2009年05月12日(火)
缶入りワイン 生産強化 売り上げ好調でモンデ酒造
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業者から搬入された缶入りワインに包みをかぶせるモンデ酒造の従業員=笛吹市石和町市部 |
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ワイン製造のモンデ酒造(笛吹市石和町市部、飯島達成社長)は、缶入りワインの販売が好評なことから生産体制を強化した。ワインを缶に充てんする作業を専門業者に委託し、生産能力を8倍に引き上げた。JR東日本の車内販売が中心だった販路も、スーパーや空港に拡大している。
「プレミアム缶ワイン」は赤と白の2種類があり、300ミリリットル入りで500円。瓶に比べて扱いやすいのが特長で、3月末までに約9万5000本を販売した。
同社は2月に飲料充てん専門業者と契約。1日の生産能力を5000−6000本から4万−5万本に向上させ、大量注文に即応できるようにした。
一方、販路としては4月からJR四国のキヨスク、成田空港内の売店、都内のビックカメラなどと契約。5月からは県内スーパーや小田急電鉄のロマンスカーで販売を始める。中国・上海への輸出も検討している。
飯島社長は「缶入りワインの売り上げ伸び率は群を抜いていて、当社の看板商品に育てたい」とし、2012年度には年間販売数百万本(売り上げ5億円)を目指す。
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