設立された社団法人。映画俳優の正会員232人、個人賛助会員46人、法人賛助会員3団体が参画。賛助会員には、漢検協会前理事長の大久保昇容疑者も名を連ねている。

ZAKZAK 2009/05/20

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