東大よりハーバードを目指すエリート高校生たち(前編)
SATは難しくない、大切なのは英語でのコミュニケーション力
―日本の入試システムとの大きな違いはなんでしょうか。「日本の大学のように大学ごとの試験はなく、願書(推薦状、エッセイ、SAT、TOEFLなどを含む)で判断されます。それが日本との大きな違いです。この願書の準備の仕方がわからないために、日本人にとって海外大学はハードルが高くなっています。実際SATは語学ができればそれ程難しくはありません。むしろ、なぜ自分はその大学に行きたいのかをエッセイで表現できることが大切です。」
―願書にはボランティア活動やチャリティー活動を書くと評価されるといいますが、日本人は社会貢献についての認識が、欧米ほどではないと思います。
「それについては、心配は要りません。日本の子供たちは結構大したことを高校時代にまでにやっています。ただ、本人が気づいていないだけなんです。僕たちの役目はそれを引き出してあげること。願書のために何か社会貢献しなくちゃ、と焦ることはありません。それより英語でのコミュニケーション力を高め、自己分析をしっかりすること。手遅れの原因は、ほとんど英語力の問題か、自分の殻を破れないことです。
日本人は英語ができないですが、それは能力がないのではなく、英語ができるようになるカリキュラムが日本で行われていないだけ。日本の英語教育は、海外に行かせることを前提としていません。そのため海外と併願する際は、試験とは異なるコミュニケーションとしての英語を別に学ばなくてはいけないので、大変なのです。」
(後編につづく)
森田正康(もりた・まさやす)
1975年、愛知県生まれ。12歳でアメリカ・カリフォルニアに移住。カリフォルニア大学バークレー校卒業後、ハーバード大学教育大学院でEd.M.取得、ケンブリッジ大学でM.Phil取得。現在コロンビア大学博士課程休学中、東京大学博士課程在学。京都情報大学院大学教授として教鞭をとるほか、株式会社ヒトメディア代表取締役社長、株式会社アルク取締役など複数の組織の役員や顧問を務める。著書に『東大よりハーバードに行こう!?』『5歳からはじめるハーバード留学準備』(アルク)など。
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