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新型インフル、東京・川崎の女子高生2人感染 NY帰り

2009年5月21日0時4分

写真:記者会見する東京都福祉保健局の前田秀雄参事(中央)=20日午後10時11分、東京都庁、杉本康弘撮影記者会見する東京都福祉保健局の前田秀雄参事(中央)=20日午後10時11分、東京都庁、杉本康弘撮影

 東京都と川崎市は20日夜、それぞれ1人ずつ新型の豚インフルエンザの感染者が確認されたと発表した。関係者によると、2人は川崎市内の洗足学園高校の女子生徒で、ともに米国ニューヨークの行事に参加、19日に帰国した。1人は八王子市内の東京医大八王子医療センターに、もう1人は川崎市内の市立川崎病院に入院している。都と同市は、2人と接触した人たちの健康調査を行う。

 都などによると、感染した1人は八王子市在住の女子生徒(16)。ニューヨークで開かれた「模擬国連」に出席するため、今月11日に渡米。19日に帰国した。20日午前の時点で約39度の熱があり、せき、のどの痛みなどの症状があるが、症状は安定しているという。

 女子生徒は帰国の飛行機中で39度の熱があったが、成田空港での簡易検査は陰性だったため、検疫官の指示でマスクをして空港からバスと電車で帰宅。しかし翌20日、熱が40度を超えたため、八王子市内の感染症指定医療機関を受診した。簡易検査でインフルエンザA型の陽性反応が確認されたため、東京都健康安全研究センターがウイルスの遺伝子を調べていた。

 感染したもう1人は川崎市在住の女子生徒(16)。20日現在、約38度の熱やのどの痛みなどを訴えているが、症状は安定しているという。

 川崎市などによると、この女子生徒は八王子市内の女子生徒と行動をともにして渡米し、米国のホテルでは同室だった。

 川崎市の女子生徒も帰国の機中で発熱などの症状があったが、空港の検疫所の簡易検査では陰性だったため、帰宅。20日になって約38度の熱などの症状が出たため発熱外来を受診したところ、簡易検査でA型の陽性反応が出たという。その後、川崎市衛生研究所でウイルスの遺伝子を調べていた。

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