神崎代表ら公明党幹部も赤Tで参加
ワールドカップの韓国―トルコの3位決定戦をテレビ観戦しながら応援しようと29日、東京・麻布の韓国中央会館には在日同胞や本国留学生、駐日商社マンら300人が詰めかけ、「テーハンミングッ」と最後の応援に声を振り絞った。
会場には、青い日本代表のユニホームや「Be・The・Reds」の赤いTシャツに身を包んだ日本人青年らも多数が駆けつけ、同胞青年らと一緒になって韓国チームを応援した。
また、公明党の神崎武法代表、草川昭三副代表、太田昭宏幹事長代行も赤いTシャツを着て駆けつけた。太田代行は「共催国の韓国が3位に入れなかったのは残念だが、最後に1点を取った韓国のファイトには感動した。今回の大会、日韓両国は、応援も含めて大成功に終えられたと思う」と共催の成功を喜んだ。
朝鮮初中級学校時代からサッカー部に所属していたという金弘智さん(20)=慶応大=は初戦以外はすべて中央会館の観戦応援に駆けつけた。韓国の強さをほめた。一番前で応援を繰り広げた金由里さん(大学1年)
と洪瑞希さん(大学1年)は「アジアがここまで行った、最高」と喜びを表しながら「4年後のドイツ大会に行くために貯金しよう」と約束しあった。
崔光礎さん(49)=東京、会社役員=も「3人の息子は韓日が対戦しても日本を応援するのが常だったのに、W杯では韓国を応援していた。3人とも急に韓国人になったような気がしてうれしかった。韓国がベスト4に残ったことで最後まで楽しむことができた。韓国チームに感謝したい」と健闘をたたえた。
成七龍さん(32)=神奈川、会社役員=も「試合を終えて韓国とトルコの選手が肩を組んでお互いの健闘を讃えあっていたのを見て、負けたけど後味さわやかなき気持ちがします」と今回のW杯を評価した。
(2002.07.03 民団新聞) |