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未来を作るSF小説配信 瀬名秀明氏、小松左京氏…6人の作家が発表 バンダイビジュアルのウェブマガジン (2/3ページ)
このニュースのトピックス:ロボット
「2001年宇宙の旅」のアーサー・C・クラーク氏が描いた宇宙時代の人類のビジョンや、「鉄腕アトム」が植えつけたロボットへのあこがれが、少年少女を科学の道へと誘った。こうして誕生した科学者たちが成し遂げた最先端の研究成果は、現代の技術が持つ可能性と限界を明らかにした。ここにクリエーターの自由な発想を重ねることで、新しいビジョンが生まれ、科学と小説の可能性を広げるのでは。そんな考えからプロジェクトが立ち上がった。
参加者は実に豪華。6月20日から「はるかな響き Ein leiser Tone」を公開した飛浩隆氏は、05年には短編集「象られた力」で第26回日本SF大賞を受賞した。同27日から掲載の「さかしま」を書いた円城塔氏は、昨年7月に「オフ・ザ・ベースボール」が芥川賞候補になった純文学のホープだ。
瀬名氏の後に控える堀晃氏はハードSFの第一人者。山田正紀氏もベテランでSF、ミステリー、時代小説の分野で活躍している。小松左京氏は1973年に「日本沈没」で一大ブームを巻き起こした日本SF界の大御所。科学の可能性と人類の未来についての深い洞察を持った作品群が、後世のSF作家に大きな影響を与えている。
4日には発案者の瀬名氏による「鶫(つぐみ)と●(=羽の旧字体の下に珍のつくり、右に鳥)(ひばり)」の配信が始まる。南大西洋の横断飛行に挑むパイロットのエピソードを通し、虚栄心からではなく、勇気を持って限界に挑む大切さを問う。
小説家からの返答に、科学者たちが再び答えて可能性を探る。繰り返される交歓は、どのような未来を作り出すのか。
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