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「マスク」 新型インフルエンザで需要急増 予防効果なし!?「過剰防衛」 (1/3ページ)
このニュースのトピックス:病気・医療
■効果の認識 国内外でズレも
新型インフルエンザの感染拡大で、マスク姿の人があちこちで目立つ。手のアルコール消毒に加え、マスクの着用を求めるケースもみられる。しかし、日本などアジア諸国で見られるそのマスク姿も、欧米ではほとんど見られない。「予防対策にはマスク」という衛生習慣を持つ日本との認識のズレか。それともマスクには予防効果がないのか−。(森本昌彦、小川真由美)
「格好悪い」
都内に住む女性会社員は4月27日から30日まで、仕事で米ニューヨークに滞在。4日間、地下鉄とバスで、5番街やタイムズスクエア、マンハッタン南部のウォール街やソーホー地区などを訪れた。繁華街のほか、買い物客で混雑する人気衣料品店、有名レストランにも足を運んだが、マスクをしている人は皆無だった。
滞在中、朝のテレビ番組では連日、新型インフルエンザ関連のニュースが流れていた。しかし、感染の広がりの端緒となった都市とは思えないほどの平静さに驚いた。予防のため、日本からマスク5枚を持参したが拍子抜け。ニューヨークで働く米国人男性は「怖がる必要はない病気でしょ。マスクは格好悪いからしていない」と、いたって冷静だった。
逆にマスク姿を笑われる事もあった。マンハッタン南部からブロードウェーへ続く地下鉄に乗ったとき、地下鉄構内の空気が悪かったため、マスクをしていた。すると、前に座っていた少年が自分を見て笑う。その笑い声で車内の他の乗客からも視線を向けられ、思わず「インフルエンザに感染したと思われたかも」と焦った。
「インフルエンザじゃないよ」と話しかけると、「マスクが鳥のくちばしみたいで面白い」と返ってきた。
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