国際ニュース検索
トップ > 政治 > 記事

「太平洋は譲らない」とクリントン国務長官、米国の影響力を顕示

  • 2009年05月20日 12:19 発信地:ワシントンD.C./米国
  • 写真
  • ブログ
  • クリッピングする
  • 写真をブログに利用する

ワシントンD.C.(Washington D.C.)のホワイトハウス(White House)でパキスタンの避難民への緊急資金援助を発表するヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官(2009年5月19日撮影)。(c)AFP/ Saul LOEB

【5月20日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は19日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)で開かれた外国メディア向けの記者会見で、中国などアジアの新興国の成功を歓迎した一方、「米国は太平洋を譲らない」と述べて、太平洋地域で米国が引き続き影響力を維持していく意向を示した。

 オーストラリアが中国との関係を強化し、相対的に米国の勢力が弱まる可能性を指摘したオーストラリア人記者の質問に対し、クリントン長官は「ゼロサムゲームではない。中国のような国がますます成功し、インドネシアが非常に成功した民主国家となっている事実は、太平洋地域全体にとって望ましいことだ」と答えた。

 一方で、「米国は引き続き積極的に関与していくという、明確なメッセージを送っている。米国は太平洋を横断する勢力であり、大西洋を越えた勢力なのだ」と述べ、「オーストラリアにも他の国と同様、米国は太平洋を誰にも譲らないということを知っておいてほしい」とけん制した。(c)AFP

このニュースをソーシャルブックマークに登録する

  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • トピックイットに投稿する

このニュースへのリンク

この記事の前後のニュース

新着ユーザースライドショー

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ