市民が行政・議会・一部のネット族を監視するための辛口情報紙・東村山市民新聞
斗わない市議のいいわけ大会
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昨年4月、共産党が中心になって一部無党派市民と小松候補を擁立し市長選挙に関わった市民のみなさんが、市議の質問時間制限など東村山市議会の抱える問題について、市議らと対話する集会を2月9日午後2時から4時半すぎまで開催した。
現職議員として活動中、95年9月東村山駅前ビル上層階から落とされて殺害された朝木明代議員以来、「草の根」は、質問制限をはじめとして小数会派差別とりわけ市当局追及の急先鋒の活動を続けている議員に対するムラ八分的態度を告発してきた。
自民公明を中心とするムラ議会主流派は、助役を辞任まで追い込み、創価系ごみ業者(社長は地元創価幹部)が産廃を違法に新潟に運び逮捕された事件では、必死の公明市議らの抵抗をはねのけ、ついにこの業者の業者指定を取り消させる等、監査請求と住民訴訟を駆使し、市長や職員が不正、違法に支出した公金を、2000年まで市当局が議会答弁しただけでも7600万円超も取り戻し、実に監査請求の認容率が約3割にも上る全国に例のないヒットをさせている「草の根」には徹底したムラ八分を実行している。
この2月9日集会には、女性蔑視・差別問題では自民・公明に救って貰った薄井「市議」、保育園問題では公明の先兵の役割を引き受け「越境通勤市議」問題では自民・公明に助けてもらっている佐藤「市議」、(彼らは議長副議長、委員長選挙では自民・公明を支持している)もきていたが、自民・公明とのこのような関係を伏せた上で、この集会の挨拶で佐藤「市議」などは「時間制限はやむをえない感じもする」などと、つい本音を白状する始末だった。
「草の根」所属2名の議員には、自公のムラ議会幹部は「議会ポスト」をひとつも配分しない態度を続けているが、この薄井・佐藤「市議」はおこぼれのポストを貰っている。こういう連中が、本当に自公と斗えるはずがないし、時間制限はやむをえない、という態度を平然と口にできるのである。 |
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先ずは「共産党市議」さん、ちょっと責任転嫁がすぎるのでは?! |
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問題は、野党と自公の間を泳ぎまわっている上の佐藤・薄井「市議」たちだけではない。
草の根・矢野議員が「議員提出議案は出せるのだから、みなさん、共産党さんにがんばるように言ってください」と嫌味をこめて発言したところ、共産の保延市議は[議員提出議案も出すのが難しい」などと発言して、後ろ向きの態度をま〜る見えにしてしまった。
これには会場の参加者から「どういうことか?」と質問が出たが、保延市議、もごもごと理由にならない言い訳を繰り返した。
共産党は5人も市議がおり、議員定数の12分の1つまり3人いれば議員提出議案は出せるというのが地方自治法の定めだから、明らかに斗う意志がないことを公表したようなものだ。
議会の「運営マニュアル」に掲載されている議員を縛る質問時間制限などの規制全部や、紹介議員の必要な請願だけしか審査せず、陳情は写しを議員に配るだけと言うような市民の権利を侵害する会議規則違反がまかりとおっているのは、共産党も加わっている「議会運営委員会」で全部が決まっているのである。
草の根は、2名だから要求しても、参加させない「ムラ議会ルール」が依然として続けられている。共産党は「共犯者」の役割を担ってきていることについて、自己批判し、違うというなら、市民の力を当てにする前に、もっと果敢に与党自公と斗うべきだ。
議会運営の問題をやればやるほど、ブーメランは自分のほうに戻ってくる。常任委員会閉会後の「委員協議会(研究調査会)」を傍聴させないようにするために、草の根の厳しい抗議に対して、鍵までかけて、議員さえ入れないようにした当時の委員長は誰だったか、共産党さん、よもやお忘れではないでしょうね。
共産党の田中市議と清沢市議が、議会運営委員会が視察したと称して長々と40分超も発言したが、会の運営方法としても公平ではない。
それも、ネットをみればわかる程度の話で、月給50万近くも貰っている議員がなぜ公費を使っていくのか説明がない。参加者からも身銭を切るくらいの考えがほしい、という声に率直に答えるべきではないか。また、議員のボーナス2割増し(役職加算)で受け取っていることに対しても、これに反対しているというなら、なぜ返上しないかを、明らかにすべきだろう。少なくとも共産の国会議員は政党助成金は受け取っていないのだから、いいわけはできないはずだ。
さて、この集会には、公明、自民は出席を拒否していたが、東村山警察署元副署長や草の根攻撃や創価擁護記事を書いている人物ら面白い顔ぶれも。また、収入が減って管理費等が支払えないと訴えている区分所有者Kさんに「出て行け」とばかり提訴した久米川駅東住宅管理組合の副理事長(前理事長派)の座っている姿が、「毎日記事(趣旨不明)」の写真に大きく写っていたのが実に愉快だった。
主催者のとりわけ無党派の方々には、ご努力に敬意を表するとともに、議会運営の問題というのは、議会運営委員会の内部にいる共産党のこれまでの役割とその結果について問題点を突き出す勇気と、議会での議論の応酬の前に自分達や市当局をガードするために野党を土俵自体にあがれなくしている自公と果敢に斗う姿勢がなければ、西口問題のようにはいかない、ことを付記しておきたい。 |
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