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「うれしい!ありがとうございます。旭川公演を楽しみにしていましたが、中止を考えざるをえませんでした。別会場での開催決定をとても嬉しく思います。私は『ジーザス』のジャポネスク・バージョンを心待ちにしていました」
「旭川公演の復活ありがとうございます。正直、ダメかなぁと思いましたが、サプライズなみにこの復活は嬉しいです。関係者の方々、本当にありがとうございました」
劇団四季オフィシャルウェブサイト「200字コメント」コーナーには、『ジーザス・クライスト=スーパースター』旭川公演実施を喜ぶ声が続々と届いています。
すでにお知らせしたように、10月31日(金)、旭川市民文化会館(北海道・旭川市)で上演が予定されていた劇団四季ミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』公演は、会場を“旭川市公会堂ホール”に変更して実施いたします。
会場となる「旭川市公会堂ホール」/代替会場の実地検証に訪れた「ドリームの会」代表
今回の公演会場変更は、当初予定されていた旭川市民文化会館から、国が定めた基準値を超えるアスベストが検出され「閉鎖」が決定したことに起因するものです。「旭川市民文化会館閉鎖」というショッキングなニュースがもたらされたのは、公演日の2週間前。チケットは売り出されており、800名余りのお客様がすでにチケットを購入されているという状況下でした。
公演会場がなくなるという事態に、「公演中止もやむなしか」という声もありました。しかし、旭川は1971年の『ハムレット』の初公演以来、継続的に上演を行う土地です。お客様の熱気も高く、毎年の公演を心待ちにしてくださっています。そのような中で公演中止という安易な道をたどってよいのか――。劇団内では激論が交わされました。
日本では舞台芸術などの文化活動が首都である東京の周辺に集中し、それ以外の地域では十分に行われない傾向が見受けられます。劇団四季では創立以来「文化の東京一極集中の是正」を掲げ、全国各地での公演活動を積極的に行ってきました。
劇団四季にとっての最初の全国公演は、創立4年目の1957年11月に仙台で上演された『アンチゴーヌ/父親学校』。その後1969年からは本格的に取り組み、これまでに公演に訪れた都市は、北は北海道・利尻島から南は沖縄県・宮古島・石垣島まで約700箇所に及びます。2007年に行った3127回の公演のうち、半分以上の1700回が東京以外での公演でした。
旭川公演が中止になれば、創立当初からの「日本全国へ演劇の感動を届ける」という理念にもとり、なにより公演を楽しみに待っていてくださる旭川のお客様を失望させることになる――。
あらゆる可能性を検討した結果、「旭川ドリームの会」などの公演主催者と劇団四季では、公演会場を変更しての同日同時刻での公演実施という決定をしたのです。
急な会場変更はご覧いただくお客様にとってもご負担・ご不便をおかけしてしまいます。主催の「旭川ドリームの会」、劇団四季では出来る限り直接お客様にご連絡し、経緯をご説明しています。
旭川での演劇の灯は、まだ消えてはいません。公演当日まで関係者、スタッフの奮闘が続きます。
22日に行われた技術スタッフによる実地検証
○ドキュメント〜旭川公演 公会堂公演決定まで
10月16日(木)
18:30 旭川市が市民文化会館閉鎖を決定。
19:00 旭川公演主催者「旭川ドリームの会」へ、旭川市民文化会館より、
閉館決定に伴う使用中止の一報が入る。
19:42 同会より劇団四季全国公演本部営業担当へ一報が入る。
全国公演本部で情報の確認と今後の対応について協議。
10月17日(金)
午前 各報道機関による事実報道がなされる。
劇団四季本社にて経営役員らが公演継続の可能性について協議。
代替会場の検討に入る。
10月18日(土)
午前 代替会場候補の「旭川市公会堂」の下見のため、全国公演本部の
担当営業と技術スタッフが、東京から旭川市へ移動。
17:00 「旭川市公会堂ホール」を下見。代替公演実施について具体的な調整を行う。
10月19日(日)
午前 公会堂ホールを下見した技術スタッフが、東北公演のため駐留中の舞台監督や
現場スタッフと協議。舞台プランや仕込みプランを立て本社に連絡。
13:30 代替会場での実施が決定。チケット振替手続きの準備を開始。
10月20日(月)
午前 チケット購入者への振替連絡を開始する。
10月22日(水)
午後 公会堂での再度の実地調査。
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